関連する話題: 同性愛者の呟き; 同性♀片想い②

同性♀片想い

No.147　18/05/19 21:28
名無しあ+あ-

もう、あの頃の何もわからない子ども達じゃないのは分かっているのだけど、万が一のことがあってからじゃ取り返しがつかないのだ。

社員になり、そこそこの責任も負った私は、帰宅が20時近い。
放課後からそれまでの間、母のところに行くように言っていた。

元々、子どもがあまり好きではない母だから、口うるさいのは昔からで

私はある程度受け流しながら育ってきた。

でも子どもたちは、口答えすることの許されない父親の元で、私だけを頼りに育ってきたものだから

溜まっていたものを吐き出すように、私ではなく、母に反抗した。

私にとっては、
母も子ども達もどちらも大事なのに

互いに嫌いあって、相容れることはなかった。

そんな家に帰宅するのは本当に気が重いけど、私まで折れたらこの家は崩壊する。

私は努めて明るく、帰宅した

｢ただいマンボー♪｣

・・・・・・

｢とか言ってる場合じゃないね｣

部屋に入ると、

言い争う子ども達
その傍らで、泣いてる母

そんな日が、二週に一度まで増えた頃

彼女は辞めてしまったんだ。