もうこの思いは届かないよね？

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名無し
2019/01/01 17:58(更新日時)

第6章　二人のゆくえ
「ねえー聞いたー？」
「何を」
「・・・驚かないで聞いてね。」
「うん」
「明日花がねっ事故にあったんだって」
「ええええ！？」
「ホントだよっ」
「し、死なないよねえ」
「さあ、でも今は意識不明なんだって」
「マージイ－」
「うん」
「なんの車にひかれたの」
「ト、トラックだって」
「トラックって、助かるの？」
「分かんない」
「助かるかもしれないし・・・」
「助かんないかもしれないんだろ」
「海君・・・」
「・・・俺明日花んとこ行ってくる」
「はあ、まだ授業残ってるっつ－のっ」
「それより大ごとだろっ」
「・・・分かった、行っといで、先生には上手く言っとくからね」
「うんありがと」
だっ
えっと朝みたテレビでは・・・
「ここだ」
『浅川病院』
「あの、内田明日花さんって何号室ですか」
「内田さん？内田さんは231号室です。」
「ありがとうございます。」
明日花・・・
がらっ
「失礼します。」
「あ、海君？」
「はいどうしたんですか」
「明日花に聞いたわ、あなたとのこと全部」
「え」
「あなた明日花と友達辞めたんでしょう。明日花に告白されただけで。明日花その日泣いて帰ってきたの。「海ともう終わったんだね」って何度も言ってた。明日花のおばあちゃんの家に来た時だって、おばあちゃんに聞いたんだけど二人が帰ったあと「どうしてきたのっ私たちもう友達じゃないのにっ」って言いながら泣いてたって」
「え？」
「・・・・・・・・・・・・・」
「あ、の明日花のお母さん？どうし・・・」
バチンッ
「え・・・」
「あなたはっはじめからっ明日花の友達なんて失格よっっ」
「なんでですか」
「私たちはね、はじめからあなたが明日花の友達なんて認めてなかったの」
「そ、ですか」
「でもっ」
「？」
「あなたは明日花にピッタリの友達だと思ったの」
「だからっこれからも明日花といてあげて？」
「はい」
明日花はまだ目を開けていない。
明日花が目を開けたら真っ先に謝る。
そうして、また明日花とやり直すんだ、