復讐続行中②…続きです。梨花
皆様、私の体調を心配して下さり本当にありがとうございますm(_ _)m
病院に通いずいぶん楽になりましたので、また続きを書こうと思います。
少しゆっくりになりますがよろしくお願いします。
あの女の娘だか息子だか本人だかわからないスレがありましたが、私もあいつもあの女の身内が、謝罪や慰謝料どころか、直接会いにきたことも一度もありません。嘘の多いスレです。
現在でもあの女の息子に車で追いかけられたりしました。 癌で入院というのも息子の出まかせのようでした。
あの女共々、家族全員が理解不能です。
ぼちぼち書いていきますのでよろしくお願いします。
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「私には📩で、ケイの借金が、どこにいくらあるか書いてきたけど、
借金だらけで食べていけないから、自分が食べさせてきたって。」
「借金のことは全部知ってるよ。
だからどうしようとは何もしてくれなかったし、俺も頼みもしなかったよ。
おばさんは、自分が楽しむためには、いくらでもお金使うけど、俺ひとりのためには使わないんだ。
電話代払えなくて電話が止まったら、連絡できないのは困るって、おばさんの電話持たせられた。
その電話おばさん以外と、📩も電話もしちゃいけないって…
俺の電話代払ってくれたらいいのに、それは絶対しないんだ。
仕事のことでちょっと📩したら
私以外の誰と📩したの!40円分!相手は誰!なんの📩!!
ってキレられたよ。」
あいつから話を聞いたのは、まだ一部だけど
こんな女が世の中にいるのかと思った。
頭の病気か?
脳に異常があるとしか考えられない言動
「あの女、神経科に通ってるんでしょう?
頭おかしいの?」
「今は知らないけど、前は不眠症でカウンセリング受けてるって言ってた。」
「だから夜通し電話や📩してくるの?
まぁ今日はもういいわ。
疲れた…」
「うん、ごめんね。」
あいつの所は二部屋あるから、先に寝たが
いろんなことが頭に浮かんできて、中々寝付けない。
女性が刃物で人を脅すなんて相当な時だ。 しかも出刃包丁。
普通考えたらナイフくらいだろう。
バックに入るくらいの物だろう。
あの女は出刃包丁を、普段から持ち歩いていたのか?
財布からお金を抜くにしても、小銭まで全部抜くだろうか?
90万を借用書なしで貸してくれた女が、あいつの1万足らずの電話代は払ってくれない。
考えれば考えるほど、あの女の行動は不可解だ。
次の日
あいつは朝早くから仕事に行った。
朝、コーヒーを飲むのにお湯を沸かすにも、台所の汚れが気になる。
彼の所では何もしていなかったが、一応主婦歴は長い。
台所をチャッチャッと磨いて、お湯を沸かしコーヒーを入れた。
コーヒーを持ってあいつの部屋に入った。
あら捜しだ。
物が多い。
借金があると言ってるわりに、安物の服や飾りもの、ぬいぐるみ、車の本etc
大事な物はたぶん引き出しの中…でもそこまでするのは、やっぱり気が引けるから見ない。
前に来た時に気になっていたものがある。
古い携帯が2~3個置いてあったのだ。機種変して、前の携帯をとってあるのだろう。
それを見れば、何かわかるかもしれない。
古い携帯は3つあった。
そのうちの2つは、データが全部消されていた。
残るひとつに30ほどの📩
受信📩が30ほど、すべてあの女だ。
送信📩が10ほど、あの女への返事だ。
私は日付、時間、内容をすべて書き写した。
書き写しながら、あの女の📩にムカついてきた。
11:49
電話も出ない!📩しても返事ない!
意味ない!
私を誰だと思ってるの!
11:51
愛してないなら今すぐお金返して別れて!
ケイの所に通ったガソリン代、高速代も!
高速飛ばしたら1時間でこれるでしょ!
耳を揃えて持ってきて!
1時間だけ待ってあげる。1時間たっても来なかったら、親に言う! 人妻を無理矢理てごめにして、貢がさせたって言う!
ケイの会社の社長にも聞いてもらう!
~こんな📩が延々と夜中3時過ぎまで入っていた。
あいつの返事は…
「ごめんね🙇忘年会 みんないるから📩できない🙇 」
その間の着歴は数分おきに20数回
まるでキチガイだ。
男が忘年会で会社の人と飲んでるのに、電話に出ない!📩に返事ないと怒り狂ってる。
胸の中がザラザラするような📩だ。
📩だけ書き写して、他のものを探す気も失せた。
こんなキレる女を嫌いにならない男はいないだろう。
…あぁ気分悪い
お風呂でも入ろう
浴室をのぞくと、やっぱり汚れが気になる。
浴室にあるもの全部片付けて、浴槽も磨いた。
お湯を入れながら、
…なんで掃除なんかしてんだろう?
と思った。
あの女ほどあいつは悪くないにしても、私にとってはあいつも復讐するべき相手だ。
憎い相手の台所や浴室を掃除してるのは、変な感覚だ。
あいつが帰ってきた。
「梨花ただいま~
俺シャワー浴びて、すぐバイト行くよ。
梨花なんか食べた? お薬飲んだ?
お薬飲まないとコックさんに叱られるよ。」
「わぁぁ、お風呂きれい!
梨花お掃除してくれたの?
気持ちいいね。」
あいつの明るさは何なんだろう。
とても借金に追われ、キレ女に追いまくられて、切羽詰まってる人のようには思えない。
初めてあいつの所に来た時に感じた違和感、重いものはなんだったろう。
あいつから発信されているものではなかったのか…
部屋?
盗聴器?
あの女ならやりかねない。
だけど、それなら今回も乗りこんでくるだろう。
しかし盗聴できる距離もあるだろう。
あの女の家は、ここから60㌔以上も離れた所だ。
ん~?
なんだろう。
なんか感じるんだけど…
前にも書いたけれど、私は勘が鋭い。
ていうか霊感らしきものがある。
気持ち悪がられるから人には言うな、と祖母に言われてきた。
祖母は私の霊感を信じていた。
子供の頃は普通に👻がしょっちゅう見えていたし、いろんな体験がある。
病気で入院してる人をお見舞いに行くと、その後必ず亡くなる。
親戚から見舞いに来ないでって言われていた。大人になってからはだんだん感覚も薄れていき、👻もあまり見えない。
だが
今回の入院では、幽体離脱を体験した。
ベッドで酸素マスクと点滴の自分の姿を
自分が?自分の意識が? 見下ろしている。
天井から寝ている自分を見ている感じ。
普通の人にはわからないかもしれない。
そんな私が何かを感じる。
それが自分の身に迫るものなら、即刻この部屋からでなければいけない。
また前と同じに危険なめにあう。
それだけは絶対イヤだ。
シャワーをあがって急いでるあいつに聞くにも、バタバタと原チャで行ってしまった。
浮気相手を自分の男というのなら、堂々と出てきて
私に面と向かい、話をつければいい。
自分が間違った事をしてるから、堂々と出てこない。
いや、あの女は間違ってるなんて思っていないだろう。
正常じゃない相手に立ち向かうには…
あの女の言動は、どう考えてもまともじゃない。
あれで、旦那、子供、姑がいる家庭生活がやっていけるのだろうか?
電話や📩は、ほとんど24時間
電話では、叫んだり罵倒したり
そんな電話を夜中や明け方、どこからかけてきてるのだろう?
あれだけ叫べば家の中なら、誰かが起きる。
あんな時間、家庭の主婦が毎日外に出られるわけもない。
あの女の家族も不思議だ。
あいつが帰ってきた。
あいつ「梨花ただいま~
おなかすいた~。
ラーメン食べよっと、梨花ご飯食べた?
」
カップ麺を食べてるあいつに
梨花「晩御飯それだけ?」
あいつ「うん😥
でも、これもない時もある。」
あり合わせの野菜で野菜炒めを作って食べさせ、また話を聞いた。
梨花「あの女の家どうなってんの?
あれだけ電話して、一日中📩して、旦那何にも言わないの?
家事はおばぁさん任せで、どうなってんの?さっぱりわかんないんだけど。」
あいつ「俺も不思議って思うことがよくあった。」
梨花「最初から教えて、全部。
あっ、その前に…
この部屋、盗聴器とか、他になんか因縁のある物とかない?」
あいつ「盗聴器は素人が簡単につけれないと思うよ。なんで?」
梨花「なんかすごい重いってか暗いのを感じるんだけど。」
あいつ「………。」
梨花「話しにくい事?
いいよ。何でも言って、梨花にとってはあの女の話以上にイヤな話はないから。」
あいつ「うん。前にね同居してた奴が、借金に追われて、闇金のやくざに追われて、親にも見放されて山の中で餓死したんだ。
俺、そいつの100万肩代わりして、今も払ってる。
そいつのスーツ、捨てるにもどこに捨てていいか…
一着おいてあるんだ。」
なんであいつの周りには、こうもまともじゃない奴ばかりが集まるんだか…
ん?
私もその一人か?
何か感じたのはそれだったのだろうか?
梨花「それは処分しないといけないよ。 親に送るとか、お寺で拝んでもらって処分頼むとか。」
あいつ「うん、わかった。」
あいつの話はこうだ。
おばさんと知り合った頃は普通だった。
子供と旦那の事で悩んでて、何でも話せる俺がいると癒されるから、あなたには絶対迷惑かけないからって
俺、愛知県に出てきて初めて付き合って同棲した女が、旦那も子供もいて逃げてる女だったんだ。
20才の女にまさか旦那も子供もいるなんて思わなかったし、女はもちろん言わなかった。
そいつの旦那がやくざだったんだ。
俺、脅迫されて500万くらい取られて、女はまた他の男と逃げた。
その頃おばさんと知り合った。
人妻で失敗したから絶対イヤっていったんだよ。
でも私はあなたより20も年上だし、お友達以上になるのはありえない。私の息子みたいなものよ。
励ましあってがんばろうって何回も言われて…
それから食事に誘われたりした。
大きな店やってるからお金には不自由してないから、ごちそうするって
この男、馬鹿というより世間知らずなのだ。
関わるやつ関わるやつみんなに騙されて、いいようにされて
梨花「あの女にお金借りたのはなぜ?」
あいつ「そのやくざに、また100万作れって言われて、1週間以内にできなかったら殺すって
ずっと悩んでて、おばさんに聞かれて話したんだ。
貸してあげるって言われて、俺ずっと断ってたけど、今日が期限の日にどうにもできなくて、おばさんに頼んだ。」
梨花「なぜ警察に行かなかったの?
そういうのは、一度お金を出すと、何回も言ってくるのよ。」
あいつ「警察に言ったら、家族皆殺しにするって…
たとえ捕まっても刑務所から出てから殺すって言われて。」
梨花「その男はどうなったの?」
あいつ「わからない、他にも詐欺とかで指名手配になってたし、どこかの組にも追われてたから、沈められたかも。」
物騒な話だ。
あいつ「梨花って優しいね。
おばさんなんか伸一、あっ餓死した奴ね、そいつの話したら、馬鹿じゃないの餓死って恥ずかしい。って言っただけだよ。
俺のサラ金の借金のことなんか、せっかく会いにきてやったのに、気分悪くなるからやめてって言われたよ。」
梨花「私が優しいんじゃなくて、あの女がおかしいのよ。」
あいつ「俺、こんなに自分の事話したの梨花が初めて。
おばさんに気分悪いって言われて、二度とくちにしなかったし、伸一の事も借金のことも、誰にも話さなかった。」
梨花「あの女の家のことで、不思議だと思ったのは?」
あいつ「旦那も子供もいるのに、家に連れて行こうとするんだ。
今、誰もいないからって
、さすがにそれはできないから
それに、俺がバイト終わる時間に合わせて、名古屋に来るんだ。夜中だよ。
ゴールデンウイークやお正月、盆休みはいつも旅行に誘われるし。
俺、実家に帰るからって断るとキレて、一緒に実家に行って全部話すっていうから、2~3回は旅行に行った。
あとは仕事って断った。
でも旅行ってどこも見物しないし、車の中で寝るんだよ。
俺、運転しただけ。
旦那や子供がいるのに、ゴールデンウイークやお正月に家あけていいの? って思ってた。」
あいつ「梨花、俺が憎くないの?」
梨花「憎いよ。ぶち殺したいくらい憎いよ。
ケイの馬鹿さ加減に言葉も出ないわ。
ケイがもっとしっかりしてたら、私もあんなめにあわなくてすんだ。」
あいつ「……ごめんなさい。」
この男は情状酌量の余地ありかもしれないが、私はそんな甘いことはしない。
あの雨の中の恐怖、痛み…絶対忘れない。
この男があんな女と付き合わなければ…
私はこの男を味方につけて、私の代わりにあの女に復讐させよう。
いつかは二人とも後悔するだろう。
その時にはすでに遅いのだ。
悪魔に魂を売るというけれど、私が悪魔になる。
雨の中での思い…
そして、病院であの女の罵倒する声、汚い言葉の羅列、うすら寒くなるような写メ…目が見えなくなりたい。耳が聞こえなくなりたい。
そしたらこんなイヤなものを見なくて済むのに
聞かなくて済むのに、とまで思った。
絶対忘れない。
絶対許さない。
この男を味方につけるのは簡単だ。
この男が殺したいほど嫌いなあの女と正反対の事をすればいい。
キレずにいつも穏やかに、家庭的で頭が堅いくらいの常識人。
何より自分の事が大事なあの女
私は自分のことより、あいつの事を考えているふりをすればいい。
そうすれば必ず私を信用するだろう。
次の日
梨花「一回大阪に帰るわ。
息子も気になるし… また来るから、その時借金のこと相談しよう。
このままじゃ、いつまでたってもケイはまともな生活できないよ。」
あいつ「えっ!
帰っちゃうの?
そうだよね😔
ありがとう梨花、こんな俺のこと心配してくれて
俺ほんとに梨花に悪いことした😔 」
大阪に帰って、生活費やら息子のこと、復讐のこと彼と話してこよう。
こういう風に名古屋のあいつとの関わりが再び始まり、
彼も自分の仕事の片手間、名古屋のホテルの結婚式の応援もあり、私も一緒に何度も大阪と名古屋を往復した。
彼もそれほどあいつを悪い奴と思ってないらしく、珍しい食べ物を持たせてくれたり、お菓子をあいつにお土産にと持たせた。
彼も食べるのにも苦労する家庭で育ったから、食べる物だけは…といつも言っていた。
ある日、もう名古屋に行くことができなくなった。
と彼が言った。
有名なお店のシェフに抜擢された。
一度はやりたい店だと言う。
お給料も破格だ。
しかし朝から夜中まで、自分で店を取り仕切らなければいけないという。
従業員のことから、メニュー、パーティーのお皿一枚まで任されるという。
名古屋どころか、梨花のことも構ってあげられないかもしれないという。
私には好都合だった。
実際、名古屋→大阪の行き来は疲れる。
彼には悪いけど、私は彼のことより、復讐のことばかり考えていたから。
梨花「梨花、名古屋行くわ。」
彼「そういうと思ったよ。
俺と結婚はしないの?
俺の手助けはもう必要ない?」
梨花「結婚は復讐が終わってからする。 手助けは必要。」
彼「アハハッ…なんで梨花ってそこまでワガママなんだ?
もう笑うしかないよ。」
梨花「ごめんなさい。」
彼の気持ちは十分わかっていた。
復讐が終わっても結婚しないだろう、という事も自分でわかっていた。
息子は一人で住みたいと言う。
私もワガママを通すのだから、しばらくしたらお母さんも一緒に住む、それまでバイトしてきちんとした生活をする条件付きで、彼の近くに部屋を借りてあげた。
あいつの所にいく度に掃除をし、手のこんだ料理をし、借金解決の方法を話し合った。
あいつはもっと早く私と知り合いたかった。
最初に来た時は、私がこんな人って知らなかったから、後悔してると言った。
俺、生まれ変わったつもりで頑張ると言った。
あいつはだんだん私を信用してきていた。
私の考え通りだ。
私の計算づくの、あいつとの同居が始まった。
同居してわかった事。
あいつはとても働き者だという事。
意外にもみんなから好かれている事。
会社、バイト先の先輩、同僚、後輩から慕われていた。
会社の社長はあいつに信頼をおいていた。
あいつは馬鹿がつくほど真面目だった。
不平不満も言わない。誰かの悪口も言わない、あの女以外は
本当に意外だった。
しかし私は信用しない。
あいつが誰にでも優しいのも、真面目にやっているのも、自分の身が可愛いからだ。
保身の為にやっている。
そうすれば、誰からも攻撃されない。
要は小心者だからだ。
そう思っていたが、そんなことはおくびにも出さなかった。
私はきっちり家事をこなし家庭的な面をアピールした。
元々、主婦であり料理好き、さして家事は面倒ではない。
あいつ「梨花、とっても嬉しいけどムリしなくていいよ。」
梨花「ムリしてないよ。一日中暇だし、梨花居候じゃん。
これくらいしないと悪いから。」
あいつ「梨花が来てくれて、俺んち見違えるように綺麗になった。
こんなまともなご飯食べたのは、実家を出て以来だよ。」
梨花「実家を出て以来?
あの女にいつも料理作ってもらってたんやろ?📩に、いつも食料品をいっぱい買っていって、手料理をいつも食べさせてた。って…
キッチンに立つ自分の姿にケイがベタボレって…」
あいつ「まさか😱
一回も料理なんかしてもらった事ないよ。
私にはお手伝いのババァがいるから、手が荒れる事はしないって言ったよ。
それに来るの夜中だし、この部屋に来たの2~3回だし、 その時は、俺の電話を点検して、なんか怪しいものはないか、部屋を点検しただけだよ。」
梨花「そうなのよね、女がいていつも料理してるのに台所の汚れ、部屋の散らかりよう…
おかしいなって。」
あいつ「俺の部屋、あの人はゴミ屋敷って呼んでたよ。」
梨花「彼女なら片付けくらいするよね? 主婦なんだから」
あいつ「彼女じゃないし😤脅迫者だよ。」
梨花「そんな女に手だしたの誰よ。」
あいつ「酒飲んでベロベロだったんだよ。やったかどうかも今だに不明だよ。」
梨花「もう、わかった。」
あの女の📩は作り話か?
妄想癖があるのか?
自分をよく見せたいのか?
出刃包丁を持って歩いてたのに、料理はしないんだ。
主婦なら包丁使うのは料理だろ!
人を脅す為に使うもんじゃないだろ!
次から次に暴かれるあの女の嘘。
いったいどんな育ち方をしたんだ?
彼に📩で聞いてみた。
梨花「探偵雇って調べたんでしょ?
あの女の家は?何してる所?」
彼「山奥の一軒家だよ。今はあの女の兄さんと親が、小さな畑をやって暮らしてるらしい。」
梨花「ふ~ん
旦那は何してんの?」
彼「小さな小売店に入ってる魚屋、今にも潰れそうな田舎の店だよ。
あれじゃあの女の家の生活も苦しいと思うよ。」
💡それで出刃包丁か‼
なるほどね。
あいつに聞いた。
梨花「あの女の家、大きなスーパー経営してるっていったよね?だからお金には不自由してないって、
行った事ある?」
あいつ「店は知らない。
家は何回も見たけど、店には一回もない。客の手前があるって。」
梨花「今から行ってみようよ。」
あいつ「今から?
遠いよ、静岡県だよ。」
梨花「知ってるよ。彼に聞いた。早く車だしてきて。」
あいつ「浜松だろ?俺はっきり場所知らないよ。」
梨花「浜松っていったの?
違うよ。住所は梨花知ってる。」
浜松にはほど遠い所
ナビをセットして出発した。
2時間ほどかかっただろうか…
店の前に来て驚いた。
田舎も田舎、今だにこんな店存在するんだと思うくらいの古びた商店
しかもこの商店の経営者ではなく、その中に雇われている魚屋
あいつも唖然としていた。
あいつ「まるでイオンくらい大きいみたいな事言ってたのに。」
梨花「店を知られたくなかったから、店には連れて来なかったんだ。
もしケイが来たら困るから浜松って言ったんだ。」
あいつ「俺ウソばっかつかれてたんや。」
梨花「あの女の正体わかった?」
あいつ「うん。まだまだ出てくるんだろうなウソ。」
帰りの車の中…
梨花「あれじゃ生活大変そうよ。
お金に不自由してないって言われたんだ。」
あいつ「うん…でもなんかあると、すぐ金返せ、金返せっていうし、家もたいした家じゃないなって思ったの。
そしたら静岡にもう一軒マンションあるって。」
梨花「職場が静岡なのに、なぜ静岡のマンションから通わないの?
わざわざ愛知県から通ってるの?
その話を信じたの?」
あいつ「あの女に興味なかったから、テキトーに聞いてた。」
梨花「そのテキトーさが災いを大きくしたのよ。
もっとしっかり聞いて見極めてたら、こんなことにならない。」
あいつ「…ごめん。」
梨花「ついでにあの女の家に寄ってみて。」
あいつ「えっ!家行くの?」
梨花「大丈夫よ、夜中だし寝てるよ。
起きてて出てきたら、私話するわ。
家族のいる所で、出刃包丁は振り回さないだろうから。」
あいつ「大丈夫かなぁ? コックさんに叱られるよ。
スッゴく田舎で暗いし、俺わかるかなぁ?」
梨花「住所知らないの?」
あいつ「知らない。」
梨花「まぁいいやん、行こう。近くまでいったら思いだすよ。」
あいつ「ここらあたりまでは覚えてるんだけど、俺が運転してなかったしなぁ」
梨花「あの女の車? ケイは助手席?」
あいつ「うん、家の近くになると後ろ
フルスモだから」
梨花「あの歳でフルスモ?なんのために?」
あいつ「知らないよ。貼ってくれって言われたから。」
梨花「ケイが貼ったの?」
あいつ「だって客だもん、断れないよ。」
車はだんだん暗いほうに行く。
街灯もない。
周りはたんぼ。
梨花「ねぇ、山の中に入っていってるみたい。
こんな所にお家あるの?」
あいつ「うん。ぽつんぽつんと何軒かあったんだ。」
行けども行けども家らしきものはない。
梨花「迷っちゃったらイヤだから、ちゃんと住所調べてから来よう。」
その日は諦めて帰ることにした。
梨花「他には?」
あいつ「他にって?」
梨花「あの女のおかしな所ない?」
あいつ「あっ、名古屋の大学でたって言ってたけど、名古屋に来ても全然道を知らないし、店も知らないなって思った。
あと英話できるって、変に単語入れて話したりするの、ちょっと変だなって思った。」
あいつ「栄養士の免許持ってるって言ったのに、パチンコ屋の清掃、なんでかな?って。」
あいつ「お金の為じゃないダイエットの為って言ってたけど。」
学歴も詐称か?
大学でて、栄養士の免許持ってて、英語話せるやつが、魚屋の嫁でパチンコ屋の清掃にいってる?
ただの見えっ張り?
あいつのマンションについたのは明け方、あいつは仮眠して仕事に行った。
私はお昼まで寝て、家事を万全にこなし、あいつの借金の請求書や督促状を集めて、整理し始めた。
そんな日を過ごしながらも、週1くらいで息子の所に帰っていた。
いつも土曜日バイトが終わってから、あいつが大阪まで送ってくれる。
そのまま、とんぼ返りで名古屋に帰り仮眠して次の日曜は、朝からバイトに行く。
よく体が動くやつだ。
あいつの部屋に誰か来ても、絶対でるなとあいつからも、彼からも言われていた。
あの女かもしれないし、借金の取り立てかもしれないから。
たまに人は来たけど、ドアミラーから覗くとセールスの類いだろうと思われ、一切でなかった。
ある日、ピンポ~ンとなるので覗いてみると、金髪の長い髪の女が立ってる。
…外人?
違うな~
セールスでないのは確かだ。借金取りにも見えないし、
あの女が変装するには派手すぎる。
一応携帯で110を押して、プッシュひとつですぐ繋がるようにして、ドアを開けた。
金髪「あんた?ケイの女って?」
梨花「いきなり失礼やね、どちらさん?」
歳は30過ぎか…根元が黒いから、カツラではない。
金髪「友達を包丁で脅して、男を横取りしたんだってね? 泣いてんだよ友達が、」
梨花「はぁ?
お前誰やねん! その友達とやらをここに連れてこんかい! どこの誰に包丁で脅されたんや!
ゆーてみぃや!
中入らんかい!
うちにきたら持ち物検査するルールやねん!
その前に警察に電話するから待ちや
揉めてるから立会人やな!」
携帯を見せてプッシュする真似をした。
あの女の知り合いなら、あの日私が恐れて何も言えなかったから、気の弱い女と聞いてるかもしれない。
今日は本気で怒鳴って関西弁でまくしたててやった。
金髪「ちょ、ちょっと待って下さい。
頼まれただけなんです。アタシ頼まれただけなんです。」
帰ろうとする金髪を中に引っ張り入れた。
金髪を中に入れてから、
梨花「警察に行きたくなかったら、そこに正座して。」
何かあったらいけないので、金属バットも木刀も息子から借りて置いてある。
近くの警察にも、前に変な女に踏み込まれ脅されたと、誰かわからないけど、電話したらすぐ来て下さい。
と話しにいってある。
金髪は意外におとなしく座った。
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