欲情の果て
🔞猥褻な表現も多数あるかと思うので、不快に思う方は見ないで下さい🙇
後悔の日々…
反省の念もあって 綴ってみようと思います。
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エスカレート式の女子校で温々と育って来た琉美は、社会人になった今も奥手で男知らずだった。
23才にして処女。
“休日”同世代の女の子は、彼氏と過ごすのが当たり前であろう中、琉美は家族と出掛けるのが当たり前の生活だった。
所謂“箱入り娘”だ。
自分を大切に育ててくれた両親には感謝しつつも、親からの束縛に鬱陶しさを感じていた。
“残業”社会人なら当たり前に有ること。
しかし琉美の場合、残業していると 親から会社に電話が掛かって来る。
“飲み会”皆が二次会に縺れ込む中、琉美だけは 両親が迎えに来て強制帰宅。
…場を白けさせる。
『琉美ちゃんは、お嬢様だからなぁ(笑)』
半ば呆れ気味に言われたセリフ。
会社と自宅を往復するだけの毎日。
休日、友達と出掛けようとすれば『誰と? 何処で? 何時に帰って来るの?』…質問攻めにあう。
正直限界だった。
自由が欲しかった。
そんな琉美を救ってくれたのは、上司である課長だった。
毎日、定時になると“帰るor残業”の連絡をする事が義務になっていた琉美を『息が詰まるだろう』と気遣ってくれた。
残業中、執拗に会社に電話して来ていた親を『社会人としての立場も考えてあげて下さい』と窘めてくれた。
課長は 琉美より一回り近く年上の34才。
妻子持ちで、デスクには家族写真を飾っていた。
休憩時間には、嬉しそうに子供達の話をする“良き父親”
上司として尊敬はしていたものの“恋愛対象外”だった。
入社から一年が経ち、取引先との接待に 課長と同伴する機会も増えつつあった。
『仕事だから』と言えば、両親も口うるさく介入して来なくなりつつあった。
得意先との接待。
琉美は、車を運転する事を理由に 酒は断っていた。
普段なら飲まない酒。
しかし、その日はどうかしていた。
二次会で行ったスナック…
場の雰囲気に流され、課長の『送ってあげるから』との誘惑。
琉美は、勧められるがままにウィスキーを流し込んだ。
スナックを出た頃には、すっかり出来上がっていた。
足元がフラつく。
『琉美ちゃん危なっかしいなぁ(笑)』
課長が笑いながら手を貸してくれた。
差し出された手に掴まると、そのまま肩を抱かれた。
『え??!』
ぼぅっとした頭を必死に回転させ、事態を把握しようとする。
課長の顔が近付いて来て唇が重ねられる。
琉美に抗う力など無い。
固まった状態のまま、されるがままになっていた。
口の中に舌が割入って来る。
『何これ?!!』
ぼぅっとした頭の片隅に“ディープキス”の文字が浮かび上がる。
課長の手が琉美の胸元に伸びた。
手慣れた様子で 片手でシャツのボタンを外し、直に乳房を揉んでくる。丁寧に。激しく。
『ぁ…ンン…ハァ』
塞がれた唇から、思わず吐息が漏れる。
子宮が痺れる感覚。
立って居られなくなる。
胸を揉んでいた手がスカートの中へと移動した。
太ももを撫でつつ、パンティの上から秘部を探る。
『もうこんなに濡れてるよ』
耳を優しく噛みながら、課長が囁く。
『ぁぁぁっっ…ンクゥ』
解放された唇からは 抑え切れず喘ぎ声が漏れる。
パンティの中に課長の手が入って来た。
『いけない子だね。もうトロトロだよ』
首筋に舌を這わせながら秘部を直に弄ぶ。
ヌチュヌチュといやらしく音を立てながら執拗にクリトリスを攻める。
頭の中に電流が走った。
アルコールと快感が混じり合って、頭の芯が麻痺していた。
抱えられたまま課長の車へと誘(いざな)われる。
車の中は密室だ。
運転しながらも、課長は愛撫の手を止めてはくれない。
喘ぎ声は 益々大きくなり、叫び声の様になりつつあった。
不意に指が膣に入れられた。
『はぅっっ』
思わず背中が反る。
指は強弱をつけながら 激しく出し入れされる。
『ぃっぃゃぁぁ…ダメぇぇっ!!! はぁぁンンッ! 変になっちゃう!!! ァァァ』
体がビクビクと痙攣する。
『凄いよ。琉美ちゃんの膣が指に吸い付いてくる』
熱を帯びた声で課長が囁く。
車は路肩へと寄せられ、パンティを脱がされ 助手席で足を広げさせられた。
太ももから秘部へと舌で舐め上げられる。
舌先で敏感な部分を執拗に弄びながら、激しく指で膣内を掻き乱す。
もはや声すら出なかった。
悲鳴の様な呼吸を繰り返すのがやっとだった。
琉美がぐったりすると、課長は再び車を走らせた。
車はラブホテル街へと吸い込まれ《空室》の表示に導かれて、停車した。
琉美には既に判断力など無かった。
体の芯が熱い。
欲している自分が止められない。
課長に抱えられる様にして、駐車場に繋がった部屋へと足を踏み入れた。
部屋に入るなり後ろから抱きすくめられ、はだけられたシャツの間から胸へと手が伸ばされる。
『ずっと、こうしたかった…』
課長が耳元で囁く。
吐息混じりの熱い息が首筋を刺激する。
パンティを脱がされたままの秘部から、ジワっと熱い液体が滴り落ち太ももを伝う。
先程までの愛撫で、琉美はすっかり腰砕け状態だった。
課長は片手で胸を揉みながら、もう一方の手で器用にシャツを脱がし ブラジャーを外す。
そのままスカートのホックを外しファスナーを下げる。
床に ファサッとスカートが落ちて、全裸が晒された。
課長が正面へと回り込み、まじまじと琉美の裸体を鑑賞する。
『綺麗だよ…琉美ちゃん』
言いながら正面から強く抱き締めた。
硬くなった男性器が、琉美の下腹部辺りにあたる。
琉美は、ベッドへと促された。
明るい部屋に全裸でいる事が急に恥ずかしくなり、シーツの間に潜り込もうとするが、課長がそれを許してくれない。
『ダメだよ。もっと見せて』
服を脱ぎ捨てながら、課長が覆い被さってくる。
琉美は、初めて目にする“戦闘体制の男性器”を目の当たりにして絶句した。
太くそそり立った物。
こんな物が自分の中に入るのかと思うと、琉美は急に怖くなった。
思わず後退る。
が…
足を捕まえられ、両足を開かされる。
課長が、既に溢れかえっていた琉美の液体を ジュルジュルと音を立てていやらしく吸い上げる。
敏感な部分が刺激を受けて、子宮がビクビクしている。
『凄いよ。どんどん溢れてくる…』
言いながら、上半身へと移動して、首筋から脇へと舌を這わせる。
琉美は余りの快感に 頭が真っ白にならそうだった。
課長の手のひらが、琉美の胸を包み込んで刺激する。
『ほら、もうこんなに硬くなってるよ』
言って、琉美の乳首を舌先で転がす。
『はぁぁン…もぅダメ…イッちゃぅぅ』
喘ぎながら、息も絶え絶えに 愛撫を止めるよう訴える。
課長の手が止まった。
課長が体を起こす気配がしたかとおもったら、腰を抑え付けられた。
秘部に硬くて熱い物があてられる。
それは、強引に琉美の中へ侵入しようとするが壁に阻まれている。
痛みが、琉美を現実へと引き戻した。
『イヤ!! 痛い!! 無理!! 止めて!!!』
相手は既婚者だ。
一線を越える訳にはいかない。
第一、好きでも無い男に処女を捧げるなんて 有り得無いし無理だ。
『大丈夫。一瞬で済ませるから』
…そう言って、課長は一気に壁を破って 琉美の中へ入って来た。
体の中で何かが裂ける音がした。
余りの激痛に悲鳴を上げる。
『ほら、根元まで入ったよ』
課長が、高揚した顔で言って 結合部を見せようとするが、少しでも動かれると激痛が走る。
『お願い! 動か無いで!! 痛い!!』
泣きながら琉美が懇願する。
琉美の願いを無視し、課長が ゆっくりと腰を動かす。
琉美の腰を抑え付けたまま、課長はその動きを徐々に速める。
悲鳴は途中から喘ぎ声混じりとなった。
痛いのか気持ちいいのか…琉美自身でさえ訳分からない状態だった。
やがて課長の男性器は、琉美の中で脈打ち始めた。
収縮する膣内を押し広げる力強さで、琉美の体を貫く。
課長の息遣いが荒くなる。
琉美は、体が空中に浮く様な錯覚に襲われ 必死にベッドにしがみついていた。
痛みを忘れさせるかの様な高揚感。
体中が性感帯になり全身を愛撫されてるかの様に、快感が体中を駆け巡る。
『ハァァっっ…っく!イク!!イク!!イク!!イヤアぁぁぁ!!!』
ビクビクっと全身を痙攣させて琉美が果てるのと同時に、課長が琉美の中から男性器を抜き出して 琉美の上に覆い被さった。
『ぅぅっ!』
うめき声を上げて、課長が琉美の肩にしがみついた。
琉美の腹上で、課長の男性器が脈打っている。
二人共 ぐったりとして身動きが取れ無いまま、重なっている。
琉美は、遠退く意識の中で『処女じゃなくなっちゃったんだ…』と実感していた。
翌日
琉美は 何食わぬ顔で出社したものの、秘部の痛みを伴った疼きが 昨夜の出来事が事実であったことを実感させる。
『悪い夢だったら良かったのに…』
好きでも無い、しかも妻子持ちの男に 処女を捧げるなんて…
有り得無い事だった。
嫌悪感と罪悪感に苛まれる。
…しかし
琉美は、性欲という甘い蜜を知ってしまった。
体の芯が疼いている。
あの感覚が忘れられない。
課長は、いつもと変わらぬ顔で 普段通りに仕事をこなしていた。
昨夜の出来事など、まるで無かったかの様な振る舞いだった。
琉美は“普段通り”を装いつつも、つい 課長を目で追ってしまっていた。
あの快感が、体に刻み込まれている。
思い出すだけで、秘部に熱い蜜が溢れてくる。
…欲しくて堪らなくなる。
結局、琉美も課長も あの夜の情事には一言も触れることが無いまま数日が過ぎた。
『忘れてしまおう』
きっと、課長は“酔った勢い”だったのだろう。
琉美は、あの忌まわしくも官能的な夜を“悪い夢”だったのだと思うことに決めた。
淡々と繰り返される日常。
今までと変わらぬ、上司と部下という関係。
琉美は、既に痛みも治まり、あの 秘部が疼く妙な感覚も忘れかけつつあった。
課長とも、普通に 仕事の話やら雑談を交わす…本当に何事もなかったかの様な顔で。
琉美は、パソコンに向かって 数日後に控えたプレゼンテーションの準備をしていた。
デスクの電話が鳴る、内線のランプが 課長のデスクからのコールである事を示している。
仕事の手を止め、琉美は受話器を手にした。
『今大丈夫? 悪いんだけど、資料探して来て貰えないかなぁ?』
課長が申し訳なさそうに続ける
『お詫びに、社食でコーヒー奢るから』
『何ですかそれ(笑) 別にいいですよ(笑)』
資料探し等は、部下としては日常業務だ。
受話器を置き、琉美は課長のデスクへと向かった。
『悪いね。コレなんだけど…』
課長から手渡されたメモには、資料名が びっしりと記されていた。
『こんなに?!』
今忙しいのに…。
思わず琉美は絶句した。
『だから、後でコーヒー奢るって(笑) 僕も手が空き次第 応援に行くから』
言って、課長は再びパソコンのキーを打ち始めた。
仕方ない…。
中断した仕事は気になったが、琉美はメモを手にし 資料室へと足を向けた。
資料室には誰も居なかった。
尤も、外回りの社員が帰社するには まだ早過ぎる時間だし、経理関係の人間は 金融関係の処理に奔走している時間帯だ。
採光の飾りガラス越しに、室内に 穏やかな遮光線が降り注いでいた。
琉美は、メモを片手に 指示された資料を探し始めた。
5~6分程経った頃だろうか、資料室のドアが開かれた。
琉美が入口へと目を遣ると、そこには課長の姿があった。
先程デスクで目にした課長とは 雰囲気が違う。
抱えていた資料を床に置き、思わず琉美は後退った。
後ろ手にドアを締め、課長が近付いて来る。
『やっと、二人きりになれたね…』
言って、課長が琉美の手を捕らえる。
『止めて下さい…!』
琉美は手を振り払おうとしたが、腰を抱き寄せられ 唇を塞がれた。
課長の舌が侵入して来て、琉美の舌に絡み付く。
『……ァ…』
あの感覚が再び蘇った。
秘部が疼き、琉美は ジワリと熱い液体が満ちて来るのを自覚した。
制服のベストの間から、課長の手が胸元へと伸びて来る。
シャツ越しに、円を描くかの様に 胸を揉み上げられる。
『!…アァ…!!』
塞がれた唇から 思わず吐息が漏れた。
執拗に舌を絡ませたまま、課長の手がスカートの中へと移動した。
パンティの中へ侵入した手が、琉美の敏感な部分を撫でる。
『ハァァン…』
体の力が抜ける。
とろけそうな感覚。
『凄いよ…。蜜で溢れてる』
課長が秘部への愛撫を開始した。
静かな室内に、ヌチャヌチャと卑猥な音と琉美の吐息が響く。
『…ック…ンンン!!』
声を出す訳にはいかない。
必死で声を堪えながら、琉美は身を捩った。
課長の指が、膣へと差し込まれる。
『ハァァン!!!』
背中が仰け反り 思わず喘ぎ声が漏れる。
いつ人が来るかも分からない。
そんなスリリングな状況がスパイスとなり、琉美を一層 快感の渦へと飲み込んでいく。
課長の手が、琉美の手を自分の男性器へと導いた。
課長のそれは 既に戦闘状態にあった。
…これが欲しい。
また、あの絶頂を体験したい。
琉美の中に目覚めてしまった性欲が、理性を掻き消して行く。
不意に課長が愛撫の手を止めた。
琉美から体を離し、体裁を整える。
まだイッて無い。
イカセテホシイ…
『続きは後で』
琉美の胸中を見透かしたかの様に そう言うと、課長は資料室から出て行った。
琉美は 乱れた着衣を直し、まだ途中だった資料集めを再開した。
体に力が入らない。
指先の震えが止まらず 思わず資料を落としそうになる。
資料を揃えながら、先程の課長の言葉を反復する。
『続きは後で…』
続き…
あの恍惚とした絶頂感。
忘れようとしても、琉美の体には しっかりと刻まれていた。
頭では分かっている。
決して許されない関係。
性欲を満たすだけの行為。
琉美は、理性と欲望の狭間でさまよっていた。
一通り資料を集め、琉美は 指示されたメモと照らし合わせて資料に漏れが無い事を確認し 部署へと戻った。
『こちら、指示された資料になります』
資料を課長のデスクへ積み上げる。
『大量に悪かったね。ご苦労様』
言いながら、課長が 畳んだメモを手渡して来る。
琉美は、メモを開く前から分かっていた。
…“続き”についての密約だ。
開いてはいけない。
それはパンドラの箱だ。
頭の片隅で、理性が警告を発する。
然し…
つい先刻までの快感と、イク寸前で突如止められたフラストレーションが、警告を無視させる。
琉美は 畳まれたメモを開いた。
《今日は残業しましょう》
『何???』
琉美には 課長の意図が見えなかった。
先程の時間ロスで、仕事が押している。
プレゼン前日までに、課長・部長・支社長の承認印を押して貰わなくてはならない。
その為には、今日中には 課長からの捺印が必要だった。
当然、琉美は 残業するつもりだった…否、せざるを得なかった。
『…残業頑張れって意味?』
覚悟して開いたメモの内容に、琉美は 思いがけず落胆していた。
同時に 妙な期待をしていた自分に呆れる。
琉美は、己の欲情を封印し、中断していた仕事に全神経を集中させる事にした。
一心不乱にパソコンのキーを叩く。
辺りは既に暗くなっていて、気付いたら定時を過ぎていた。
慌てて自宅に電話を入れる。
『ゴメン、今日は遅くなるね。プレゼンまでの期日が押してるから…』
受話器を置いて見渡すと、琉美の他には 外回りから帰って来たばかりで日報を書いている男性社員と課長しか居ない。
課長と目が合う。
思わず目を逸らす。
『プレゼンの企画、早めに提出してよ~』
直ぐさま 課長から、仕事を促す様 声がかかる。
『スミマセン!! 頑張ります』
琉美は 一気にレポートを仕上げた。
仕上がった書類を課長に提出する。
『ぅ~ん…。内容は良いけどねぇ…。
説得力が足りないな』
ダメ出しされたレポートに 改めて目を通す。
思案している内に、部署内は 琉美と課長の二人を残すのみとなった。
アプローチの部分を少し変えてはみたものの、これと言って飛躍的に変わったとも思えない。
『すみません課長。改善点のアドバイス頂けませんか?』
課長にレポートを再提出し、琉美は助言を求めた。
『うん。これで良いよ』
軽く目を通し、課長が判を押す。
『え? OKですか??』
先程の物と大して変わらないのに…
『二人きりになる為の時間稼ぎだよ』
課長が席を立ち、他に誰も居ない事を確認して入口を施錠する。
『メモに書いてあっただろ?』
部屋の明かりを落とし、課長が近付いて来る。
琉美は初めて、先刻のメモの意図を知る。
もしかしたら、大量の資料集めを指示のだって“計算内”だったのかもしれない。
琉美は、諦めに似た思いで立ち尽くしていた。
全ては課長の手の内って事だ…
『他の部署には、まだ残業中の奴等も居る筈だから、声出しちゃダメだよ』
課長はそう言うと、立ったままの琉美に軽くキスをした。
これが、いわゆる“普通のキス”か…
琉美の中に、妙に冷静な自分が居た。
これから始まるであろう“秘め事”に、どこか期待感すら覚え始めていた。
課長が、琉美を商談スペースへと促す。
琉美は、課長に手を引かれ 半個室状態の商談スペースへと向かった。
商談スペースは、テーブルを挟んで 対のソファーが向かい合っている四畳程の狭いスペースだ。
部署への入口に施錠された現状では、完全な“密室”
課長の唇が覆い被さり 舌が割入って来る。
『…ンンン…』
課長の舌の動きに応じて、琉美も舌を絡めた。
一旦 唇を離し、琉美の両頬を撫でながら、課長が囁く
『俺の中にも入って来てよ。歯茎の裏側舐めて』
言われるままに従う。
お互い舌を絡ませ合いながら、鼓動が高まる…
片手を琉美の背中に回し 唇を重ねたまま、課長が ゆっくりと琉美の胸を揉み上げる。
『ハァンン…』
蜜が満ちてくる。
体の芯が疼く…
課長の唇は 琉美の首筋へと移り、背中に回してた手は琉美の襟元へと移動する。
制服のボタンに手が掛けられ、ブラのホックが外され、琉美の上半身が露わになった。
胸を揉まれつつ乳首を舌先で刺激される。
舌先で転がされ硬くなった乳首に 課長が軽く噛み付く。
頭の中に電流が走った。
思わず声が出そうになる。
『ンクゥ…』
必死に声を堪え仰け反る。
制服のスカートが足元へとたたみ落ち、琉美の白くスラリと伸びた脚が月明かりに照らされた。
『妙に そそられる格好だよ…』
課長が琉美から一旦体を離し、ネクタイを外しながら眺める。
琉美はパンティを纏ったのみで、パンプスは まだ履いたままだった。
課長がネクタイのみを外し、琉美の足元へ跪く。
パンティが下げられ、課長の冷たい手が 琉美の熱を帯びた秘部をなぞった。
『ンンン…ッ!!』
頭の芯がとろけそうな感覚に襲われる。
琉美の体中に口づけしながら課長が立ち上がり、琉美を正面からキツく抱き締めた。
『凄く綺麗だよ…』
琉美の耳元で囁く。
琉美の肌は、血管が透けて見える程に白く滑らかだった。
月明かりが琉美の裸体を一層妖艶に演出する。
課長の左手が琉美の胸を掴み激しく揉みしだく。
『…アァッ』
喘ぎ声が出そうになるが、直ぐに課長の唇に塞がれた。
舌を絡ませたまま 課長は胸への愛撫を続ける。
『ンンッンッッ…ンフゥ…』
優しく。激しく。時折 乳首を掌で転がしたり指で摘んだり…
琉美は立っていられなくなり、課長にもたれ掛かった。
課長は 琉美を抱えると、ソファーへと横たえた。
冷たいソファーの感触が、琉美の熱くなった肌を心地良く刺激する。
課長が、琉美のパンティを脱がせ 秘部に顔を埋めた。
クチュクチュと音を立てて蜜を啜る。
片手で秘部を広げ 剥き出しになった敏感な部分を舌先で刺激する。
琉美は頭がおかしくなりそうだった。
子宮が痙攣している。
『イカセテ…』
息も絶え絶えに懇願する。
もう限界だった。
気が狂いそうだった。
課長が服を脱ぎ捨て 琉美に覆い隠さった。
グッタリしている琉美の唇に軽く何度かキスすると、琉美の唇に吸い付き 舌をねじ込む。
舌と舌を絡め合う。
『…ンン…』
塞がれた琉美の唇から吐息が漏れる。
課長は、いきり立った男性器で琉美の割れ目をなぞると 狙いを定めて腰を突き上げた。
『痛ぁいっっ!!』
琉美が思わず悲鳴を上げた。
『まだ二回目だからなぁ…そのうち慣れるよ』
言いながら 課長が腰を動かす。
琉美は苦痛に顔を歪め、耐えていた。
琉美の様子を見て、課長が動きを止める。
繋がったまま、琉美のクリトリスを指で刺激する。
『ハアァンン…!!』
喘ぎ声を上げ、琉美の膣が吸い付いてきた。
『声、我慢して』
言って、そのまま愛撫を続ける。
『ぁぁ…もうダメだ…動くよ? ゴメン我慢してっ』
言って 課長が再び腰を突き上げる。
琉美は 痛みと快感の狭間で必死に耐えていた。
恍惚とした高揚感。
必死に自分の手首をくわえて声を堪える。
『…アッ!もぅダメっっ…!!』
喘ぎつつ 琉美が訴える。
課長の右手が 琉美の口元を押さえ付ける。
琉美は悶えていた。
声が出せ無い。
自分の鼓動が脳内に木霊する。
容赦なく 課長の男性器が琉美の中を突き上げる。
琉美は気を失った。
翌日の午後
琉美の携帯に、外回りに出ていた課長からメールが届いた。
仕事中の携帯使用は原則禁止なので、給湯室に行くついでに こっそり携帯を開く。
《今日は定時で仕事を切り上げて、外で逢おう》
密会の誘い
昨夜の 会社での密事が思い起こされる。
《了解しました。場所を指定して下さい》
急いで返信する。
琉美は、頭では分かっていた。
自分は何をやってるのだろう…
相手は既婚者だ。
のめり込んではいけない。
しかし、己の中に芽生えた欲情には抗えなかった。
指定された待ち合わせ場所は、会社の飲み会でも頻繁に利用する飲み屋街の駐車場だった。
琉美は定時で上がったが、課長は時間差を付けて来る事になっていた。
課長の到着を待つ間に、家に電話を入れたが留守電だった。
『今日はプレゼン前の決起会で、部署の皆で食事します』
短いメッセージを残し電話を切る。
よくも嘘がすらすらと口をつくものだ。
…自分に呆れる。
暫くすると、課長から 到着を知らせる着信音が鳴った。
慌てて携帯を開く。
『はい。どの辺りに駐車したんですか?』
膨大に広い駐車場。
互いの位置を把握しなければ 探し回る羽目になる。
琉美は、飲み屋街からは極力離れた場所に車を停めていた。
琉美が、今 自分が駐車している位置を告げると『迎えに行く』と言って電話は切れた。
琉美の車の隣にRV車が停まった。
ランクル
課長の車だ。
手招きされ、琉美は課長の車のドアに手を掛けた。
『お邪魔します』
言って、助手席に上がろうとする…が 想定外に車高が高い。
課長が手を差し伸べ、琉美を引き上げてくれる。
差し伸べられた手に掴みつつ、琉美は あの夜の事を思い出していた。
あの夜、琉美は大分酔っていた。
課長に抱え上げられてランクルに乗ったので、自力で乗車した訳では無かった。
ラブホからの帰りも、腰砕け状態だった琉美は 課長に抱きかかえられる状態で助手席に押し込められた。
自ら課長のランクルに乗り込むのは 初めてだった…
『此処ね、うちの会社の奴等は知らない店だから。俺の隠れ家的な場所』
嬉しそうにそう言うと、課長は琉美の唇に軽くキスをした。
…何だか、普通の恋人同士みたいなキスだ。
琉美は、軽く困惑していた。
初キスが いきなりディープキスだった為もあって、挨拶を交わすかの様な軽いキスが こそばゆい。
建物は、コンクリート打ち付けの洒落た造りだ。
見逃してしまいそうな小さな看板が出ているのみで、外観からは、そこが何の店なのか検討が付かない。
店への入口は、半地下になっていた。
課長の後に付いて 琉美も階段を降りる。
店の入口はガラス戸になっていて、店内からの柔らかい光が漏れていた。
『どうぞ』
ドアを開き、課長が琉美の背中を押す。
『ぅわぁ…! オシャレ』
琉美は思わず感嘆の声を上げていた。
『素敵なお店ですね』
言って、課長を見上げる。
『だろ?』
満足気に頷くと、課長は窓際の席へと向かった。
店内を見回しつつ、琉美も後に続いて席につく。
店内の明かりは 間接照明のみで、各テーブルには エタノールランプの灯りが灯されている。
ウェイターがメニューを持って来ると、課長は『取り敢えず、生グラス2つね』と言ってそれを受け取った。
『琉美、確か肉はダメだったよね?』
メニューを開き、課長が問い掛ける。
『牛肉がダメなんです。…何だか匂いが苦手で』
琉美はメニューに目を遣りながら答えた。
『じゃあ、生ハムは平気だね? ここの“生ハムピザ”美味いよ』
言って、課長がウェイターに軽く手を挙げた。
グラスビールを運んで来たウェイターに、課長が ピザの他にも数品選んでオーダーする。
『……取り敢えず。後で追加するから メニュー下げないでね』
言って、課長がメニューを閉じた。
テーブルに置かれたグラスビールを手にする。
『琉美! 乾杯しよっ♪』
言われて、琉美もグラスを手にした。
グラスとグラスを軽く当てる
『俺と琉美の出逢いに乾杯』
言って、課長が ビールを美味しそうに流し込んだ。
ふと、琉美は気になった。
そう言えば、課長は普段会社では“僕”なのに、琉美と二人切りの時は“俺”だ。
琉美の事も、“琉美ちゃん”では無く“琉美”と呼ぶ。
『あの…課長…』
自分は、課長を何と呼へば良いのか…
『課長は止めてよ』
課長が、琉美の言葉を遮る。
『二人で居る時は“雅也”って呼んで』
『雅也…さん』
ためらいながら、琉美が課長の名前を口にする。
『初めて、俺の名前 呼んでくれたね。嬉しいよ』
課長が顔を綻ばす。
『琉美が入社した時、俺 琉美に一目惚れしたんだ』
…琉美は戸惑った。
妻子持ちの男が言うセリフ?!
それに、この店…如何にも“デート向き”
課長独りで、ましてや男同士で来る様な雰囲気では無い。
『あの…』
言いかけて、口の乾きに気付き 琉美はグラスのビールを喉に流し込んだ。
テーブルに料理が運ばれて来た。
『彼女にドライ・マティーニを 俺はノンアルコールビールで』
課長がウェイターに声を掛ける。
タイミングを失って、琉美は 問い掛けそうになった話題を一旦胸に留めた。
『此処のマティーニは美味いよ。今日は俺が送ってくから、琉美は好きなだけ飲んで♪』
上機嫌で、課長が続ける。
『冷め無いうちに食べよ♪』
琉美は、促されるがままに ピザを口にした。
『!!…美味しい!』
ルッコラのフレッシュ感と生ハムの塩気、クリスピーなピザ生地の奥に在る小麦粉の味わい。
…シンプルだからこそ誤魔化しの効かない味。
『…凄いですね』
料理への賞賛と共に、ピザを薦めた課長への賞賛の意を込めて 琉美が呟く。
料理は全て“絶品の美味”だった。
ドライ・マティーニも、当に 琉美好みの味。
ついつい酒が進む。
アルコールが 琉美の理性を崩落させる。
『…雅也さん。抱いて…』
琉美は 思わず口走っていた。
すぐさま課長が琉美に覆い被さる。
課長の下半身は 既に戦闘状態だった。
絡み付く舌が 琉美の子宮を収縮させる
『ぁあン…イキタイ』
今居る場所の事など 考えてる余裕が無かった。
イキタイ
…それだけだった。
課長が、ランクルのリアシートを倒し、琉美の服を脱がせつつ 琉美の体に貪り付く。
ベッド状態になった車内で、琉美は全てを晒け出し叫んでいた。
『雅也さん……お願いっっ!! 入れてぇぇ』
琉美の中に、課長の男性器がねじ込まれた。
『はぁぁンっっ…』
快感で とろけそうになる。
課長が琉美から体を離し、辺りを伺う。
『ちょっと車動かすね…』
言って、課長は運転席へと移動した。
走り始めた車は、何度かの右左折を繰り返した後、停車した。
『…ここは?』
体を起こし、琉美が周囲を見渡す。
『総合運動公園の駐車場だよ。ここなら人目につかない』
答えながら、課長が後部座席に戻って来た。
『沢山イかせてあげるよ…』
琉美の唇に課長の唇が重なる。
軽く。
何度も何度も…唇を重ね合う。
課長は、今度は下だけで無くシャツも全て脱ぎ捨て 琉美に覆い被さった。
『さっきは急に止めてゴメンな。人の気配がしたから…』
…あぁ、それで…
不意に中断された訳を知る。
『ここなら大丈夫。好きなだけイッテいいよ』
言って、課長が琉美の裸体に舌先を這わせる。
『…ハアァ…ンッ』
琉美の唇から吐息が漏れる。
琉美は早く入れて欲しかった。
『雅也さん…お願いっ…アァ…もう待てないっっ』
喘ぎながら訴える。
『ダメ。もう少し琉美の体楽しませて…』
課長が琉美の胸を愛撫しつつ 秘部を舌先で刺激する。
『ゃぁぁっ! イッちゃぅっっ』
琉美が背中を反らせ叫んだ。
課長が体勢を変え、琉美の唇を塞ぎ 舌を絡めて来た。
舌を絡めつつ、琉美が喘いでいる。
『イキたいの?イッていいよ』
琉美の背中に右手を回したまま、課長の左手が琉美の秘部を愛撫する。
課長の指が、琉美の中に入れられた。
膣内を激しく刺激する。
『アアッ…凄いっっハァァ…ッン…』
思わず課長にしがみつく。
琉美の秘部から、グチュグチュいやらしい音と共に 空気の漏れる様な音がする。
『“チナラ”って言ってね、下の口の喘ぎ声だよ…』
言って、課長が指の動きを速めた。
『…ゃぁぁっ!! イっちゃぅ!!アアァッ!!イク!イク!はぁぁン…』
課長にしがみついてた腕から力が抜け、琉美がグッタリしたままビクビクッと体を痙攣させていた。
…課長は、満足気に 琉美の髪を撫でていた。
琉美の呼吸が落ち着くのを見計らって声を掛ける
『今度は、琉美が俺を気持ち良くさせて』
琉美が顔を起こすと、目の前に課長の男性器があった。
『舐めて』
課長に指示されるが、琉美はフェラなど見た事もやった事も無かった。
『あの…どうすれば…?』
戸惑って、課長を見上げる。
『ここは“蟻の戸渡り”って言ってね、男の性感帯だから…ここを指先で刺激しつつ、先端を口に含んで…』
課長が、会陰部を示し指示する。
琉美は 指示された通り、恐る恐るやってみる。
『そのまま口を上下に動かして…そう…舌も使って…』
課長の男性器が喉を突く。
課長の男性器を夢中で愛撫する。
…コレガホシイ
琉美の秘部からは蜜が溢れていた。
『…ぁぁ…もぅイキそうだ…』
課長が琉美の頭を抱え込み、動きを制止させる。
『琉美の中に入れたい…』
課長の声に、琉美は くわえていたそれから口を解放し 頷いた。
体勢を変えると、課長が琉美の両脚を抱え 己の肩上に担いだ。
『…えっ?!』
琉美は戸惑った。
今までに無かった体位だ。
課長の男性器が 琉美の中に…深く挿入された。
『ぁぁぁっ…!!』
琉美の中に電流が走る。
快感に全身が痺れる。
『…ンハァ!!…ンンッ…奥っ…ゃぁ…ン!!奥までッッ!!っっィク!!アッアッア~…』
僅か数回突かれただけで、琉美は 呆気なく果てていた。
琉美が気を失い掛けた時、課長の男性器が 琉美の中から抜かれた。
その動きに、一瞬 気を取り戻す…と、体勢を変えられた。
うつ伏せにされる。
『琉美…頑張って体起こして、四つん這いになって…』
課長が琉美の耳元で囁く。
琉美は、鉛の様に重くなった四肢を 必死に立て起こした。
課長の両手が、琉美の腰を掴む。
爆発寸前の物が 琉美の体を貫いた。
激しく突き上げる。
琉美は 自分の叫び声を聞きつつ…気を失っていた……
琉美は、下半身の違和感と共に正気に返った。
『…ぁ…フゥウン…』喘いでいる自分の声が耳につく…
気付かず喘いでいた自分に驚いて、体が強張る。
『琉美…可愛いよ…』
課長が 動きを止め、琉美に頬ずりする。
『…ぇっ??! 私…』
琉美は 状況が飲み込まれなかった。
『ゴメン! 琉美眺めてたら…また元気になっちゃって…勝手にやってた』
課長が謝って、再び腰を動かす。
『ンンッ…アッ私も…アアッ…』
琉美も欲していた。
喘ぎ声が我慢できず言葉が続かない。
『…ぁあ…琉美の中 気持ち良過ぎる…』
根元まで挿入し、恍惚とした顔で 課長が琉美の胸に顔を埋(うず)める。
深く繋がったまま、何度も何度も 唇を交わす。
舌を絡め合う。
『一緒にイこう…』
そう言って、課長が再び腰を動かし始めた。
琉美の腰を抱え 中腰の体勢で、琉美の奥を突き上げる。
『ゃぁアア…奥まできてるぅっ!! アアッアッ…ィ…イっちゃ…ンンッ…』
たまらず琉美が叫ぶ。
『イってイイよ!! ぁあ!イクよ!!』
呻きながら そう言って、課長が腰の動きを速めた。
琉美はガクガク震えていた。
快感の渦に飲み込まれる。
呼吸することさえ忘れそうだった。
『…っくぅぅ!! ぁぁ…!』
課長が、琉美の上に身を投げ出した。
二人共 互いにしがみ付いて、押し寄せる快感の波に耐えていた…
裸で重なり合ったまま、課長が呟く。
『今日は、琉美を抱かないって決めてたのになぁ…』
『…え??』
琉美は、思い掛け無い言葉に耳を疑った。
…元々 体目当てじゃ無かったの?
課長の考えている事が分からず、琉美は ただ狼狽えていた。
課長が言葉を続ける。
『あの日、我慢出来無くて琉美を抱いたけど…本当は、普通のデートから始めたかったんだ』
『そんな! だって…』
…課長には奥様が居るのに…
琉美は戸惑っていた。
『家内は家族…って言うか“同士”だから。大切な相手だけど、恋愛対象じゃ無いんだ』
淡々と、課長が続ける。
琉美の脳裏に、ある芸能人が曰わった『不倫は文化』という言葉が浮かぶ…
こんな人もいるんだ…
琉美は、珍しい生物を目の当たりにした心境で 課長の横顔を見詰めていた。
仲の良い両親の元に育った琉美にとって、課長の言葉は ある意味カルチャーショックだった。
…否
課長だって、家庭では“仲の良い夫婦”なのだろう。
琉美は、自分が思い描いていた“夫婦”の定義が崩れるのを感じていた。
課長が体を起こした。
琉美の頭を撫で、キスをする。
『次こそは、琉美に手出ししないから…』
言って、掌で琉美の頬を優しく包み 囁く…
『愛してるよ』
琉美の中に 新たな罪悪感が生まれた。
課長に利用されていた筈が…
実は、琉美自身が 課長を利用していたのかも。
琉美の罪悪感など知らずに、課長が弾んだ声で続ける
『次は、フグ食べに行こうな。美味い店が在るんだよ♪』
琉美は、ただ頷いていた。
…慌ただしい日常。
琉美が立てた企画書は、その後 トントン拍子に許可捺印を受けた。
最も、上部の人間は 逐一目を通さずに 流れ作業の様に判を押すのだろう。
プロジェクターで使用する資料を作り終え、琉美はため息をついた。
『琉美ちゃん、お疲れ様。』
不意に声を掛けられ振り返ると、缶コーヒーを手に 課長が立っていた。
琉美に一つ差し出す。
『有難うございます』
受け取って、プルタブを開けようとするが、深爪をしている琉美は 開ける事が出来ずにいた。
『貸してごらん』
言って、課長がプルタブを上げてくれる。
『明日の準備は終わった?』
訊ねながら、課長が自分の缶コーヒーの蓋を開ける。
『これで全て揃いました』
デスク上に広がった資料に目を遣って、琉美が答えた。
『そっか、お疲れ様。乾杯』
『あっ、はい』
つられて 琉美も乾杯を交わした。
コーヒーの香りが、琉美の張り詰めていた気分を和らげる。
思わず溜め息を吐く。
『大分、肩に力入ってたみたいだね』
課長が微笑む。
『何せ、個人でプレゼンするのは初めてなんで…』
今までグループでプレゼンした経験は有ったものの、単独で となるとプレッシャーが違う。
『それだけ一人前になったって証拠だよ』
そう言葉を残し、課長が自分の席へと戻って行った。
『一人前ねぇ…』
琉美は、まだまだ自分の仕事力に自信が持てずにいた。
意欲は有る。
真面目に頑張ってはいる。
しかし、余裕は無く どこか空回りしている感さえあった。
ふと、課長に目を向ける。
課長は、受話器を耳に 肩で挟んで、パソコンを操作していた。
おそらく、取引先と遣り取りをしているのだろう。
『私も頑張らないと』
…自分は 課長の足元にも及ばない。
琉美は、翌日に控えたプレゼンに向け 資料をチェックしつつ、質疑応答のシュミレーションをしていた。
琉美のデスクの電話が鳴った。
課長からの内線である事を確認し、受話器を取る。
『琉美ちゃん? 急で悪いんだけど、今晩 接待に同伴して貰えないかな? 先方からの御指名なんだ』
課長が
『明日プレゼンなのに悪いね』と続ける。
『良いですよ。どうせ 帰宅してもやる事無いですから(笑)』
琉美は、課長の急な申し入れを快諾した。
『助かるよ。なるべく早めに切り上げるから』
『大丈夫ですよ(笑)』
受話器を置いて、琉美は時計に目を遣った。
定時までは後3時間。
自宅に 急な接待で遅くなる旨を連絡すると、再びシュミレーションへと取り掛かった。
琉美は、課長からの申し入れが有り難くもあった。
早く帰宅したとしても、明日の事が気になって眠れそうに無い。
接待であれば、寧ろ 余計な事を考えずに済む。
琉美は 気持ちを切り替えて、仕事へと集中する事にした。
何時の間にか 定時を過ぎ…
『じゃ、今から接待に行くから』
課長が宣言する。
『日報未提出の人は、僕のデスクに上げといて下さい。…接待終わり次第、帰社してチェックします』
琉美は、慌てて デスクの資料を片付け始めた。
『琉美ちゃん、悪いね。行こうか』
課長が 琉美に声を掛ける。
『スミマセン。明日の資料 整理して無くて…。あっ!私服に着替ぇなきゃ!!』
アタフタしている琉美を見て、課長が 苦笑する。
『下の駐車場まで 戻って来るんだから…。そのついでに、資料の整理と着替えしたら良いよ。予約した時間が迫ってるから』
課長に促され、琉美は 急いで制服姿のまま課長の後に付いて駐車場へ向かった。
地下駐車場まで…
エレベーターが苦手な琉美を気遣って、課長が 非常階段を下る。
後を追いつつ、琉美は 課長の気遣いに感心していた。
…流石は、年上の部下をも立てつつ 皆から慕われる人物だけ有る。
琉美は、課長への尊敬の念を高めていた。
開かれた助手席に上がり シートベルトを掛けようとした琉美の顎先に…課長の手が伸び、唇を奪う。
琉美は 思わず課長の頬を叩いていた。
『…接待。ですよね?!』
立て続けに罵倒する。
『 所詮、私は 課長からしたら“未熟”に思えるかもしれません。でも、プライド持って仕事してます』
『…期待って…?』
恐る恐る、琉美が訊ねた。
『琉美も、俺と同じ位 俺の事好きでいてくれてるかと期待してたけど… 所詮は 俺の思い上がりだったんだな』
寂しそうに、課長が呟く。
…仕事の事じゃ無いのか。
琉美は胸をなで下ろした。
慌てて、体裁を繕う。
『すみません。明日の事で頭が一杯で…。つい、取り乱してしまいました』
しかし毅然として 言葉を続ける。
『でも、今日は これから接待ですよね? 仕事とプライベートは混合して欲しく有りません』
『なんだよ~。そういう事か(笑)』
課長は 嬉しそうにそう言うと、車を発進させた。
『今日はね、接待じゃ無いから』
『…え?! だって…』
琉美は、思わず 課長の横顔に目を遣る。
『ああでも言わないと、会社の連中の手前マズいだろ?』
課長が、悪戯っ子の様な笑みを浮かべた。
…そう言えば…
社内では 携帯のメールで遣り取りする訳にもいかず、密会の約束を交わす手段が無い。
『琉美、俺達だけの“合図”決めようよ』
課長が 弾んだ声で言う。
お互いに様々と提案し合っている内に、車は あっという間に目的地へと着いた。
京壁造りの…高級感漂う料亭。
琉美は、思わず気後れした。
『この店のフグは最高だよ。夕方 予約入れといたんだ』
言って、課長が再び琉美にキスをする。
『行こっか』
課長に促され、琉美は素直に頷いた。
課長が手を差し出す。
琉美は 躊躇いつつ、その手を握った。
手を繋いだまま、料亭の敷居を跨ぐ。
『中川様。お待ちしてました』
すかさず 和風姿の女性が、課長に挨拶する。
『急に無理言って、申し訳無いです』
『いいえ、運良く 下関から程度の良いトラフグ入ったので』
琉美は 二人の会話を聞きつつ、場慣れした感の課長に 改めて尊敬の念を抱いていた。
『雅也さん、あの…この店には 何度も…?』
琉美は、自分が場違いな様に思える空間に 緊張していた。
『接待で何度も…。でも、女性と2人っきりで来るのは初めてだなぁ』
課長が 苦笑いしつつ答える。
『あっ、先刻の和風の女性が 女将さん。ご主人が板長で、俺達常連は“大将”って呼んでいるんだ』
琉美の緊張を解そうとしてか、課長が 立て続けに言葉を繋ぐ。
『琉美、確か 茶道やってたよね? この料亭は、茶懐石の出張もやっているから…。 琉美も気に入ってくれると思うんだ♪』
言われて、琉美は 室内を見渡した。
掛け軸・生け花…
完璧な空間だ。
生け花は“茶花”式
掛け軸は 墨一色のみだが、墨の濃淡に 奥深さを感じる。
『裏千家…ですか』
感嘆しつつ、思わず琉美が呟く。
庭を見たい衝動に駆られ、正座を解き 障子へ滲み寄る。
『…凄い』
琉美は、只々 感嘆していた。
緊張感すら 遠い次元に追いやっていた。
…抱かれたい
初めて、精神が その感情を抱く。
触れられては無く、肉体は それを求めていない。
ただ…
課長に対する尊敬の念が、琉美の奥底を破壊しつつ有った。
尊敬の念は、憧れへと変化していた。
互いの体を重ねる度に、情が深まりつつあった。
憧れと情とが紡ぎ合い、それは 愛情にも似た感情になっていた。
体だけで無く 精神までも、課長を求めつつあった…
障子を閉じ、琉美は席へと戻った。
『こんな素敵な店知ってるなんて…流石は“大人”ですね』
『まあ ネ、伊達に年食ってる訳じゃ無いから(笑)』
琉美の言葉に 課長が笑顔で返す。
『雅也さん…』
琉美が口を開き掛けた所で 障子が開かれた。
『失礼します。食前酒と先付けをお持ちしました』
先程の和服の女性…女将さんが、中腰で挨拶し 座卓へと料理を運ぶ。
目の前に、品良く綺麗に料理が象られた皿が置かれる。
『こちら様には、食前酒では無く フグのヒレ酒を』
課長には食前酒、琉美へはヒレ酒を配膳すると、女将さんが退席した。
『琉美、乾杯しよ♪』
課長が 食前酒の入ったグラスを掲げる。
琉美は、ヒレ酒の注がれたお猪口を手にした。
器は交わさずに 乾杯する。
『季節感も盛り込まれた 素晴らしい八寸ですね』
琉美は、先付けの皿に目を遣り 賞賛した。
『見た目にも楽しませてくれるけど、舌も楽しませてくれるよ』
食前酒で喉を潤し、課長が料理を勧める。
琉美は、手にしていたお猪口を口元へ運んだ。
炙られたヒレの香ばしさが、日本酒の澄んだ香りと相まって食欲を擽る。
『美味しい…!!』
ヒレ酒を口にし、琉美の顔が綻んだ。
『…だろ?』
課長が満足気に頷く。
『琉美は果実酒苦手だろうから、食前酒 変更して貰ったんだ』
確かに、琉美は果物が苦手だった。
課長の気遣いが嬉しい。
先付けに箸をつける。
崩してしまうのが勿体無い様な料理。
『…美味しい…』
『琉美、さっきから“美味しい”しか言わないなぁ(笑)』
課長が笑って言う。
『だって、美味しいから…』
琉美は呟きながら思った。
…芸能レポーターは、良くも様々な表現で料理や味わいを言葉にするもんだ…
只々、美味しいの一言しか口に出来ない自分の語彙力に苦笑する。
琉美は、空になった[お猪口]に手酌し掛けた。
課長の手が、お銚子に掛けた琉美の手を包み、制止する。
『“宅呑み”じゃ無いんだから…(笑) 琉美? 俺の存在 忘れて無い?』
課長が 苦笑しつつ、酒を注ぐ。
『スミマセン!!…つぃ…癖で』
琉美は、思い掛けずリラックスしていた自分に驚いた。
『琉美は 相変わらず飲みっぷりがイイなぁ(笑)』
課長が、苦笑しながら言う。
『すみません…つい…』
慌てて 琉美が、お猪口を置く。
『明日はプレゼンなんだから、今日は お銚子一本だけだよ』
課長から 牽制の声が掛けられた。
『はい! 了解です』
『素直で宜しい』
二人で顔を見合わせ笑い合う。
ふと 障子越しに人の気配を感じ、琉美が目を遣った。
『失礼します』
障子の向こうから、女将さんが声を掛けて来る。
『鍋の支度が整いました』
言って、障子を開け 仲居さんと共に女将さんが料理を並べ始めた。
フグの薄造り・白子・フグの唐揚げ…
卓上に 所狭しと料理が並べられる。
女将さんは、卓上コンロの火力を調節すると『鍋が空きましたら、内線でお知らせ下さい』と言って配膳を終えた。
『どうぞ ごゆっくりと…』
笑顔で会釈し、女将さんが障子を閉める。
『…凄い料理…豪華ですね』
琉美は、感嘆し呟いた。
『さぁ、食べよ♪』
課長が、フグの薄造りへと箸を伸ばす。
『こうして芽ネギをフグで巻いて、好みで紅葉おろしを乗せて…』
解説しながら、フグを口に運ぶ。
『うん! 美味い!!』
課長が、満足気に頷いた。
琉美も、課長を真似てフグに箸を付けた。
人生初のフグを 恐る恐る口にする。
『…美味しい!!』
琉美は驚いていた。
薄いのに、コリコリとした歯触り…淡白な中にあるシッカリとした旨味…
『フグって 美味しいんですねぇ…』
思わず言って、琉美は自分の間抜けな言葉に耳を赤くした。
『沢山食べてネ♪ この、皮の所も美味いよ。コラーゲンたっぷり(笑)』
課長が、琉美の心を知ってか知らずか 琉美の箸を促す。
『フグちり鍋も、もう食べ頃だよ♪』
課長が勧める。
琉美は、勧められるがままに箸を進めた。
どれもこれも美味い。
自然と顔が綻ぶ。
『琉美はホント可愛いなぁ』
課長の声が弾む。
『素直で分かり易いよ。さっき、車の中で 感情的になった琉美を見て、思わず抱きしめそうになった…』
『あれは…本当に一杯一杯で…』
琉美は口籠もった。
『大丈夫。分かってるよ。…だからこそ、こうして琉美を連れ出した訳だし』
課長が微笑む。
…私 この人のこと好きかも…
琉美は 漠然と思っていた。
確信は無かったが、尊敬とは別の感情が芽生えつつあった。
しかし、相手は既婚者だ。
深入りする訳にはいかない。
箸を進めつつ、話題は 中座していた“合図”について盛り上がっていた。
気が付けば、鍋も空になっている。
課長が内線を掛けた。
待っていたかの様なタイミングで、女将さんが来室した。
火力を強めると、洗って笊に晒した御飯を 鍋へと入れ蓋をする。
…無言で待つ
長い様で短い時間。
再び鍋が沸騰すると、女将さんは 火を止め卵を流し込んだ。
『2~3分したら、蓋開けて下さいネ』
『デザートに…』とリンゴのグラニテを置き、女将さんが退席した。
『雅也さん。すみませんけど…デザート…』
琉美が、グラニテの入った器を 課長へと差し出す。
『あぁ、気にしなくて良いよ。琉美が食べれない物は 俺が片付けるから(笑)』
課長が快く デザートの器を受け取る。
『しかし、女の子で スィーツも果物も嫌いなんて…珍しいよなぁ』
課長が首を傾げた。
『筋金入りの辛党なんです』
『確かにな(笑)』
2~3分経過したのを見計らって、課長が 鍋の蓋を開けた。
卵が 良い感じに半熟状になっている。
課長が、雑炊を器へ取り分け ポン酢の入った容器と共に 琉美へと勧める。
『好みで味調整してね。ここのポン酢は オリジナルで旨いよ』
琉美は 器を受け取り、先ずはポン酢を掛けずに味見した。
『…美味しい…』
フグの旨味を吸った雑炊は絶品だった。
『だろ? 俺なんて、この雑炊が一番の楽しみなんだから』
課長も、頬を緩めて 雑炊を堪能している。
琉美は、ポン酢を加えてみた。
一口啜る。
『味が閉まって、また一段と美味しいですね!』
思わず声が弾む。
鍋の雑炊は、あっという間に二人の胃に収まった。
課長が、支払いを終えた。
女将さんに見送られ、料亭を後にする。
どちらかとも無く 手を絡め合って、駐車場へと歩いた。
肌を刺す様な冷たい風が 心地良い。
ランクルに乗り込み、軽く唇を重ねる。
『コラーゲン補給したから、明日は更にプルップルかな(笑)』
琉美の両頬を包み込みながら、課長が 琉美の目を覗き込む。
『試してみます?』
冗談混じりに、琉美が挑発する。
『出来れば、今すぐ…』
『駄目ですよ(笑) これから社に帰って仕事するんですから』
二人は、先程決めた“合図”を再確認しつつ、会社へと戻った。
二人だけの“暗号”を決め、社の駐車場へと戻った。
部署の在る階まで、非常階段で上る。
皆、普通にエレベーターを利用している。
加えて 時間帯も相乗し…“密室”状態だ。
…舌を絡め合い、互いの下半身を貪る…
立ち姿勢で…
初めての事態に狼狽えつつ、琉美は快楽の波に飲まれつつあった。
閉ざされた静かな非常階段に、ジュプジュプと卑猥な音と共に パンパンと腰を打ち付ける音が響く。
『…ぁっ あぁっっ!出すよ!!』
課長が 低く呻き、琉美の腰上に 白い液体を放出した。
淡々と階段を昇る琉美を 課長が追う。
『琉美、ちょっとペース落としてよ』
息を切らしつつ、課長が訴えた。
『あれ? もしかしてペース速かったですか?』
琉美が振り返る。
息も切らさず 涼しい顔をしている琉美を見て、課長が ガックリと力を落とした。
『これが、若者とオッサンの差かぁ…』
『あっ!! スミマセン つい…』
慌てて 琉美が補足する。
『私 ボルダリングやってるんで、日頃から鍛えてるんですよ』
『ボルダリングって…?』
課長が問う。
『壁を登るスポーツです。最近 一部人間の間では、人気上昇中なんですよ(笑)』
『あぁ…。あれって“ボルダリング”って言うのか』
何度かテレビで目にした競技を思い出し、課長が言葉を続ける。
『道理で、琉美が いつも深爪してる訳だ…』
『缶のプルトップ開けるのに苦労するんですよ(笑)』
琉美が 笑って答えた。
『琉美は、ただ細いだけじゃなくて引き締まってると思ってたけど…なるほどね』
課長が、納得して呟く。
『体幹筋肉が発達してると、アソコの締まりも良いって言うからなぁ。…琉美の中は最高だよ…』
『もぅ!! これから職場に戻るんですから、頭切り替えて下さいね(笑)』
言って、琉美は課長に先を行く様促した。
部署の在る階へ着き、非常階段の扉を開ける。
部署内には、まだ残業している者が数名残っていた。
『ただいま~』
課長が、先に部署へと足を踏み入れる。
『只今戻りました』
琉美も 後に続く。
『いいなぁ。美味い物 食って来たんでしょ』
『ばぁか。接待に美味い不味い言ってられっか(笑)』
部下のツッコミに、間髪入れず 課長が返す。
『じゃあ、私は着替えして帰りますね』
琉美は、荷物を纏めると更衣室へ向かった。
『琉美ちゃん、付き合わせちゃって悪かったね。お疲れ様』
課長の声が追い掛ける。
琉美は 振り返って会釈をすると、部署内の同僚に向かって『お先です。お疲れ様♪』と声を掛け、部署のガラス戸を閉めた。
初めての“個人プレゼン”は、呆気無い程順調に 成功を納めた。
会場を後にし、琉美は 思わず身体のバランスを崩し倒れそうになった。
何時の間にか隣に来ていた課長が すかさず手を差し伸べる。
『…あっ! スミマセン!!』
琉美は 慌てて立ち上がろうとしたが、体に力が入らない。
部署の仲間も 心配気に声を掛けてくれるが…
気が遠のく…
琉美は、薄れ行く意識の中で『意外と重いなぁ』とボヤく課長の声を耳にしつつ気を失っていた。
……?
腕に違和感を覚え 琉美は目を覚ました。
『あっ! 動かしちゃダメだよ』
課長が注意を促す。
『点滴の針が刺さってるから、そのまま寝てなさい。点滴終わったら看護士さん呼ぶから』
『えっと…私…?』
状況を飲み込めず、琉美は 課長に目を遣った。
『プレゼン会場を出た所で倒れたんだよ。ここは病院』
『スミマセン…ご迷惑お掛けして…』
琉美が謝る。
『気にしなくて良いよ。琉美は 俺の大切な彼女だからね♪』
課長が、琉美の頭を撫でながら言う。
『貧血だってさ。ちゃんと朝飯食って来たのか?(笑)』
『いえ…緊張して食欲無かったんで…』
言いながら、琉美は 気を失う直前の事を思い返していた。
『部署の面々は? …心配…掛けちゃいましたよね…』
琉美は 心苦しかった。
『あぁっ!! 忘れてた💦』
課長が、焦って椅子から立ち上がる。
『病院内は 携帯禁止だから、電源切ったままで…。 会社に連絡入れて来るわ』
そう言うと、課長は そそくさと病室から出て行った。
身長=163㎝
体重=45㎞
琉美は 筋肉質な為もあり、実際は 周囲から心配される程に“見た目”は華奢だった。
“重い”
初めて耳にした言葉が 琉美を苛む。
半ば朦朧とした意識の中、琉美は『痩せなくちゃ…』と 自分を追い込んでいた。
唇を解放し、互いに見詰め合う。
琉美が、躊躇いがちに口を開いた。
『そういえば“病院”って…奥様は…?』
以前、課長の奥様が看護士をしていると聞いていた事を思い起こしていた。
『うちのは、こんな救急指定の大病院じゃなくて、小さな個人病院だから(笑)』
『…そうなんですか』
琉美は、思わず胸をなで下ろしている自分に気付いた。
…やはり心の何処かで 奥様に対して“疚しい気持ち”が有るのだろう…
『ところで…家の親には何て…?』
恐る恐る 琉美が尋ねた。
『ああ…。心配させると悪いから“部署内でプレゼンの打ち上げする”って言っておいた』
課長が『大丈夫だよ』と言って、琉美の頭を撫でる。
『点滴が終わるまで、もう少しかかりそうだから休んでなさい』
琉美は、課長の言葉を聞きながら、再び混沌の中に意識を沈めていた。
『…美、琉美』
遠くで自分に呼び掛ける声がする。
意識を引き上げられ、琉美は 重い瞼を開いた。
『点滴終わりそうだから、ナースコールしたよ。直に看護士が来る筈だから…』
課長が、帰り支度をし始める。
先程のキスの感触が、残り香の様に…琉美に刻まれていた。
『雅也さん…今日は抱かれたい…』
琉美が弱々しく訴える。
『ああ…。体が“危険”を感じると、種を残そうって本能で、エッチしたくなるんだよ』
琉美の頭を撫でながら、課長が続ける。
『“やりたかったらジェットコースターに乗せろ”って…、昔 悪い先輩に教わったなぁ(笑)』
やがて
車輪を引く音が近付いて来て…病室の前で止まった。
コンコン!
ドアがノックされ、引き戸が開けられた。
『気分は如何ですか?』
医療用のステンレス製キャリーを引いた看護士が、琉美に声を掛ける。
『もう大丈夫です。ご迷惑お掛けしました…』
言って、起き上がろうとした琉美を 看護士が制止する。
『取り敢えず、点滴の針 抜いときますケド…。まだ休んでて下さいネ。体調が整ったら 受付で会計して頂ければOKです』
言って、看護士が 針を抜き 手際良くガーゼを当て ネット状のテープを貼った。
『まだ顔色悪いから もう少し休んでって下さいネ』
言って、看護士が 病室を後にした。
病室は…
琉美と課長“二人だけの空間”
『琉美。今日は、俺が 君を病院から自宅まで送り届ける事なっているから。二人共このまま“直帰”だよ』
ベッドの端に 軽く腰掛け、課長が優しく微笑む。
『今日は鉄分補給! レバー食いに“焼鳥屋”行こうぜ♪』
琉美を元気付けようとしてか、課長がテンションを上げる。
その気遣いが…
琉美は、唯々嬉しかった。
琉美は 我に返って、慌てて自分の姿を確認した。
…何も身に着けていない…
『雅也さん…あの…一体…?』
狼狽えつつ、課長に説明を求める。
『あぁ、検査着って脱がし易くて良いよなぁ…思わず 脱がして触り捲っちゃってたよ(笑)』
全く悪びれた様子も見せず、課長が無邪気に微笑む。
『無意識でも 体は正直だね♪』
課長が、琉美の瞳を覗き込み 茶目っ気たっぷりに言葉を続ける。
『メインディッシュは 後のお楽しみ♪ 検査着は畳んでおいたから、支度して出ようか♪』
言って、ハンガーに掛けられていた制服を琉美に手渡す。
琉美は、掛け布団で裸体を隠しつつ 慌てて服を着込んだ。
『じゃあ 行こうか』
琉美が身支度を整えたのを見計らい、課長が促した。
課長に続いて、慌てて 琉美が病室を後にする。
エレベーター前のナースステーションで、課長が立ち止まり 看護士に挨拶をしていた。
琉美は 看護士に会釈をし、課長の後を追った。
課長は、エレベーター隣の階段へと歩みを進めていた。
琉美も、階段へと足を向けた。
階段のフロアで、課長が 足を止め、琉美の到着を待っていた。
『姫。足元にお気を付け下さい』
冗談めかして そう言って、課長が 恭しく手を差し出す。
琉美は、差し出された手につかまり ゆっくりと階段を下った。
一階へ降り着き、琉美は 受付に向かう為に立ち止まった。
『雅也さん。あの…会計して来るので…』
言って、繋いだ手を解す。
すかさず 課長の手が、琉美の手首を捕まえる。
『もう、会計済ましてるから…』
言葉と共に抱き寄せられた。
『私 救急車で運ばれたんですか?!』
驚いて、思わず声が上擦る。
琉美は かつて救急車に乗った経験が無かった。
…救急車 中身見てみたかったなぁ…
乗り物好きとしては
“救急車の設備&装置”が 非常に気になる。
まあ…
実際
車内を観察する余裕の有る人間が乗る車両では無いのだろうが…
程なくして
タクシーは 会社地下の駐車場へと着いた。
課長が料金を払い
琉美を抱き寄せ…肩を貸しつつ タクシーから降り立つ。
『今日は“直帰”だからネ♪』
楽し気に言って、課長が 琉美をランクル🚗へと誘う。
琉美は
誘われる(イザナワレル)が儘に ランクルに乗り込んだ。
『凄く美味ぃ焼鳥屋なんだケド…オヤジさんが“嫌煙家”なんだょ😥』
愛煙家の課長がボヤく。
琉美も“愛煙家”
思わず躊躇する。
『店内禁煙ですか…外で吸えと?』
実に数時間振りのタバコに火を付け、琉美が尋ねた。
深く煙を吸い込む。
軽く目眩を覚える。
『…それがさぁ“外でも吸うな”って』
言って、思い出したかの様に 慌てて課長もタバコを口にする。
『行ったら分かるから…』
課長が、溜め息と共に煙を吐き出した。
ランクルが 駅前の駐車場へと収まる。
『駐車場が無い店で… 少し歩かせちゃうケド…』
ゴメンネ と謝りつつ
課長が 琉美をランクルから抱き降ろす。
『…重くてスミマセン』
『えっ?? 何て言ったの?』
力無い琉美の声は、喧騒に掻き消され 課長の耳には届かなかった…
夜風に吹かれながら、焼鳥屋へと歩く。
琉美の体調を気遣い、課長が歩みを緩めつつ 頻繁に琉美の顔を覗き込む。
細い裏路地を登った所に その店は在った。
入口の前で、何故か お互いの匂いをチェックする。
風に晒されつつ歩いて来た為か、タバコの匂いは 差程気にならない。
『大丈夫だネ』
同時に言って 思わず微笑んだ。
引き戸を開け 焼鳥屋の暖簾を潜った。
『いらっしゃーい! 空いてる席にどうぞ』
狭い店内に 必要以上に大きな声が響く。
コの字形のカウンターのみの店内で
課長が連席で空いている席を探し 琉美を促した。
『オヤっさん。取り敢えず“生中”二つ』
課長が、腰を下ろしつつ そそくさと注文する。
『お待ちっ! 生中②つ』
中ジョッキが カウンターに並べられる。
『あれっ?! お二人共 つぃ先刻までタバコ吸ってました??』
顔をしかめつつ 店主が問う。
『…マスター。やっぱりバレたか😥』
課長が苦笑いしつつ続ける。
『一応 遠慮して“吸い溜め”して来たんすょ💦』
店主が貼り紙を指し
宣告する。
『タバコは“毒”です。遠慮は要りません。…死にたかったら思う存分 堪能して下さい』
マスターが 困った感じに苦笑しつつ返答する。
『俺等スモーカーも一応意識してっから大丈夫っすよ』
課長が続けて言う。
『タバコ=毒 だから カミさん&子供の前では吸ぃませんよ』
…“カミさん”
琉美は その言葉に胸が締め付けられる思いだった。
(所詮は不倫 彼は家庭を大切にしている…)
愛想笑いをしつつ
琉美は 虚しさを覚えていた…
『次 行こうか』
課長が琉美の耳元で囁く
琉美は素直に頷き 課長の提言に従った。
課長が琉美の手を引き マスターに『ご馳走様』と声を掛け 店から出ようとする。
焦って『あの…お会計は?』
琉美がマスターに問う
『既に頂いてます』
マスターが微笑む
どうやら 琉美が化粧直しに席を外した際に 会計を済ませてたらしい…
琉美は
改めて 課長の“スマートな対応”に惹かれている自分を自覚した。
始まりは“性欲”
ロスト・ヴアージンの理由付けの為に“好き”だと思い込みたかった筈が…
最早 課長の虜になっていた。
課長の奥様に嫉妬している自分がもどかしい…
店を後にし 二人共そそくさとタバコに火をつけた。
『やっぱ 禁煙はキツイね(笑) 琉美も苛ついてるみたいだったから…早々に切り上げちゃったよ』
課長が続ける
『次の店は タバコOKだから♪』
琉美は 手を引かれるが侭に課長に従った。
やがて、とあるビルの前で 課長が足を止めた。
『ここの二階なんだケド…大丈夫?』
狭くて直登の階段を指差す。
『伊達に鍛えてませんから、大丈夫ですよ(笑)』
琉美が軽く笑う。
『待ってよ~!! 俺のコト頼ってよ』
課長が失笑し 続ける
『そういや“ボルダリング”やってるんだっけ?』
『最近は ボルダリング行く余裕が無いんですけど… 地道にトレーニングはしてます』
そう言って、琉美は 躰に見合わず厳つい…グリップダコのある掌を広げて見せた。
課長の手が、広げられた琉美の掌に重ねられる。
そのまま引き寄せられ耳元で囁かれる。
『琉美が鍛えてるのは分かってるよ。アソコの締まりが良いからね…』
思わず狼狽えた琉美の唇に軽く口づけして、課長は 琉美の手を握ったまま階段を登った。
課長がBARの扉を開け琉美を誘う。
店内には客の姿が無い。
『お久し振りですね』
マスターが課長に声を掛けた。
『あぁ…久し振りだよネ。ってか大丈夫? 客入って無いじゃん』
笑いながら 課長がツッコミを入れる。
琉美は 二人の会話を心地良く聴いていた。
先程までとは違い リラックスしている課長に、琉美は“安らぎ”を覚えていた。
カウンター席のみの店内で、課長が琉美に席を示し促す。
『ここから見下ろす雑踏が好きなンだ…』
琉美の隣に腰掛け、課長が囁く。
課長は 手渡されたメニューに軽く目を遣ると『ハーパーを シングルの水割りで』と告げた。
マスターの視線が 琉美にオーダーを促す。
『同じ物を ロックで』
言って 琉美は軽く会釈をした。
ウィスキーグラスに、丸く削られた氷が入れられ ハーパーが注がれる。
『どうぞ』
琉美の前のコースターにグラスが置かれた。
『あれ?これって“手彫り”ですか?』
丸く削られた氷に目を遣って 琉美が訊ねる。
『ああ… 暇つぶしに削ってるんですよ(笑)』
苦笑しつつ マスターが答えた。
『確かに いつも暇そうだよね(笑) …本当に大丈夫なの?』
課長が突っ込みを入れる。
『お陰様で何とか(笑)』
苦笑しつつ マスターが、ピスタチオの盛られた小皿を勧めた。
店内にはジャズが流れている。
『そういや、琉美は 壁だけじゃなくて山も登るんだっけ?』
ふと 課長が訊ねた。
『登山は年に数回程度ですけどね(笑) ○○山なんか良いですよ』
頷いて 琉美が答えた。
『○○山って、よく学校登山なんかで登る山だよね?』
課長が確認する。
『裏からだと 小学生の足でも2~3時間もあれば登れますからねぇ…オススメは表登山口からのルートです』
そう言って、琉美はウィスキーで喉を潤した。
『表登山口!! キツイですよね!…7時間くらいでしたっけ?』
マスターが口を挟む。
『あれ?! マスターも登山なさるんですか?』
琉美が、驚いて マスターに目を遣った。
『ええ。これでも 学生時代は山やってたんですよ。今じゃあ…こんな なんで無理ですが…(笑)』
立派なメタボ腹を摩りながら、マスターが苦笑した。
琉美と課長の会話の邪魔をせず、自然に会話に加わる辺り…
流石は接客業を生業にしているだけ有る。
眼下の雑踏を眺めながら、琉美は店の雰囲気とジャズを心地良く味わっていた。
空になったグラスに 再びハーパーが注がれた。
今日の琉美は、体調が本調子で無いためか アルコールの回りが普段とは違う。
『雅也さん。私 今日はこの辺で…』
琉美はグラスに手を掛けると、課長に アルコール終了を告げた。
『ああ…俺もここらで止めとくわ。酔い醒まさなきゃな。』
そう言って、課長は烏龍茶をオーダーした。
店を後にし、繁華街から一本裏路地へと足を踏み入れる。
《ファッションホテルrabbit》
オブラートに包んだ様な名称が掲げられた、所謂(いわゆる)ラブホの入口を潜った。
ロビーには受付の女性が居て
『休憩ですか? 宿泊ですか?』と声を掛けて来た。
『随分とオープンだなあ…』
課長が、面食らった様子で声を潜めた。
『休憩で』
そう告げる課長の背中に隠れる様にして、琉美は辺りを見渡した。
…落ち着かない。
『こちらのパネルから、部屋を選んで下さい。』
受付の女性が、淡々と事務的に話を進める。
課長が部屋の鍵を受け取り、二人は 狭いエレベーターへと乗り込んだ。
『受付の隣で 堂々と“大人の玩具”売ってたね(笑) 琉美に買ってあげようか?(笑)』
課長がイタズラっ子の様に声を弾ませる。
『…要りません!!』
恥ずかしさに俯きつつも、琉美は きっぱりと断った。
エレベーターが 指定した階に止まり扉が開いた。
課長と手を繋いだまま 部屋へと導かれる。
部屋に入ると…違和感が、と同時に内線のコールが鳴る。
課長が受話器を取り 短く会話を交わした後、困った様な…しかし楽し気な様子で 琉美に告げた。
『この部屋は‘使用直後’だって(笑) 隣の部屋と間違えたわ』
琉美が感じた‘違和感’
(入口のスリッパが揃えられて無い)
ベッドに目を遣ると、上掛けが床に落ち…明らかに‘交わった’形跡が。
不思議と 互いに過激な気分になり、ディープに舌を絡め合う。
『ごめんネ。俺 酔っ払ってっかも…』
唇を解放し、琉美の頬を両手で包みつつ 課長が琉美の瞳を覗き込む。
(可愛い)
琉美の中に、課長に対しての 新たな感情が芽生えた。
互いの腰に手を回したまま 忙々と隣室へと移動する。
課長は、扉に施錠すると そのまま琉美のパンティに手を掛け引きずり下ろした。
いきり立った男性器が正面からネジ込まれる。
『っァアンァッッ…!!』
思わず叫び 琉美は崩れそうになった。
課長が 琉美を抱え、繋がったままベッドに押し倒す。
『生でゴメンね…ぁあ…琉美の…気持ち良過ぎる…!!』
半開きの口で、熱を帯びた虚ろな瞳で、課長が訴える。
『琉美の中 とろっトロだよ…ぁぁ…ン…っくぅっっ…ンン!!…』
課長が悶えている。
琉美は、課長への愛おしさを感じつつ…
喘ぎながら、課長の頭を撫で抱え込んでいた。
何度も何度も 貪る様に 互いを求め合う
何度も何度も 結合と包容を繰り返す
僅か二時間の“ご休憩”で、二人は 数え切れない程の絶頂を刻み込んだ。
休日は家へ帰り 死んだ様に睡眠を貪り、月曜 旅行バッグに着替えを詰め込んで出社する日々。
端から見れば“出張に向かうOLさん“状態で、琉美は 満員電車に揺られていた。
噎せ返る様な人息れ…
時々遠退き掛ける意識を何とか呼び覚まし、会社最寄りの駅で 人々の群から吐き出される。
琉美は、プラスチック製の椅子へと倒れ込み 改札口へ雪崩れ込む人々の波を見送っていた。
『あれ??! どぅしたンすか??』
不意に声を掛けられ 琉美は 顔を上げた
新人の佐々木だ
“先輩意識”が働き
無理矢理に体裁を繕う
『少し人混みに酔ったかも。でも大丈夫だから』
笑顔を作り『先に行ってて』と促す。
『でも…顔色悪いっすよ』
佐々木が 琉美の顔を覗き込む。
『琉美さん 元々華奢なのに、最近 激痩せしてますよね。密かに話題になってますよ』
佐々木が 心配そうな顔で…
言い難そうに言葉を続けた。
“先輩の威厳”
琉美は 地面にのめり込みそうな意識に鞭打ち、立ち上がった。
『本当に大丈夫だから。遅刻しない内に行きましょ』
言って 琉美は会社へと足を向けた。
会社へと辿り着くと 琉美はエスカレーターを待つ人々の塊に加わっった。
最近は 階段を使う気力すら無くなってしまっている。
原因は明白
“極度のダイエット”に因るものだ。
琉美の体重は40㎏を割っていた。
明らかに異常な状態でありながら、琉美の感覚は麻痺していた。
着実に減っていく体重が、琉美に 満足感と達成感を与える。
満たされぬ想い
心の隙間が埋められる。
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