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九転び一起き」

No.162　17/02/05 09:10
名無し ( 60代 ♀ ) あ+あ-

「えっ～良いところで働いてたのね、仕事何してたの❓」と図々しく矢継ぎ早に質問を飛ばす、それを全然、苦にせず話す事がさもたのしいかのように即効に応えるベテーさん。
「貿易の事務です。」
「勿体ない❗何で、そんな良いとこ辞めて、こんなところに来るの～」って誰かが聞けば「年齢と共に今の仕事が胃に穴が空くような大変な事と空き家になってる実家が心配ですし、このさいリフォームして田舎に身を落ち着けようと思って…」といいかけたら若い社員さんが「ベテーさん、独身なのにリフォームするって、凄すぎじゃないですかぁ」と驚いてると、ふて腐れジャイアンが素っ気なく「だから言ったろ～ベテーは金持の、お嬢様だって」

皆、いっしゅん絶句。
とにかく、お買い物はタクシーでとか、こんな田舎で、そんな優雅な暮らしができるなら、こんな会社に来なくてもと総括が促すと「家にいても退屈ですし」
もう、太刀打ちできない育ちの違いを感じた。
後で深雪ちゃんが、小さな声で「会長の秘書でもやれば…」と深雪ちゃんらしからぬ言葉を囁いていた。

ベテーさん、お試し期間を無事通過できて、この部署に居られれば良いのだけど。

どうして、こんな立派な人が結婚出来なかったのだろう。