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白銀翼の彼方

No.234 07/10/09 06:04
アルミ‡ ( ♂ yXSV )
あ+あ-

≫233

『まだ追っ手がいる。どこかに入ろう』

『あの飲み屋はどうだ?』

『そうだな』

急いでその店に入ると4、5人の客がいた。

『親父すまない。酒をくれ』

『あいよ』

親父は中に入って行った。しばらくして酒を持って来た。本当に飲む訳では無いが痕跡を残さない為に客に紛れて飲むふりをしていた。

『昇、これ以上は無理だな。様子を見て一旦、里に戻るぞ』

『ああ、そうだな』

凱達は少しだけ酒を口につけた。外の様子を警戒していると気配がすると、1人の男がチラッと中を覗いた。店の中を見渡すとどこかに居なくなった。

『奴らか?』

『多分な…ここもそろそろヤバいな。別の場所に移動しよう』

『わかった。親父、勘定はここに置いておくよ』

『はい、まいどあり』

店の外に出ると酔ったふりをしながら辺りを見渡した。

『おいおい、大丈夫かよ?』

『大丈夫、大丈夫』

昇は酔ったふりしながら町の出口を目指す。すると前から3人の男達が近いて来た。間違いなく追っ手だった。彼らも町に馴染む格好をしているが、殺気だけは常人の物とは違っていた。凱達は素早くそれを見抜いたのだった。

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