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神社仏閣巡り珍道中・改  東北路編
神社仏閣珍道中・改
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No.154 20/07/24 09:24
旅人さん0
あ+あ-

【木魚】は、その形をみて魚と思える要素がないくらいにディフォルメされています。そばで拝見する機会などあまりないものでもありますが、鱗のような彫りがあって、┉どこをどうすればこのような形をとるのか、やっぱりそばでみても顔があることと鱗があること以外に魚を語る要素があまりないものであります。
仏教に関わることなく生きてきた時分においても、あやしい好奇心を以て、木魚をそばで見られる機会があるとそばで見ていた私でありますが、見れば見るだけ魚から離れたものにしか見えませんでした。

この木魚も黄檗宗を伝え広めた、隠元禅師が中国から伝え、日本中に宗派を越えて広まった物なのだそうであります。
なので、黄檗宗の木魚は総本木魚。
寶林寺の御住職さまは、木魚に掛けられた白い布を外して、木魚を叩かせて下さり、さらにその造りをも解説してくださいました。

総本木魚。(┉龍?┉龍じゃない?しかも顔が二つあるんだけど┉木魚のルーツを伝えた黄檗宗の木魚ももはや木魚じゃないんじゃない?)
木魚を見つめながら、そんなふうに思う私の内心を見透かしたというか、アタリマエノ反応として、ニコニコなさりながら、さらにその木魚の秘密を、御住職は解き明かして下さいました。

もともとの煩悩を消し去れず輪廻転生した魚の煩悩を叩き出すということから生まれた木魚は、なるほどディフォルメされてかなりわかりづらい物になってはおりますが、叩いている部分こそが、魚であったときにできたコブであって、この木魚は煩悩をみごと吐き出すことができ、なおかつその修行を讃えられて龍になった姿で、さらには妻をめとり、妻と見つめあう姿となった木魚、なのだそうです。
┉輪廻転生だけあって、龍になるまで実に壮大な歴史であります。

御住職さまはそんな私の内心を見透かしたのかのように、[煩悩を吐き出す前の魚]、である木魚と、[煩悩を吐き出した、口に煩悩の塊の珠をくわえた魚]、の木魚を、わざわざ持ってきて見せて下さいました。
いずれもこちらの木魚は魚の顔を確認することができます。┉さすが総本木魚です。
総本木魚は私の造語ですが (ーωー)

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