眩しい太陽と悲しい雨

今から２６年前の６月



紫陽花と雨のメロディー奏でる日に有明海は生まれた。


２人の兄と双子の姉、有明海の４人兄妹


その日、失われた命と新しく誕生した命があった。


姉は母のお腹で亡くなってた。



有明海だけが生まれた。



母は神経質で教育熱心のキャリアウーマン



父は厳格で仕事熱心かつ体育会系



波乱万丈な人生を送るなんて赤ちゃんの有明海は解るハズがなかったよ。

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１歳になっても有明海はまだ言葉を発しなかった。



好きなモノに異常なくらい集中していた。



「音」に敏感だった。



初めての誕生日は、たしかね、おもちゃのピアノとクラシックのカセットテープだった。



兄たちが手のかかる子供だったから有明海は



一人でおもちゃのピアノで遊んでたりクラシックのカセットテープを聴いていた。



有明海は一人でも平気だったみたいで手がかからない物静かな子供だった。



ただ言語の発達がかなり遅れていたけれど母は、ただ物静かな子供だと思ってたらしく気づかなかった。

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２歳になっても有明海は言葉をしゃべる事は無かった。


雨が降っている時、一人でボーっと窓から庭に咲いている紫陽花をずっと見つめていたり



一人でピアノなど音の出るオモチャで遊んだり、お絵かきをしていた。



雨の音に合わせてピアノで音を出したり夏はセミの鳴き声と合わせてピアノで音を出したり



とにかく不思議で独特な子供だった。

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３歳になり有明海は幼稚園に入園した。


入園初日から母が朝、幼稚園に送っていってくれたが泣く事もなく手を降って幼稚園のお友達のところに駆け寄っていった。


だいたいの子供はお母さんから離れたくなくて泣いていたけど有明海は違った。


母とずっと会えないわけでもない。幼稚園が終わったら迎えに来てくれるのも最初から解っていたのかもしれない。
人見知りもしなく新しい環境に馴染もうともしてた。しかし自分の気持ちを言葉で表せない。
「一緒に遊ぼうよ」て言葉すら３歳の有明海は知らなかった。



おまけにどう接していいのか解らなくて幼稚園にいる、お友達を叩いたりしてた。一緒に遊びたい気持ちは凄くあったんだろうね。新しい友達を作りたかったんだろうね。相手の気持ちも解らなかった。有明海がコミュニケーションを取ろうとすればする程、嫌われた。３歳の有明海は言葉もうまくしゃべれず友達とのコミュニケーション方法も知らずに幼稚園生活を過ごした。

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今思えば、かなりの問題児(笑)


おまけに珍しいものがあると、そこに駆け寄っていってた。



みんなで集まって何かをするでも有明海だけは一人自分勝手な行動をとっていた。他の保護者からの苦情が殺到したのもあり幼稚園の先生から有明海の幼稚園での様子を聞いて母は心配になってた。



そして先生は母に『個性の強い子供』だと言った。



違和感を感じた。



有明海は、どこかみんなと違う。



それがなんなのか解らなかったけど本能的に感じた。

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４歳になり、そういう性格が更に強くなった。



言葉も少しずつ覚えていったのだろう。



もともと我が強く



自分勝手な行動をする。



相手の気持ちが解らない。


やはり友達と一緒に遊ぶ方法を知らない。



飛び回り落ち着きのない子供でもあった。



幼稚園を抜け出して



迷子になったり



珍しい場所に他の団体と紛れ込んだりしてた。



友達作るのが極端に下手だった。



お絵かきとお遊戯、幼稚園でのイベントで劇や運動会が大好きだった。

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有明海さんこんにちは。
更新楽しみにしてます。

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有明海さん大丈夫ですか？

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有明海さんもう来てませんかね…
どうか元気でいてくださいね✨

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>> 9 有難う。たまに顔を出しますよ✨ただね、今は仕事が忙しくて更新してないけど落ち着いたら更新します。私は大丈夫ですよ😄

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>> 10 こんばんは。お悩みスレでよく見かけたので気になりました。大丈夫ならよかったです✨

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何度もレスしてしまってごめんなさい💦
後は読むだけにします🙇

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>> 12 有り難う😌なんとか今は保っています。

• << 18 そうですか😊 更新楽しみにしてますね。

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４歳児にして周りが自分に対して冷たいという感覚は感じた。


本能的に自己防衛をしなければと思ったのかもしれない。


両親や親戚、周りの大人達に幼いなりにも反発した。

有明海は耐えた。


ますます泣かない子供になった。


転んでも泣かない。誰かが泣いていても泣かない。


感情豊かなのを閉ざしたのかもしれない。

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５歳になり有明海は、普通の子供と足並み揃えなきゃいけないんだと悟った。


友達が出来ない。


みんなで集まる時は有明海もおとなしく集まった。



両親に叱られたりして可愛がられない。



褒められたい、認められたい、愛されたいと思うようになった。


いいチャンスが舞い込んだ。


有明海は、絵が得意で幼稚園の先生が絵画の大会に出展してくれ賞を頂き県立美術館に絵が貼り出された。

両親に褒められた。嬉しかった。これからも大好きな絵を描いていこうか。


そして更に幼稚園の先生からの薦めもあり楽器を習う事にした。


音感があるみたいで耳でピアノやオルガンの音を聴き分けてコピーをしたり同じ音を出す事ができたから。

そこから有明海は少しずつ発揮をしていった。


絵を出展すれば賞が貰えて褒められるのが快感でいっぱい絵を描いた。

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幼稚園を卒園して小学校に入学した。当時の有明海は、両親に、また受験させられた。しかし、おたふく風邪になってしまい受験不可能になり公立の地域の小学校に入学した。

小学校１年の時にも友達が上手くできなかった。


仲良くしたいのに逃げられたから追いかけ回していた。時には暴れて噛み付いたりもしていた。


担任の先生からさっそく母親に連絡が行き有明海は叱られた。


お友達が嫌がる事をしたらダメ。


叩いたり追い掛け回したり噛み付いたりしたらお友達を傷付けるんだよ？


母親や担任の先生に言われた。


何度かそうしてる間に有明海は“嫌われ者”になった。

言葉で自分の気持ちを上手く伝えられなくて、ただ友達になりたかっただけなのに嫌われてしまった。


有明海は嫌われた事すら気付いてなかった。

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通信簿には


落ち着きがなく友達の気持ちをもっと考えましょう。忘れ物も多い。


と書かれていた。



小学校１年の時は、そんな子供だった。


あとは我慢をしなさい！て言われても我慢が出来ない子供だった。


相変わらず図工やら音楽は良かった。

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>> 13 有り難う😌なんとか今は保っています。 そうですか😊
更新楽しみにしてますね。

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>> 18 またレスしてしまいごめんなさい🙇
前にお悩み版でのスレも見て心配です…

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>> 19 ありがとね😄なんとか生きてるから大丈夫😁👍

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>> 20 こんばんは。
本当に心配でした😥
何もできないのにお節介でごめんなさい…

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お悩み版でレスしてましたね。有明海さんのレスは優しさが伝わります😊

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難しいな人間

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