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きまぐれ澪たんロード③

No.114　22/08/07 15:01
澪（みお） ( NFUqye ) あ+あ-

本来なら、内閣法制局長官は、内閣に対して法の番犬としているわけで、「大臣、それは法的に問題がありますよ」と直言できるポジションです。

それが、「大臣のおっしゃることを補足できる法的根拠を探してきます。本当は法的根拠にならなくても、法律のことなど知らない国民には、それっぽく感じられるから騙せると思います」という風に機能するようになってしまった。

と、想像します。

つまり、岸田さんが内閣法制局に「安倍さんの国葬を内閣だけで実施できる法的根拠を探してこい」と指示を出し、なんとかそれっぽいのを差し出したのが「内閣府設置法の第4条第3項第33号」だったのであろうと。

内閣に対する法の番犬が、「法の番犬」ではなく、飼いならされて尾を振るばかりの「内閣の言うことに素直に従うだけのペット」になっちゃったという状態。
といえば、わかりやすいと思います。

内閣法制局の「内閣に対する法の番人」としての信頼は、担保されなくなったということです。
、
国家の中での法の番犬は、内閣法制局ではなく、裁判所であり、その頂点が、最高裁です。
そして、司法の世界では、内閣法制局の法解釈には首をかしげざるを得ないだろうと思います。

（つづく）