遊びの時間

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2011/01/31 18:41(更新日時)

誰も知らない
彼と私の秘密の時間。


欲望のままに…

No.1442130 (スレ作成日時)

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No.251

最初からずっと読んでます😃
ちょっと恥ずかしくなったり、切なくなったり、
これからの展開をとても楽しみにしています✨

これからもひなみさんを応援しています😊

No.252

>> 251 はなさん、ゆうさん
ありがとうございます(*^^*)

ボチボチ頑張ります。

No.253

「ただいま…」

ドアを開けても静まり返っている。

良かった、まだみたいね。
旦那が帰ってきていないことにホっとしつつ、

たった1泊だったのに、何日も夢を見ていたみたい。

生活感であふれる
雑然とした部屋を見渡すと、

はぁ~あ…

思わずため息が出た。

今日の晩ご飯は何にしよう?

考えようとしてもボーっとして、
何も作りたくない、何もしたくない気分。
ずっと夢の中に居たかったな…

とりあえず、シャワーでも浴びよう。

私も朝帰りした旦那と同じだ…

No.254

今までになかった美味しい時間を味わうと、

普通に過ごしてきた日常がとてもつまらなく、
何の味もしないように感じる。

マヒしちゃってるのかな…

刺激的な事が日常的になるのも怖いけれど、
多少の潤いやスパイスは必要だと思ってしまう。

楽しくても苦しくても、
哀しくても嬉しくても、
良いことをしても悪いことをしても…

時間は同じように過ぎていくのだから、
自分が幸せだと思えるような生き方をしてみたい。

けど、そう簡単にはいかない。


「りゅうくん、夜はカレーでもいいかな?🍛」

「何でもいいよ~👍もうすぐ帰るよ」


もし、自由になれたとして、

私がトヨを選ぶかと言えば…

そうではない。

たぶん、トヨも同じ。

No.255

こんにちは。いつも、更新を楽しみにしています。私の気持ちを代弁してくれてる!!って思っちゃうくらい、ひなみさんの表現一つひとつが私の心とシンクロします。私も暗中模索の毎日ですが、このスレからこれからもいろいろ学ばせてくださいね。勝手にすいません昉失礼しました。

No.256

>> 255 くるみさん、ありがとうございます☆

私のレスで勉強になる要素はないと思いますが…(^_^;)

教訓にしてもらえたら、
少しは誰かの役に立てたことになるのかな~なんて思ったりします。

これからもヨロシクお願いします。

No.257

私が本当に求めていたことって…

鍵をかけたはずの箱が再び開いてしまった。

満たされたと感じていたのは気のせい?


「旅行は楽しかったね~まだ余韻に浸ってるよ(笑)
あ~仕事がダルい!!
早くちえかに会いたいよ」

「うん♪いい旅館だったし、ドキドキなこともあって新鮮だった~」


ケンカしたわけでもないし、
気持ちが冷めるようなことがあったわけでもないのに…

仲良く話しながら、
この先の2人を想像する冷静な自分がいる。

ちがう…
トヨじゃない、誰か…

やっぱりカラダだけじゃダメなんだ、
心まで満たし合いたい。

旦那の帰りを待ちつつ、
電話でトヨと会話しながら、
次々にサイトを覗き見する私。

どこまで貪欲なんだろう…

No.258

旦那は相変わらず仕事が忙しく、
毎日遅くまで帰ってこない。

旅行から戻ってからのトヨの仕事も忙しく、
会えない日が続いた。

あんなに会っていたのがウソのよう。


つまんないな…


かなり前に登録し、放置していた某SNSサイト。

久しぶりだ。私のはまだ生きてるのかな…

旦那と不倫相手のヨウコを探るために登録したんだったっけ。

旦那に白状させたヨウコの情報を
どんなに検索しても
見つからなかった。

結局、
旦那のついたウソの言葉を信じてしまい、
証拠集めは諦めた。

ただ、携帯チェックだけはやめられなかったけど。


本名も年齢も住む場所も仕事先も…
何が真実で何が嘘なのか、わからないまま。


このサイトは架空の世界で、
たくさんのウソから成り立っている。
良く言えば、
理想や夢でできている。

誰でもいつでもどこでも好きなように過ごせて、
誰もが自由になれる場所。

○○市、30代前半、独身…検索っと。

私も夢の世界の自由人。

No.259

あんまり良さそうな人いないな…
って、こんなとこで男探ししてどうすんの?

とりあえず、暇つぶしに楽しんでみようっと♪

アバター標準の服からオシャレな服に着替えて、
可愛いヘアスタイルに変身。

へぇ~背景も選べるのね…

それにしても今の自分とは違って若いよなぁ~

プロフの年齢はヒミツ。
血液型も独身かどうかもヒミツ。

名前は…
あ、コレいいね!
雑誌に載ってた名前を拝借して、
ヒナミ☆

自己紹介はどうしようかな…

理想の人物を作り上げていくことに
だんだんと気持ちが盛り上がってくる。

「素敵な恋がしたいです♪」

精神年齢だけは本当に若いんだけどなぁ~、
なんてね。

No.260

今まで自分が楽しむためにこのサイトを利用したことがなかったから、
とても新鮮で新しい世界を知った気分だった。

ブログを書いている人がいたり、
素敵な写真を載せている人がいたり、
色んな掲示板があったり…
それなりに真面目でタメになる内容や
感動したり共感できることもある。

あまり良いイメージがなかっただけに、
軽くカルチャーショックを受けたような感覚。

使い方次第なのかな…

ある人に影響を受けて、
気が向いた時だけ写メ入りの日記を書くようになった。

それを見た色んな人たちが次々にコメントをくれる。

「いいアングルだね!」
「夕暮れの空、私も好きです~」

知らない人たちの優しい言葉。嬉しいな。

誰かと繋がっていることが感じられると、
1人の時間の寂しさが紛れる。

No.261

「トヨ、久しぶり~
仕事が忙しいんでしょ? カラダは大丈夫?」

久々に見るトヨの笑顔はいつも通り。

前に行った定食屋さんでの晩ご飯。

「相変わらずボリュームあるし、 安くて美味しいよね!」
「そうでしょ~私のお気に入りなんだ♪」

とか言いながら、

この店、前に旦那とよく来ていたんだよね…
よく不倫相手一緒に来られるなぁ~
なんて、自分で突っ込む。


食事を終えると、いつものコース。

「今日はあのホテルにしようか?」
「OK♪広くていい感じだよね」

最初の頃と違って、
ドキドキする感情はほとんどない。

キライになったわけでもない。
これが〈慣れ〉ってやつなのかな…?

「旅行の帰りにさ、 俺が運転してる時に
ちえかがしてくれたこと、 よく思い出すんだよね」

「あははっ、ヤダ~恥ずかしいな~
もうあんな大胆なことできないよ。」

あれは発情期?
少し前の出来事が遠い昔のことのよう。

No.262

「ぁ…はぁっ…」

「んぐっ…トヨ…」

ホテルの部屋に入れば、
自然にエッチなモードへと切り替わる。

慣れたと言っても飽きたわけではない。
キスをすれば、同時にカラダが熱くなり
じわっと潤っていく。

あぁ…この感じ、やっぱり好き。

イタズラな目で見つめられ、
イヤらしい舌がねっとりと這いずり回る。

「はぁ、はぁ、はぁ、あぁっ…!!」

「ん?気持ちいい?
今日もエロいね」

太くて大きな中指が侵入して、
人差し指も加わり、
左の指では敏感な部分を激しく攻撃してくる。

「あぁっ!!はあぁっ…んっ!!」

なんて感じやすいカラダなんだろう。
欲しくて欲しくてたまらなくなる。

発情期の夏は、もう終ったんじゃなかったの?


「ちえか、ビチョビチョだよ?
最近、旦那さんとしてる?」

「ぅうん…してない…あっ、はぁうっ!!」

「ダメだよ、仲良くしないと。
じゃあ、今日はお仕置きだ!」

「えっ…なんで?お仕置き!?」

No.263

トヨは、私が旦那とSEXしているところを妄想すると、
嫉妬しながらも興奮しする。

旦那から私を奪いとったような優越感でも
味わっているのかもしれない。


「今日家に帰ったら、
旦那さんとエッチして」


え!?そんな…
トヨとした日に旦那とはできないよ…

「はぁ、はぁ、はぁ…トヨぉ…欲しい…!」

「旦那さんとしないなら、ダメだよ」

「…うぅ…じゃあ、する。するからぁ~
…はぁ、はぁ…お願い…」

あぁ、もうダメ…
指の動きが激しくて、
イキそう…

「じゃあ、
旦那さんより先に入れちゃうよ?」

「うん、入れて…
そのままでいいから」

直にトヨが感じられるナマがいい。
とにかく快感に溺れたい。

〈旦那とのSEX〉
という最低な保険をかけた。

No.264

かたく熱くなったトヨのモノが、

ゆっくりと遠慮なく、
裸のまま侵入してきた。

「はぁ、うぅっ…」

うめき声を漏らしながら、
トヨの顔が快感に歪む。

「あぁ…トヨ、気持ちイイ…はぁ、はぁ…」

「うん、俺も。

ちえかの中、あったかいよ…

はぁ、はぁ、はぁっ…」

私の中にトヨが入ってる…
あぁ、やっぱりナマは気持ちイイ。

もっと、もっと、奥の奥まで…
カラダの本能、欲望のまま。

次第に激しく揺れ動くカラダは、
絶頂を迎えて力果てるまで
止めることはできない。

自分でも止められない。
止めたくない。
止める必要があるのかもわからない。

No.265

はぁ~
どうしようかな…

晩ご飯を準備して、
旦那の帰りを待ちながら、
約束したことを考えていた。

だいたい旦那はその気になるのかなぁ。
私のカラダはトヨのおかげで満腹だし。

わざわざしたくないことをするのって
憂鬱だし、苦痛だよ。

バカなことしたなぁ…

ため息ばかり。

約束なんて確かめようがないんだから、
守っても守らなくてもどちらでも構わないこと。

だけど、だけど、だけど…

今日、明日中には絶対に強行しなきゃ!!

ナマでしちゃったから、もしも…
と考えれば、保険のためにするしかない。

「ただいま~、今日も疲れた~」
「りゅうく~ん、お帰り!お疲れさん♪」

完全に間違った使命に燃えていた。

No.266

「仕事、相変わらずだね…
毎日遅いけど大丈夫?」

「まぁね、どこも厳しいから仕方ないよ」

「お風呂上がったら、マッサージしてあげるね!」

そう、そう、いつも通り。
できるだけ意識しないよう自然にね。

旦那の体をマッサージしながら、
仕事の愚痴を聞いたり
自分が愚痴ったり…

なかなかエッチなモードにはならない。

あ~無理だぁ…

私も疲れたし眠くてたまらない。
だけど、最後にもうひと押し。


「りゅうくん…」
「ん~?
あ、もういいよ。マッサージありがとう」

「好き?」

「はははっ、何だよ~」
「ねぇ、私のこと、
好き?」

「ああ……好き、だよ」

「ギュって、して…」

しょうがないやつだな、って感じの優しい眼差し。
体を引き寄せられ、
強くしっかりと抱きしめられる。

「私も好きだよ」
「ちえ…」

久しぶりのディープキス。

今夜はOKってことだね。

私、女優になれるんじゃない?

No.267

キスから始まるいつものパターン。
ゾクゾクしない愛撫が続く。

「あっ、あっ…はぁっ、ぁんっ…!」

ウソの喘ぎ声を漏らして感じてるフリ。

数時間前までは、
トヨが私の中に…

何度も果てたエッチを思い返すと、
自然とカラダが潤って興奮が甦ってきた。

トヨ…

「…ちえ、入れるよ?」

「うん…ぁっ、あぁっ!」

カラダが潤えば、それなりに気持ちいい。
意識とは関係なく、
腰は激しく動き始める。

「あんっ…りゅうくん…イイっ!!はぁ、うっ…」

トヨ、トヨ、トヨ…気持ちイイよ…

頭の中では、
トヨと私が絡み合うAVが再生されている。

「はぁ、はぁっ、ちえ…」

もうイク?
いいよ。
私はさっき何度も絶頂を迎えたのだから。

あとは、
奥へ放出してもらうだけ。

No.268

ひなみさん、はじめまして。
最初から読ませてもらっています。
すぐ引き込まれてしまって、一気に読んじゃいました。

読んでいるうちに…
元旦那がした不倫を思い出してしまいました。
帰って来ない人を待つ辛さ、
車の音が聞こえては、目が覚め…そんな毎日でした。
お話の中で、初めて不倫した事を知った日が夢に出てきていましたね。

私もそんなことがあった事を思い出し、涙が出てきました。

今は、元旦那とはまるで違う穏やかな男性と巡り会い、幸せに過ごしてて、以前の事は記憶から消したつもりでいたのですが、
過去の傷がまだこんなにも深かったんだと、自分でも改めて感じてしまいました。


ひなみ様、
どうか幸せになって下さい。

私の場合、元旦那が離婚したいとの一点張りで、別れてしまいました。
親の勝手な都合で子供達には、しなくていい辛い思いをさせました。


お話が今後どんな風に展開するかわかりませんが、
ひなみ様の“今”が幸せであるといいなと思います。

幸せを祈りつつ、更新楽しみにしています。

頑張って下さい。

  • << 270 モモンガさん、ありがとうございます。 こんな話を書いている私の幸せを祈ってくれている人がいるなんて… 優しい言葉に泣きそうです(T . T) 私は今、 この時よりは幸せだと思いたいけど… 微妙なところです。

No.269

同じ日にトヨと旦那が私のカラダの中に入り、
私の中に2人分の精子が放出された。

あぁ、これで大丈夫。

約束を守れたというより、
間違いなく保険ができたという安堵感。

でも…

これで子供ができたとしても
心から喜べるのか…

どちらの子でもいいから欲しいと思っていたくせに

全く自信がない。

今まで排卵日を狙ってもできなかったんだもん。

そんなに簡単にはできないよ。
気にしないでおこう。

旦那はあっという間に寝息をたてて、
私もいつの間にか眠りについた。

何事もなかったように一日が始まり、
いつものように終わっていく。

暇つぶしで書きこんでいるサイトの日記には、
少しずつコメントが増え、
色んな人と仲良くなる。

旦那に隠すようなやましい事はないけど、
トヨ以外の新たな楽しみ 。

No.270

>> 268 ひなみさん、はじめまして。 最初から読ませてもらっています。 すぐ引き込まれてしまって、一気に読んじゃいました。 読んでいるうちに… 元旦… モモンガさん、ありがとうございます。

こんな話を書いている私の幸せを祈ってくれている人がいるなんて…
優しい言葉に泣きそうです(T . T)

私は今、
この時よりは幸せだと思いたいけど…
微妙なところです。

No.271

「綺麗に撮れてるね!空港の近くですか?」

よくコメントをくれるKさん。

一つ年下のスポーツマン。
よくコメントをくれるから、だんだん気になってくる。

一つ年下のO型で独身。
趣味はスノボ、バスケ、写真。
わりと近くに住んでる。

「私もスノボしてみたいなぁ~
教えて下さい♪」

好きな時に好きなだけ自由に楽しめる場所。
ちょうどいい暇つぶし。

「ちえかに会いたいな~」

トヨからのメールは、
ただやりたいと言ってるように見えてくる。

「今年最後の花火大会に行かない?」

トヨとはもう…

No.272

「まだ花火大会があるんだね~!知らなかったよ」
「ここの地区は毎年9月にあるんだよ」

頬にあたる風が少し冷たくて、
夏の終わりを感じる。

「渋滞して進まないな…」
「近くで見るのは無理そうだね~
離れた所から見よう!」

渋滞を逆走してぐるぐるまわって、
ようやく花火が見える場所に車を止めた。

「わぁ!!スゴイ!キレイ~♪」
「お~スゲー!今のはデカイね!!」

次々と打ち上がり、夜空に消えていく花火。

旦那は今日も飲み会で帰りが遅いらしい。
もしかしたら、
ヨウコと一緒で朝帰りするのかも。

結婚前は旦那とよく見に来ていた花火大会。
またトヨと花火を見るとは思わなかったな…

「近くで見れたら、
海面に映ってすごいんだよ!」

「へぇ~!
ちえかはホント花火が好きだよね。
あ~寒いっ!」
「もう半袖は寒いね」

最後だと思うと、
花火の上がる音が泣いているように聞こえた。

No.273

「またビチョビチョだよ…?」

「はぁ、はぁっ…ぁあっ!トヨ…」

花火を見るだけじゃ終わらない2人。

普通の恋愛ではないから、
会えば狂ったようにカラダを重ね合う。


「この前は旦那さんとした?」

「…うん、したよ」

「良かった?こんなことされた?」


「…ぅうん、され、て…ない…

んっ…はぁっ…あっ、ダメェ!!」


旦那と私のSEXを妄想しながら、
嫉妬し、興奮して激しく攻めてくる。

やっぱりトヨの前儀は興奮するし気持ちイイ。

あぁ、早く欲しいよ。ねぇ、お願い…
自らトヨのカラダに押し当てる。

「旦那さんともエッチして、ちえかは欲張りだな」

「トヨじゃないとダメ…ここに、入れて…」

「また旦那さんとする?」

「ヤダ…」

ピタっと動きを止めて、イヤらしい目で見つめてくる。

もう~、わかってるよ。


「するから…ちょうだい?」

トヨの妄想の中では、乱交パーティが始まっている。

私はついていけない。

No.274

「はぁっ、はぁっ…ちえかっ!

あぁ!イキそうっ!いい?」

「う、ん…ぁっ、はぁ、はぁっ!

…あぁっ!!」

トヨのカラダからは、
ドクドクドクドクっ…と
熱く激しく脈打ちながら勢いよく放出し、

私のカラダがビクンッビクンッ…と
痙攣しながら吸い込んでいく。

カラダの一部が繋がったまま、
ぎゅっと強く抱きしめあって、
快感の余韻に浸る。


「…トヨ、気持ち良かったよ」

「ああ、俺も!チュッ♪」


はぁ~また欲望に負けてしまった。
あの保険はまだ有効?それとも、また…

ダメだよ。
こんなのもう、続けられない。


「ちえか…言い辛いんだけど」

「どうしたの?」

「来月からあまり会えなくなるかもしれない」

No.275

遊び放題の自由な単身赴任生活は今月で終了。

トヨの家族がこっちに引越しして、
一緒に暮らす話が出ているらしい。

なんだ…
ちょうど良かったじゃない。

トヨには大切な家族がいて、
それをわかって遊んでいたわけだし。

奥さんのこと、
何だかんだ言っても愛してるんだよね。
可愛い息子もいるんだし、
家族が一緒に暮らすのは当然のこと。


なのに…

私の存在って何だったの?
今まで愛し合ってきたのは何だったの?
トヨはそれでいいの?

もうこの関係を終わりにしようと考えていたくせに
寂しい気持ち。

何でだろう?


「寂しくなるね…」

「うん…ごめんね、ちえか」


違う違う違う!!
遊び相手がいなくなって寂しくなるだけだよ。

涙なんか絶対に流さない。

トヨのことなんか、
好きでも何でもなかったんだから!

No.276

「でも、良かったよね~

毎日家族と会えるようになるんだし、
子供も喜んでるでしょ?」

「うん、まぁね。でも…」

申し訳ないって言ってるような顔。
私の心、読まれてる?
そんな目で見ないでよ。

「今までみたいには難しいと思うけど、
ぜんぜん会えなくなるわけじゃないし…」

「いいよ?無理しなくて。
家族を大事にしなきゃ。

私も旦那と仲良くしないとね♪」

「ありがとう、ちえか。

単身赴任は経済的にも苦しくてね。
今カミさんと子供は実家暮らしだから
やっていけてるけど…」

「そっかぁ…大変なんだね。
家族は一緒に住むのが一番だよ」


私達はあくまでも遊びの関係なんだから。
戻るべき所へ戻るだけの話。

ただ…
旦那のいない時間を想像すると、

寂しい。

No.277

ねぇ、どうしたらいい?

トヨは家族のもとへ帰り、旦那はヨウコと戯れ…

これから訪れる孤独な時間。

どう過ごしたらいいのかわからない。

「また連絡するね」

「うん、気をつけてね」

楽しい時間をありがとう。
これからは、家族のために頑張ってね。

さよなら、トヨ…


「綺麗な夕焼け空だね。
でも、ちょっと切ない感じ。
ヒナミさん大丈夫かな?」

Kさん…私の心がわかるの?

「寂しくて死にそう~!(笑)」

「一緒だね~」

え!?

Kさんのページにも
夕焼け空の写メ。

本当に同じだ…

No.278

「Kさんはどうして寂しいの❓」

「大切な人を失ったんだ…😢」

「そうなんだ、似てるね」


大切な人…

恋人?家族?
別れたのか、亡くなったのか、
詳しくは聞かないけど。

私にとっての大切な人って誰なんだろう?
旦那でもトヨでもない気がする。

けど、失った寂しさ哀しさは
よくわかるよ。


「この空はどこで撮ったの?」

ここは嘘の世界だとわかってるのに
この街のどこかにいるのは確か。

「○○区の海の近くだよ。ヒナミさんは?」
「空港のそばだよ✈」
「うちの会社の近くだ~😃」

Kさんのことを
リアルに知りたくなってしまう。

No.279

多分、もうそろそろ満期だったよね。

マイホーム購入資金のために貯めてきた
旦那名義の定期預金。
目標額まであともう少し。

通帳、通帳…
あれ?ここに入れてはずなのに。

「りゅうく~ん、定期の通帳知らないよね?」
「あぁ…どうだったかな」

「ねえ、一緒に探して!二人の貯金だよ?」

「……」

「もうすぐ満期でしょ?だから、……」

「ごめん、ちえ」

「え?ごめんって何が?もしかして、通帳なくしたの!?」

「いや…ちがう…」

鞄から出してきた通帳には、
定期解約の控えとわずかな残高。
ウソでしょ?

「何これ?どういうこと!?」

No.280

「ちえ、本当にごめんっ!!」
「……」

よく勝ったと言っては遊んでいたパチスロ。
実際のところ負けてばかりで、
借金をしてしまったらしい。

どんどん膨らんでいった借金を
この定期預金で返済していた。

「200万ちかくも?信じられない…」

パチスロだけじゃない。
ヨウコ…
たぶんっていうか絶対そうだよ。
女に使ったんでしょ?

不倫に借金に賭け事…
暴力はないからまだいいけど。
ほんと最悪…

「半分は私のお金なんだから、
必ず返してよね!!」

No.281

あ~っ!もう!!あり得ない!あり得ない!!

旦那の顔を見るとイライラして、
同じ空間にいるだけでイヤな気持ち。

私は何でこんな人と一緒にいるんだろう?
何で結婚しちゃったんだろう?
何で、何で…?

少し前なら、このイライラとモヤモヤをトヨが解消してくれたのに。
もうすぐ奥さんと子供が引越してくるから、
もう甘えることはできない。


会ったこともないKさんと
急速に仲良くなっていった。
私にはそれ以外の方法が思いつにい。

あくまでもサイト上の限られた情報の中で…

No.282

>> 281 ※訂正します


×私にはそれ以外の方法が思いつにい。
→私にはそれ以外の方法が思いつかない。

でした!すみません(~_~;)

No.283

Kさんと「仲良くなった」と言っても
サイト上での話で、メル友と言うにはほど遠い。

お互いのことはほとんど何も知らない。
出会いを求めて登録したわけじゃないんだし…

「おはよう😃
今日の空はキレイだよ👍」

1日にたったそれだけの言葉でも嬉しい。

同じ空を見てるんだよね。
寂しさを共有し、繋がっている気がしてくる。

あんなに遊んでいたのに、
すっかり気が抜けて
ただ何となく過ぎていく毎日。

「ちえか元気?
カミさんの引越と片付けでバタバタだよ😭
ケンカばっかして嫌になる💢
落ち着いたらまた連絡するから」

「トヨ、久しぶり~😃
大変そうだね💦
奥さんと仲良くしなきゃダメだよ~」

そっか~もう奥さん達が引越してきたんだね。

最後に会ってから、2週間しか経っていないのに

何だか遠い昔のように懐かしく思えてくる。

たった半年間の出来事。
楽しかったな…

トヨ、
私達はもう会わないと思うよ。

No.284

トヨが奥さんの目を盗んで都合をつけてくれるのなら、
会えないことはない。

会おうと思えばいっでも会える距離。

だけど…
家族が引越してきたことで、
すごく遠くへ行ってしまったように感じる。

トヨにとっての1番にはなれない。
別に好きじゃないから、1番にならなくてもいいんだけど。

トヨにとって、
特別な存在でありたい気持ちがあったのは自分でもわかる。

奥さんに対して
嫉妬心を持ちたくない。

自己防衛?

「少しでもいいから、
ちえかに会いたいよ~」
「最近、旦那が早く帰ってくるから厳しいよ。ゴメンね。」

とにかく、
トヨとは終わりにしよう。

旦那とも冷戦状態で微妙な関係…

寂しいくせに、
1人になりたい矛盾した気持ち。

一からやり直したいな…

No.285

「しばらく別居したい…」


えっ!?それ、私のセリフなんだけど…

旦那に言われてしまうなんて。


「どうして?」

「勝手に貯金を使ってしまったし、
ちえに頼ってばかりだから
1人でやり直したいんだ…」


何言ってるの?
変な言い訳して。
女と一緒になるつもり?
まだあの人と続いてるの
知ってるんだよ?

「ヤダ…」

絶対、旦那の思い通りにさせるもんですか!!

離婚したいって言われても
してあげない。

No.286

「はぁ~あ、りゅうは勝手だね!」

「……」

言い返す言葉もなく、黙り込む旦那。

情けない人…

わかってたことだけど、
私たちは終わってる。


「使ったお金、全額返してくれたら考えてもいいけど?」

「えっ…全額?」
「そうよ、全額!!」

どうせ無理でしょ?

「…わかったよ…」

別居を諦めたのか、
力のない声で部屋を出て行った。

どこに行くんだろう?
もう、知らない!
あんな最低な人!!


「ヒナミさんの休みも土日なんだね!
良かったら遊びに行きませんか~?」

Kさんから予想外のお誘い。
良く知らないのに…

「私、既婚者だよ?
別居中だけど…」

またウソついちゃった。
でも、近い状態だし…
っていうか、既婚者って言ったから私はもうアウトでしょ?

No.287

「一緒に写真を撮りに行きたいと思ったんだけど。
近くの海までどうですか?」

どうしようかな…と思いつつ、


「都合が合えば喜んで☆」

とりあえず返信する。

「じゃあ
楽しみにしてます!」

あれ?既婚者でも関係ないの?

Kさんって意外と積極的だなぁ~
出会いなんか求めてない雰囲気だったのに。

「私の事をほとんど知らないのに…
会うことに不安はないの?」

「写真って人柄が出ると思う。
ヒナミさんが不安に感じるなら、無理しなくても良いよ(^^)」


そっか、良かった。
出会い目的ではないんだよね。

少しホッとした。

写真って、
撮る人の人柄や気持ちまで伝わるものなんだね。

空へ飛び立つ飛行機の写真を日記にUPしてみた。

「Title.今の気持ち」

No.288

Kさんとはメールアドレスを教え合い、メル友に。

気付けば
旦那と何があっても、
トヨからメールや連絡がなくても
平気でいられる自分がいた。

私には心の支えがある。

「おはよう。
俺も飛行機を見ると、
どこか遠くへ行きたくなるよ」

日記にはタイトルと写真しかないのに…

Kさんは何でわかるんだろう?
同じ気持ちだから?

「私の本名は松山千絵香。
良かったらKさんの名前も教えてね」

Kさんのことをもっと知りたい。

No.289

私は今、ダブル不倫中1ヶ月です。ひなみさんには共感できます。今日は初めて読ませて頂きましたがまた楽しみにしてます。

No.290

>> 289 みゆさん、ありがとうございます。

「共感できる」と言われると、ちょっと複雑です💦

辛い思いをしてる人が多いのかな…

No.291

「千絵香さん、かわいい名前だね。
自分の名前は柏木圭太です」

カシワギ ケイタ…K.K

あ~!!それでサイトでの名前はKさんだったのね!

「私はチエカでいいよ🎵
Kさんのこと、これからはケイタって呼んでもいい?」

「ご自由にどうぞ~😁」


サイトで書き込まれるコメントと違って
携帯のメールは他の誰が見るわけでもない、
2人だけ会話。
当たり前のことだけど。

チャット並みに頻繁に交わすメール。

たった数日なのに
すごく仲良くなったように感じて、
何だか勘違いしてしまいそう…

何気ない話でも楽しくて、
常に携帯が気になってしょうがない。

まだ会ったこともないのに…

好きになったらどうしよう?なんて、
いい歳してバカな心配。

トヨとの時とはまた違う感覚。
そういえば、トヨは元気かしら?

No.292

ケイタは、
どんな顔しててどんな外見?
どんな仕事をしているの?
好きな女性のタイプは?
兄弟はいるの?

お互いに質問しては答え合って、
共通点を見つけては喜んで…
知れば知るほど惹かれていく。

「チエカの写メが欲しいな~」

「う~ん、恥ずかしいよ。
でもケイタが送ってくれるなら…」

しばらくして送信されてきたケイタの写メ。

なかなかのイケメンじゃない!?

「ケイタはモテそうな感じだよね!」

「そんなことないよ。
チエカの写メ待ってます!」

う~ん…
やっぱりダメ。もう一回。
何度撮り直してもうまく撮れない。
はぁ~難しい。

これでいいや、〈送信〉と。

「写メありがとう♪
キレイでドキッとしました~(笑)」

ウソでも嬉しい。

No.293

トヨと花火を見て別れた日から1ヶ月。

あんなに頻繁に交わしていたメールは、
家族が引越ししてきてから急激に減った。
私も自らはメールをしない。

たまにくるメールの内容は、
まるでカゴの中に閉じ込められ、
空を飛べない鳥が泣いているよう。

家族が待っているからと、
今まで参加していた会社の飲み会後の二次会も行くことなく、
まっすぐ帰宅しているらしい。

私と会うための言い訳も難しいみたいで、
会おうとは言ってこない。

やっぱりね…
こうなると思ったんだ。

家族との生活=トヨの幸せ。

私の旦那は今夜も遅い。
もう帰ってこないかも…
もうあんな人、別にどうでもいいけど。


何事もなかったように
家族と暮らせるトヨが少し羨ましく思えた。

No.294

「ケイタは私以外にもメル友がいたりするの?」

仲良くなっていくについれ、
彼氏彼女の仲でもないのに独占欲が強くなる。

彼女がいるのか、メル友がいるのか…
自分以外の存在が気になってしまう。

「いないよ~😃気になる?
チエカこそメル友いないの?」

「私もいないよ~😭」

「来週末あたり、会ってみませんか?」

ケイタには会ってみたい。

でも…少し怖い。

ケイタは独身だから、トヨみたいな関係にはならないとしても、
心から深みにハマってしまったら…

抜け出せる自信はない。

すでに気持ちは恋してる。

「私なんかと会って大丈夫なのかな…」

No.295

「都合が悪いなら諦めるけど、
俺はチエカに会ってみたいよ」

私も会ってみたいよ…
でも、私は結婚してるんだよ?
ケイタもトヨと同じように遊び相手が欲しいだけ?

「私、いつも携帯のカメラだから、
ちゃんとしたカメラ持ってないんだけど」

「携帯でぜんぜんいいよ~
一緒に撮れるなら楽しいと思うな♪」


あんまり考えても意味ないのかな。

会ってみないとわからないこともあるだろうし、

とりあえず軽い気持ちで会ってみようかな…


「土曜日なら終日OKです☆」

今の私はもう、
旦那のことは気にしない。
言い訳を考えたりもしない。

No.296

旦那の〈借金&貯金使い込み〉が発覚してからは、
旦那への弁当や晩ご飯を作らなくなった。

私に気を使ってるのか、
私の料理を食べたくないのか…
必要ないらしい。

私だって面倒臭いのもあるし、
良い妻を演じるのに疲れてしまった。

最低限の家事と最小限の会話。
それでも夫婦が成り立っている。

これはいつまでの契約なんだろう…?

かといってすぐに離婚はできない。

今は旦那の思い通りにはさせたくない、
という意地だけ。
怒り、恨み、苦しみ…

数々の裏切りで受けた心の傷は簡単には修復できない。

旦那がどうなろうと構わない、
と思える日はくるのだろうか…?

No.297

「なかなか連絡できなくてゴメンね。
金曜の夜なら都合つきそうだけど、
ちえかはどうかな?」


久しぶりにトヨからのメール。

別に待ってなかったけど?

もう会うつもりはない。

メールの返信はしないよ。
家族を大事にしてね、っていう思いを込めた、
静かな暗黙のメッセージ。
わかるよね?トヨ。


バイバイ、たかちゃん…

携帯からは〈たかちゃん〉の全てが削除され、
私の記憶〈遊びの時間〉というゴミ箱に転送された。

ゴミ箱が一杯になれば、
自動的に消去されていく…はずなのに。

No.298

トヨから誘いのあった金曜日当日。

「今日も遅くなる」

旦那から義務的な愛情の欠片もないメール。
あっそう。

「了解」

これって、家庭内別居にちかいのかな…


「ちえかの都合はどう?
会社の近くまで迎えに行くよ!
しばらく会ってないから、ヤバイかも(笑)」

返信してないのに…
私と会ってやる気満々のトヨ。
無言のメッセージはぜんぜん伝わってないね。

トヨのメール受信も拒否設定に。

もう、愛のないメールはいらないよ。


明日、ケイタと会って何か変わるのを
心のどこかで期待している。
男は誰だって信用できないとわかっていても、
もしかしたら…


「明日は天気が微妙だけど、
チエカに会えるのを楽しみにしてるよ♪」

「私も楽しみ☆」

何着て行こう…?
下着は…?なんて、密かに下心。

No.299

>> 298 もう愛のないメールは いらないよ ‥




かぁ


そうだね 悲しいね

No.300

ケイタは写メ通りの爽やかなイケメン。
背が高くて年齢よりも若く見える。

ヤバイ…


若い頃の恋愛はいつも見た目で好きになって
失敗ばかりだった。

そのせいか、
旦那の外見は性格が合うからあんまり気にしたことがなかったし、
トヨは遊び目的だったからカラダの相性が合えば
外見なんてどうでもいいと思っていた。

だけど…
ケイタはもろに私の好きなタイプ。

なんで私なんかと?と、思いつつも

ケイタのことを何一つ疑うことなく、
こうして出会えただけでもいいような
気持ちになっていた。


「緊張するなぁ~」
「私も、ドキドキしてる」

ケイタの車の助手席に乗り込み、
目的地の海までドライブ。


遊びだけど遊びじゃない、
気持ちは独身。

あ~ぁ、結婚してなかったら…

初めてそう思った。

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