甘酸っぱい夏の記憶
笑顔で見送れない俺を許してくれ
まだ進行してる実話です
※誤字・脱字があったらすみません
神の機嫌で決まる偶然たる出会い
忘れもしない昨年の夏
前にバイトをしていた店に、バイト時代に知り合った先輩と買い物に行った。
相変わらずの店だな、と思いながら商品を見ていた。
そして、ブラブラしながらレジに目を向けると新人の女性がレジにいた。
買う物なんて無いのに無駄に買い物をした。
レジに商品を置いて、不意に高校生ですか?と口走った。
22歳です。と笑顔で返事がきた。
先輩はクスっと笑った。
18歳じゃないんですか!?と胡散臭く聞き直してしまった。
女性は嫌な顔1つ見せずに『ええ違います』と言った。
そして女性の方から、2人とも身長高いですねと言われた。
ええ、3高ならぬ1高ですよ。と言ってみた。
ふふと笑ってもらえた。
本当はKさん(先輩)と兄弟なんですよ。
と、冗談を言っている間に会計が済んでしまった。
最初の出会いだった。
帰り道にK先輩から色々聞いた
名前から今の彼氏と別れたがってるみたいだという事も聞いた
3日間立て続けに1人で偶然を装い買い物に行ってみた
1日目、2日目、そして3日目にやっとTさんの勤務と当たった
そんな時に足を引っ張るチキンな性格が急に出てきた
俺には無理だ…
そう思い商品を元の場所に置き、すぐさま店を後にした
帰り道に悔いた…
俺は何をやってるんだ!?
そう自己嫌悪に陥ってる時に、ふと思いついた
Tさんのバイト先にK先輩がバイトしてるんだから、K先輩経由でメアドを聞いて貰おう!と考えた
情けないけど頼み込んで2日後くらいにメアドを書いた紙をK先輩がくれた
俺は歓迎の余りに飛び跳ねて喜んだ
そしてメールが始まった
完成が楽しみだわ
自己紹介から入るメールを送った
返事に期待を踊らせつつ待った
夜返信メールが来た
俺は喜んだ
Tさんと出会う5年前に彼女に他の男ができて捨てられ、恋なんかしない
2度と恋なんてするものか、と心の奥底に秘めて生きていた
それが今となっては、Tさんからのメールを待つ間はウキウキした気分に包まれていた
自分でもわからなかった…
メールをして行く内に惹かれるものがあった
しかし、段々と返信率が落ちて来ておりまた末期だと悟った俺はメールを止めた…
全てを忘れるかのように大学の勉強を頑張ったり、サークルに出たりパチンコをやった
そんな感じで生活を送っていたら、パチスロで10万以上の勝ちを出した
バイト代と合わせて17万前後もある…
すぐさま友達に電話をして、駅から友達とタクシーに乗り風俗街にタクシーを走らせていた
2月のことであった…
タクシーを降り、本当にピンサロに行くか友達と悩んだ
俺は風俗に行っては負けだと思っていた
しかし何事も経験だ、という意味も分からない信念の元に行くことになる
そして、翌日休みだったのを利用して、地元のターミナル駅に行ってみた
そしたら見ず知らずの男に不意に名前を呼ばれた
俺だよ!小学校時代友達だった!と言われ、思い出した
久しぶり!という感じに話していたら、性風俗店のキャッチの仕事をしているみたいだった
驚いた
そして話していると、友達のキャッチをしている同じビルに入るキャバクラのキャッチが声を掛けて来た
あろう事かキャッチに引っかかり初のキャバクラに行った
すごく楽しくて3万近く使った
そこから1週間掛からず12、3万近くの金を使い果たした
この世は金で何でも出来る
金で愛も買える
と、本気で思い始めたころに財布も口座も空になっていた…
ギャバ嬢にお財布の管理を一緒にしましょう
背伸びしないで遊ぶ日を毎月決めましょう
と言われて目が覚めた
このままだと全てを失う…
そこから夜の世界での遊びを辞め、真面目に学校に行き始めた
そして履修科目の選択をミスしてウダウダして、友達酒を飲んだ時に女の子の話になりTさんを思い出した
メール繋がるかな…
ドキドキしながらメールをした
返信が来たときは酔いがぶっ飛んだ
ギャバ嬢とは違う…
純粋で素朴な女性からのメールを久しぶりに受信したのだった…
Tさんの休みを利用して花火大会に行こう
と言うまで話が進んだ
しかし、俺のバイトが花火大会と重なってしまった…
そんな折にTさんが私を美化しているとメールがメールが来た
そして近くの公園で初めて2人で会った
Tさんは過去に辛い経験をし、それを外に発散できずにいた
そして心優しい性格故にまた心に闇を持っていた…
腕は傷まみれで、自分の命を軽率に扱うような言動、などがありビックリした
最初に言われた事がまだ忘れられない
私は、あなたみたいに綺麗な人間じゃない
住む世界が違うの
こんな傷まみれの腕を見て嫌になるでしょう?
ね、私を美化し過ぎていたでしょ…と言うと
Tさんの頬に大粒の涙が流れていた
大粒の涙を流しているTさんに初め声を掛けられず頭をずーっと撫でていた
俺はこの人を全力で守る
と、心に決めた瞬間だった
Tさんは最初知り合った店を辞めており、業種も全く違う仕事場で頑張っていた
K先輩はあのデブが!?と笑って言っていたが、俺は頑張ってもらいたかった
だからこそメンタル面を支えた
俺とTさんが付き合う前の元々彼は、Tさんがリスカをする時に最後の助けをしたのに無視した為にTさんは腕を切った
そんなことが無いようにまず自分の命を軽率に扱ってはいけないこと
切りたくなったり悲しくなったりしたら電話してくること等を約束した
そうこうしてる間にTさんは元々彼と別れ、俺と付き合い始めた
しかしながら心の優しいTさんは元々彼との関係を友達とし、また関係を切らなかった…
Tさんとは毎晩寝落ちするまでコムをし、寝落ちを確認した後に俺が寝る生活が始まった
他の人から見たら奇妙かもしれないが俺は幸せだった
7月の下旬頃であった
朝自宅から最寄り駅までの間コム(ウィルコム)をしたり、Tさんの休憩時間にコムをしたりした
仕事で凡ミスした…とか、
お昼ご飯が美味しいとか、単純な内容でしたが毎日楽しみだった
そんなある日、Tさんが仕事で心が折れて死にたいと口にするようになる
直接会って話を聞いて、そんなことで心が折れてたら社会で生きていけないぞ!
と強い口調で言った
歩いてるサラリーマンに笑われた…
Tさんから学生のクセに何がわかる?
と言うと思っていたら意外な反応だった
うつむいた状態で
『うん』と言ったのであった
またTさんと付き合ってから初めて死にたいと聞いた瞬間でもあった
そして、俺の大学ノートに微笑ましい初落書きをした日でもあった
Tさんの自宅は家からチャリで15分位の距離にあった
Tさんの最寄り駅も近くにあったので、時間が合えば一緒に家まで帰った
人前で全然手を繋げなかったけど帰り道はギュッと手を繋いで一緒に帰った
2人が愛し合うのに時間はそう必要無かった
未だに覚えている午前0時半頃まで、いつものように寝る前にコムをしていた時に俺の全てが欲しい
過去も未来も全て…
と言われ、誘われるがままにベッドを共にしていた
初めての経験で俺は生でやり挙げ句の果てに
Tさんが腰を上げないのだ
もぉ…ダメだ…そう言うと、自ら腰を抑えてしまった…
Tさんの体を傷つけてしまった…
大学は辞めることになる…
Tさんの両親・家の両親に殺される…
ごめん、ごめん…深夜1時半過ぎにボロボロ泣きながら謝り続けた
Tさんも俺の涙をみて傷つけてしまっと言い泣いた
Tさんは子供は出来ないから大丈夫
何を意味するのかわからなかった…
そして仮にできたら、迷惑を掛けたくないからソッと姿を消すと言われた…
抱きしめる以外にできなかった…
取りあえず夜も遅いので帰った
寝られる訳がなく布団の中で虚しく時間だけが過ぎた
全てが夢だ…そうであって欲しい…
いいや、これは全て現実なんだ…
虚しい葛藤をしている最中にふと寝落ちしていた
朝と言うよりかは昼過ぎに起きて、Tさんにメールを送る
昨夜のことをまず謝った…
そして大学の友達のSに連絡を取り、パパおめでとう!と祝福を受けた
ムッとしたがそれなりの代償を払ってまで行ったのだ…
毎日のメールやコムの中で体調を聞くようになる
そして俺は馬鹿だった…
自分の性欲に負けて何回も何回もTさんを抱いた…
一種の愛情表現だったのかもしれない
俺は愛していた
愛していたからこそTさんに全てを告白し、過去の経験や今に至るまでのTさんが欲しがっていた過去を全てあげた
子供の名前や子供が出来た時の進路について考えた
Tさんの言う通り子供はできなかった
Tさんは心の病と睡眠障害の改善を行う薬を飲んでおり副作用か何かで妊娠し難い体であったのだ
2人とも子供は大好きであったが子供にはもう少し後になったら来て貰おうと話し合った
そしてTさんは仕事に打ち込んだ
俺は弁護士になり親孝行をしようと考えていた
しかし、1年生の頃よりも断然にやる気が落ちていた…
自分でもダメだ…
と思っていた矢先にTさんに強い口調で言われた
夢を追いかけ努力する俺が好きだと
俺は得意分野のノートをまとめ直してTさんに説明してみせた
Tさんはノートにメッセージを書いてくれたり、誉めてくれた
家族以外の人間に勉強しろと言われたのは初めてだった
正直、ここまで恋人として支えてくれているんだなと思い嬉しかった
そんな時にルーズリーフに手紙を書いてTさんに渡した
Tさんの心の痛みを理解することができ、そして地に膝を付いて涙を流せる人が現れた時には、俺はソッと身を引くと書いた
この文章は後々後悔するする事になる
身なんか引けないのに身を引くと書いてしまったことに後悔した…
またK先輩の方は就活生として就活を頑張っていた
そして地方公務員として採用が決まった
一緒に喜んだ
その頃から一緒にランニングを始めた
ランニングの時にTさんについてK先輩に相談をした
・友達として元々彼を切らないこと
・男友達が多いこと
・心の病なこと(電話口で今の気持ちがわからなくなること)
応えは素っ気なかったのである
深入りをしてもいいことない
早く縁を切った方がいい、男のスタッフ皆そう言っている
それに、そばかすの多い単なるデブで、男をコレクションだと思っているんだろ
など、言われた
第三者の意見は辛辣だった
本当に心の優しい人で、初めて勉強をしろ
と言ってくれた人であり、初めて将来の夢が
弁護士と言っても笑わなかった人がTさんだった
でも評価に愕然とした
よきアドバイスをくれると思ったのだが…
悲しかった…
そう言うやり取りの中、初めてTさんと遠出のデートをした
一緒に洋服を見たり、小物を見たりして楽しい時間を共有した
ペアリング、ペアのネックレスを買った
5年前の彼女とは違う…
そう心の中で何か沸き立つものがありつつ、お店の人のアドバイスでソッとペアのネックレスをTさんの首につけた
何一つ外で恋人らしいことが出来ずにいた俺…
Tさんとペアのアクセサリーをして、テンパった
社会の目が怖かった…
Tさんと俺釣り合うか?
ビジュアル的に自信のない俺…
怖かった
そんな時にTさんは俺にとても似合ってるね
恋人らしくなったね
と、優しく声を掛けてくれて俺は何に恐怖を抱いていたんだ
と、思った
帰り道に一緒に食事をした
お金の無い学生らしく安いお店だったが、Tさんは美味しそうに食べる
可愛らしく見えて微笑ましたかった…
食事を終えて愛し合った
そして家まで送り幸せや反省会をしつつ自宅まで歩いた…
人前で手を繋げない俺はどうなんだ…
でも首から初めてネックレスを下ろし、指には違和感がある指輪
全てが初めての経験だった
そんな気持ちと男としての葛藤にさいなまれながら、帰った道はいつもよりも自宅が近く感じられた
次こそ恋人らしいデートをしようと心の中で誓っていた
指輪をしたままいつもの朝を迎えた
いつも通り休憩時間の1時間にコムをした
帰りTさんの最寄り駅からTさんの自宅まで一緒に手を繋いで歩いた
仕事の売上金の話がメインであったが、俺は幸せだった
何ら変わりのない普段の生活
解せなかったのは男友達の存在だった…
比べられてるという気持ちが日に日に増した
バイクで元々彼と2ケツした話題とかが話として出た…
強い劣等感にさいなまれた…
俺だってバイク欲しかった
でも、貯金も空で中免を取りに行くところからのスタートだった…
そんなくだらないことで何を悩んでいるの?
と笑顔で言われたが、何か俺の中で小さく崩れ始めた…
強い劣等感、比べられてるという気持ち…
でも、そんなTさんの事を心の奥底から愛していた
8月の終わりに事は起きた…。
いつものように寝る前にコムをしようとしていた
ごめん、死にたいというメールを受けた…
!?
すぐさまコムを鳴らした
悲しそうな声が聞こえた…
心の闇の部分がTさんの心の全てを包み込んでいた
話を聞いていたら、ペアリングを買った時の自分の気持ちがわからない…
今あなたに対する気持ちがわからないとまで泣きながら言われた
頭を鈍器で叩かれた気分にさいなまれた…
俺も泣いた
悲しい気持ちでいっぱいで泣き続けた…
そんなやり取りをしている最中にふとTさんは黙りこんだ…
1分、2分、黙り込んだままであった
何度も名前を呼んだ…
間もなく聞こえた声は俺の愛していたTさんとは大きく違った…
何が起こったのかわからなかった…
神のサイコロの目
そう電話口の口調、性格、人格が全くの別人だった
よう!と口火を切ったかのように言われた
え…
誰?と聞き直した
電話口の相手はSと名乗った
事が飲み込めないまま自己紹介をして1時間近く話をした
男勝りの口調、180度違う性格…
7年振りの登場だと語られた
俺、お前のこと興味無いしそれに俺に好きって言うとかマジでキモいと言われた
そんなやり取りの中、口にしてはならないことを発してしまった…
1つの体には1人の人格しか居てはいけない
また主人格と一緒になりな
と口走った…
それは主人格が拒否してる!
俺は存在してはいけない人格であることも知ってるけど、主人格が俺を作り出した
主人格の気分次第で俺は現れる
次主人格が現れるのはいつになるかわからない
と、言われショックだった…
お前もあいつ(主人格)に振り回されて大変だったな!
明日も暑いから水はちゃんと飲めよ!
と励まされて電話を切った
全く眠れなかった…
>> 16
初めまして。
更新はもうされないのでしょうか?
Tさんとはまだ続いてますか?
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