愛してるの意味

レス6 HIT数 1466 あ+ あ-

ゆうな( ♀ xcPAh )
09/04/14 03:14(更新日時)

私は、愛してるって言葉の意味がよくわからないまま人生を過ごして来た。

あの日、あなたに会うまでは…。





※この小説は、私の半生を書いていきたいと思っています。
初めての試みなので、読みにくい点もあるかと思いますが最後までお付き合い頂けると嬉しいです☺
尚、更新は不定期となりますが、感想など頂けると嬉しいです。

No.937038 09/04/13 23:55(スレ作成日時)

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No.4 09/04/14 02:33
ゆうな ( ♀ xcPAh )

出会ったその日から、私は学校が終わると毎日のように前田さんの店に通い続けた。そして、実習やその日にあった出来事など、何でも前田さんに話した。

彼は、仕事中であるにも関わらず、私の為に時間を割いてくれた。店が終わる時間になっても、終電ぎりぎりまでお店で過ごしていたこともあった。
彼と一緒に居たい。ただそれだけだった。
その頃、私と両親の仲は最悪だった。原因は、私の帰宅時間の遅さだった。
特別門限があった訳ではなかったが、バイトと嘘をついていたのが親にバレてしまったのだ。

その日も、帰宅したのは深夜をまわっていた。こっそり自分の部屋に入ろうとする私に、母が声をかけてきた。

「七恵、あなた一体こんな遅くまで毎日どこに行ってるの。今日あなたのバイト先にお母さん電話かけたら、そんな子、働いてませんって言われたわよ。」
隣には、父が何も言わず新聞を読んで、私と母の言い争いを黙って聞いていた。
「実は…好きな人がいるの。」
私は両親に正直に前田さんの事を打ち明けた。

No.5 09/04/14 02:51
ゆうな ( ♀ xcPAh )

>> 4 「一体、その相手はどんな人なの?」
母に問い詰められ、私は前田さんの事を少しずつ話した。お店の店長をしている事、35才でバツイチで娘さんがいることなども、話したくなかったけど、話さざるをえない状況だった。
私の話が終わると母は大きなため息をついた。明らかにショックを隠せないようだ。
「その人と、どういう付き合いをしてるの?」
最後に母にそう言われ、私は何も言えなくなった。

No.6 09/04/14 03:14
ゆうな ( ♀ xcPAh )

その数日前、前田さんに誘われてお店が終わった後二人で夜の海へ車でデートした。二人で会うのは3回目だった。
助手席に乗り、すごく緊張していた。「俺さ、料理作るのは嫌いじゃないんだけど、海に行く時が一番落ち着くんだ。七恵も海好きなの?」

この頃から前田さんは私の事を名前で読んでくれていた。
私はどうしても彼を名前で呼べなくて「前田さん」だった。
もう、前田さんとだったらどうなってもいいと思う位、私は彼の事が好きになっていた。

そしてその夜、私達は結ばれた。

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