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自然が大好き♪ ㉓

No.227　21/02/17 13:49
まりあ❁ ( ♀ kXs61b ) あ+あ-

>現代語訳
>『人間万事塞翁が馬』

砦の近くに住んでいる人で、占いに精通している者がいました。

馬が理由もなく逃げて胡(隣の国)に行ってしまいました。

人々は皆これをなぐさめました。

その老人が言うことには、
「これがどうして幸福にならないと言えようか、いや、きっとなる。」と。

数ヶ月たって、その馬が胡の駿馬を連れて帰ってきました。

人々は皆これを祝福してくれました。

その老人が言うことには、
「これがどうして禍となることがありえないだろうか、いや、きっとなる。」と。

家は、良馬が増えました。

その息子は乗馬を好み、落馬して太ももの骨を折ってしまいました。

人々はこれを見舞いました。

その老人が言うことには、
「これがどうして幸福にならないと言えようか、いや、きっとなる。」と。

１年が経ち、胡の人が大軍で砦に攻めてきました。

体の丈夫な若者は、弓を引いて戦いましたが、砦の近くの人で、死者は１０人中９人になりました。

この老人の息子だけは足が不自由なことが理由で、父子ともに無事でした。

こうしたことから福が禍となり、禍が福となる、その変化を見極めることはできず、その奥深さを測ることはできないのです。

>故に福の禍と為り、禍の福と為る、化極むべからず、深測るべからざるなり。