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No.262 08/03/13 20:01
ヒマ人0
あ+あ-

≫261

☔2☔

【ほんっとお前らは仲がいいなッッ!…そうして並んでるとまるで恋人同士みたいだぞッッ!】


放心状態の私のレンズにあの頃の記憶が蘇る…私はいつも学校の帰りにお兄ちゃんが働く小さな洋食店に毎日遊びに通っていた…お兄ちゃんは私が来るといつも店長さんに内緒で大きなオムライスを作って食べさせてくれた…大きな口を開けて美味しそうにオムライスを食べる私の顔を見ているのが好きだと笑って言ってくれた…お兄ちゃんが店を終わるのを待ち、私はお兄ちゃんの腕を組んでいつも一緒に帰った…本当の兄妹じゃない事なんて私にはそんな事どうでもよかった…ただ大好きなお兄ちゃんの横顔をずっと見つめていたかった…ずっとずっと…

(お兄ちゃんの最期の言葉…思い出せないよッッ…哀しい…哀し過ぎるよ…あんなにお兄ちゃんの事毎日見てたのに…髪の毛の枝毛から足の小指の爪の形まで私お兄ちゃんの事なんだって知ってるんだもん…なのに…あの朝の最期の言葉がどうしてもッッ!どうしても思い出せないッッ!)

下着の芯まで雨水で濡れていた…前髪からボタボタと滝のように雨水が滴り落ちる…私は膝を抱えた…

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