『…私の居場所…』

レス81 HIT数 2571 あ+ あ-

自由人
06/11/18 21:08(更新日時)

『壊れた宝物』
『お姉ちゃんになった日』を書いた澪です。
今回の作品も、最後まで頑張って進めたいと思っております。
------------------中傷や批判はご遠慮願います🚨

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No.205480 06/11/02 22:20(スレ作成日時)

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No.1 06/11/02 22:27
自由人0 

‥一体、何故こんな事になってしまったのだろう?
私には『理由』が全く分からない。
唯一、理解出来たの事は‥私は独りぼっちになってしまった。見捨てられたという事だ。

No.2 06/11/02 22:40
自由人0 

>> 1 ‥私の名前は、アメリア。
私は、何を言っても何をしても何でも許してもらえた。
余りに度が過ぎると、注意されたりもしたけど そんな時は拗ねてみる。そうすると
「アメリア。ゴメンね」と周りの人が言ってくる。
皆は私の事を
「可愛い」
「綺麗な目をしてるね」
「アメリアは大切よ」などと言ってくれてた。

No.3 06/11/02 22:52
自由人0 

>> 2 ‥「アメリアずっと一緒にいようね」
と言ってくれてた人さえいたのだ。
なのに---私は周りから見放されてしまったのだ。
寒い寒い真冬の日だった

No.4 06/11/02 23:02
自由人0 

>> 3 ‥あの日、私は皆と一緒に遠い街へやってきた。
見た事のない景色に不安を感じた。私は「こんな所いやよ!!帰りましょ」と怒った。いつもなら、聞いてくれるのに この日は違った。
「アメリア‥もぅアナタと一緒にいられなくなったの」
「アメリアなら、可愛いから誰かと又一緒にいられるわ」
「さようなら」
「元気でね」
皆が口々に言ってきた。
「何言ってんのよ!?
私は帰りたいの!こんな知らない所なんて嫌なの!」と声を荒げて言った。
皆の目に涙が浮かぶ。私に謝りながら 車に乗って走り去った。私一人が取り残された

No.5 06/11/02 23:13
自由人0 

>> 4 ‥頭が混乱してしまった。
考えても考えても 何がどうなったのか分からない。
とにかく寒くて仕方がなかった。
何処か 暖かい場所に行こう。私は辺りを見回しながら歩いた。前方から人が歩いてきた。あの人達に良い場所がないか聞いてみよう。
「あの‥」と言いかけるなり
「きゃあっ!こっちに来ないでよ!私、ネコって大っ嫌いなんだから!」と言った。横にいた人が
「そんな事 言うもんじゃないわ」と言って、そっと頭をなでてくれた
「この子 人慣れしてるわ。きっと可愛がられてるのね」と話してくれたが、私の事を嫌いと言った人が、その人の手を引っ張って
「早く行こう!間に合わないよ」と言って
連れてったので
私は場所を聞く事が出来なかった。
仕方なく、又歩き始めた。雪がちらつき私の体に落ちる。

No.6 06/11/02 23:25
自由人0 

>> 5 ‥ 暖かい場所はナカナカ見あたらない。
風が吹いてきた。

私の側を通る人々が、コートやマフラーで寒さをしのいでいるが、私には何もない。身が切れそうな程の北風と降り続ける雪が、体を容赦なく打ち続ける。
道はビショビショで手足が凍りそうだった。
寒くて‥辛くて
‥悲しかった‥。
私は一緒に暮らしていた周りの皆--飼い主の名前を一人ずつ呼んだ。ひょっとしたら、誰かが来てくれるかも知れない。そんな小さな期待をしていた。
だけど‥誰も来なかった。辺りが暗くなり、私の体は冷たく濡れていた。

  • << 9 ‥本能と言うべきか勘と言うべきか、私はそれを働かせて 家路へと向かった。 どれ位歩いただろう。手足が疲れてきた。途中で路地裏を見つけた。そこに入ると突き当たりに、潰された段ボールが無造作に重ねてあった。そこの隙間に入った。 家で寝ていた時の ベットとは全く感触も居心地も違うが、 ここは雪と風をしのげた。暖かさも少しはある。 私は、こうしている間に家族の誰かが 私を迎えに来てくれるかも。と期待をしていた。

No.7 06/11/03 00:52
☆アイスクリーム☆ ( Y5Of )

こんばんは🌒

いやぁ~💨
早くも3作目ですね❤
これからも
チョクチョク来ては読み……来ては読み……と繰り返させてもらいます😃
楽しみにしています🐸


……
あたしも、また書き始めようかな……😚笑💧

No.8 06/11/03 18:08
自由人0 

>> 7 ◇花ちゃんへ
前作と今作と両方に来てくれて嬉しいです☺有り難うね💖
新作は、突然 家族から捨てられてしまったネコの目線から見た物語です。
これから、どんどんネコのアメリアに災難が降り懸かります。季節は真冬。
行き着く先は、家族の元?それとも………。頑張って続けていきます

No.9 06/11/03 20:45
自由人0 

>> 6 ‥ 暖かい場所はナカナカ見あたらない。 風が吹いてきた。 私の側を通る人々が、コートやマフラーで寒さをしのいでいるが、私には何もない。身… ‥本能と言うべきか勘と言うべきか、私はそれを働かせて
家路へと向かった。 どれ位歩いただろう。手足が疲れてきた。途中で路地裏を見つけた。そこに入ると突き当たりに、潰された段ボールが無造作に重ねてあった。そこの隙間に入った。
家で寝ていた時の
ベットとは全く感触も居心地も違うが、 ここは雪と風をしのげた。暖かさも少しはある。
私は、こうしている間に家族の誰かが 私を迎えに来てくれるかも。と期待をしていた。

No.10 06/11/03 20:58
自由人0 

>> 9 ‥ふと気がつくと
辺りは真っ暗闇だった。どうやら、いつの間にか眠ってしまっていた様だ。
私は、段ボールの
隙間から外に出た。ひんやりした空気が体を包む。
静まり返っていて
家族の姿はない。
私は家族の名前を
一人ずつ呼んだ。
だけど、誰もこない。もう一度‥もう一度‥名前を呼び続けていても、家族は来ない。私は不安になり、呼びかけが段々叫び声の様になっていった

No.11 06/11/03 21:04
自由人0 

>> 10 ‥突然、背後の窓が開く音がして驚きのあまり飛び上がった。「うるさい!このバカ猫め!どっか行きやがれ」と怒鳴られた。それだけではない。その人は、バケツに入った水を私の体に浴びせた。ビールの空き缶を投げつけてきた。私は、その場から走って逃げた

No.12 06/11/03 21:12
自由人0 

>> 11 ‥胸がドキドキした。驚いた。あんな事をされたのは初めてだった。
気持ちが落ち着き始めた頃、段々悲しみが押し寄せてきた。
私が一体、何をしたって言うの?
暖かい場所が知りたかっただけよ。
家族に来て欲しくて、名前を呼んだだけよ。
不安になってしまったのよ。
私が「ネコ」だから
‥避けるの?
水をかけたり、物をぶつけるの?
どうして…?

No.13 06/11/04 23:01
自由人0 

>> 12 ‥何故、私の家族は私を置いてったの?
何故、探しに来ないの?
疑問・不安・悲しみで気持ちが溢れていた。
トボトボ‥と暗闇の中を歩く。
雪も風もやんでいたが、道にはまるで一面に、白くて冷たい絨毯が敷き詰められてる様だった。
私が歩いた後には
足跡が残る🐾
家族と一緒にいた頃--あの時も、雪が積もっていた。私は庭に出ていたが
「アメリア、風邪ひくから中に入りましょう」と言って抱きかかえられたコトがある。飼い主がふと地面を見て 私の足跡が可愛いと言ってくれていた。

No.14 06/11/04 23:09
自由人0 

>> 13 ‥私は、色んな事を思い出しながら ただひたすら家路に向かっていた。
また雪が降り始めた。さっきとは違い 水が混じった様な雪だ。
―あぁ!もう嫌だ!― 私は、瞬時にある家の軒下に入った。
―邪魔しないから。 大きな声出さないから。
だから、これが
やむまでは意地悪しないで此処にいさせて!―
私は、そう願った。 体はすでに冷えきっていて、感覚がなくなっている様だった。

No.15 06/11/05 15:52
自由人0 

>> 14 ‥寒くて暗い時間が、やけに長く感じたがようやく日が昇り始めた。雪も止み
私はもぅ降らない様に願いながら伸びをし、歩き始め様とした時 ドアが開いた。ドアを開けたその人は、私に待っている様に言った。
あんな目に遭っていても、まだ人を信じていた私は大人しく待った。

No.16 06/11/05 15:57
自由人0 

>> 15 ‥しばらくしてから、その人は温かいミルクを出してくれた。私はそれをすぐに飲んだ。ミルクが
こんなに美味しくて体を暖めてくれるなんて感じたのは初めてだった。私が飲み終わると、その人は私を沢山なでてくれた。私は嬉しさと感謝の気持ちで喉を鳴らした。

No.17 06/11/05 16:02
自由人0 

>> 16 ‥「まぁ!随分 人なつっこい子ね。きっと何処かで大切に飼われてるのね。さぁ帰りなさい。きっと心配してるわよ」
と言って、私の言葉を待たずに中に入ってしまった。
私は、再び前進した。

No.18 06/11/05 16:28
自由人0 

>> 17 ‥日が昇り始めた街。まだ静気さが残ってはいるが、それでも早くから起きる人達は窓を開けたりしながらチラホラと動き始めていた。
私を、蔑む様にして見ながら歩く人
知らん顔して横切る人
目を細めながら
笑みを浮かべて通り過ぎる人。反応は様々だ。
私は今まで、こういった視線なんて
何とも思ってなかった。私には居場所があったからだ。
自分にとって信頼出来る人・味方になってくれる人がいればそれで充分だと思っていた。

No.19 06/11/06 22:49
自由人0 

>> 18 ‥歩き続けては、安全で休める場所を見つけては体を休ませ、また歩く日が幾日も続いた。
雨の日もあれば
風の日もある。
雪が降り出す事があると思えば、天気の日もあった。
自慢だった毛並みも色も、薄汚れてきているのが自分でも分かっていた。
食事も親切な家の人が、お裾分けしてくれたりした。
もちろん、世間は
そんなに善い人ばかりではないから
食事も満足に採れない日だってあった

No.20 06/11/06 22:54
自由人0 

>> 19 ‥ある日の事。
私は突然、子供に抱き上げられた。ビックリして逃げ様としたが、その腕のぬくもりは私の家族の者と似ていた。
「怖がらないでね。大丈夫よ。一緒に暮らそう」と言ってくれた。

No.21 06/11/06 22:59
自由人0 

>> 20 ‥その子供は、私を抱き上げてから直ぐ側の白い大きなお家に連れてった。
玄関に入り、中に上がる。部屋のドアを開けると子供のお母さん(と思う)が私を見て
「動物は飼えないって何度言ったら分かるの!捨ててきなさい」
その言葉に反発する子供。しばし、言い合いが続いたが
子供は私を抱いたまま外に出て、さっき私を抱き上げた場所に座らせた

No.22 06/11/06 23:03
自由人0 

>> 21 ‥子供は泣きながら謝った
「ごめんね。ごめんね。お母さんは分からず屋なの」そう言って帰った。
…私の家族もそうだった。『ずっと一緒にいよう』『大切』などと言っておきながら、私を一人ぼっちにした。
そしてさっきの子も似た様なものだ

No.23 06/11/06 23:14
自由人0 

>> 22 ‥全く、人間なんて言ってる事とやってる事が違うんだもの。たやすく信じてはダメね。と感じる様になってきた。
それと同時に、その頃には悲しい事だが事実が分かってきたのだ。信じたくなかった。だけど、これが現実…私は大好きな家族から

『捨てられた』

それでも家に帰りたいのは、まだ家族に受け入れてもらいたい気持ちがあったから。「人」が信じられないけど、信じたい。そんな矛盾した思いが残っていた。

No.24 06/11/07 22:50
自由人0 

>> 23 ‥毎日毎日、寒い北風が吹く中歩き続け、時には人間に苛められる事もあった。 どうしてこんな事をされるのか‥分からなかったが、言える事はココに私を助けてくれる者はいない。いつまでも、悲しみに浸らずに前進するしかない。疲れてしまったら、休んで又新しい気持ちで 進もう。そう思った

No.25 06/11/07 23:00
自由人0 

>> 24 ‥私がマダ家族の元で、お姫様のように可愛がられていたあの頃、私はよく窓辺から外を眺めていた。時折、やせ細った猫を見かけた。
とても悲しそうな瞳をしていた。私の家族が食事をあげ様とすると、逃げたり 威嚇していた。
(好意は素直に受け取ればいいのに)と思いながら見ていた。あの時は分からなかったが、今なら
あの猫の気持ちが分かる。きっと私と同じで、心を開き人に近付くと突き放された経験をしていたのだろう。だから人が怖くなったんだ。
身を守る為に、逃げたり 威嚇するしか術がなかったんだと思う。そして、自分の身に降り懸かった辛く悲しい事が、目に現れていたのかも知れない。

  • << 28 ‥そんな思い出を浮かべながら、私は 前に進んだ。北風・雪・雨は容赦なく体を叩きつける。それでも雨風をしのげる場所が見つかる時はマダいい。世の中は そんなに甘くないので、時には そういう場所すら無い事だってある。 私は マトモに食事も採れず、吹きさらしの中にいる毎日だった為 痩せてきて 毛並みも艶も、どんどん酷くなる一方だった

No.26 06/11/08 00:42
負け犬26 

>> 25 今晩は🌒
澪さんお邪魔します。楓です😃
澪さんの作品を読んでいると、すぐに主人公の気持ちにのめり込めて、猫ちゃんのツラさや葛藤の気持ちが凄く伝わってきて切なくなります😿これから猫ちゃんがどうなっていくか、とても楽しみにしています。
これからも頑張ってくださいね🐸

No.27 06/11/08 22:03
自由人0 

>> 26 ◇楓さんへ
今晩わ🌙
レス有り難うございます。お褒めの言葉嬉しいです🐱
これからも頑張ります。楓さんの方にも又お邪魔させて頂きますね☺

No.28 06/11/09 22:11
自由人0 

>> 25 ‥私がマダ家族の元で、お姫様のように可愛がられていたあの頃、私はよく窓辺から外を眺めていた。時折、やせ細った猫を見かけた。 とても悲しそう… ‥そんな思い出を浮かべながら、私は
前に進んだ。北風・雪・雨は容赦なく体を叩きつける。それでも雨風をしのげる場所が見つかる時はマダいい。世の中は そんなに甘くないので、時には そういう場所すら無い事だってある。
私は マトモに食事も採れず、吹きさらしの中にいる毎日だった為 痩せてきて
毛並みも艶も、どんどん酷くなる一方だった

No.29 06/11/09 22:20
自由人0 

>> 28 ‥それでも、病気なんて一つもしなかった。今の私にとって、それが唯一の救いだった。もし病気なんかすれば家に着く迄に あの世へ旅立ってるに違いない。 しかし、こんな私でも拾ってくれる人はいるのだ。必ず子供である。少しの期待と不安を胸に、抱っこされながら家に行くが、決まって親から
『ダメです』
『そんな汚い猫やめて頂戴』
『動物は飼えないの』
『うちには、もぅ他に猫がいるでしょ』『犬と喧嘩になるから、可哀想でしょ』の内どれか一つは言われる。子供は私を庇ってくれるが、最後には親の言い分が勝ち、私は又捨てられる。こんなパターンばかりだった

No.30 06/11/09 22:32
自由人0 

>> 29 ‥その内、私は私を拾ってくれそうな(何となく勘で分かる)子供に会っても、これ迄の様に身を任せる事はしなくなった。期待と不安は、確実に失望へと変わる為だ。胸を痛めるのは、懲り懲りだ!
心がこれ以上傷つかない様に私は人から離れる事をいつしか覚えていた。

No.31 06/11/09 22:38
自由人0 

>> 30 ‥また、思い出話に戻るが私は家にいた時、自分の毛並みに艶 そして細くて長い手足が自慢だった。家族も私の毛をブラシで、とかしてくれたり自分でも毛繕いをしていたので
とても綺麗だった。勿論 栄養ある食事のお陰でもあったが‥。あの頃は、自分の外見ばかりを自慢していた。体調の事なんて、これっぽっちも考えてなかった。

No.32 06/11/09 22:42
自由人0 

>> 31 ‥それが今となっては、毛並みや艶、細長い手足なんて役に立たない事が分かった。もっと丈夫な手足の方がよっぽど頼りになっただろうし、毛なんて程々で充分なんだ。そして、今迄 何とも思ってなかった体調(健康)が一番 役に立っている。

No.33 06/11/09 22:46
自由人0 

>> 32 ‥例えは少し違うかも知れないが、イザと言う時・自慢に思い頼りにしていたモノに裏切られ、役に立たない・何とも思わなかったモノに救われる。皮肉な話だ。

  • << 36 ‥苦しい思いをしながらも、ようやく 私は見慣れた街に着く事が出来た。 そう…やっと、住んでいた街に辿り着いたのだ。 私は、走った。 力を振り絞り走った。もうすぐ!もうすぐ!私の家に着く。 家族に会える。私を捨てた事は許そう! そう思って沢山走った

No.34 06/11/10 17:35
旅人34 

お久し振りです。旅人です😺部活やらテストやらでレスずっと出来ませんでした;ふぅ
可愛いなぁアメリア⭐実はつい昨日、誰かが学校に車で来て猫を捨てて帰って行った人がいたそうです😢しかも見て来た所、生まれたばかりの様でした。本当に無責任な飼い主が多いんですね‥生徒のいる前で捨てるんなんて。この物語を読んで、もっと動物の気持ちを考えて欲しいと改めて思いました😢

No.35 06/11/10 22:26
自由人0 

>> 34 ◇旅人さんへ
お久し振りです🙋
レス有り難うございます。
私の家に、🐱が二匹います。貰ってきた子なんですけど
捨てるなんてとても出来ないです!
だから、子猫を捨てた人達が許せないですね👊💨天罰当たりますよ!
そんな動物を簡単に捨てるなんて理解不可能です。
この物語の主人公アメリア😿を捨てた飼い主に、それなりの罰を与え様と考えていますが、それは次回作になると思います。この物語共々次回作も宜しくお願い致します🙇

No.36 06/11/10 22:32
自由人0 

>> 33 ‥例えは少し違うかも知れないが、イザと言う時・自慢に思い頼りにしていたモノに裏切られ、役に立たない・何とも思わなかったモノに救われる。皮肉な… ‥苦しい思いをしながらも、ようやく
私は見慣れた街に着く事が出来た。
そう…やっと、住んでいた街に辿り着いたのだ。
私は、走った。
力を振り絞り走った。もうすぐ!もうすぐ!私の家に着く。
家族に会える。私を捨てた事は許そう!
そう思って沢山走った

No.37 06/11/10 22:36
自由人0 

>> 36 ‥我が家に着いた。門には『売り家』と書かれた看板が下がっていた。しかし、私は字が読めないので意味も分からなかった。私は気にせず、門の隙間をくぐりぬける。玄関を通り越しグルッと回り、庭に入る。そして
リビングに繋がる大きな窓の所に行った。『ただいま!』私は大きな声で言った

No.38 06/11/10 22:40
自由人0 

>> 37 ‥誰も出て来ない。もう一度、声をかけたが静かだ。私は、窓という窓の側に行き 飼い主を呼ぶ。
木に登って、二階の屋根に飛び移る。ベランダから中を覗いて声をあげても
物音一つしなかった

No.39 06/11/10 22:44
自由人0 

>> 38 ‥私は又 玄関の方へ戻った。
ここで待っていよう。家族が帰ってくるかも知れない。
私は、ずっとずっと待った。何日も待った。だけど誰も来ない…。
本当に家族は私を『捨てた』と言う事実を、改めて認識する羽目になった

No.40 06/11/10 22:52
自由人0 

>> 39 ‥“猫は家につく”と言う言葉がある。でも、それは違う。猫だって大切にしてくれる家族がいるから、家が好きなんだ。どんなに家にいたって、飼い主がいなければ寂しいし悲しい。不安になる。
私は私を捨てた飼い主に言いたい
『捨てられた動物の気持ちが分かりますか?』と。

  • << 45 ‥私は、帰って来ない人を待ち続けるのをやめた。 家族に会う為に、遠い遠い道のりを頑張って歩き続け時には悲惨な目に遭ったりもしたのに、結局は空回りで終わってしまった。 私は、行くあてもなく ただ思うままに放浪した

No.41 06/11/11 01:17
☆アイスクリーム☆ ( Y5Of )

>> 40 こんばんは🌠

何だろう…
普通に凄いなぁ~って
思います⭐
だって…
猫ちゃん目線での
話しなんて私には
書けないし、
思いつかないから🌒

そして面白い😃‼

初めは…
『んっ❓何の話し❓』
って思ったケド
今じゃ夢中になって
読んでます❤

澪ちゃんの小説を読んでると、素直な気持になって読めるし、あたしも、また・書こうかな~って気にさせられる😃

これからも、ブリッと
頑張って下さい😚

また・来ます⤴✨

  • << 43 ☆🌼ちゃんへ レス有り難うございます🐱そして、退院おめでとうございます🎉 こんな駄作に、色々お褒めの言葉嬉しいです。 🌼ちゃんの作品復帰楽しみにしてますね。

No.42 06/11/11 19:12
見てるだけの人42 

澪さん始めまして😃
珠未といいます!

前の2作品も読ませていただきました😃 自分は小説なんて書けないので、ただただ凄いなぁと思います😲

澪さんの作品のファンです💕
また続き楽しみしています🙇
頑張ってください😃

  • << 44 ☆見てるだけの人さんへ 初めまして! レス有り難うございます。下手な作品でも、ファンと言って貰えて光栄です。 これからも頑張りましので応援よろしくお願いします

No.43 06/11/11 21:06
自由人0 

>> 41 こんばんは🌠 何だろう… 普通に凄いなぁ~って 思います⭐ だって… 猫ちゃん目線での 話しなんて私には 書けないし、 思いつかないから🌒… ☆🌼ちゃんへ
レス有り難うございます🐱そして、退院おめでとうございます🎉
こんな駄作に、色々お褒めの言葉嬉しいです。
🌼ちゃんの作品復帰楽しみにしてますね。

No.44 06/11/11 21:08
自由人0 

>> 42 澪さん始めまして😃 珠未といいます! 前の2作品も読ませていただきました😃 自分は小説なんて書けないので、ただただ凄いなぁと思います… ☆見てるだけの人さんへ
初めまして!
レス有り難うございます。下手な作品でも、ファンと言って貰えて光栄です。
これからも頑張りましので応援よろしくお願いします

No.45 06/11/11 21:14
自由人0 

>> 40 ‥“猫は家につく”と言う言葉がある。でも、それは違う。猫だって大切にしてくれる家族がいるから、家が好きなんだ。どんなに家にいたって、飼い主が… ‥私は、帰って来ない人を待ち続けるのをやめた。
家族に会う為に、遠い遠い道のりを頑張って歩き続け時には悲惨な目に遭ったりもしたのに、結局は空回りで終わってしまった。
私は、行くあてもなく ただ思うままに放浪した

No.46 06/11/11 21:19
自由人0 

>> 45 ‥家族の事を恨んだり憎んだりしなかった。かと言って--幸せ--である様に願ってもなかった。
私は、家族の事を思い出すのも疲れていた。気力も落ちた。健康だと思っていた体もガタガタになりかけてきた。
私は自分の「死期」をかすかに感じ始めていた。

No.47 06/11/11 22:42
自由人0 

>> 46 ‥私は、門をくぐり抜け道に出た後、家を振り返った。
未練は無い。

何処に行こう。

永遠の眠りの時位は穏やかな所がいい。

私は安らぎを求め
さまよった

No.48 06/11/11 22:46
自由人0 

>> 47 ‥何処をどう歩いたのか感覚すら分からなくなっていった。
私は公園に着いた。
花壇の植え込みに身を潜めた。

今日の天気は晴れている。

最期にはふさわしいと思った。

私の目はかすみ始めてきた

No.49 06/11/11 22:50
自由人0 

>> 48 ‥ぼんやりとした視界に、子供の姿が目に映った。遠くなる記憶の中 こんなに
みすぼらしくなった私に
「可愛い!」
「ネコ大好き」と言った声が耳に入った。
その後の事は、もぅ分からなくなった。私は、深い眠りについたのだ。

No.50 06/11/11 22:58
自由人0 

>> 49 ‥冷えきっていた体が暖かくなってきた。「死」とは、こういうものなのか…。

………?

何か様子がおかしい。

私は目を開けた。

すると
「パパ!ママ!お姉ちゃん!ネコさんが目ぇ開けたよー」
と言う声がした

  • << 51 ‥私の姿を見に三人が駆けつけてきた。みんな、思い思い 自分の言いたい事を私に話してきた。しかも一気に。 何が何だかサッパリ分かる筈がなかったが、時間が経つに連れ状況が把握出来てきた。
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