心のままに～過去、恋愛、つぶやき～

ひとつの恋が終わった。　
人からみればなんら大したことのないものかもしれない。
いい年して　まともに恋愛もしてこなかった
活動はしていたにも関わらず　
いつも根底にあるのは　わたしの人としての在り方
自己肯定感のなさ
ただ　愛されたいだけ
自分は人を愛せないのに
ただ　愛されたいだけで
何も残らない
残ったのは傷痕だけ

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わたしは恋愛をしたい人間
中学生の時からそれしか頭なかったような気がする。とにかく恋愛に関することが大好きだった。
でも自分は思春期以降　恋と言うものをしたことがなかった。
自分は恋ができない人間だと少し前まで思っていた。
いまでは何故そう思っていたのかが今ではわかる。

特殊で複雑な環境に身を置いているため
安易に誰かと恋愛を　という訳にもいかなかった思春期
普通は誰かに片想いをして　思いを募らせたり　時には告白なんかして
失恋したり　上手くいったり
そういうものを経験しながら
大人になっていく。
その気持ちが募る前にシャットアウト
恋の種はあった　それが成長する前に摘み取ることをしてきた
これも１つの一因だった

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長らく　恋はしていなかったが
愛してくれる人はいつも欲しがった
愛してくれる人を探し続けた日々
でも上手くはいかなかった
自分自身のこと　自分を縛るものの影響
いい意味でも　わるい意味でも
それが私からより一層恋を遠ざけた

でも　やっと　とりあえず「準備」ができて
そんな人を見つけようとした
数年前
ある人とわたしはであった

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その人と会った時
何故か懐かしい匂いがした。
その理由はすぐにわかった。
自分の父親ににている人だった
雰囲気やその人の在り方なんかも
父親よりある意味では強烈だったかもしれない
わたしは父親に愛されなかった
だからこそ
この人に愛されたいと願い
向こうも私を好きになってくれた

その人にわるいところがあるのはわかっていた
だけどそばにいたかった　いてほしかった　
でも次第にその関係は崩れて
正味　仲が良かったのは最初の半年くらいで　あとの半年は微妙な関係のまま恋人関係は解消した。

別れたあとに　何故二人がそうなったのかを知ることになったけど
私の思いは父性を求める愛であり　恋ではなかった。
だからむしろ　安心するところもあったような気がする

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それからもわたしは　自分を愛してくれる人をひたすら探した
だが　愛してくれさえすればいいわけじゃない
自分が愛されたい人に愛されたい　ずっとその気持ちがあり
愛されたいわけじゃない人の愛は　無視してきた
結局　傷つく結末を向かえ
癒えないうちにまた傷を抱え

元々なかった自己肯定感はさらに低下して
なけなしの自信すらどこかへ消えてしまった

そのあと
出会った人　私に優しくしてくれた人
なんとなく　一緒にいて安心した
本当のことはわからないけど
いい恋愛をしたいと思った

だけど　交際開始早々
不穏な動きを察知した

でも見てみぬふりをした　一人になるのが
やさしい言葉をかけてくれる人を
失うのが怖かったから

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はじめてキスした時
何故かわからないけれど　無理だと感じた
いまから考えればわかる
やさしい言葉をくれるなら　誰でも良かった
厳密にいえば　ギリギリの人で
その前の　なけなしの自信があった時なら
きっと　付き合わない感じを無理にねじ曲げたから　こうなった
早々に　離れる気持ちになったけど

向こうの事情もあり長引き
その間も「わけのわからない」状態が続いたのち
なぜか　こちらのせいになって破局を向かえた

でも　傷ついたのは愛する人を失ったからじゃない
これっぽっちも　愛してなどいなかったから
愛されなかったことが　
大事にされなかったことが
悲しかっただけ

わたしの恋愛はいつもそう
ただ　愛されたいだけ

自分は誰も愛せないのに

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そのあとに　私に少しだけ変化が訪れた。
とある人に出会った。
その人は早々に　さらっと　自分が結婚していると私に言った。
普段ならば　何を言ってるんだこの人は　で　それで終わってしまう話

自分が大事にされたいと願ってるのに
どう考えても自分を大事にしてくれない既婚者なんか　わたしの中では眼中にはない
ただこの時は少しだけ　気持ちが違った

ひとつは
私はそもそも　誰からも大切にされることはないのではないか　と　感じていたこと。
愛してない人ではあったが、向こうからも愛されてない　
なぜその状況で恋愛が始まったのかすらわからないモヤモヤ
飽きた、合わなかった　そういうのとも違う　得たいの知れない感覚
前の恋はそんな感じだったこと

薄々は感じていた　前の恋の人が
実は本当は結婚している人でそれを隠して付き合っていたのではないか　ということを
そう考えれば　全て　辻褄が合う。

既婚者なら　それが明白なら　同じような気持ちにはならない
誰にも愛されないのは同じなら　まだ　最初からわかってる方が同じかなって

この時はなんとなく　そう感じていただけの話で　実際に自分がそうなるとか言うのを考えていただわけではなかった

もう１つは
こういう人はやっぱり　結婚してるよね　って感じたことだった
一種の憧れだった

両親がある程度仲良く、平均的な家庭で育ち
学生時代部活に熱中して
恋愛やいろんなことを楽しんで
就職して、適齢期に結婚して子供が生まれて

こういう普通　恵まれた普通

私にとってはどれもなかったこと

私には憧れでしかないものが詰まってる
もちろん蓋をあければそれぞれにいろんなことがある人生なのはわかっている。
見えてるものが全てではない
幸せの形は一つじゃないこと

だけど　そんな幸せに　強烈な憧れがずっとあったことは少なからず影響した

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以前にも　私に近づいてきた既婚者はいた。
その人も早々に私にその事実を言ってきて　わたしのちょっとしたときめきはちゃんと消えたけれど
あの時にはまだ希望があった
これから　いい人に出会える
いい恋愛ができるということに大して

でもそれが消え失せた今とは景色がまるで違った

もう先がないような気がしてた
どうせ　上手くはいかない
わたしの望むものは手に入らない

その人に対しても感じていた

よく不倫してる人が
配偶者を先にであってたらどうとか　いうけれど
先に出会ってたところで　向こうはわたしの前をただ素通りしただけだと思う。
結婚しているからこそ　安定したものがあり、将来とか考えない　お手軽なものであるからこそ
はじめて見える人　気付く人
そんなものでしか　自分はないのだろうなと感じていた。

だからこそ　興味が出てきた。
一種の　バーチャルリアリティのようなものである　

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芸能人やスポーツ選手のセフレになる人がいる
セフレから本命を狙う人もいるけど、セフレでもいいからその人の一部の時間や自分の存在を受け入れてほしいと思ってる人もいる

そんな感覚と似ていた。
他人からみれば　ただの人。
本当にただの人だけれども、私にとっては縁のない人
そういう　縁のない人でも
不倫という形なら　こんな風な態度を見せてくれるのだな　という風に感じていた。
それがだんだんと　深みにはまっていく

偽りでも良かった
こんな人に　こんな風に　嘘でも愛されてるような感覚が味わえるなんて
夢のようだった
これが不倫なのかって　そりゃ嵌まるわと思った
彼女がいる男の浮気相手なら成立しない
彼女なら恋が終わったら別れられる。別れて本命を探すから浮気相手には気を遣わないから夢は見れない
でも不倫は配偶者とは簡単には別れられない、簡単には浮気相手も確保できないからこそ情熱を注ぐ
そこに疑似恋愛やドキドキが生まれる構図
なるほど　だから世の中には不倫が多いのだとわかった

してる人がみんな　そうではないけど
自己肯定感がない人が陥りやすいのは

自分に自信がないから　形骸化した価値観のなかにある「いい男」に惹かれるのだなと
本当に自分が大切なら　何より自分を大切にする　生き方が素晴らしい人を「いい男」だと感じるはずだから

あくまで　　問題は自分の中にある　　

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私はなかなか関係を切れない　人間
それを友達の力を借りて切った。

沈んでしまう前に消えられた。

そこで立ち止まった

いったい私は何がほしいのだろう
どうして私は愛せないのだろう
愛されないのだろうって


相手が自分に粉をかけなければ
私は恋愛への道は開かれない
自分に興味を示さない人に
自分が好きだからと追いかけた経験はない
自分から好きになったことはない

それは愛されること　愛されたいことばかりにとらわれているから
相手の事なんて全くみていない

相手を愛したいと思えば　愛せば
自分にとって何が必要かがわかる
これは許せる　これは譲れない
ここが好き　ここに惹かれる
全部が全部　自分になる。

愛されたいのは　誰に？
親にかもしれない。

でも一番は
自分自身が自分を愛したいのだと思う。
自分自身が自分に愛されたいのだと思う。

自分自信を愛せって　よく言う
書いてある
わからない　どうしたらいいか

でも多分　これからわたしが変わっていくには
自分を愛せないといけないのだと思う。
何をしたからではなく

ただここにいるいまの自分を
ただありのままに愛してあげる
大切にしてあげる
そうしたら
自分が大切だから　自分を傷つける人からちゃんと　離れられる　近づかない
それを少しずつ　
いまから学んでいきたい

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しばらく一人になる
一人で立つ

天涯孤独に近い
知人がいる

その人は　一人でちゃんと立ってる

なければないなりに　今を生きるしかない
これからの課題

まずは自分一人で　まっすぐ立つ　

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