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2013/09/26 21:57(更新日時)

ショート・ストーリー

ショート・ショート

13/08/21 11:59 追記
読後感想など書き込みしていただけると嬉しいです。短編なので、皆様のSSもお待ちしております。

と、体のいい事を書きましたが主は、ネタ切れ状態です…

13/09/13 20:32 追記
途中の章から長編になってしまいました。
あえて題名をつけるとしたら【PTA】です。フィクションですが、私が過去に経験した題材でもあります。ご興味のある方は、読んで下さい

No.1985796 (スレ作成日時)

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No.251

>> 250 あっでもさ、警察の人が来てここであたしがひき逃げされて、運ちゃんみっかってないからさあ

目撃情報の看板立ててくれたんだあ

No.252

>> 251 それからだよね

お花とかジュースなんか置いてってくれる人が増えたの

喉乾いた時は、それ飲んでる

誰かビールかなんか置いてってくれないかな?

ついでに、さきいかなんかあるとサイコーなんだけどな

No.253

>> 252 あっ来た来た!

おっちゃーん待ってたよー
ここの交差点って、結構事故っちゃう人が多いから、夕方になると、あたしと同業者がいっぱいくるんだ

No.254

>> 253 おっちゃーん

腕みっかったあ?おっちゃんは自転車で跳ねられてさあ

車のなんつーの?
タイアんとこの事。

そこに腕挟まれちゃってさあ

自分の腕探してんだってえ

No.255

>> 254 おーみいちゃん

まーだ立ちんぼかい?

えへへ

俺のは今日も見つからねーわな

おっタバコかあ

一本くれな
悪いな

No.256

>> 255 おっちゃん、腕探して何年になる?

随分いるもんねえ
あたしより先輩だわ

あははー

No.257

>> 256 だーかーらー

あたしたち視てもあんま驚かないでくれる?

あたしだってさあ、生きてた時あるしぃー

おっちゃんだってさあ
生きてたんだよねえ

No.258

>> 257 つか、あなたしんでんの?
てっきりみえる人かと思ったわ

さっきのサイレンあんただったんだあ

あらためまして

こんにちわ
あたし唯って言います

よろしくねえ

No.259



【小休止】


No.260

朝は低血圧のせいか、なかなか起きれない。
あ~あ、また一日の始まりかあ

No.261

>> 260 起きる前にと

No.262

>> 261 奈美は自分の枕元においてある携帯に手を伸ばす

No.263

>> 262 「皆さん、おはよう♪今日は気持ちいい朝だよ♪今、洗濯中~♪今日も暑いけど頑張ろうねえ」

最近はまってる携帯掲示板「フムフム」
仲間も出来て、悩みや日頃のつぶやきを書き込んでいる。
ツイッターと違って、書き込みするとすぐに返事がくる。
奈美のストレス発散のために悩みを相談した所、沢山の返事がきた。それから、毎日チェックしてる。掲示板だった。

No.264

>> 263 あ~あ昨日、飲み過ぎたかな?もう少し寝てよ。

夏がけを頭からかぶりエアコンの効いた部屋で、寝込みを決め込んだ。

No.265

>> 264 「フムフム」掲示板を読む。どうせお母さんが朝食を作ってるんだしね。出来たら呼んでくれるでしょ。

No.266

>> 265 私は身体が弱い。子どもの時から病院に行ったり来たり。おかげで学校も休みがち。勉強なんて出来る訳ないよね。すぐに熱が出るし。咳だっていつも出る。おまけに、扁桃腺持ちだから風邪を引いた時はひどい。

No.267

>> 266 なんとか高校は出たけど、仕事なんて出来る訳ないよ。だって、身体が弱いんだもん。

でも、結婚出来たのは奇跡に近いかも…

No.268

>> 267 旦那が悪いのよ。結婚したとたん、ああやれこうやれってうるさいのなんの…

私は、身体が弱いのよ!だ。
赤ちゃんだって、しぬ思いで産んだんだからね~

No.269

>> 268 毎日、家事に育児に大変だった。自分が熱が出た時も旦那はふんぞり反って、私をこき使う!我慢の限界!

No.270

>> 269 お母さんに泣きながら、その事を話したら
「まあ可愛そうにねえ。いいわ。お父さんにも間に入ってもらって離婚の話をしましょ。実家に帰っておいで。待ってるわ」
と言う訳で、奈美は離婚して出戻りした。

No.271

>> 270 色々あったなあ~

奈美は携帯の画面を見ながら回想した。

出戻りなんて、言葉は悪いけど、親が帰って来いって言ったから帰って来たの。だから、出戻りじゃあないもん。

No.272

>> 271 「フムフム」掲示板に出会ったのは、その頃。
掲示板には、色々な悩みを抱えた人たちが相談している。

No.273

>> 272 な~にこの人?へんな事を書いて、よっぽどリアル充実してないのねえ~

「もてない僕。どうしたらいいんでしょう」だってさ

No.274

>> 273 階下から母親の声がした。「奈美~ごはん冷めちゃうよー。秀一は、もう食べてるよー」

はいはい。うるさいお母さん。今いきますって。
今日は、身体がだるいなあ~

No.275

>> 274 「おはよう。ママ。身体、大丈夫?僕、いい子でしょ?ばあばと一緒に朝、畑に行ってお味噌汁にいれるネギを採ってきたんだよ」

「えらい?でしょ?」

No.276

>> 275 畑とは、奈美の母親が趣味で作っている家庭菜園の事である。

No.277

>> 276 寝ぼけまなこで息子を見て「しゅうちゃんは、えらいねえ。ばあばのお手伝いして。いい子、いい子」

息子の頭をなでた。

No.278

>> 277 奈美は、定年退職まじかな父親、秀夫を探した。

「あれ?今日は、お父さん、休みじゃないの?」

No.279

>> 278 奈美の母親、静子は
「ああ、お父さんねえ、自治会の会長さんになってほしいって、お隣りの坂田さんに相談されちゃってね。今、お隣りに行ってるのよ。早く、ごはん食べちゃいなさい。片付かないから」

No.280

>> 279 えーっ、今日はじいじと一緒に秀一がプレイランドに行くって言ってたのにー

奈美は、パジャマのまま座り込み、朝食に手を伸ばす。

No.281

>> 280 「ママ、ちゃんと顔洗った?歯も磨かなきゃいけないんだよ」

息子の秀一にたしなめられた。

No.282

>> 281 「ママは身体が弱くて、今日も少し熱があるみたいなの。ごはん食べたら、また横にならせてね」

「ごめんね。しゅうちゃん」

と、我が子にいい訳をし母親がよそったごはんをおかわりした。

No.283

>> 282 朝食のあと片付けを始める母親をよそに、息子とアニメのDVDを観る奈美。

「このアニメ、ちょー面白いね。今度、映画でやるみたいよ。しゅうちゃん、じいじと観に行ってみる?」

No.284

>> 283 秀一は、両手を叩いて喜び
「わーい。行く行くー」

はしゃいでいた。

秀一、五歳。幼稚園の年中さんである。

No.285

>> 284 「しゅうちゃん。ごめんね。ママ具合が悪いから。一緒に行けなくて」

今も少し、身体がだるいから、お布団に入るね

No.286

>> 285 「僕は、平気だよ。じいじが帰って来たら、おでかけするし。ママは休んでてね。早くよくなりますように…」

秀一は、奈美のおでこに手をあてた。

No.287

>> 286 「しゅうちゃん。ありがとう。ママ嬉しい」

「じゃあ、横になるね。お二階に行ってるね」

奈美は、そのまま寝室となっている、元自分の部屋に戻り、また布団をかぶった。

No.288

>> 287 どれどれー
携帯に手を伸ばし「フムフム」掲示板にアクセスをする。

案の定、皆からの近況や返事が書かれてあった。

さっきの、もてないお君はどーしたんだあ?

No.289

>> 288 布団にゴロゴロしながら、あちこちの相談事を読みあさる。

へえーバッカみたい!こんな事、悩んでんのお?

No.290

>> 289 奈美は、返事を書くべく自分の机にあるノートパソコンを立ち上げた。

No.291

>> 290 「フムフム」掲示板は、PCからでもアクセス出来る。携帯を打つより、キーボードで返事を書くほうが楽である。

何?何?

「フムフム」掲示板は、匿名掲示板で、ハンドルネームやニックネームなどは不要な掲示板だ。

No.292

>> 291 ついでに仲良くなった人たちにも、返事を書いておこうかな?

「あ~やっと、洗濯終了~♪ちょっと、一休み。午後から子ども連れて近くの公園でママ友と、愚痴大会でーす♪でも、ママ友って、なんか疲れちゃうんだよね~」

No.293

>> 292 奈美が実家に帰って来てからは、息子の祖父母である、父母に息子の面倒をみてもらっている。もちろん幼稚園の送迎も任せきりだ。
何せ、奈美は身体が弱いから…

当選、幼稚園のママ友なんか一人もいない。と言うか、顔も知らない。

  • << 296 「フムフム」掲示板にはまるようになってからは、奈美の生活にも少しだけ変化はあった。 奈美は身体は弱いが、外出が大好きだったが、掲示板をするようになってからは、家にいたほうが楽な事に気がついてしまった。

No.294

>> 293 誤字

当選
当然の誤りです。すみません

No.295

続きます

No.296

>> 293 奈美が実家に帰って来てからは、息子の祖父母である、父母に息子の面倒をみてもらっている。もちろん幼稚園の送迎も任せきりだ。 何せ、奈美は身体… 「フムフム」掲示板にはまるようになってからは、奈美の生活にも少しだけ変化はあった。

奈美は身体は弱いが、外出が大好きだったが、掲示板をするようになってからは、家にいたほうが楽な事に気がついてしまった。

No.297

>> 296 外出するとお金かかるもんねえ。

しかも子ども連れだと、行くとこ限られちゃうしねえ
との書き込みを読んだ事も影響している。

No.298

>> 297 「フムフム掲示板」で、ある事にも気がついた。
それは、なんとなくではあるが、文章や文体、句読点の付け方などから、同じ人が書いていると思われる、文章を見つけた。

思いきって質問したところやはり同じ人だった。

それからだった。似たような感覚の人たちを見つけては、コンタクトを取る。
すると、やはり奈美のように離婚を経験し、いわゆるシンママと呼ばれる人たちにも話が出来るようになったのだった。

No.299

>> 298 そして、何ヵ月かやり取りをしているうちに、なんとなく仲間意識が出てきて、色々な話を綴るようになった。

ただ、真実、本当の事は書かない。顔も本名も住んでる所も知らない相手である。本当の事なんて書けるはずもなかった。

No.300

>> 299 匿名掲示板では珍しく、その「仲間」になった人たちを、あだなで呼び合うまでになっていった。

奈美のあだなは「えいちゃん」

そして最初に話かけたシンママは「びーちゃん」

あとから、仲良くなった「しーちゃん」と奈美を入れて三人だ。

  • << 301 「びーちゃん」が書き込みをしてきた。 「今晩のメニューなんにしよーかな?うちって、子ども二人じゃない?普段は、母親に預けて仕事してるから、いいんだけど休みの時は、やっぱ作んなきゃね。晩ごはん。やんなっちゃうよ」
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