ショウコ

レス23 HIT数 8140 あ+ あ-


2009/11/22 07:57(更新日時)

【わたしって何人と関係持ったんだろう?】


煙草を吸いながらふと思った…


こないだ友達に手紙を書いて残った便箋とビジネスホテルの名前が入ったボールペンで懐かしい名前達を書き出してみる…

ゆっくりゆっくり記憶を辿りながら…

今まで数えた事なんてなかったな…


※日記…ってのもちょっと違う気がしたんで😥

カテ違いで申し訳ありません🙇

No.1162727 (スレ作成日時)

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No.1

初体験は14歳。

中2の時だった。

周りに比べると早かったのかな?

わたしの友達、同学年のコ達からそんな話は聞こえてこなかったから。

わたしのように経験したけど誰にも言わなかったって人が、もしかしたらといたのかも…

処女を失った事がなんだか後ろめたかったわたしは中学を卒業するまで誰にも話さなかった。

中学を卒業した後も同じ中学のコには話さなかった。

No.2

訳あって離れて暮らしている弟がいた。

弟は離婚した父方のおばあちゃんと暮らしていた。

小さい頃は毎日ケンカばかりしていたけど

離れて暮らし始めた頃から仲良くなった。

夏休みは毎年、路線バスを乗り継ぎ弟の住むおばあちゃんの家に泊まりに行った。

その町にはわたしの大親友がいた。

目的は弟やおばあちゃんより、その親友と遊びまくって夏休みを満喫する事だった。

No.3

夏休みの宿題そっちのけでわたしと親友・マイは例年通り遊びまくった。

朝おばあちゃんの家を出ると、夕ご飯の時間になるまで帰らない日がほとんどだった。

夏休みが終わると大好きなマイともなかなか会えない…。

夏休み終わるな~!

って毎日二人で叫んだ。

No.4

日に日に暑さを増してきた夏休み。

もう8月に入っていた。

いつもマイと遊んでるゲーセンにその日わたしは一人でいた。

マイが家族と出かけてしまったのだ。


UFOキャッチャーでなかなか取れないキティちゃんのぬいぐるみと格闘している時に、後ろから声が聞こえた。

『ねぇ、一緒にプリクラ撮らない?』

No.5

振り返ると背の高いひょろっとした男の人が一人立ってた。

着ている制服から近くの高校生だとわかった。

その男の後ろのほうで『トモ、マジかよ~』と同じ制服を着た男がクスクス笑っていた。

わたしはなんだか冷やかされたような、からかわれてるような気分になってシカトして他のゲームに移動した。

No.6

>> 5 ちょっとイライラしながらカートゲームのシートに座った。

いつもマイとギャーギャー言いながら楽しんでいた。

『マイいないとつまんないな…』

『まだ早いけど帰ろう』

いつもなら余裕で1着のレースなのに集中できなかったせいか、今日は散々な結果だった。

マイとなら最低3レースは遊ぶカートゲームを今日は1レースで切り上げシートを立とうとした瞬間…

隣の空いたシートにさっきの男がドカっと座った。

手にはわたしがさっき取れなかったキティちゃんのぬいぐるみがあった。

No.7

『これあげるょ♪』

笑顔でキティちゃんをわたしに差し出した。

(またからかいに来たのか…一人で来るもんじゃないな…)

『いらない』

目を合わさず冷たく答えわたしはそのままシートを立とうとした。

バッグを持った右手をグイっとひっぱられシートに引き戻されたわたしは男を睨みつけた。

『なんなの?!もうっ!』

掴まれた手を思いっきり振り払って再びシートを立とうとした。

『これ狙ってたんでしょ?こんなカワイイのオレ持っててもしゃーないしもらってょ』

No.8

ちょっと困ったような男の顔を見てわたしも困ってしまった。

『ね?もらって♪』

『…アリガト』

わたしは渋々キティちゃんを受け取った。

マイとも何日か狙ってたから内心すごく嬉しかった。

わたしがキティちゃんを受け取ったのが嬉しかったのか、男はホッとしたような嬉しそうな笑顔を見せた。

『オレ、トモヤって言うんだ♪そっちは?ってか高校どこ?』

高校生に間違われるのは慣れっこだった。

別に茶髪でもなかったしメイクも濃くなかったけど

『なんか落ち着いてるよね』

と、いつも周りから言われていた。

『高校生じゃない…』

あまり年上の男慣れしていないわたしは目を合わせるのが恥ずかしくて、うつむいたまま言った。

『高校行ってないんだ?ヤメちゃったの?』

わたしを高校生だと思い込んで疑いもしない様子。

『ちがくて…まだ中2』

わたしは顔を上げて言った。

No.9

『へっ?!マジで?』

目ん玉が飛び出すかと思うくらいのビックリ顔のトモヤの顔を見て笑いそうになった。

『ホントだょ。まぁ大体高校生にしか見られないケドさ』

『見えないって!マジビビッたし!オレより上かと思ってたくらい』

『それは言い過ぎじゃない?ヒド~!』

『ウソウソ♪冗談だょ』

いつの間にか打ち解け、カートゲームのシートで二人で大笑いしていた。

いつも人みしりなわたしは自分でも不思議だった。

たぶんトモヤの人懐っこい笑顔のせいだろう。

気がつくとわたし達が座っていたカートゲームに男が2人並んでいたので、慌ててシートを明け渡した。

No.10

『ねぇ、プリクラ撮ろうょ♪』

トモヤが笑顔で言った。

『ぇえッ?二人で?ってか友達は?』

そういえばさっきクスクス笑ってた感じの悪い友達の姿が見えなかった。

『アイツはカノジョに呼ばれて帰ったょ。ね~プリクラ撮ろうょ~』

年上なのに甘えた感じでせがむトモヤを見てなんだかカワイイなと思った。

(なんか緊張するしヤダなぁ)

普段からプリクラが苦手だったわたしはよっぽど仲良くなった子としか撮ったことがなかった。

こちらの緊張などお構い無しにトモヤはバッグをグイグイひっぱり、プリクラ機の前までわたしを連れてきた。

No.11

半ば強引にプリクラ機の中に入れられたわたしは、ちょっと戸惑いながらもトモヤと3カットくらい撮影した。

落書きをするときになってトモヤが

『そーいえば名前は?なんてゆーの?』

と、思い出したように聞いてきた。

わたしは自分が持っていた落書きペンで

ショウコ

と自分の頭の上辺りに書き込んだ。

『ショウコちゃんか♪オレはさっきも言ったけどトモヤ。』

トモヤもわたしの名前に並べて自分の名前を書き込んだ。

『トモヤさん…』

初めてトモヤの名前を口にすると、なんだか恥ずかしいような照れくさいような感じがして顔が赤くなった。

『さんはいらねーょ。友達はほとんどトモって呼ぶけど』

画面に落書きしながらトモヤは言った。

『じゃあわたしもトモって呼んだらいい?』

『ぅん♪さん付け以外なら好きによんで』

その時落書き終了のカウントが始まった。

『よっしゃ!落書きもういいよね?』

トモが笑顔で急にこっちを向いたので目をそらしながら『ぅん』と答え、先にプリクラ機から出た。

No.12

プリントアウトを待つ間、トモは

『まだかな?も~早く』

と、プリクラの払い出し口を覗き込んだりまるで子供みたいだった。

(高校生ってもっと大人なカンジじゃないのかな?クラスの男子とあんまり変わらないかも…)

そわそわと出来上がりを待つトモの後ろ姿を見ながら、わたしは一人で笑った。

No.13

カタンと払い出し口にプリクラが落ちてきた。

待ちかねていたトモは素早く取り出し、じ~っと見ている。

『見せて』

と横から背伸びして覗き込んだ。

『ダメ~♪』

パッと隠すと何かを探すように周りを見渡した。

『あった』

トモは壁にぶら下がったハサミを見つけると小走りで駆け寄り、プリクラを真剣に丁寧に切り分けた。

No.14

『ショウコかわいく写ってるょ♪』

二つに切り分けたプリクラの一つをわたしに手渡した。

そこにはトモの人なつっこい笑顔とわたしのちょっとひきつった笑顔。

(もっとちゃんとメイクしといたらよかった…)

そんな事を思いながらプリクラを眺めていると…

『あっ!!』

わたしは見つけた。

落書きの時にお互い書いた名前と名前の間にハートのスタンプがデコレーションされていた。

(いつの間に…)

わたしがトモを見上げると、わたしの表情で察したように 『ヘヘヘ』と笑った。

No.15

『腹へってない?オレ昼メシまだなんだよ~』

時計は午後の3時を回っていた。

わたしはトモに誘われて、近くのファーストフード店に入った。

お昼時間をだいぶ過ぎてたこともあって、店内はけっこう空いていた。

向かいに座ったトモは、チーズバーガーとてりやきバーガーのセットを本当においしそうに食べた。

(こんな細い体でどんだけ食べるんだ…)

男の人と二人きりで、向かい合って食事するなんてお父さん以外初めてだった。

しかもハンバーガー。

いつもなら大口でがっついてたけど、なんだか恥ずかしくて少しずつかじりながら食べた。

No.16

2セットをペロリとたいらげたトモはわたしの顔をじっとみつめた。

『なに?』

『マジで中2なの?』

『マジで中2だょ。ってかサバ読むなら上に読むし』

『だよな~』

ごはんを食べ終えてからも、お互い予定のなかったわたしとトモはしばらくファーストフード店の中でおしゃべりしていた。

No.17

わたしは夏休みでおばあちゃんの家に遊びに来ている事。

両親が離婚した為、弟と離れて暮らしている事。

トモは期末テストの結果と日頃のサボリが原因で、夏休みも何回か登校しなきゃならない事。

週3日居酒屋でバイトしてる事を話してくれた。

そしてあのゲーセンで前から何度かわたしを見かけていた事も。

No.18

『いつも一緒にいるコは?』

わたしがお腹いっぱいで残したポテトをつまみながらトモが聞いた。

『今日から家族と旅行行っちゃったんだ。だからつまんないょ』

わたしはため息をつきながら答えた。

『じゃあオレと遊ぶ?せっかくの夏休みなのに一人じゃヒマでしょ?』

恋愛経験がないわたしは、トモの言葉にすぐに返事ができずにその時は笑顔を返しただけだった。

No.20

>> 19 🌱ウメさん🌱
読んで頂いてありがとうございます✨

かなりゆっくりのペースで歯がゆいと思いますがヨロシクお願いします😊

No.21

気がつくと5時を過ぎていた。

『そろそろ帰ろっか。オレ7時からバイトなんだ。着替えに帰んなきゃだし』

トモはわたしの分のトレーも持って立ち上がった。

外に出ると何か思いついたようにリュックをゴソゴソしだした。

『?』

ファーストフード店の前にあるポストの上で何か書いている。

『はい!』

渡されたのは小さく破られたノート。

そこには電話番号とポケベルの番号が書かれていた。

No.22

『ばぁちゃんちならオレが電話するのはマズいだろうし…。今日はバイト終わったらまっすぐ帰るから起きてたら電話ちょうだい♪』

さっき聞いた話だと、トモのバイトが終わるのが夜中の2時。

夏休みに入って夜更かしが続き、完全に夜型人間になっていたわたしには余裕の時間だった。

『あっ…ありがとう』

心臓がバクバクしていた。

『じゃ、行くわ。連絡ちょうだいね♪』

軽く手を振るとトモは横断歩道の向こうに走って行った。

わたしは見えなくなるまでトモの後ろ姿を目で追っていた。

No.23

夕ごはん。

今日の出来事で頭がいっぱいで箸がすすまなかった。

トモとお昼を食べたのも遅かったからお腹も空いてなかった。

『買い食いばっかしてるんじゃないよ。おばあちゃんが子供の頃はね…』

おばあちゃんのいつもの小言がまた始まった。

適当に返事をしながらちょっと薄味の煮魚を無理矢理食べた。

早く一人になりたかった。

一人になって今日の出来事で散らかった頭の中を整理したかった。

おばあちゃんと弟が食べ終わると、さっさとお皿を洗い弟の部屋にこもった。

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