中東と北アフリカ
中東と北アフリカで行ってみたい所、行ってよかった所はありますか?なお、イスタンブールのあるトルコも含めます。気楽に楽しくお話しましょう
16/10/10 22:36 追記
みなさんへ🍀
中東北アフリカのスレを見てくださったみなさんありがとう。テロとか抜きにしてイスラム文化は素敵でし。それをつたえられたらと思ってました。アラビア語のかっこよさもダントツです。事情で閉鎖しますがみなさんお元気で
16/10/10 22:39 追記
ここを事情で閉鎖しますが…アラブ世界の平和を切に願います。世界の平和は家庭や職場や学校の平和から。人としてフェアでありたい。みなさんの平和と幸せを願う
スレ主より
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イエメン情勢
2016.10.25
イエメンでは、停戦破綻後、各地でアラブ連合空軍の空爆が活発に行われ、また地上でもジャウフ県とかタエズで戦闘があった模様ですが、本日伝えられるところでは、サウディ等空軍は、サアダに対する空爆を激しく行っている模様です。
一つは、サアダの各地にあるhothy-サーレハ連合の武器・弾薬庫に対してで、もう一つは国境地帯での、地上戦
国境地帯での、地上戦に対する援護のためのようで、国境地帯ではアパッチヘリが多用されている模様です。
本日は、他の地域での戦闘や空爆に関するニュースはありませんが、事実そうなのか、単にアラビア語メディアが未だカバーしきれていない所為か、はわかりません。
他方政治的側面では、クウェイトの和平交渉を再開すべく、国連のイエメン特別代表が動
国連のイエメン特別代表が動き回っていますが、彼hothyサーレハ連合の交渉団と協議すべく、確か22日だったかにサナアに到着しました。
しかし、彼はhothy連合が設置した最高政治評議会(いわゆる大統領評議会で主権を行使することになっている由)とは、彼らは一方的に設置された組織で、正統性に欠けるとして会談しない方針だったとのことです(安保理
(安保理gahadi大統領の正統性を確認している以上は、国連代表としては当然というか、やむを得ないというか、措置でしょう)、声れに対してまずはサーレハ陣営が反発して、会議に出ないと表明し、更には武装兵を入れた多数の群衆が、特別代表のホテルに押しかけ、政治評議会と会談するように求めたとのことです。
取り敢えずは以上ですが、どうも前に書いた通り、イエメン情勢は軍事的にも、政治的にも、手詰まり状態に陥っている感じがします
ユーフラティスの盾作戦(トルコ)
2016.10.22
トルコがユーフラティス作戦の一環として19日かに、YPGを攻撃し200名を殺害したというトルコ紙の報道はお伝えしたかと思いますが、同じhurryiet net はトルコ空軍は22日までの24時間に、PKKとYPGの目標70、ISの目標52を攻撃したと報じています。
なお、19日の攻撃については新しい同ネットの記事は、トルコ治安当局の話によれば、dabiq 占拠のあと、自由シリア軍がISの重要拠点であるal bab に向けて進撃していたが、クルド勢力のYPGも同時にal bab 向けに進撃し、トルコ軍がYPGに対して19日午後8時までに進撃を止めるように警告していた由。
しかし、YPGが進撃を止めず、さらにPKKの指導者が彼らに対して撤退しないように要求する携帯電話連絡を傍受したので、トルコ軍が攻撃に移った由。
そしてYPGの拠点18か所に対して26回の攻撃を行い、160~200名のYPGを殺害した由。
トルコ側では、これらの空爆は一部ロシアの警戒地域に含まれており、ロシアはトルコ空軍の行動を把握していたはずであるとしている由。
どうもトルコとロシアとの関係修復以来、トルコは少なくともロシアの暗黙の了解の下で、北部シリアにおける活動を活発化させている感じがします。
この調子では近いうちにal bab の奪還もあり得るかもしれません。
やはりトルコの最大の関心は対YPGなのでしょうかね?
棗の歴史的輸出増(チュニジア)
2016.10.19
本日はどこのアラビア語メディアも、モースル作戦の話が主な話題ですが、一方で作戦は予定通りに進行しているというペッシュメルガやイラク軍筋の話があるが、他方モースル近辺での戦闘でISは激しい反撃を試みており、広範な地下壕も見つかっており、政府軍等がモースル市街に到達するには2~3週間かかり、モースルの完
モースルの完全制圧にはさらに3月程度は必要だろうとの慎重な見方が増えている模様です。
いずれにしてもモースル作戦の最新情報は、まずは多数の特派員を現地に送っているCNNとかBBC放送をご覧ください。
しかし、中東ではモースル作戦やらISのテロが生活の全てではないことは勿論で、日常の生活も普通に行われていますが、その意味ではアラブの春の先駆
その意味ではアラブの春の先駆けとなったが、そのご外国人観光客を狙ったISの大規模テロが2度も生じ、現在も治安維持の課題を抱え、観光業が大被害を受けrているチュニジアで、今年の棗の収穫が例年になく好調で、輸出も昨年比10%増で、その収入も歴史的な増加を見たというニュースは、ある意味ではささやかなニュースですが、明るい話です。
aljazeera net は2015~1016のチュニジアの棗の輸出は11万トンで、それからの収入が21億ドルに達したが、これは歴史的な輸出増であると報じています。
これはチュニジア農水省の発表によるもので、それによると対前年比、数量にして10%増、金額にして2・8%の増(ということは価格は若干下がったのか?)だったとのことです。
チュニジアの棗は82国に輸出されているが、最大の輸入国はモロッコで2万9800トン、ついで仏で9800トンでスペイン、イタリアがこれに続いている由。
またチュニジアの棗の生産は全体では24万2000トンであったが、そのうち18万2500トンが世界最高級とされるdaqla nur の由。
また棗の生産は主としてチュニジアの南部の由
トルコでのISテロの警告
2016.10.19
先日アンカラ県知事が、テロの可能性が出てきているとして、アンカラと周辺で大衆集会やデモを禁止したことを報告しましたが、hurryiet net はトルコの情報機関MITがISのテロが切迫しているとの警告を発したと報じています。
対象の地域は5地方(アンカラ、イスタンブール、西南のgaizantep 県、南部のantalya 県、西部のizmir県)で、
81の郡を含んでいる由。
トルコ紙によると、ISの目標には、公共交通機関(バス、鉄道、地下鉄等)、航空関係機関、12月に完成のボスポラス鉄道トンネル等が含まれている由
これまでもトルコでは幾度もテロが生じており、またテロに対する警告もたびたび出ているので、トルコへ旅行等される方は、渡航情報等には十分気を付けておられるとは思うものの、「切迫した危険性」があるという情報機関の警告ですので、十分注意されますように
イスタンブールのテロ
2016.10.07
イヤ驚きました・・・
hurryiet net やal qods al arabi net は、6日イスタンブールの Yenibosna 地区の警察署の前で、オートバイに仕掛けてあった爆発物が爆発し、民間人10名が負傷したと報じています。
トルコのネットの方はそこまでですが、al qods al arabi net の方は、同じ6日トルコ中央のカイサリヤ地域で、PKKに属する犯人を逮捕したと報じて
PKKに属する犯人を逮捕したと報じています。
それによると、警察がオートバイの持ち主を調査したところ、彼はそれを友人に貸したことを認め、そこから班員が追跡され、逮捕されたとのことです。
また爆発に使われたのはプラスティック爆弾のA3とA4とのことです
取り敢えずのところ以上ですが、それにしても(記事が事実であれば)トルコ警察の優秀さに脱帽というか、テロリストのうかつさに驚くというところでしょうか!!
カテゴリ:トルコ,クルド
チュニジ情勢(内相暗殺計画等)
2016.10.17
チュニジアではバルドー美術館でのテロ(邦人も犠牲になった)に引き続き、スースだったかの海岸ホテルで英国人観光客が多数殺されるテロがあり、その経済の主柱たる観光産業の再建のためにも、治安の確保が政府にとっては最重要の課題ですが、チュニジア情勢に関し、断片的ですが・
・チュニジア治安当局は、その内相の暗殺及び政府の中枢機関に対する攻撃を企図していたテロリストの改革を未然に防いだ。
治安当局は、過激派をフォローしていたが、彼らは男女62名からなり、うち32名が逮捕され、20名が逃亡中で6名は証拠不十分で釈放された。
また彼らの所持していた武器類も押収された
(テロリストのグループ名やIS等との関係等は不明)
・チュニジア治安機関は、abdel rahaman hajj が、国家安全保障本部長の職に復帰してから、昔の有能さ?をとり戻していた。
彼は、ベンアリ時代から有能で知られていたが、ベンアリ夫人とその家族(ライラ夫人とその一族にはベンアリ時代から腐敗のうわさが絶えなかった)を調査していたかどで左遷され、モリタニアの大使をしていたが、最近対テロ対策の責任者と
モリタニアの大使をしていたが、最近対テロ対策の責任者として呼び戻されていた
・英国防相は15日、英国はリビアの周辺国へのISの浸透を防ぐための協力の一環として、最近チュニジアに40名の兵士を送ったと語った。
彼らは、偵察、監視、その他対テロ作戦に関する訓練にあたる由。
英国はスース海岸での英人観光客の大量殺害後、チュニジア治安当局の訓練の為兵士等を派遣してきて、今回はその第23回目に当たる由
カテゴリ:チュニジア,テロ
UAE船攻撃(安保理の非難)
2016.10.05
シリアではほとんど機能もしていない安保理も、イエメン問題になると、流石に迅速ですね!
al qods al arabi net は、安保理が5日早朝採択した声明(説明はないがおそらく全会一致の議長声明かと思われる)で、hothy連合のUAEの輸送船に対する攻撃(1日)を厳しく非難したと報じています。
安保理はその声明の中で、この種攻撃を即時中止するように要求し、バーブルマンデブは重要な国際海峡で、安保理としては、国際法に基づく、その自由航行を重要視していると強調した由。
声明はまた、これまでに合意された停戦を守るように関係者に求めるとともに、政治的解決のための国連特別代表に対する支持を再確認した由。
安保理の議長国は今月はロシアですが、流石イエメンともなると米国との大きな対立はない模様で、また軍事大国としてロシアも海洋の航行の自由には重大関心を有しているのでしょう。
いずれにせよ、襲撃したhothy連合の狙いが何であったかは不明ですが、米艦艇の周辺海域への展開と合わせて、少なくとも当面hothy連合が同様の襲撃をすることは不可能になった
(やれば米国はおそらくこの決議や一般国際法を基に、軍事力を行使すると思われる)と思われます。
カテゴリ:イエメン,国際機関
リビア沖での難民救助
2016.10.06
リビア沖で4日だったかにイタリア海軍と沿岸警備隊が6000名もの難民(不法移民)を救助したことは先日お伝えしましたが、al qods al arabi net は.イタリアの沿岸警備隊等が5日、再びリビア沖で4650名の難民を救助し、これで48時間に救助した難民は11000名近くに上ったと報じています。
なお、多くの難民が狭
なお、多くの難民が狭いところに詰め込まれていたので、28名が窒息死し、2日間で50名が死亡したとのことです。
28名もの窒息死というのは誠に痛ましい限りですが、48時間にこれだけの難民を救助したということは、彼らは今後イタリアの小さな島(シシリア沖のランペドゥーサ島だったかと思う)に移され、難民申請をしてその審査を受けるのだろうと思いますが、これだけ大量の難民の処理にはおそらく大混乱が伴うのではないかと危惧しますが、あわせてEUにとっては難民問題
あわせてEUにとっては難民問題はまさに深刻な問題になりつつあると思います。
取り敢えず
カテゴリ:難民,リビア
リビア情勢
2016.10.17
中東諸国の情勢というのはちょっと目を離していると、何が何だか分からなくなるものですね。
言いたいのはリビアの情勢です。
リビアでは国連等国際社会の辛抱強い努力のおかげで、ようやくトリポリとトブルクに分裂した政治勢力の間で、妥協ができ、セラージを首相とする、新統一政府ができ、この政府がリビアの当面の最大のがんとも言うべき
シルトのISを攻撃し、ISを最後の拠点に追い詰めていました。
しかし、この間新統一政府は、一応正当な議会とされているトブルクの議会の承認を得られず、その間トブルク政府の実力者であるhaftar将軍の部隊が、石油地帯を占拠し、セラージ首相の指導力に大きな疑問符が付くとともに、新統一政府の経済的な基盤にも疑問がつけられていました。
しかし、この間も国連(特にリビア特別代表)はもとより、米、EU等も新統一政府を支持しており、セラージ首相はアラブ諸国とパリ等を回って支持固めを行っている模様でした。
しかるに、この14日トリポリの前議会及びトリポリ政府を支持していた武装勢力が反乱?を起こし、新統一政府支持勢力との間に衝突が生じ、国際的にも承認されていないトリ
国際的にも承認されていないトリポリ政府が一部官庁を支配した模様です。
それが、16日には混乱はさらに広がり、それまで統一政府を支持していた、大統領府警備隊が声明を発して、新統一政府から分離することを宣言したとのことです。
このような状況を背景に、トリポリ政府のal guweil 首相?(これまで誰にも相手にされずとも、自分は首相だとして声明等を発してい
自分は首相だとして声明等を発していた模様)は、ネットで彼の政府は統一政府がトリポリに到着してからも存在してきたが、新政府に政治的な役割を果たしてもらうために沈黙していたが、統一政府は完全な失敗で、国家の資金を盗んだものとして非難し、統一政府を作ったスヘイラート協定は死亡したと宣言した由。
同首相?はリビアを救うために、全てのリビア国民が参加する救国政府を作る用意があるとTVで宣言した由。
これに対して、従来トリポリ政府と激しく対立し、リビアを2分し、それを解決するために国連が中心となって長いこと政治勢力の協議を重ね、新統一政府を作ることになった責任の一半を有する、トリポリ政府のthani首相箱のトリポリ政府首相?の声明を歓迎し、
トリポリ政府首相?の声明を歓迎し、救国政府設立に関する、その提案を検討するようにトブロク議会に求めた由。
国際社会の反応としては、国連特別代表が武力による、新政府庁舎等の占拠を非難し、米国EUも同様の懸念を表明した由だが、米国は明確に非難するよりは、、関係者の自制を求めた由。
リビアについては、セラージ政府の成立後も、何時までも正統政府としての議会承認が得られず、国連等国際社会の支持にもかかわらず、じりじりとその影響力を失っていったことは先に書いた通りですが、一つはやはりシルトでのISとの戦いで、ミスラタ民兵等に主として依存し、米空軍の支援にもかかわらず、数か月かけても鎮圧できなかった間に、トリポリのイスラム勢
トリポリのイスラム勢力民兵等が蠢動したものでしょうか?
それにしても、トリポリ首相?の呼びかけに、トブルク政府首相が積極的に乗ってくるとは、これまたどうしたことでしょうか?
彼らがそんな簡単に救国政府を設立できたのなら、国連や関係国がこれまで長い時間と労力(とおそらくはかなりの費用)をかけて政治的解決のための支援をする必要もなかった
わけですが・・・
しばらくリビアの話は、だらだら同じ話の繰り返しで、裏で何がどう動いているのかよく理解できないまま、他の話題を追いかけていたら、完全についていけなくなりました。
取り敢えずのところ以上ですが、今後少し真面目にフォローしましょう
カテゴリ:リビア,国際機関
リビア情勢
2016.10.18
リビア情勢については、昨日ちょっと目を離していたら、情勢が複雑化して、良く解らないと書きましたが、リビアの情勢を報じるal jazeera net は、トリポリは17日は比較的平静であると報じています。
但し、昨日彼の権力というか影響力がが強まりつつあると書いた、リビア軍のhaftar将軍に対しても、内部で分離の動きがあるとの報道もあるようで、
どうもリビアは「情勢麻のごとく乱れて」の状態が続いている模様です。
記事の要点のみ
トリポリは17日日比較的平静である。
町には新統一政府に忠誠を誓っている内務省の部隊が展開して、大きな騒ぎも起きていない。自動車等の交通も平静に戻っている。銃声もほとんど聞かないが、一部の乱暴者が時々発砲している模様である。
しかしトリポリ旧政府を支持する大統領警備隊は依然官庁街の一部を占拠したままである。
旧トリポリ政府首相の復活宣言について、大統領評議会(新統一政府)副議長は、政治的なジョークに過ぎず、リビアの性的解決努力を1に戻すものであると非難した由。
また検事総長補も16日、トリポリ旧政府首相とトリポリ議会副議長に逮捕状を出した由
他方ベンガジ(リビアの東部)では、haftarの部隊が市街地による、ベンガル市革命評議会(イスラム系?)部隊を砲撃、攻撃してきたが、同評議会は彼らに対しては報復を与えると警告し、市民に対して兵舎等に近づかないように警告した由
どうもリビアの情勢は、一般的に言って、ますます混とんとしているとしか言いようがなく、誰が一体何を決めているのかさっぱり不明ですが、取りあえずは報道のまま報告していきます。
カテゴリ:リビア,中東関連
アヤソフィアからのアザーンの再開(イスタンブール)
2016.10.21
この画像は言わずと知れたイスタンブールのアヤソフィア(現在は博物館とされている)ですが、al qods al arabi net は、トルコ宗教評議会議長が、アヤソフィアにイマームを任命し、その4つのミナレ(尖塔)からアザーン(礼拝への呼びかけ)が流れることになったと報じています
アヤソフィアは、ビザンチン帝国の大教会堂でしたが、オスマントルコの征服以来、モスクとなっていたところ、ww1後、ケマルアタチュルにより博物館とされ、現在に至っているところ、トルコのイスラム教徒の間では同所をモスクに戻す動きがあり、それに対してギリシャが反対してきたとのことです。
今回の動きが、アヤソフィア全体をモスクに戻す動きの一環であるのか否か知りませんが、1991年にはトルコ政府が、アヤソフィアの中にあるqasr hounkarはもともとのアヤソフィアの一部ではなく、オスマントルコ時代に建て増された建物であるとの理屈でそのqasr hounkar をイスラム教徒の礼拝の場として開放した由。
記事はしかし、エルドアン政権(イスラム主義政権)誕生以来、2004年には77151しかなかったモスクが、トルコ全体で2015年には87000で、10%も増えているとして、上記トルコの新政策は欧米、特にギリシャの怒りを呼ぶことは間違いないとしています。
当方宗教問題には疎いので、上記の動きがアヤソフィア全体をモスクに戻す動きの一環であるのか否か、得るドンの本心は?等良く解りませんが、印象的には、このような措置は脱世俗主義、イスラム化の動きの一環である印象を受けます。
カテゴリ:トルコ,パキスタン
難民センターへの放火?(ストックホルム)
2016.10.22
最近EU各国では難民に対する反発やその受け入れに対する反対が強まっているようですが、従来から難民に対し尤も寛大な姿勢をとってきたように思われるスウェーデンでも、反発の声が出ていることは、かなり前にご報告したかと思いますが、ロイターによれば、最近2週連続でストックホルムの難民センタ
最近2週連続でストックホルムの難民センターで、意図的と思われる火災が発生し、警察が調査中とのことです。
最初は15日早朝ストックホルムの南部で、2件目は20~21日の夜に難民センターが焼け落ちた事件で、双方とも職員及び難民に怪我等はなかった由。
これらの事件が中東からの難民委関連するのか否かはわかりませんが、欧州で高まる反難民、反移民の動きの一つかと考えられるので、ご参考まで
カテゴリ:難民,人権
高級軍人の暗殺(エジプト)
2016.10.22
このところエジプト本土でのテロの報道は見られませんでしたが、al arabiya netは22日朝エジプトの高級将校が暗殺されたと報じています。
それによると、師団長(どの師団かは不明)であるadel rigani准将が21日朝自宅を出たところで、何者か(複数)が銃撃を浴びせ、准将を殺して逃走した由。
犯人はオートバイに乗っていた由
記事は更に、殺された准将の妻も高名なジャーナリストで、現政権の擁護者でムスリム同胞団を敵視していたとしています。
f現在までのところ犯行声明等はない模様です
取り敢えず
カテゴリ:エジプト,テロ
トルコのシリア、イラクでの軍事活動拡大問題
2016.10.28
先日来、モースルの次の作戦として、シリアのラッカ奪還作戦が議論されていて、その最大の政治的・軍事的問題の一つがトルコとYPGの参加問題であることを報告してきましたが、どうやらトルコは本気でラッカ作戦参加を考えているようです。
アラビア語メディアとhurryietnetは、エルドアンとオバマ大統領が27日早く電話会談をし、シリア、
イラク問題について協議したと報じています。
そのなかで、エルドアン大統領は、現在進行中のユーフラティスの盾作戦は、al bab を指向しているが、その後はmanbij 及びラッカに向かい、北部シリアからすべてのISを排除することを目指すことになると語った由。
(ラッカはISの本拠地だが、manbij はYPG等のシリア民主軍が、有志連合空軍の協力を得て、ISから奪取
したもので、これをISから奪うというトルコの言い分はおかしい。もっともトルコは前からmanbij 奪取を公言していたが・・・)
エルドアンは更に、オバマに対して、YPGはテロ組織であり、このような組織は対IS作戦では必要とせず、彼らを排除することが重要であることを強調した由。
またトルコ国防相も、米国に対してYPGをラッカ作戦から除外す
るように要求し、我々にはラッカ攻略の十分な兵力があるとした由
(現在のユーフラティスの盾作戦は、自由シリア軍の作戦で、これをトルコの航空機、特殊部隊が支援しているとの建前をとっているが、現実にはトルコ軍が相当関与している模様で、今後ラッカ作戦ともなると、いよいよトルコ軍がさらに正面に出てくるのでしょうね。シリア政府の反発は必至でしょう)
更にエルドアンは、オバマとの会談後、戦死した兵の遺族等との集会で、イラクのPKK問題にも触れ、トルコがsinjar ,キルクーク、モースルに重大な関心を有するのは、これらの地域が第2のPKKの根拠地をなることを防ぐためであるとして、特にシリア国境のsinjar の重要性を強調した由
(モースル作戦に対するトルコの参加問題が大きく取り上げられているが、今後sinjarが大きな問題になる可能性がありそうである)
カテゴリ:トルコ,IS
提案の骨子は、2の記事の間で若干の差がありますが、基本的にはhadi大統領を象徴的しいに祭り上げ、新副大統領に権限を委譲し、彼の下で新しい政府を作る(もちろんこれに、国連決議にあるhothy連合のサナア等からの撤退、重火器等の引き渡し等が組み合わされているが)ということのようで、両方をまとめてみると下記の通りになります。
なお、この新提案について国連やサウディ等はコメントしていないが、UAE外相は彼のネットで支持を表明している由。
また、al qods al arabi net は、hadi大統領はhothy連合の攻勢の前にサウディに逃亡し、現在もサウディに滞在しているが、hothyグループ及びサーレハグループは、彼と副大統領のaly mohsen ahmar(元第1機甲師団長)が腐敗しているとして、彼の復帰(国連
決議が求めていること)を拒否してきたと解説しています。
腐敗云々の事実関係はともかく(もっとも彼が腐敗の元凶であったサーレハ前大統領の下で、長いこと副大統領を務めていたことを考えれば、彼も腐敗に漬かっていた可能性は大きいが)、hadi がサウディに滞在し、イエメンに戻ろうとしないことや、hashed部族連合の出で、アラブの春(サーレハ大統領の追放
)で大きな役割を果たしたにもかかわらず、その後副大統領に任命されながら、ほとんど何の成果もあげていないahmarに対するフラストというか、彼らの下ではイエメン問題の解決は難しいとの認識が国連内、というか関係国の間にも広がりつつあることを示しているのかもしれません。
問題はhadiの守護者であるサウディの出方ですが、サウディ系のal arabiya netが、かなり
大きく報じていることは、流石のサウディもhadiのお守りと、イエメンのぬかるみに疲れてきたのかもしれません。
国連特別代表の提案とされる骨子は
・イエメン内戦解決に関する包括的最終的合意の署名後、副大統領が辞任する
・署名後30日後に新副大統領が任命され、副大統領に大統領権限が委譲される
・副大統領は親首相を任命し、各勢力ン合意
があれば、国連は30日以内に新政府の成立を宣言する
・これら政治的措置に先立ち、hothy連合はサナア、タエズ、ホデイダから撤退する
・この撤退はhadi大統領が関係者の同意を得て任命した軍事委員会が監視する
があれば、国連は30日以内に新政府の成立を宣言する
・これら政治的措置に先立ち、hothy連合はサナア、タエズ、ホデイダから撤退する
・この撤退はhadi大統領が関係者の同意を得て任命した軍事委員会が監視する
・また軍事委員会はhothy 連合の重火器、中火器の引き渡しを受ける
・この軍事委員会がサナアの治安維持の責任者等を任命する
・hothy連合はサウディとの国境から30㎞撤退する
取り敢えずンところ以上で、イエメン政府が拒否していたり、サウディの反応が不明であったり(結局はサウディの意向次第ではないか?)、今後の動きを予測するのは時期尚早でしょうが、サウディに居座って動こうとせず、せっかく暫定首都を置いたアデンの治安さえ満足に維持できない、hadi政権に対する幻滅が広がって居るのではないでしょうか?
但し、サウディの動向については、これまでの伝統的(慎重な)サウディの対外政策に反する軍事介入をしたことについてのサウディ国内の反応(反対が多くて、脚を抜きたいのか、副皇太子としては今更足を抜くと権威を損なうとして、飽く迄強硬策で行こうとするのか等)が良く解らないし、またイエメンについても、仮に内戦が一段落した後で、取りあえずは表面化してい
なかった、南北の問題等がどうなるのか、過激派の動きがどうなるのか、等いろいろと問題がありそうです。
しかし、国連代表提案とやらは、これまでの正統性と反乱者という、建前の議論から、大統領と副大統領の能力問題を提起したという点で、一歩現実的な方向に動き出したのでしょうか?
[
カテゴリ:イエメン,国際機関
イエメン情勢
2016.10.28
国連のイエメン特別代表の新和平案がリークされた話は、先に報告しましたが、その他のイエメン関係のニュース、断片的ながら次の通り
・アラブ連合軍対空部隊(要するにサウディのパトリオット部隊のことか?)は、北イエメンのサアダからメッカ方面に発射された地対地ミサイル(スカッドの模様)を、メッカから65㎞地点で捕捉破壊したと発表しました。
これに対して、サウディ等空軍がサアダの発射基地を空爆し、これを破壊した由。
サウディ軍報道官は、メッカに向けてのミサイルの発射はこれで2回目になるが(1回目についての報道はなかったと思う)、聖地に対するミサイルの発射はhothy グループの性格を暴露したものだとしたうえで、これらミサイルを発射した者は、イラン兵及びヒズボッラーにより訓練されたと指摘した由
・他方米海軍筋は、2015年以来米海軍またはアラブ連合会軍は、イランからhothy連合に向けて密輸された、武器弾薬等を4回摘発したと語った由。
これらの武器は多数のカラシニコフ、狙撃手用の武器、対戦車ミサイル、クルーズミサイル多数の弾薬を含んでいた由
(2015年から密輸の阻止4回というのは、如何にも少ないというか、大きな事件だけのことかは不明だが、それにしても今頃になって発表する背景は不明)
・(他方地上戦の方では、各地で散発的な戦闘が続いている模様だが、相変わらずサナアのnaham 郡とか、南部のダリア県とかで戦闘が続いていて、しかもその多くがhothy 軍の攻撃を、政府軍が阻止したなどというもので、政府軍が大きく攻勢をかけている様子は見られず、戦線はほぼ停滞したように見える。
このような状況が国連特別代表の新提案の背景ではないかという気
景ではないかという気がする)
イエメン軍は27日南部のダリアで、hothy連合の攻撃を撃退して、先方に死傷者の損害を与え、政府軍でも2名が負傷した。
他方サナア県のnaham ではアラブ連合の航空支援の下政府軍が攻撃をかけ、hothy連合にかなりの損害を与えた。
サアダでは国境地帯の衝突で、hothy連合に6名、政府軍側に5名の死者が出た
(その他タエズでも、かなり大きな衝突があった模様だが、戦況そのものに変化はなさそう)
カテゴリ:イエメン,サウジアラビア
ロシアの中東での軍事介入にかんするプーチンの発言
2016.10.28
al jazeera net はプーチン大統領が、ソチでのセミナーで、ロシアがシリアと同じような方法で、リビア及びイラクに軍事介入することはないと語ったと報じています。
プーチンは、ロシアはシリア以外の中東に対して軍事介入することはないと語った由
(確か、これは外務次官か、誰かロシアの要人が、リビアとかイラクから要請があれば、ロシアとしてはその時点で検討することになると語ったとアラビア語メディアでも報じられたこととの関連と思われる。記事は読んだが、仮定の話なので報告しなかった)
プーチンは更に、西側のイラク、リビア、アフガニスタンへの軍事介入を批判し、テロの脅威が高まっているのに、対テロ戦争は成果を上げていないとも批判した由。
プーチンは更に、テロに対する戦争で立場を統一しようとのロシアの呼びかけは無視されているとして、シリアにおける米国の政策が無用の血を流させていると非難した由。その
その点で、ロシアのオバマとの合意は成功しなかったが、米政府の中にはこのような合意の実行さえ妨げるものがいると非難した由。
またロシアは冷静に事態に対処するが、その忍耐にも限度があると警告した由
更にNATOがロシアの脅威と言う想像上の虚像を膨らませ、軍事費の拡大等に努めていると、非難した由
以上プーチンの発言に特段の目新しいところはないようだが、矢張りリビアとイラクへのロシアの軍事介入の可能性に関する発言が、ロシアの拡張主義との懸念を抱かせることになったことを危惧したものと思われる
カテゴリ:ロシア,中東関連
シリア情勢
2016.10.29
シリア情勢に関し、アラビア語メディアから取りまとめたところ、断片的ながら次の通り
・ロシア大統領府は28日、プーチン大統領がアレッポに対する空爆再開に対する空軍の要請を却下したと声明した。
その理由として、大統領府は、反政府軍と過激派を分離するために米国に時間を与えるため、と現時点での空爆は得るところが少ない
からとしている由。
らだし、ロシアとしてはいつでも必要と押される措置を取る権利を留保するとしている由。
(ロシアがこのような内部事情を公表することは稀で、記事の真偽のほどは不明だが、報道のまま)
・他方、アレッポの反政府軍は、東アレッポに対する包囲を解除するための作戦を始め、作戦は順調に進んでおり、アサド地域を占拠し、学校軍に迫りつつ
あり、またal nirb 空港にグラッドミサイルを撃ち込み、その運用を困難にしたと発表した。
(反政府軍が反攻を開始し、作戦が順調に進んでいることはBBCやCNNも報じているところ、ロシア軍が空爆再開を求めた背景は、この反政府軍の反攻作戦の可能性があるかと思われる。もちろん彼ら自身の発表だから、どの程度の信ぴょう性があるかは不明であ
どの程度の信ぴょう性があるかは不明であるが、空爆の支援無しでは、政府軍の力も限定されることは事実かと思われる。
いずれにせよ、この報道が事実であれば、ロシアがいつまで空爆を差し控えるかの問題が出てこよう)
・米政府責任者筋は、今月17日に東シリア上空で、米航空機とロシア機が異常接近し(800mの距離まで接近した由)衝突の危険があったと語った。
この問題について米飛行士は、ロシア機と緊急連絡を試みた由。他方ロシア軍はその後ロシア機の飛行士は米機を見なかったと連絡してきた由
(このような事故を防ぐため、両国間委は緊急連絡網が設けられた
はずだが、17日の事件がなぜ今頃公表されたのかの背景は不明。ロシアに圧力を加えるためか?)
・28日モスクワでロシア、イラン、シリアの3外相が協議した。
会議後、ラブロフ外相は、シリア問題の解決は政治的、外交的手段以外にはありえない、としてシリア和平会議の再開の必要性を強調した。
人権理事会の占拠(ロシアの落選)
2016.10.29
国連総会は28日人権理事会メンバーの選挙を行い(総会の選挙だから各国1票で、拒否権は勿論ない)、ロシアが落選しました。
国連の各種選挙は、世界をいくつかの地域に分け、その地域から選ぶという方式をとっているが、ロシアの入っている東ヨーロッパ地域では、ハンガリアとクロアチアが当選し、ロシアが落選しました
ハンガリア144票、クロアチア114票に対して、ロシアは112票だった由。
他方アラブ地域からはエジプト、サウディ、チュニジアが当選した由(投票数等は不明)
取り敢えずのところは以上ですが、ロシアが東欧で最下位となって落選した背景にはシリア等における激し空爆や国内でのマスコミの抑圧等に対する、多くの国の反感があったのでしょう。
プーチンがアレッポ空爆再開を抑えたのも、この選挙と関係がある可能性もありそうです
勿論、中東からチュニジアはともかく、サウディとエジプトが選ばれたことが示している通り、この理事会のメンバーが人権擁護に熱心な国ばかりの「白馬の騎士」という訳ではありません。
そんなことを言い出したら、中東やアフリカからメンバーになり得る国の数など、ごく限られたものになるでしょう。
ま、それが国際社会の現状と言えるのかもしれません。
カテゴリ:国際機関,ロシア
カイロでの爆発(エジプト)
2016.10.29
al qods al arabi net は、エジプト内務省が声明で、28日カイロの主要道路で、初歩的な道路爆弾の爆発があり、1名死亡し、1名負傷したと発表したと報じrています。
爆発は治安部隊を狙ったものとのことですが、犠牲者が治安関係者か否かは不明で、また犯行声明等は今のところ出ていない模様です。
反攻の具体的な場所も不明で、また被害も比較的軽微(と言ったら犠牲者には悪いが)なものの様ですが、カイロでは、確か先週にはシナイ半島で過激派対策を担当していた准将が暗殺された事件もあり、このところシナイ半島(こちらではほぼ毎日治安部隊の「戦果」が公表されている)のテロが本土にも移ってきている感じがするので、取りあえず
カテゴリ:エジプト,テロ
リビア情勢
2016.10.29
米政府責任者筋は、31日ロンドンにて、リビア問題に関する関係国外相会議が開かれると発表した。
この会議は英国と米国が招請するもので(参加国名は不明)、統一政府に関する政治的「凍結」を打開することを目指すもので、関係諸国は統一政府が未だにトブルク議会の信任を得ておらず、首都トリポリ外ではその権限が全く及んでいないことに危機感を有している由。
会議にはIMF及び世銀代表も出席し、リビアの経済、財政問題についても協議する由
他方、仏外相とモロッコ外相は、地中海南北両岸の5プラス5のマルセーユの会議にて、参加国は統一政府を支持すると表明したと語った由
仏外相はまた、チュニジア外相が、リビア周辺国会議を開催する用意があると表明したと語った由
ようやくのことで成立し、国連はじめ国際社会が支持している統一政府が、一向に実効支配を行えないでいることに、国際社会のいらだち、というか懸念が高まっていることは、間違いありませんが、本日のニュースでも、危機感を持っている外部がいろいろと働きかけても、所詮リビア人がその気にならなければ、政治的な解決は難しそうだという気がします。
因みにシルトの戦いは、何度もこれで終結するというニュースは流れましたが、本日政府軍が完全に制圧したというニュースはありません
カテゴリ:リビア,アメリカの外交政策
リビア情勢
2016.09.28
リビア情勢につき取りまとめたところ、断片的ながら、次の通り
これで見ると統一政府の権威というか、影響力が下がっていて、トブルク議会のそれが増大している感じがしますが(統一政府にとっては国際的な認知だけが、数少ない武器か?)
・トブルク議会の議長は、開会された議会で、新統一政府は、議会から承認されてなくて、議会で宣誓式も行っていない、非合法の存在であり、その如何なる代表や組織が、政府を代表して行ういかなる行為も、非合法であるとか述べた由。
議長はさらに、現在でも唯一の正統政府は議会が承認したthani 首相の政府だけであると強調した由
(議長の言にもかかわらず、このthani政府というのは、統一政府よりもさらに影が薄く、最近ではほとんどその動きが報道されることもない)
・他方統一政府のセラジ首相は訪問先のパリで27日、現在同首相は政府の改築に取り組んであり、それに対してトブルク議会が早期に、できれば数日以内に承認してくれることを期待していると語った。
さらに同首相はal sharq al awsatに対して、政府は誰に対しても開かれているとして、問題のhaftar 将軍も受け入れる可能性に言及したが、文民政府というのは、文民が軍に対しても指導権を有するものであるとして、軍組織はその中に入ってはいけないとくぎを刺した由
(どうも、このあたりがいかにもリビア的で、理解困難だが、要するにhaftarが軍服を脱いで文民となるなら政府に迎え入れるという意味かも知れない?haftarがそんなことを受け入れるか疑問だが・・・)
・他方国連オリビア特別代表は、国連人権理事会で、統一政府がトブルク議会の承認を得ていないことで、リビアは困難な状況にあると語った由。
・代表はまた、新統一政府軍のシルト解放戦で、政府軍側に死者700名、負傷者数千名の損失が出たと語った由(死傷者の数がかなり多すぎる感じもするが、報道のまま)
カテゴリ:リビア,IS
OPECの減産合意
2016.09.29
原油価格の低迷が続いていますが(消費者にとっては取り敢えず良いことですが)、al jazeera net とal arabiya net は、OPECの2のソース(ソースがだれかは不明だが、双方とも態々2のソースと明記していることは同じソースなのでしょう)の話として、
OPECはアルジェリアでの会議で、現在のOPEC全体の産出量3324万b/dを3250万b/dにまで減産することに合意したと報じています。
この合意を受けて、原油の国際市況は5%上昇してバレル当たり48ドルに達したとのことです。
なお各国別の削減計画は11月のOPEC会合で決められ、この会合にはロシア等の非加盟国も招かれるとのことです。
・以上を見ると、産油国にとってまずは良かった、良かった、ということのようですが、al qods al arabi net は、会合の前から産出量についてイランとサウディとの間には激しい対立があり、両国の対立はシリア、イラクやイエメン等の政治問題に限らず、石油の面でも先鋭なものがあると報じています。
産出量をめぐる両国の対立は今に始まったことではなく、OPEC全体の産出量を下げようとする中でも、イランは「そもそもイランに対する米主導の制裁が科されて、イランの産出量が自然の状態を大幅に下がったときに、他の国々が増産していたのだから、減産の場合にはイランは例外とすべきである」との立場をとってきましたが、今回もその立場を堅持し、
サウディと鋭く対立したということでしょう。
記事は第1日目から、双方は激しく対立氏、サウディが全加盟国が減産をするのだから、イラン、リビア、ナイジェリ等は現在の産油量を維持すべきであると主張したのに対し、イランは米制裁間の損失を考えても、制裁前のレベルにまだ回復することはイランお権利であるとした由。
またイランは、イラン等中小の産油国がサウディ等の大産油国と同割合の削減をすることは、道理に反するとして、異なる割合の削減を要求したが、サウディがこれを拒否した由。
このように両国の立場が真っ向から対立していたために、国別の削減目標は、11月の会合まで延期することにした由。
al qods al arabi net の報じるところの真偽のほどは不明ですが、従来の両国の立場に鑑みれば、大いにあり得ることで、その意味では11月の会合で具体的な削減目標に合意できるかが注目されます
なお、石油問題ということでおそらくは日本の原油関係者も大いに注目しているはずで、詳しい解説記事などを欠いている可能性が強いので、餅屋は餅屋ということで、より詳しい(もしくは正確な)情報を求められ方は石油関係のネット等をご覧になることをお勧めします
カテゴリ:石油,湾岸
トルコの不動産の外国人による購入
2016.09.24
al arabiya net は、トルコ不動産の外国人による購入で興味深い統計を載せています。
トルコ統計局の報告によると、この8月の外国人でトルコで最も多く不動産を購入したのが、イラク人で267物件、ついでサウディ人で173物件、第3位はクウェイト人で155件、ロシア人が第4位で117件、第5位がアフガニスタン人
で75件とのことです。都市別ではイスタンブールの不動産が最も人気があり、390件だったよし。
しかし対前年比では、昨年に比し26%とのことです。
ここで興味のあることは、トルコ等の不動産の購入であれば、サウディやクウェイト等の富裕産油国の連中が上位を占めることは、ある意味当然予測されているところですが、そのサウディを抑えてイラク人が第1位ということで、イラクで多くの民衆から支持されている腐敗絶滅、腐敗したものの摘発運動との関係で、もしかしたらその種の金がトルコに流れているのではない
か?と言うことです。
それは第5位のアフガニスタン人にも当てはまるところです。
もう一つ興味のあることは、ロシア人が第4位につけていることで、政治的な問題はあっても、ロシア人にとってトルコの魅力というのは大きいのだろうなと言うところです
カテゴリ:トルコ,イラク
ラアスラーヌーフからの原油の積み出し(リビア)
2016.09.21
リビアの石油については、石油地帯をhaftar 将軍軍が占拠し、警備隊が一時は奪還したものの、haftar軍が再度奪還したことは先のお伝えしましたが、21日早朝ラアス・ラアヌーフ港から、haftar軍の占拠以来、初めての輸送船が原油を積んでイタリアに向かったとのことです。
この船はマルタ船籍(便宜置籍船?)のsea delta号で、原油77万6000バレルを積んでいて、本来18日に出発するはずであったが、警備隊とhaftar軍の衝突で、出発が遅れていた由。
なお、この船はhaftar軍が今回占拠して以来の初の輸出になるのみならず、2014年11月のリビアの各派閥間の戦闘が始まって以来の最初のリビア原油の石油地帯からの輸出となる由
取り敢えずの報道は以上ですが、確かリビア海軍は新統一政府側が支配していたと思うので、今回リビア海軍が、このタンカーの出港を阻止しようとしなかったことは、両者間に何らかの合意(妥協)ができた可能性が強そうです(確か米国特別代表は、輸出代金がトリポリにある中央銀行に払い込まれ、リビア全国のために使用されるのであれば、hafatr 支配下の港からの輸出
を認めると発言していたと思う)。
今のところの報道だけでは、詳しい事情は不明ですが、セラージュ首相もトブルク議会議長もカイロに集まっていて、エジプトが仲介をしているはずなので、何らかの妥協の可能性が強そうですね。
カテゴリ:リビア,石油
イスタンブール、お前もか!
2016.09.19
先日エジプトにおける痴漢問題について書きましたが、今度はイスタンブールです。
尤も、こちらの方は更に性質が悪く、軽い傷害事件でした。
al qods al arabi net によると、17日夕看護婦仕事の帰りに、がショーツをはいて、イスタンブールのアジア側で公共バスに乗ったところ、男が「このような女性は死ね」など
と叫んで、顔を殴り、彼女は軽いけがをしたとのことです。
ところが、彼を逮捕した警察が彼は精神的障害があったとして、、釈放したので、群衆が怒って、数千人が抗議の集会をしたとのことです。
因みに直接の関係はありませんが、このアジア側地域のウシュクダラはエルドアン大統領の居所がある地域とのことです!
カテゴリ:トルコ,イスラム
リビア情勢(石油地帯等)
2016.09.19
リビアの情勢はかなり目まぐるしく動いている模様ですが、取りまとめたところ、次の通り
なお、現在のところ、カイロにおけるリビアの2の政権間の交渉やエジプトの仲介の結果等については、未だ特段の報道は見当たりません。
・石油地帯では、石油地帯警備隊が18日朝から反撃して、ラアス・ラアヌーフを占拠し、シドラもその周辺も抑えたとの報道を昨日伝えたばかりですが、本日のアラビア語メディアはいずれも、haftar将軍軍が、再度攻撃を加え、同軍報道官によると、ラアス・ラアヌーフは完全に制圧し、シドラもほぼ手中に入れたとのことです。
なお、この攻撃ではリビア軍機(haftar側)が空爆に参加したとされていますが、al jazeera net (統一政府支持のカタール系)は、エジプト機が攻撃に参加していると伝えています
(エジプト機の参加についてはほかに類似の報道は見られないが、確かこれまでも国籍不明機による攻撃というのは大部分がエジプト機・・ほか一部にUAE機もあったかと思う・
・であったとされているので、ありえないことではなさそうです)
・他方、al qods al arabi net は、シルトでISを最後の拠点に追い詰めていた、新統一政府軍は、ほぼ2週間の比較的静かな状況を破り、IS軍に対する攻撃を再開したと報じrています。
それによると政府軍側では18日3名死亡したが、IS側ではこれまで累計540名が死亡している由
(政府軍がISを最後の拠点に追い詰めてから、かなり長いこと最終攻撃を控えてきたものを、石油地帯でのhaftar将軍軍と石油地帯警備隊・・統一政府に忠誠を誓っている・・が衝突している、この期に及んで、改めて最終攻撃を始めた理由、というか背景は不明
政府軍側がその体制を立て直すのに時間がかかったのか、石油地帯での戦闘との関連でその背後のシルトを完全に押さえておく必要性を感じたのか、その辺は不明です)
カテゴリ:リビア,石油
石油地帯での戦闘再開(リビア)
2016.09.18
リビアでは、haftar将軍の部隊がいわゆる石油三角地帯を占拠し、米国もそれまでの立場を転換し、この占拠を認める方向に向かったというニュースはお伝えしましたが、その記事のペンも乾かないうちに(というのは昔の言い方だが)、石油地帯では18日朝、占拠しているhaftar将軍の部隊と石油地帯警備隊
(新統一政府に忠誠を誓っている)との間で、衝突が生じたとのことです。
al arabiya net とal sharq al awsat net は、haftar将軍部隊の幹部が、石油地帯警備隊が前進し、我々はこれと戦っていると語ったと報じていますが、al jazeera net (カタール系)は石油地帯警備隊の報道官の言として、警備隊がラアス・ラアヌーフ港を奪還し、シドラ港の周辺も占拠したと語ったと報じています。
なお、faftar側では空軍も動員し、原因は不明だが、衝突のために、シドラ港の石油タンクが火災を起こしたとのことです。
haftar将軍部隊の石油地帯の席巻があまりに急速であったので、どうやら石油地帯警備隊は戦力がないか、戦意がないかのどちらかだろうと、、たかをくくっていましたが、矢張りリビアにとって最重要の石油地帯のことですからそう簡単には物事は終わらなかったようです。
いずれにしても、上記報道は何しろ本日の話ですから、今後さらに進展があるべき、取りあえずの第1報と承知しておいてください。
カテゴリ:リビア,石油
リビア情勢(米国の路線変更?等)
2016.09.17
リビア情勢のその後の動きについて、次の通りですが、米国が事実上路線変更した模様ですし、またhaftar 将軍の軍事行動を支持してきたエジプトが、カイロでリビアの2の政権の仲介をするという事態で、リビアの状況はますます複雑怪奇です。
しかし、このような状況を見ると、末期オバマ政権の政策は、信用できないな、という感じをますます強く受けます。
・(先日米国は西欧5か国とともに、haftar 将軍の部隊の石油地帯からの撤退を求めたばかりですが、その舌の根も乾かないうちに)
米国のリビア問題特使は、新統一政府の支配外の地域からの石油の輸出を、収入が(トリポリにある)中央銀行の講座に入れられ、同政府がリビア全土のためにこの資金を使用するとの条件のもとで、認める用意があると語った。
同特使は、またリビア両政権間の対立激化と衝突を避けるように呼びかけた
(上記の通り、先日の欧米の声明に比したら大幅に後退し、いわばhaftar軍の石油地帯占拠を認める内容となっている。石油の輸出に付した条件など、現実にはいくらでもごまかせるもので…例えば輸出された原油の数量を実際より相当低く公表しておけば、その間の差額はhaftar軍または
トブルク政府が押さえうることになる・・有名無実の条件だろうと思われる
何故、数日もたたないうちに、米国が事実上の路線転換をしたのかは不明。
因みに新統一政府は、全ての軍事勢力に対して、haftar軍を石油地帯から、追放するために集結するように求めており、この政策と「衝突回避呼びかけ」とは相いれない政策ではないかと思われる。
他の西欧5か国の立場については、同じく変更があったのか否か、不明)
・新統一政府首相seraj 等がカイロに到着したことは、既に報告したかと思いますが、同日トブルク議会の方からも、議会議長及び副議長等がカイロに到着し、エジプト政府が、双方の政権の妥協を目指して調整することになった。
これから数日の間、カイロでは双方代表団の間及びエジプト政府関係者との間で、密接な協議が行われるものとみられる。
・他方国連総会に出席中のエジプト外相は、haftar軍に対するエジプトの支持を確認し、その石油地帯での動き・・占拠・・を支持すると語った。
・他方国連総会に出席中のエジプト外相は、haftar軍に対するエジプトの支持を確認し、その石油地帯での動き・・占拠・・を支持すると語った。
・これに対して、国連のリビア特別代表は、ミスラタに到着し、ミスラタ民兵とその他政権支持軍事勢力と会談する予定・・・協力の調整か?
カテゴリ:リビア,アメリカの外交政策
犠牲祭の痴漢対策(エジプト)
2016.09.12
エジプトに恨みがあるわけではないが(その逆で好きな国なのだが)、どうも毎回エジプトについて書くと、あまり芳しくない話になります。 毎年犠牲祭になると、痴漢が増えるのかどうか知りませんが(確か、前にもエジプトでは痴漢が増えて重大な社会問題になっているとうニュースを書きましたが、あれも犠牲祭の時でしたっけ
エジプト内務省は犠牲祭の際に痴漢行為が行われないように、厳重な措置を取ったとのことです。その措置には秘密警察を含む警察官を大きな広場、地下鉄の駅、映画館等人の多く集まる場所に配置したり、犯人を速やかに裁判所に送致したりするとのことです。この措置については各県の警察に指令が送られ、動員されるべき秘密警察官も既に人選ができているとのことです。
この秘密警察と言うのはアラビア語で「秘密の警察官」と書いてあるので、当然そう訳しましたが、いわゆる政治問題などに携わる秘密警察なのかどうかは知りません。それにしても、治安対策もここまで来ると、水も漏らさぬというか、大変ことになっているようで、とにかく犠牲祭が多くの痴漢を出さずに無事終わることを願っています。
カテゴリ:エジプト,人権
haftar軍の石油地帯占領(リビア)
2016.09.12
実は昨日だったか、haftar将軍の部隊(一部のアラビア語メディアはリビア軍としているが、政党政府の指揮下にある軍隊ではないので、取り敢えずhaftar軍としておきます。もっとも国際的に認知されている新統一政府はトブルク議会の承認を得ていないので、正確に言えばリビアには正当政府は無いのですが)が石油地帯を
占拠したと発表し、これに対し石油地帯警備隊が否定したというので、またいつものことかと思い、あえて書きませんでしたが、どうやらhaftarg軍が10日朝から石油の三角地帯に攻撃をかけ、シドラ、ラアス・ラアヌウフ等の主要石油積み出し港を占拠した模様です。
これ絵に対して、新統一政府の方ではこのようなhaftar将軍の軍事行動を非難するとともに、総ての政府軍に対
これ絵に対して、新統一政府の方ではこのようなhaftar将軍の軍事行動を非難するとともに、総ての政府軍に対して石油地帯に向かい、haftar軍を排除するように命じたとのことです。
前から一部アラビア語メディアは、石油地帯を巡る角逐が今後リビアの統一を妨げるのではないかとの記事を載せていた記憶がありますが、それが現実のものとなったということでしょうか?
それにしても、シルトでのIS掃討作戦が最終段階に入った(まだ最終的に完全にシルトが奪還されたというニュースはないと思う)ときに、このような事件が起きることは、ISに対する作戦にも大きな影響を与える可能性があああり(政府軍が兵力を転用すれば、下手するとISが息を吹き返す可能性も皆無ではなかろう)、ある
ある意味ではhaftar将軍のの攻撃はリビアにとっての利敵行為とも言えるかもしれません。
未だ、詳しい状況は不明なので、取り敢えず
カテゴリ:リビア,IS
リビアの政治解決努力
2016.09.10
リビアでの政治解決を阻んでいる大きな要因が、トブルク議会の支持するhaftar将軍にの存在であることは周知の事実ですが、al arabya net はリビアの複数メディア筋によれば、両者を含んだ軍最高機関を設立することで、この問題を解消しようとする試みが進んでいると報じています
それによると、この「国軍司令最高機関」は、セラージュ首相の他に、haftar将軍及びトブルク議会のaqila saleh、さらに統一政府大統領評議会からそれぞれ西部と東部を代表する者1名ずつを含むことになるとのことです。
この報道は、国連特別代表が、国軍司令官であるhaftar将軍の権限について規定すべきであると述べたことから勢いづけられている由
更にリビア報道筋は、
現在チュニスで米国の傘の下で、haftar系の軍人と、政府の軍人との間で、秘密裏の交渉が行われているとも報じていて、リビアの政治的、軍事的統一のための国際的な努力が進んでいるとしている由
さらに東部リビアでは、haftar 将軍部隊の過激派に対する勝利(どの戦闘を言うのか?確か、まだベンガジには革命勢力部隊が頑張っているはず)の後、議会および大衆は、haftar将軍の勢力を矮小化する試みは受け入れられない由
確か、サウディはこれまでもトブルク政府を支持したので、このネットがサウディ系であることを割り引く必要があるかと思いますが、それにしても対立する両者を一つの機関に入れるとのアイデアはなかなか大胆なものではあります。
問題は果たして、それで対立する二人が仲良くリビアのために働けるのかと言うことで、単に新しい機関を作れば良いというものでは
単に新しい機関を作れば良いというものではなさそうで、矢張り将来のリビアに対するビジョンとか、そのプロセス、暫定期間の在り方等の基本的な問題について、最低限度の合意がどうしても必要でしょうね
カテゴリ:リビア,アメリカの外交政策
リビア政治解決努力の失敗
2016.09.07
国際連合リビア特別代表の参加の下に、チュニス(チュニジアの首都)の近郊qamretで6日、7日の2日間開かれていた、リビア各派の政治協商に関する会議は、成果もなしに終わった模様です。
この会議は、国際的に承認されている新統一政府が、法定手続きで必要なトブルク議会の信任を得ることに失敗し(出席議員101名
(出席議員101名中、承認反対61名、賛成12名、棄権28名)、同議会が(確か15日の余裕をもって)統一政府が、新しいより人数の少ない閣僚名簿を再提出することを受けて開かれていたものですが、2日の協議を受けて政治改革への合意は得られなかったとのことです。
会議で実際に何が問題となり、どういう議論があり、誰と誰が同盟し、誰と誰が反発したか等の内容は不明ですが、8月のトブルク議会の統一政府政府承認拒否以降、国連として各派を集めて再度政治的妥協を模索したところ、成功しなかったと言うことで、今後混迷するリビアの政治的解決を進めるには、どういう道があるのかはなはだ心もとないところです。
カテゴリ:
カテゴリ:リビア,国際機関
シルトの戦い(リビア)
2016.09.01
リビアの統一政府軍が進めるシルト奪還作戦は、いよいよ終結に向かっている模様です。
統一政府軍報道官は、31日、政府軍がシルトでISの手に最後に残る拠点への攻撃攻撃を始めたと声明したよし。
確か、シルトでは、政府軍はISが城塞化していた最後の拠点No1,No2,No3にISを追い詰め、そのうちこれまでNo1とNo2を
制圧し、残るNo3に攻撃を始めるとともに、これまで攻略した地域からの地雷や爆発物の撤去、若干の掃討作戦を進めている由。
なお報道官によれば、最後の拠点は戦略的重要性は高くなく、作戦は短時間で終了する見込みの由。
確かシルト攻略作戦が始まったのが5月の10日前後だったので、戦闘はかれこれ4月弱続いたことになり、弱ったとはいえISの戦闘能力の高さが目につきます。
それにしても住民も含めての人的損失はどのくらいになるのでしょうか?
断片的に政府軍の損失も大きいとの報道が流れていましたが、全体の被害状況は良く解りません
カテゴリ:リビア,IS
リビアとチュニジアとの国境へ分離壁の建設(アルジェリア)
2016.09.01
確かチュニジアは、かなり前からリビアとの国境に、過激派潜入防止のために壁を建設したと思いますが、今度はアルジェリアです。
これはal qods al arabi の報じるところですが、それによるとアルジェリアは、既にモロッコとの間に壁を建設しており(西サハラ問題を巡って両国はア対立している上に、
過激派、武器の密輸を防ぐ目的のための由)、マグレブ諸国でも益々各国間の国境管理が厳しくなりつつあります
・アルジェリアは、チュニジア、リビアとの間の分離壁の建設を始めた。
この壁は土嚢で高さ3m、その前面いは鉄条網と堀が掘られ、その深さは3mとのことです。
この分離壁は、チュニジア、リビアからの過激派の潜入、武器密輸を防ぐためで、全長は350kmに達する由。
この建設はアルジェリア国防省が管理する由
カテゴリ:アルジェリア,リビア
過激派の温床となったチュニジア
2016.08.31
かって穏健な国民性で知られていたチュニジアは、アラブの春の革命後、多数の過激派を輩出したことで知られており、確か、一般的には3500名のチュニジア人が、IS等のテロ組織のメンバーとなってシリアやイラクで戦っているとされてきました。
この問題について、al arabiya net は、最近の国際的報告(複数)
この問題について、al arabiya net は、最近の国際的報告(複数)では4~5000名がイラクやシリアで戦っているとしています。
同ネットは、さらに、前首相al habib al syedが政府の引き継ぎ式で、彼の政府は18000名のチュニジア人が、イラク、シリア等のような緊張し、テロリストの巣窟となっている地域に赴くことを禁じたと発言したと報じ、この数字は非常
この数字は非常に大きいが、この過激派テロリスト予備軍は行政的にも治安上からも監視されていない危険な存在の可能性がrとしています。
記事はさらに、チュニジアが直面するもう一つの過激派問題は、海外で戦闘に従事していた数千人の帰還者(兵)をどう扱うかの問題があるとしていて、彼らの多くが人道上の犯罪にかかわった可能性があるとしています
チュニジ人過激派の問題は今に始まった問題ではなく、何故今回特にal arabiya net が大きく取り上げているのかは不明ですが、おそらくは前首相の発言がきっかけかとも思いますが、取り敢えず
カテゴリ:チュニジア,IS
リビア化学兵器の搬出完了
2016.08.30
リビアに残っていた化学兵器(毒ガス)をドイツに搬出して廃棄処分にするために、デンマークが艦船の提供を提案していたことは先に報告しましたが、どうやら化学兵器は全量リビア外に搬出されたようです。
al qods al arabi net は、新統一政府の副首相及びミスラタの治安責任者の30日の言として、カッダーフィ時代の化学兵器でリビアに残っていたものが、27日、全量外国に搬出されたと報じています。
それによると、これまでシルトから200㎞南のal jafra地域に貯蔵されていた毒ガスが、国連の監視の下で、ミスラタ港からデンマーク船で、ドイツ向けに送り出されたとのことです。
シリアの場合に比べて、貯蔵場所も1か所だけで特定されていたこともあってか、非常に手際の良い外国への搬出です。
最も最近のシリアの例のように、政府等が隠している可能性も皆無ではないでしょうが、リビアの場合はそれはなさそうです。
カテゴリ:リビア,化学兵器
地中海での難民救助
2016.08.30
al arabiya net は、イタリア沿岸警備隊が29日、リビア沖で6500名の難民を救助したと発表したと報じています。
これはイタリア海軍やEU諸国の海軍とも協力した40の援助作業の結果とのことです。
なお、28日にも同海域で、沿岸警備隊等は1100名の難民を救助していますので、今週に入ってからリビア沖で救助された難民(
大半がアフリカ諸国からと思われる)の数は、7000名を超えたことになります。
取り敢えず
カテゴリ:難民,リビア
リビア情勢
2016.08.29
リビアではシルトの戦いがいよいよ終結に近づきつつあるようですが(この言葉を何度聞いたことか!)、先日お伝えした、リビアに残る化学兵器の廃棄については、廃棄されるドイツまでの運搬にデンマーク艦2隻が携わることとなり、デンマーク議会の承認も得た由。
積出港はミスラタ港の由
(既に移動されたのか、未だであれば、いつになるのかその辺は不明)
他方、シルトの戦いは、ISが残る数か所の狭い抵抗ポケットに包囲され、これに対してミスラタ民兵を中心とする政府軍が激しい攻撃を加えているが、ISは自爆攻撃、狙撃兵、地雷等で、猛烈な抵抗をしている由。
このため28日だけで、製政府軍に死者28名、負傷者180名の損失が出た由(この数字はal qods al arabi net のもので、ynet news になると死者は34名に上る)
カテゴリ:リビア,化学兵器
結婚式に対するISのテロ(イラク)
2016.08.29
確か今月中旬のトルコのガジアンテップだったかでの結婚式上に対するISのテロ攻撃(悲劇的なことは屋外での結婚式だったかのために多くの児童が犠牲になり、確か犯人も児童と伝えられていたかと思う)があったばかりですが、今度はイラクのカルバラでの結婚式に対するISのテロです。
確か、トルコでのテロの場合、事件直後にはISの犯行声明は出ていなかったように思うが、こんどは28日夜イラクの宗教都市カルバラの近くでのテロについては、29日ISの通信社が犯行を声明したとのことです。
反攻は自爆犯を合わせて5人の男が襲撃し、自爆の他銃撃戦があったとのことです。
死者は少なくとも15名で、負傷者も16名いる由、
それ以上の詳細は不明ですが、5名もの男が武装して襲撃するとは地元の有力者化政府関係者の親族の結婚式ででもあったのでしょうか?
このカルバラでのテロは、イラク軍がIS部隊をその根拠地のファルージャから駆逐して以来、最初のテロとのことです
それにしても、ISの結婚式に対するテロは、大きく報じられたものだけでも、上記のトルコでのテロの他、ISの前身の「イラクのアルカイダ」のアンマンでのテロと3つもあり、どうして彼らは執拗に結婚式を狙うのでしょうか?
大勢の人数が集まり、皆お祭り気分で、警備も手薄なところを狙うのでしょうか?
カテゴリ:イラク,IS
トルコ空港に対するRPGの攻撃
2016.08.28
トルコの南東部のDiyarbakrの空港に対し、18日早朝RPGによる攻撃があったが、空港施設に軽い損傷があっただけで、人的被害や、大きな物的被害もなく、その後航空機の発着も正常に行われている由。
県知事事務所によれば、攻撃の対象は空港の警官検問所の由。
現在の所犯行声明等は出されていない模様だが、同事務所は事件はクルド過激派PKKによるテロであるとしている由
トルコ軍がシリア越境攻撃でYPGを攻撃していることからも、PKKの報復テロの可能性はあると思われるも、もしそうであれば、今後ともPKKのテロが続く可能性は強いと思われる
カテゴリ:トルコ,テロ
トルコの結婚式でのテロ
2016.08.22
トルコのgaziantepの結婚式に対する自爆テロについては、日本のマスコミも詳しく報じているので、hurryiet netから若干の補足のみ
・死者は51名、負傷者は69名に達した
・花嫁、花婿は負傷したが、花嫁は退院した
・犯人については、男か女の児童とされているが、エルドアン大統領は12~14歳の男児であるとした
・大統領はまた、ISが最近gaziantep 地域を支配しようとしていたと語った
・クルド支持の野党HDPは、結婚式はその一人のメンバーのためだったとした
・エルドアンは、犯行声明はないが、ISの仕業である強い状況証拠があるとした
カテゴリ:トルコ,IS
✈🌏 中東☆北アフリカアラブ地域を旅行の際は安全情報を外務省のホームページで確認してください
📖中東情勢をざっと調べてみたけど
💣💀 テロリストの正義なんて皆無ですね
💀💣中東や北アフリカで暗躍するテロリストと話す機会は有りませんが
恐らくね、こういう悪質なテロリストほどね、正義を語るのでしょうね
結婚式を狙ったり空港を狙ったりとか最悪じゃないですか
どう考えても 同情や共感や情状酌量の余地ってないですよね
よくね、ミクルでの虐めに関するスレで
虐められる人に原因があるから虐めても良いんだというのがありますけどね
日本人って集団の村社会になるとなんでもありで暴走するんですね
それからね、ミクルでね、品行方正な立派な学級委員キャラの美しい女性がね、
正義を語って意味不明な集団のお立場を守るべく
とある雑談スレに個人を名指しして差別するようなスレを立て
そこの集団も狂ったように個人叩きをしていましたよ
異を唱えると 火がついたように集団が匿名で狂ったように攻撃してましたよ
そこまでして守りたかったのはなぜでしょうか
弱って行く男性が防波堤になりと書いてありましたが
何故 男性が弱って行ったと言い切るのでしょうか
実際にリアルで会って 弱って行く男性の姿を見たのでしょうか
そこの集団が一丸となって特定の個人をハブいてたのも妙です
そうまでして むきになって 脆弱なネットだけの繋がりを守りたかったのでしょうか
あんなにお気に入りのネットの中の集団だけど
男女二人は手に手をとって そこから抜け駆けして戻らないではないですか
所詮 ネットだけの繋がりは脆弱
けど 誰か個人をハブにする時のチームワークは特筆すべく絶対なパワーを発揮して素晴らしいです👏
ネットの中で一丸となって特定の個人をハブにするって…小学生の頃のいじめみたいに…皆さん可愛らしい方ばかりなんですね
リアルでの付き合いが希薄だから…
ネットの中の訳ワカメな集団にこもり
何のゲームかわからんが
特定の個人を集団でハブいて 結構幼稚なんですね
朝から晩までネット集団に洗脳され…まともな判断ができなくなってる
該当者の人達は…中東のテロリストに共感できますか
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