1. ミクル
  2. 小説・エッセイ投稿
  3. 小説・エッセイ
  4. 空想世界の冒険

空想世界の冒険

レス7 HIT数 1236 あ+ あ-


2012/06/17 04:04(更新日時)

某ゲーム・ブックの冒険世界に挑戦した軌跡のお話。

現在進行形なので、途中で生き絶えるかも…



単なる個人的趣味のパクり書き物です。
ごめんなさい(..)

タグ

No.1808278　(スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.1

よほどむこうみずな冒険者でないかぎり、これほど危険きわまる探索に乗り出すにあたっては、山とそこに秘められた宝について、まずなるべく多くのことを探りだそうとするものだ。君は、凸凹山のふもとにたどりつく前に、山すそから２日間ほど旅したところにある、地元の村の人々と数日間をともにした。

No.2

人好きのする君は土地の農民とも気楽につきあえた。農民は魔法使いの神秘的な隠れ家についていろいろ話してくれたが、その全部が事実にもとづいているとは確信できなかった。それどころか全部が事実無根かもしれない。村人は多くの冒険者が山を目指して村を通り抜けるのを見ていたが、帰ってきた者はごくわずかだったのだ。

No.3

行く手がすこぶる危険だということだけは、君にもはっきりわかった。村にもどってきた者で、もう一度凸凹山に行ってみたいという者は１人もいない。いくらか真実と思われるのは、魔法使いの宝が錠前の３つついたみごとな箱におさめられていて、あてはまるカギがダンジョンの中にひそむさまさまな怪物によって護られているとの噂だった。

No.4

魔法使い自身はたいへんな力を持つ魔法の使い手だ。老人だという者もいれば、若いという者もいる。ひと組の魔法のカードから力を得ているのだという者もいれば、いつもはめている黒い絹の手袋からだという者もいた。
山への入り口は、飲み食いが好きで頭の悪い、いぼだらけのゴブリンの一団に護られている。奥の部屋に近づくにつれ、怪物ももっとおそるべきものになる。奥の部屋にたどりつくには川を渡らなければならない。渡し舟が定期的にでているが、渡し守は取り引き好きだから、そのために金貨を一枚取っておくべきだ。

No.5

地元民はまた、歩いた場所はきちんと地図にしておくことを勧めた。地図なしでは山の中で道にまよい、どうにもならなくなってしまう、と。
ついに出発の日がくると、村中が総出で無事を祈ってくれた。女たちは、老いも若きも、涙を浮かべていた。二度と君を見ることのない目が流す、悲しみの涙だろうかと、君は思わずにはいられなかった…。

No.6

二日間の歩きもやっと終わった。君は剣を鞘から抜き、ほっと息をついて地面に下ろし、自分もしばし体を休めるために苔むした岩に腰を下ろす。伸びをし、目をこすってからようやく凸凹山を見上げる。

No.7

山そのものが脅しているように見える。真ん前の切り立った岩面は、なにか巨大な獣の爪で掻きむしられたかのようだ。とがった大岩が不自然な角度で突き出ている。

投稿順
新着順
主のみ
付箋

新しいレスの受付は終了しました

どんな投稿が削除されるの？

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか？　私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
  • 閲覧専用のスレを見る

新着のミクルラジオ一覧

新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧

お悩み解決掲示板へ

マイページ

登録情報