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夕されば小倉の山に鳴く鹿は・・・

レス500 HIT数 28412 あ+ あ-

スノースタイル( ♂ 6vTl1 )
18/12/30 21:59(更新日時)

空を駆け巡る風が鳴くこんな日は何故か人恋しくなりこの万葉集を思い出す。


夕されば小倉の山に鳴く鹿は
今夜は鳴かずい寝にけらしも
(歴史的仮名遣い)
ゆふさればをぐらのやまになくしか
はこよひはなかずいねにけらしも



現代語訳
夕方になるといつも小倉の山に鳴く鹿が今夜は鳴かない。もう寝てしまったのだろうなあ。

(いつもは夜になると妻(雌)を呼んで鳴
く鹿が今夜は鳴かない。今夜は妻を呼ぴ得て安らかな眠りについたのであろうという鹿への慈愛を詠んだ歌。)



私も何時かこんな優しさを身に付けたいと思っていた

しかし現実は・・・





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No.2302004 16/02/12 14:39(スレ作成日時)

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No.301 18/01/14 20:13
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

老いぼれ犬



本が読めなくなったのは何時の頃からか

多分私が老眼で活字を読むのに苦労するようになってからだろう

何故か老眼鏡を頑なに拒むのは、まだ老いぼれちゃあいないと想っているからなのか




私の好きな作家 北方謙三の本を最後に買って読みもしないで本棚に埋もれたまま、既に二年は過ぎているだろう



近頃やけに老いぼれ犬を意識するようになった


「眠りなき夜」(1982年)から登場する北方謙三による老いぼれ犬とあだ名される警視庁捜査一課高樹警部

味深いサブキャラクタターで
趣味は人知れず詩を愛でる、蔵書の詩集を酒を呑みながら読むのが好きな男である



19世紀のアメリカの音楽家スティーブン・コリンズ・フォスターの「老犬トレー」を鼻唄で口ずさむ癖があることから若くして”老いぼれ犬”とあだ名されている。


因みに老いぼれ犬が登場する作品を年代順に調べてみた。


眠りなき夜

逢うには遠すぎる
渇きの街
危険な夏
挑戦シリーズ1
冬の狼
挑戦シリーズ2
ふるえる爪
夜が傷つけた

愚者の街
風の聖衣
挑戦シリーズ3
風群の荒野
挑戦シリーズ4
いつか友よ
挑戦シリーズ5
傷痕
老犬シリーズ1
風葬
老犬シリーズ2
望郷
老犬シリーズ3



北方謙三の作品はおそらく百冊以上読んでいるだろあが何時までも胸に残るキャラクターだ。



高樹警部のように荒っぽい事には
縁遠いが何処か私に似ていると想う

特に酒を呑むときには一切食べない事

詩を愛でることは誰にも知られていない事


今宵バーボン片手に口笛を吹いてみる

何処かで老犬トレーの下手な口笛が聴こえたなら


酔いどれの老いぼれ犬だと思って我慢して下さいね(^w^)




老犬トレー
https://youtu.be/o5e24niEXnI



  • << 304 ハードボイルド作家でしたね 名前だけ知っています もしかして、レイモンド・チャンドラーとかお好きですか?

No.302 18/01/16 23:12
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

此処に居る


愚直なほどに


私は此処に居る





No.303 18/01/17 19:39
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

117に想う



あれから早いもので23年が過ぎた


あの日は愛知県で異変に気付き目覚めた

地震だ、一頻り揺れたが何事もなく何時も通りの一日の始まりだったが


テレビで伝えられる惨状は次第に凄惨な現実を浮き彫りにして行く様に心が締め付けられた。



我等は117を忘てはいけない
犠牲者を偲んで冥福を祈る



因みに
あの地震が起こる前までは、117と云えば、いすゞ117クーぺだった。

あのフォルム好きだったなぁ


そしてもう一つ


同級生が中古車117クーぺに乗っていたなぁ勿論世代的に中古車だったが

そう忘れもしない、あの野郎め117クーぺに乗って可愛あの娘をさらって行きやがった。(^_^;)


まぁその後二人は結婚したので
まぁ良しとしてやろうか(^з^)-☆







No.304 18/01/18 22:03
美颯 ( ♀ FqWoye )

>> 301 老いぼれ犬 本が読めなくなったのは何時の頃からか 多分私が老眼で活字を読むのに苦労するようになってからだろう 何… ハードボイルド作家でしたね
名前だけ知っています

もしかして、レイモンド・チャンドラーとかお好きですか?


No.305 18/01/18 22:40
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

>> 304 チャンドラー懐かしいです
昔は好きでした。


北方謙三を知ればチャンドラーなんてハードボイルドに在らずと想えますよ


チャンドラーと云えば

ロンググッドバイの探偵フィリッブ・マーロウの有名な台詞で『ギムレットには早すぎる』に憧れたものです


チャンドラーからカクテルにハマってた次期もありました。(*^.^*)







No.306 18/01/22 20:38
塩辛蜻蛉 ( ♂ 6vTl1 )

いい加減な奴やけん


私は人生で二度ほど放浪と云うか、行方不明になった事がある


一度目は二十代初めの頃

二度目は三十代半

まぁ当の本人にしてみれば、ただの放浪の旅が結果的に行方不明と騒がれたのだか



如何せん時期が悪かった。


二つ上の姉の子供が長男だったか次男と時か?産まれたのは風の便りに知ったが性別までは知らなかった数年を経て初めて知ることと相成った次第である



そんな事を踏まえて


やれ正月だ、やれ法事だの家族が集まる席で、それは私は借りてきた猫状態で小さくなっていた、いや寧ろ透明人間に化してた、私に構うなオーラを全開にしていた。



そんなこんなで色々ありまして



家族間で起こる出来事が私の耳に入るのは大きなタイムラグがありまして


去年の夏に知った。甥っ子の娘が春に結婚した事(出来ちゃった婚で式等は挙げず)

そして年末にその娘が春に娘を出産した事

そして心臓に欠陥があり心臓移植移植を必要としている事等々を年末にに知った。



そして何もしてやれないが私なりに心配していたが



今月の二日にその娘が逝ってしまい
私の兄と姉は名古屋に葬式に行ったと、つい先日知った。





これは正直堪えた



これも全て我が身が招いたこと


いい加減な奴やけん






  • << 308 ハンドルネーム、変わりましたか? 少し驚きましたよ しかし、塩辛蜻蛉とは(*´艸`) お可愛らしくなりましたね 九州のことばって、良いですね(*´ー`*)何だか温かくて そちらは、荒天で大変なのではないですか? こちらも明日の朝が怖いです 無事、出勤できるかな…塩辛蜻蛉さんも、足元気をつけてくださいね

No.307 18/01/22 20:52
塩辛蜻蛉 ( ♂ 6vTl1 )

>> 306 言い訳ったらしいのが嫌いで

口に出せば端から嘘に
変わってしまうようで

気唇をかみしめてたあの頃

いや未だにそうかも



唇をかみしめて
https://youtu.be/XwvH8meVjYE




No.308 18/01/24 19:56
美颯 ( ♀ FqWoye )

>> 306 いい加減な奴やけん 私は人生で二度ほど放浪と云うか、行方不明になった事がある 一度目は二十代初めの頃 二度目… ハンドルネーム、変わりましたか?
少し驚きましたよ
しかし、塩辛蜻蛉とは(*´艸`)
お可愛らしくなりましたね

九州のことばって、良いですね(*´ー`*)何だか温かくて

そちらは、荒天で大変なのではないですか?
こちらも明日の朝が怖いです
無事、出勤できるかな…塩辛蜻蛉さんも、足元気をつけてくださいね

No.309 18/01/25 19:26
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

>> 308 またまたドジったみたいです。

蜻蛉は他スレのハンネなのですが、たまーに、元に戻すのを忘れてしまうのですよ。



九州? 私は山口県ですよ(*^_^*)



高速は凍結で事故国道は大渋滞でした
やっと家路に着き、さぁ風呂にと思えば水道も凍結で風呂にも入れず寝ました。(;_;)/~~~


No.310 18/01/31 23:01
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

赤き溜息ひとつ



部屋の灯りもつけず膝を抱き寒さに耐え、その時を待っていた


いつの間にか考え耽っていた私を


開け放った扉を風がバタンと閉める音に現身へと引き戻された





風が赤き月を知らせたのか、それとも気紛れな悪戯か



夜空を見上げ風の行方を探す


曇天の空に赤き月も見失う始末






いっそ月食だけでなく

全て食らいつくし全て闇に

変えてしまえばいいものを



No.311 18/02/02 10:21
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

ろうばい


凜とした如月の朝陽を浴び煌めく臘梅


そろそろあの梅園の梅も蕾が膨らみはじめる頃か


あっという間に月日は過ぎ行く


あの頃に未だ想いを馳せている事に気付き少なからず狼狽えた。

















No.312 18/02/02 22:50
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

時には、こんな夜もある



僕の好きな菜の花畑・・・って
まったくそのままだな



https://youtu.be/HjwiEFmwyis


No.313 18/02/03 23:35
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

ひとひら




ふわりと肩に留まる一片の雪



戸惑いと静けさのなかで
静かに溶けてゆく雪



一片の雪さえも
こんなにも愛しいのは


冬の静けさがくれた
優しさでしょうか




あなたは一片の雪となり


寄り添ってくれていた


さっきまで













No.314 18/02/04 22:11
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )




晩酌を終え洗い物をしている時に、萩焼の湯飲み茶碗が、するりと手を抜け滑り落ちた。


湯飲み茶碗に罅が走っている


元は君が使っていた湯飲み茶碗


お気に入りの、ビアグラスとして愛用してた湯飲み茶碗



あれは何時だったか二人で萩焼の窯元に行き買った

私は大きな湯飲み
君は細身の湯飲み


あれから幾年かが過ぎ


君は家を出て行った
置き去りにされた君の湯飲み


長いこと食器棚にそのままにしていたが


いつの間にか、その湯飲みでビールを飲むのが楽しみになってた







罅の入った湯飲み

何時割れるか分からない

その時まで大事にビールを

注ぎ続けよう



罅を眺めながら

何時か君を完全に

飲み干せる日がくるか

罅に託すのも悪くない







No.315 18/02/06 21:38
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

裸像そして林檎




私に命じられた林檎が黙って窓辺に立っている


艶も彩りも殆ど変わらずに黙って立っている林檎



それはまるで作り物の林檎の様に時を止めてしまった林檎


遣りきれない夜に、つい林檎にあたってしまい


北の部屋の窓辺に林檎を置いた
『立つなら幾千年でも黙って立ってろ。』


そう云って窓辺に置いたのは去年の年末の頃だったか

光太郎の
十和田湖畔の裸像に与う
の詩の中の言葉である



何故私がそう命じたかは此処では伏せておくことにする



私は如何なる事が在ろうとも林檎が朽ち果てるまで私は見届ける覚悟でいる



他人は理解不能な馬鹿馬鹿しい事だと思う



しかし私は


大真面目で林檎の最後、を看取るつもりでいる


未だに甘い香りを放つ林檎は
私を嘲笑うか様に艶やかさを保っている



さて僕と林檎の馬鹿げた戦いは如何に

No.316 18/02/08 23:24
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

そうさ、俺は嘘つきさ


何時かの陽だまりのソネット


嘘に満ちてる


まるでサマータイムそのものだ


独り善がりの幸せ芝居





No.317 18/02/10 14:59
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

ハミングバード


もうずいぶん前から耳鳴りに悩まされてる


昼も夜もずっと頭の中は蝉しぐれ


やっと蝉と共存する事に慣れたのに


新たな訪問者が現れた

今度なかなか強敵だ


耳元で囁くハミングバード



お前はいったい何を
私に告げたいのだ





No.318 18/02/11 16:37
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

そして明日





いつの間にか雨から雪へと変わり

野山はうっすらと雪化粧を始めている



部屋の中で赤く燃えるストーブの芯を見つめ考えている



君を幸せに出来なかった言い訳を


雪明かりの窓がやけに目映い


もうすぐ日が暮れる

そしてまた明日が始まる


https://youtu.be/-JGCP6QHWXA






No.319 18/02/12 19:03
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

今日も小雪の降りかかる


遣りきれぬ想いを
閉じ込めるように
降りかかる雪


疵を覆う瘡蓋のように
降り積もる雪














No.320 18/02/12 21:00
ささら ( BHzKc )

>> 319 中也の本歌取りもいいですね。

雪の夜に…

No.321 18/02/12 22:38
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

>> 320 拙い本歌取りで恥ずかしいです


中也はお好きなのですか。

  • << 324 中也には 不思議なほど共鳴した時期がありました。若かった頃(笑) 小林秀雄と長谷川泰子との三角関係を夢中で追体験したり…。 懐かしいことを思い出させていただきました。

No.322 18/02/14 22:47
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

今日は春一番が吹いたそうだ


去年より2日遅いらしい


てなわけで



ちょっと





気取って



みたりして(*^ー^)ノ♪









No.323 18/02/15 12:59
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

>> 322 キャンディーズも、もはや遠い記憶か

在りし日の好ちゃん

懐かしい(´・ω・`)




No.324 18/02/16 00:47
ささら ( BHzKc )

>> 321 拙い本歌取りで恥ずかしいです 中也はお好きなのですか。 中也には 不思議なほど共鳴した時期がありました。若かった頃(笑)

小林秀雄と長谷川泰子との三角関係を夢中で追体験したり…。

懐かしいことを思い出させていただきました。

No.325 18/02/16 06:25
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

>> 324 私も若い頃から中也の虜になりました。


同じ詩でも若き日と歳を重ねてから再び向き合うと、また違う中也に出会えます。


再び追体験するのも、また面白いと想います。


No.326 18/02/18 00:22
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

without you



遠い昔に住んでいた家の傍の馬酔木の木に会いに行くのが、いつの頃からか私の楽しみになっていた。



今は誰も通らなくなった道は、草木が鬱蒼と繁り此処に道があったと云っても誰も信じはしないだろう


背丈より高い藪を掻き分けたどり着いた開けた場所にある筈の馬酔木が無くなっていた。





私が子供の頃から供に生きてきた馬酔木


僕と馬酔木と

馬酔木と僕と


あれから何十年過ぎたか

突然馬酔木が消えた

誰かが盗んだに違いない





馬酔木の木は成長が遅く

ゆっくりと大きくなる


何時までも大人にれない私







without You


https://youtu.be/esUp2RuTgvw



No.327 18/02/19 21:15
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

獺祭


雨水の今日

日がな一日ぼんやりと

獺を眺め過ごし

今宵は獺祭で一献


No.328 18/03/04 00:41
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

下萌え色の風が

もう良いよと

耳元で囁く



さやかに風は吹き

もう良いよと

ただ泪流るる







No.329 18/03/08 01:37
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

夜半の雨





よわにふるあめは

とつぜんかなしみを

ともなってやってくる



あまおとが

たまらなく

かなしい




















No.330 18/03/10 23:33
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

白日夢


小川の畔で転寝している私を、見知らぬ猫が執拗に起こそうと鳴いていた


起き上がり猫を抱き寄せる
虚ろな眼差しで川面を眺める


陽射しは水面に煌めき
蝶は舞い降り蝶は羽を休める


そよ風が羽の銀粉を散らし
春の光と輪舞する



ぽつりと寂しいって呟くと
蝶は飛び立ち
小川の水は涸れ果てた

石だけの河床は何時しか
水無川へと変わった



僕の見た白日夢は過去か

それとも未来か?


No.331 18/03/13 12:15
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

仕事の移動中に思いがけず
満開の河津桜に出会った。


河津桜をみると◯姐を思い出す
元気にしてるかな?




No.332 18/03/14 00:08
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

春だ 春だ

何処もかしこも春だ

春は私を腑抜けにする

皆が待ち望む春は

私に縁遠い


其れ故か

無性に真冬の海が好きだ

暮れ急ぐ空と海の色

無性に胸が騒ぐ




本格的な春がくる前に

もう一度冬の海を

荒れ狂う波が見たい

No.333 18/03/14 19:29
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

届く事のない手紙




今年も椿の径を独り歩いて来ました


落ち椿の儚い美しさは

まるであの日のままです

ただ一つ違うのは

傍らに君が居ない

ただ其だけで

樹海に迷いこんだように想えて

束の間途方にくれました。



春なのにまだ


君を卒業できません


馬鹿と嗤ってください






No.334 18/03/15 21:12
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

何時だって





もしも神様がいて


俺たちもう一度やり直せるが


どうすると訊ねられたら


お前は何と答えるだろう




俺は同じことを繰り返し

お前の泣顔を再び

見たくはない


だから断るだろう



そう



想った




No.335 18/03/18 00:27
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

風の中の彼奴




とある街の

とある山頂の


煉瓦作りの風車まで

ひたすら坂道を歩き

階段を息を切らして登り

まったく日頃の運動不足が祟り

肺は悲鳴を上げ

心臓は今にも飛び出しそうで

真剣に神に祈った

『今ですよ今、どうか御側に・・・』


で やっぱり嫌われているようだ


何とか風車に辿り着くが風は微風にて半周回って止まる始末

申し訳なさそうな風車に

『いいってことよ』と呟いた



此処に来るのは久し振りだ
風車の中にあるオルガン?はあの時のままだ

数種類の曲がありボタンを押すと
自動演奏が始り人形たちが動く仕掛けだ



あの時はどの曲を聴いたっけ

何も思い出せなかった



もう遠い記憶になったって事か



また申し訳なさそうに

風車が微かに回った



No.336 18/03/20 22:59
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

手弱女



雨に濡れ項垂れる桜に

夜風がそっと寄り添い

優しく滴を拭う所作に

手弱女振りをみた


No.337 18/03/24 23:02
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

目を凝らせば


巷ではやれ何処其処の桜はまだ蕾だが此方では咲いたとか、桜を見上げてばかりだが・・・


ふと目を凝らせば、路傍の片隅で
ひっそりとスミレが咲いていた。



夕陽を浴びて耀くスミレが
何とも誇らしげに咲いていた


何故だか泪がこぼれた


明日も晴れると良いねと
スミレに囁いた。





























No.338 18/03/28 21:32
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

春の宵に想う


繋いだ貴女の手を放して
向かえる幾度目かの春


貴女を失った寂しさに
耐える術をみつけた


そう哀しみには耐えられる


しかし


季節の煌めきや野に咲く花々
日々の歓びや感動を想わず
貴女に云えたくて振り返る時


そこに貴女は居ない



此だけは未だに慣れなくて・・・





































No.339 18/03/30 19:20
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

桜餅



桜餅を買いました。


甘いものが苦手な私
本当は一つで良いのだけれど
四つも入っているか仕方ない



一つめを
あの日の君へ


二つめを
桜の葉と供に食べ


三つを
桜の葉を剥がして葉だけ食べ



四つめを
ただ見詰めるだけで・・・・・




今年もまた


桜餅を買いました。














No.340 18/04/04 19:06
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

風に吹かれて


ふと思い立って高速を飛ばし、国東半島の夕陽を目当てにやって来たのは良いが、雨がポツリポツリと降っては止みを繰り返す。




何時までも待っても
夕陽は雲の彼方の消えたまま


夕陽はあきらめて暫し

風と桜のワルツを堪能した。


No.341 18/04/05 23:13
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

贈り物


すっかり忘れていたが今日は誕生日だった。


元々誕生日等で騒ぐのは好きじゃないが


今日観た長崎鼻の菜の花の雄大な景色は素敵な誕生日の贈り物だと思った。


No.342 18/04/10 17:51
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

アンダーソン君



四、五日前から夜に来訪者がある。


台所の窓のサッシに雨蛙が張りついて時たま鳴いているようだ。

何をするでもなく、じっとして動かない雨蛙が次第に愛しくなってくる。


そんな雨蛙が一昨日からやって来ない
少し心配して外に出て捜すが居ない

今夜もライトをもって捜しそうかなと思っていたら、先程思いがけない所で発見した


換気扇の枠の隙間でのんびりしているではないか


思わず『なんだぁそんな』・・・と話しかけてしまった。


今日から君の名を

なんだーそんな

てなわけで

アンダーソン君と命名した。


ん・・・

雨蛙の冷めた目がじろりと


私を見つめた気がしたのは

気のせいか?



これからも宜しく

アンダーソン君










No.343 18/04/20 22:19
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

紡ぐ




カラカラ空回り


いつも4月は空しくて


紡いでも紡いでも


言葉を紡げない













No.344 18/05/01 22:54
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )




窓の外では一頻り鳴いていた蛙たちも何故か一斉に鳴き止やんだ

蛙も時を知ってか
それとも知らずか


霤が石を穿つ如く徐々に深く
大きくなる胸に開いた空洞


ボトリ、ボトリと音を立て落ちる雨だれのリズムにいつの間にか呼吸を合わせていた。



次第に雨脚は速くなり
私は肩で息をしていた


霤ひとつ
またひとつ

穿つ 穿つ 穿つ
連打で穿つ


霤は胸を穿つ


伽藍堂の胸ひとつ
何処に棄てましょう


No.345 18/05/02 14:04
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

翠雨



壁際にもたれ翠雨を
飽きもせずに見つめてた


新緑の若葉にしてみれば
初の試練なのかも知れない




膝の上に付せた読みかけの本が
滑り落ちてコトっと乾いた音を立てる


乾いた音につられて湿った風が
私を一瞥し去って行った




翠雨を纏って

あの街まで

出掛けてみようか

試練を噛み締めて





No.346 18/05/04 18:08
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

思いがけぬ旅


行く先を決めずに気紛れな旅に出た



とりあえず東に向け走り出す


さて何処に行こうか思案しながら走り続けた。


そして思いついた。


車のナンバーと同じ数字の国道を走っみるのも面白い


ルート◯◯◯を調べたら島根県の山間部の国道だった


今やっとルート◯◯◯にたどり着きぢ只管走っている。


さて気紛れな旅の果てに

何が待っているか

何だかわくわくしてきた


このルートは我ながら良い
思いつきだと思っている。



No.347 18/05/06 14:54
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

果てに




雨に霞む午後の街は

見知らぬ街のようで

光る海もざわめく風も

何時もと何か違う


まるで時を切り取った写真

そんなセピア色の写真の中に

独り取り残されたままの自分



雨に霞む街は何故か懐かしいのは


確かに其処に私が居た


居場所だったのかも知れない







No.348 18/05/07 18:39
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

作家逝く


馴染みの作家さんがまたまた逝かれた。

なんとも寂しい限りです。




古川薫さん
加古里子(かこさとし)さん

御二人の冥福をお祈りいたします。



昭和の光がまた消えた
なんとも淋しい。

No.349 18/05/09 23:10
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

舞姫?



先日津和野の森鴎外記念館を訪れ、ゆったりとした時を過ごした。


鴎外は植物にも精通し様々な文章を残している。


あれはいつの頃か?

遠い記憶だが、舞姫」を読んで合歓木の存在を初めて知ったと思う多分


舞姫の一節

「わが心はかの合歓(ねむ)という木の葉に似て、物触れば縮みて避けんとす」

この文章から合歓木に興味を持ったのか、はたまた違う記憶か?


考えていると、はたと思いついた

合歓木と云う喫茶店が在りその向のアパートに住んでいた短大生の娘と遊んでいた頃、それで合歓木を知った?

遠い昔の記憶だから定かでない
やっぱり歳をとったってことか。



今、合歓木は小さな若葉が風に揺れている



早ければ一ヶ月後には花を咲かせるだろう


そしてまた夏が来る。


No.350 18/05/12 22:36
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

後悔




昨日から燕が車庫に巣を作り始めた。

よりによって車のウィンドガラスの真上である

せっせと土を運んでいる
車は泥でだらけ

何もこんな何処に作らなくても
他にスペースはたくさんあるだろ



なんてつい愚痴ってしまった


燕はそれを聞いていたのかも知れない

今日仕事から帰ってくると巣は
作りかけのままで燕の姿は無かった

きっと燕は気をわるくしたのかな



何か申し訳ない気持ちでいっぱいです


おーーーい燕さん

帰っておいで










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