私の記憶辿り日記

レス4 HIT数 1479 あ+ あ-


2011/02/02 07:38(更新日時)

当時父27歳・母29歳・姉5歳の家庭の末っ子として生まれたとある人間の、現在に至るまでの昔を振り返ります。

私現在32歳。周りを見て思った事。それはうちの家族はみな、大変個性的だ💦

夫婦仲・家族仲はよく、世間によくある嫁姑の問題もなく、母と祖母は実の親子のように仲が良かった。

振り返りその1
私の幼い時の最初の記憶は、母がご飯を作っている背中を見ながら、「母ちゃん」と呼んだ。母は振り返らないまま、「なーに?今日の晩ご飯は餃子だよ。」と優しく答えた。私は無言で母の背中を見ていた。
続く…

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No.1514393 (スレ作成日時)

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No.1

振り返り2

幼稚園で、みんなと遊んでる最中、園で1番美人の先生が来た!優しくて綺麗で、みんなが大好きだった。先生が一緒に遊んでくれた。嬉しくて、みんなはしゃいでた。ふと、先生の顔を見た。何かが変だ…。鼻毛出てた。しかもハナクソぶら下がってた。
私の中でカーンと乾いた音が鳴った気がした。
翌日から私は先生に近寄ってはいけない気がして、避けるようになった。

数日後、母は晩ご飯作りながら私に聞いた。
「あの美人先生元気?一緒に遊ぶの?」

私は母の方は見ずに答えた。
「遊ばないよ。先生は元気だよ。〇〇ちゃんとお絵かきしたよ。」

母は背中を向けたまま言った。
「先生は忙しいもんね~。」

私は母の背中を見ながら、「母ちゃん」と呼んだ。

母はこう答えた。

「なーに?今日はお味噌汁に父ちゃんの好きな里芋入ってるよ」

続く…

No.2

振り返り3記憶は急に小学生に飛ぶ。小学1年生。みんな楽しみにしている給食の時間。みんなお腹すいたね~と言いながら席についた。メニューはご飯・牛乳・海苔の佃煮・野菜の煮物・だし巻き卵らしきもの。みんな玉子大好きで、真っ先に一口食べた。うち半分の人間の顔から笑みが消えた。マズイ…すぐに出した。先生も出していた。しかし傷んでいたのではなく、見た目カニカマを玉子焼きで巻いている、だし巻き卵らしきその物体は、恐ろしく味付けがマズかった。しかしクラスの半分の人間はおいしい~🎵と食べていた。その光景が別の世界のものに思えた。帰宅した私を見て姉が叫んだ。「かーちゃーん!!〇〇が顔青い!」母が血相変えて飛んできた。母は私を抱え、タクシーで病院に連れていった。採血検査結果…異常はない。熱もない。けど、医者は、「確かに顔色悪いねぇ。風邪ひきかけかもしれない。」翌日熱もないのに学校を休まされた。父が出勤前、私にこう言った。「今日給食にプリン出る日じゃなかったか?プリン食えなくて残念だなぁ。」
続く…

No.3

振り返り3

小学4年生。いつも通りの授業風景。

夏休み間近の暑い日だった。開け放していた窓からデカイ蜂が入って来た。教室はパニックになった。教室から1番に逃げ出した男の子が廊下で転んだ。起き上がったその顔を見て再び教室はパニックになった。額がパックリ切れて顔が血まみれだった。学校に救急車が来た。
男の子は一週間学校を休んだ。

以来、私は蜂を見ると必ず血まみれのあの顔が脳裏をよぎる。

血まみれ事件を珍しく父に話した。

「父ちゃん、教室に蜂が入ってきて、逃げた男の子コケて血まみれになったんだよ。」

父はテレビを見ながら答えた。「そりゃあ難儀やなぁ。でも救急車乗れるなんて、ちょっとしたヒーローだぞ!」

私は聞いた。「なんで?」

父は答えた。「父ちゃんは救急車乗ったことないんだ!」

未だに父のこの発言の真意はわからない。

続く…

No.4

振り返り4
私は物心ついた頃からクモが怖くて仕方なかった。どんなに小さなクモでも、ものすごく怖かった。今では、殺虫剤で退治できる。
小学六年生のある日、家庭科で調理実習があり、メニューはサンドイッチだった。みんなと楽しく作り、出来上がったので試食となり、みんな席についた。
ところが、私の座る席に奴はいた。テーブルの下に巣を張り、小さくてもやたらでかい存在感を放ちながら。
私は固まった。席から飛びのき、何やら叫んだが、パニックのあまり何を言ったかは覚えていない。先生が来て、退治してくれたが、すっかり食欲など無くした私はロボットのように無口でサンドイッチを食べた。味などわからなかった。
帰宅後、母は笑顔で言った。「おかえり~。調理実習どんなかった?アンタの好きなサンドイッチだったんやろ?」
私は再び恐怖を思いだし、身震いしながら答えた。「クモがいたんだよ!クモのせいでサンドイッチ嫌いになった!」
母は振り返らないままゲラゲラ笑いながら言った。「アンタねぇ…クモぐらいで情けないよ~。オヤツさぁ、サンドイッチなんだけど。」

私は必死に答えた。「いらない!」

続く…

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