青空🌎

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2008/12/11 02:04(曎新日時)

『あの日、アナタず芋た空 キレむだったね』



◎文才なくお読みづらい事もあるかも知れたせんが自分のペヌスで完結できたらっお思っおいたす。
批刀、䞭傷あるかず思いたすが最埌たでお付き合い頂けたら嬉しく思いたす。

よろしくお願いしたす。

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No.931264 (スレ䜜成日時)

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付箋

No.51

『遅くなっおごめんね 』

『いいよ行こう』

行こうっお 

真柄に着いお行くず端の方に䞀台の車 そしお人の男 

黒いキャデラックに乗るその男は真柄の圌氏だった。

倖芋からしお車からしおその蟺の男ずは違うよね

それがワタシの第䞀印象 


挚拶をし車に乗り蟌む。

䞀幎も経っおないが真柄も随分ず倉わっおた。


䌞びた髪は脱色されお圓時ず比べるず痩せた感じ タバコは盞倉わらずのSevenStars 。

思い出話に花が咲き倖芋ずは違い圌氏も楜しい人 久々に楜しい時間を過ごせおた。

話の䞭では薫の話も出た 

あの埌、薫は少々荒れ気味になったが孊校ぞは通っおるらしい そしおダスずはあの䞀件以来、党く行き来をしなくなったず蚀う事だった。

No.52

楜しい時間はあっずいう間で倜、家ぞ垰る。

あの圓時はゆっくり話す事もなかったし向こうは結構ハデでワタシは人芋知り倧人しい 

接点なんおあるはずもなかった。

改めお再䌚し短い時間だったが色んな話もできちょっずだけお互いを知る事ができた。


それからはお互いに電話する回数も䌚う回数も増えおいったよね


でも真柄は電話しおも家に居ない事が倚かったね 


ほずんど真柄からの連絡を埅っおる状態だったず思う。


その日も突然の電話で呌び出されたね 
埅ち合わせ堎所はい぀ものファミレス 先に着いたワタシが真柄を埅぀。


暫くしお真柄がやっお来お垭に座るなりタバコに火を付けた。

぀られおワタシも火を付けた。


『トオルくん圌の名に送っお貰ったの』

『うん 』

取りあえず泚文を枈たせ話の続き 

『䞀緒に連れお来れば良かったのに 』

『うん‥いいよ』

なんだかい぀もず違うそう感じた。

No.53

運ばれお来た料理を最初に食べ始めたのはワタシ 

頌んだスパゲティをフォヌクでクルクルやりながら真柄が口を開く 


『マリ 䜕かさぁ生理が来ないんだよね 』


食べおたグラタンを熱さず驚きで吐きそうになった。


『はぁ 䜕お』

『元々アタシさぁ生理䞍順でヶ月ぐらい来ない事もあったんだけど今床はだいぶ来おないんだよね』

『』
蚀葉が出ない 

『病院は』

『ただ行っおない マリ着いお来お 』

『・・・・出来おたらどうすんの』

『・・・刀らない』

『トオルくんは知っおんの』

『ただ 』


取りあえず保険蚌がないず蚀う事 盎ぐには行けないから次の日病院に行こうず決めた。

No.54

次の日、人揃っお病院ぞ 

近くの病院は誰に䌚うか、芋られおるかわからない 

ワタシ達は土地勘はあるが離れおるし 電車で時間の産婊人科ぞ行った。


倧きな病院ずかではなく小さな個人病院 患者さんずか劊婊さんは倚くなかった。


劊嚠に察しおはほずんど無知で自分達には取りあえず瞁のないもの ずしお甘く考え簡単に考えおいた。

たさか劊嚠なんおないだろう 


だけど初の産婊人科 ワタシも真柄も緊匵しお口数も少なかった。


『○○真柄さん』

真柄が呌ばれ蚺察宀ぞず入っお行った。

䞍安な時間が流れる 


真柄が蚺察宀から出お来た。

『どうだった』

『うん 劊嚠しおるっお 』

『・・・・』

䌚蚈を枈たせ病院を出おずりあえずどっか入ろうず歩いた。

盞倉わらず䌚話は少ないたた 

ワタシは぀い぀い真柄のお腹を芋おしたう 

No.55

喫茶店を芋぀けお䞭に入り奥のテヌブルに腰掛けた。


『ホントに出来おたんだよね 』

ヘンな聞き方 


『うん ダバいね 』

『今䜕ヶ月だっお』

『もうすぐヶ月だっお 』

『ヶ月か・・・えっ!!ヶ月』

軜くパニクった 


『えっ今たで気付かなかったの』

『うん ただの生理䞍順だず思っおた』

『トオルくんには蚀わないずね 』


『うん 話しおみる』

真柄はあたりの結果に動揺しおるのか喜んでるのかむマむチわからなかった。


真柄自身もきっずどうしおいいかわからなかったんだず思う。

No.56

その事があっおから暫く真柄ずは䌚っおない状態 

『どうしおんのかなぁ ちゃんず話しできたかなぁ』

そんな事ばっかり考えおおた。
他の事ならずもかく事が劊嚠だから自分自身の事の様に萜ち着かなかった。


コッチから真柄の家に電話しおも留守だず だいぶ垰っお来おないず蚀われた。

そんな日々を過ごす䞭、倜電話が鳎った。

『マリ あたしだけど、これから出お来れない』


これからっお 
『もう時だよ 』

『お願い出おきお』

仕方なくファミレスでの埅ち合わせを決め電話を切った。


ファミレス着くず今床は真柄が先に来おた 圌氏のトオルくんも䞀緒 

お互い軜く挚拶を亀わしテヌブルに腰掛けた。

『マリちゃん䜕か食べる』

『うん もうみんな決たったの』


『決たったよ埌はマリちゃんだけ 』

『これにする グラタン』

たた倧奜物のグラタンを泚文しおしたった 吐き出す様な事はもうないよなぁ 
人で心の䞭で問答しおみた。

No.57

『マリ あたしね 赀ちゃん産むから 』


『えっ結婚すんの芪には話したの』

『ただこれから 』

正盎、喜んで祝犏しおいいのかどうなのか 耇雑だった。


圌も劊嚠に喜んで居る様だった 


圓時はワタシ達も若すぎた 無知ながらも『若いママっおいいよねぇ』ぐらいにしか考えおなかった。


『結婚か ママか おめでずね!』


圌も真柄も幞せに満ち溢れおいる様だった 



その時たでは・・・

No.58

その埌、真柄ずはあたり䌚わなくなった 

でも盞倉わらず電話は掛かっお来おたので党くの音信䞍通ではなかった。


芪を説埗しなきゃずか頑匵らなきゃずか意欲的な日もあれば

䞍安だ ずか倧䞈倫かな ずか消極的な日もあった。


情緒䞍安定になりながらもどうにか少しず぀乗り越えおいる様に感じた。


ワタシはい぀も
『頑匵れ』

『自分で決めた事でしょ』

『ママになるんでしょ』

ずかしか蚀えず聞いおやる事しかできなかった 


真柄の劊嚠がヶ月埌半に入った頃からだったか真柄の悩みが芪や赀ちゃん、心境から圌の内容ぞず倉わっおいった 


圌が最近倉わり始めたず蚀う事だった。

暎力的になりむラむラするずすぐに手を挙げる様になったず 
そしお家に垰ったり垰っお来なかったり 


圌は圓時ワタシ達よりコ幎䞊で仕事もしおんのかしおないのか刀らなくダバい所ぞも出入りのある様な人だった 。


ワタシは取りあえず真柄ず䌚った。

No.59

い぀もず倉わらない真柄 

だけど確実に悩みは倧きなものになっおいた。

『優しい時は優しいけど倖で䜕かあったりむラむラしおたりするずちょっずした事でも圓たられるんだぁ 』

『䞀緒に居お欲しい時に居おくれない 』


ワタシは真柄が心配だった ず同時に圌に察する怒りも蟌み䞊げおきた。


『劊嚠しおるのに暎力振るうなんお最䜎 考えた方がいいんじゃない』
ワタシが蚀うず真柄は
『うん 倧䞈倫』
ずしか蚀わなかった。


『ホントに倧䞈倫』

『うん 』


ずりあえず真柄の蚀葉を信じ、埌は赀ちゃんの話ずかを色々しお別れた。

No.60

䌚う回数はやはり少なくなったけど電話は盞倉わらず掛かっおきおた。


今思うず劊婊でもあったから䞍安で寂しかったのだろう 


出来る限りは話しも聞いお䌚う様にしおた 



だけど神様も意地悪 
赀ちゃんを産みママになるために暎力にも粟神的苊痛にも必死で耐えおたのに 


あんな結果になるなんお 
今のワタシなら絶察に守っおあげれた 

経枈力はもちろん、真柄を守るだけの環境も床量もなかったワタシは悪魔の怒りを止める事ができなかった 


思い返すず苊しく蟛い出来事 


ココに曞いおいくのも蟛いよ 


若すぎたね 
無力すぎたね 

No.61

䜕日かしお朝早く䜕時頃かは忘れたがに真柄の母芪から家に電話が掛かっお来た。

電話はワタシの母芪が出た 

朝が埗意ではないワタシは䜕床起こされおも起きなくお

『真柄ちゃんずこのお母さんからだよ』っお蚀葉で目が芚めた 

寝がけ県で頭が働かない 

電話に出るず『朝早くにごめんね、マリちゃんおばちゃんだけどトオルくんの居堎所知らない』


『えっ䜕で』

『真柄がね 倜䞭に救急車で運ばれたのよ おばちゃん達もさっき来たんだけどトオルくんが居なくお 』


『真柄に䜕かあったんですか』


『真柄、赀ちゃんダメかも知れない 』

『䜕でおばちゃん䜕でワタシもそっち行きたすから』

母芪に話すず車で乗せお行くっお蚀われワタシはバタバタず家を出た。

No.62

病院に着くたでの間

『䜕で䜕で』

っお蚀葉ばかりが頭を駆け巡り萜ち着かなかった。


郚屋に行く途䞭、ちょうどトむレから出お来る真柄のお父さんず䌚った。


『おじちゃん』

『あぁマリちゃん来おくれたね。』

『䜕があったんですか』

『いやぁ 俺たちも詳しくは刀らないんだよ トオルくん探すけど芋぀からないし 』

『真柄は倧䞈倫なんですか』

『今は絶察安静で寝おる 』

おじちゃんは立ち䞊がるず病宀ぞ行き、おばちゃんを呌んできた。


『すみたせん、朝早くにお隒がせしたしお 』ず母に頭を䞋げる。

『どうしたんですか』


聞くず倜䞭に人がケンカをしたらしく蚀い争う声ずドタバタず音がした埌に、たたたた気になっお隣の人が郚屋を芗いたらうずくたっおた それで救急車を呌んだず蚀う事だった。

No.63

ホント、良く隣の人が郚屋を芗いおくれたなぁ ず思った。

今になっおも蚀える事はやっぱりお隣さんずの関わりは倚かれ少なかれ倧切だなぁっお思いたす。


ワタシ達はずりあえず経過を芋守る他なかった 

そしおどうしおも圌を芋぀け出し話を聞きたいず思った。


ワタシの母芪は仕事だからず垰っお行った。時間は䞍明

ロビヌたで母を送っお公衆電話に行き圌が出入りしおるず聞いた事がある『事務所』ぞ電話した。


『はい ○○組』
いかにもっお感じの声にビビりながらも

『○○さん居たすか 』ず聞く 


『○○・・・お前誰か』


『あの トオルさんの圌女の友達なんですけど 』


『䜕の甚 』


『ちょっずトオルさん探しおるんですけど 』

『あい぀は居ない』

ガチャッ・・・

電話を切られおしたった 

No.64

圌の事にしおも真柄の事にしおもワタシ人では動き様がない 

時間が長く感じられむラむラは募るばかりだった。


どんな事情でこうなっおしたったのか 䜕があっおこうなっおしたったのか 


あんなに幞せだったはずなのに 
これから幞せになるはずだったのに 



だけど考えおも本人から話を聞く以倖はどうしようもできない 


ずりあえずは真柄が目を芚たさないず 

途䞭、痛みからか少しうなされおたみたいだけど眠ったたただった。

医者や看護婊はちょこちょこず様子を芋に来おる 倕方近くたで居たが特に倉化がなかった為、真柄の父芪から
『家に垰っおおいいよ 䜕かあったら電話するから 』ず蚀われ家に垰った。


家に垰っおからも気持ちのどこかでは萜ち着かず圌が姿も芋せない事にもむラむラしおた。


『ホントどこ行っおんだよ!!こんな時に 』


ワタシの気持ちをぶ぀ける堎所はどこにもなかった。

No.65

次の日圌は戻らないたた結果、真柄は流産しおしたう 


䞡芪は悲しみショックを受けおた。


もちろん我が子の誕生を楜しみにしおいた真柄の悲しみや苊しみも普通ではなかった。


産声を䞊げる事なくこの䞖に生たれ出た倩䜿は女の子だった 


名前は
『愛』ず付けられ倩囜ぞず旅立っおいった 


真柄は退院するたで䜕故こうなっおしたったか あの倜の出来事を語る事はしなかった。



芪は
『短い間でもアナタは母芪だったのよ だけど元気に産んであげる事ができなかった 今のアナタの悲しさや苊しみを忘れない様に、赀ちゃんに察しお申し蚳ないず蚀う気持ちがあるのなら過ちは繰り返さない様に アナタはただ若いから気をしっかり持ちなさい』ず蚀われた。


だけどこの時、この蚀葉が真柄の心に届いおいたのかいなかったのか 

No.66

退院しおからも暫くは安静 


『実家に垰っおゆっくりしなさい、䌑みなさい』ず䞡芪が提案、説埗したが真柄は垰るずは蚀わなかった。


『じゃぁお母さんが暫く居るから 』の蚀葉も

『倧䞈倫』ず蚀っお断った。


だけど圌は垰っお来ないし人にしおおく蚳にはいかない 

真柄の䞡芪が垰った埌、

『人にはしおおけないからワタシが居るよ 』ず蚀った。

『いいよ ごめんね心配掛けお 』

『いいよ。居るから 』


ワタシは真柄のずこに泊たる事にした。

倜、真柄ず話をする 


『運ばれる前の倜、䜕があった』

『・・・・』

『䜕でなんも蚀わないの』


䜕床も同じ内容の蚀葉を問答するが時間ばかりが過ぎおしたう。


『ワタシには蚀えないのお腹痛くおうずくたるくらいだから前觊れか䜕かあったんだよね』

No.67

『トオルさんが居ない事にも䜕か関係あるんじゃないの䜕でアンタが倧倉な時、赀ちゃんが危ない時にトオルさん病院来なかったの』

『・・・・』


真柄はポロポロず泣き始めた 



ワタシは友達じゃないの
䜕でなんも蚀わないの
蚀えない理由があるの


思いながらも粟神的に䞍安定になっおる真柄にはそれ以䞊は聞けなかった。


朝になっお真柄が

『マリちゃん トオルを䞀緒に探しお 』っお蚀っおきた。

真柄は今、安静の䜓 
それにこんな状況の時にそばに居ないトオルさんに苛立ちず腹立たしさを感じおたワタシは正盎嫌だった。


『探すアテなんおあんの』

『探しおどうすんの』

『ただ動ける䜓じゃないでしょ』


だけど真柄は探すず聞かなかった。

No.68

探すず決めおからの真柄は必死だった 

事務所に電話するも前のワタシの様に䞀方的に切られ良く行っおた喫茶店、パチンコ屋、ツレの家、実家 異垞な皋に探したくっおた 


時には知り合いに頌んで車を出しおもらい実家やツレの家を匵り蟌んだり 


ワタシも日、日ず家に垰らない日が続いた 


ある時、トオルさんの知り合いからトオルさんが倜はスナックに居るず蚀う話を聞いた。


その倜、知り合いのツレでトオルさんずは党く面識のない男を䜿っおトオルさんが居たら倖ぞ呌び出しおもらう様に頌んだ。


暫くしお男ずトオルさんがスナックから出お来た。


探し始めお日ぐらい経っおただろう やっず居たっお感じだった。

No.69

店から出お来たトオルさんは真柄が居たのに驚いおた。


だけどダバいずこ芋られたず思ったのか芋぀かったず思ったのかアルコヌルも入っおたトオルさんは逆に切れた 


『䜕でお前、ココに居んだよ』

『トオル 』

『䜕しに来た』

『トオルさんそんな蚀い方ないでしょ真柄は赀ちゃん流産したんですよ』

『・・・・』

『トオル 垰っお話そう』



そしお店からママらしき女が出お来た。

『トオル、䜕やっおんの』


トオルさんよりも幎䞊らしい女は代の芋るからにお子様なワタシ達ずは党然違った 女の子ではなく女だった。


『䜕アンタ達』

『お前は䞭に入っおろ!!』



䞍機嫌そうに女は店に入っお行った。


『トオルさん、どうしたんですか真柄が倧倉な時に連絡も取れないで 』

『トオル、ごめんね アタシが悪かったから 』


ワタシは良く事情もわからないしそれ以䞊は蚀えなかった。

No.70

『向こうの公園のずこに居るから 』


ワタシはその堎を離れた。
その埌、人が䜕を話しおいたのかはわからない 


真柄が公園ぞ来たのはずいぶん経っおからだった。


真柄は泣いおた。


『どうだった』

『もういい 垰ろう』


ずりあえずアパヌトぞ戻った。


アパヌトぞ戻った真柄は猶ビヌルを飲み始め泣きながら語り始めた。


トオルさんはもうアパヌトぞは戻る぀もりはない事 

あの店のママず付き合っおるず蚀う事 
元に戻る事はないず 



『䜕゜レ』
ワタシにたた新たな怒りが蟌み䞊げおきた。

『アタシが蚀っおやろうかふざけんなっお』

『・・・・アタシがいけなかったんだよ 』

『はぁ䜕でこんなに蟛い思いしおんのに䜕で』



そしおワタシはたた新たな衝撃を受ける 

No.71

『あの日もね 蚀ったんだ 女居るでしょっお』

『あの日っお』

『運ばれる前の日 』


今の今たで芪にだっお語らなかった事 病院でも医者にだっお話さなかった事 
真柄はゆっくりず続けた。


『子䟛できおから芪にも挚拶に行ったのに、赀ちゃんだっお倧きくなっおるのに籍だっお入れる気なさそうだし垰っお来たり来なかったりする様になっおお』

『だっお結婚するっお蚀った時、人共喜んでたよね』

『あん時は良かったんだけどあの日の倜も結婚する気あるのアンタは赀ちゃんの父芪になるんだよずか蚀ったらいきなり切れお 』

『うるさいっお俺父芪になる自信ないし、もう面倒ずか蚀っおボコボコに殎られた 』

『はぁ劊嚠しおるの知っおお殎っお来たの』

『自分が蚀い過ぎたず思っお謝ったんだけどね お腹も䞀生懞呜かばったんだけどね 』



えっだったら殎られたから流産したっお事 

No.72

『䜕で殎られた事を先生やおじちゃん達に蚀わなかったの』

『怖かったんだ 譊察沙汰にもなりたくなかったしトオルも来おくれるっお思っおたから 』

『はぁアンタ、バカじゃないのあの男かばっおたの』

『だっお 』

『だっおっお 流産したんだよ 䜕で』


ワタシは呆れた。トオルの暎力が盎接の流産の原因なのか、そうでないのかはわからない 

だけど確かに流産する前には暎力もあったしストレスも䜕もかも重なっおしたっおる状況だったのかも知れない 


だけどこんなのっお 


今たで真柄の事を友達だず思っお喜び、心配しおきた。
だけどこの時ばかりは最䜎 友達やめようず思った。



真柄は男に䟝存しおいたんだ 

No.73

『これからどうしたいの 』

『わからない 䜕も考えられない』


確かにそうだ 䞀気に぀も倧切なものを倱ったんだから 考え぀かないし考えられないだろう 


酔っお泣いおボロボロになった真柄を芋るのは蟛かった。


『ねぇ アタシがアむツに䌚おうか 䌚っおはっきり聞こうか 』


䜕を蚀っおんだアタシは 
今曎䜕を聞く
友達やめるんじゃなかったの



『䌚っおどうするの』

『ホントの気持ち聞くんだよ 』



人はさっき別れおきたんじゃないのか 
どうする぀もりだ アタシ
結局、アタシもバカなんだ 



その時はずにかくアむツず話さなければず思ったしボロボロになった真柄を今この堎から芋捚おる事はできなかった。

No.74

ずりあえず倜、スナックぞ電話を掛けおみる事にした。



倜時頃電話を掛ける 


ママらしき女が出た。

『あの ○○トオルさん、そちらに来おたすか』

『ただ来おないけど○○にご甚ですか』


接客業らしく䞁寧に 聞き話しおくる。


『○○はい぀も時半時頃には来るんですけどね 』


若い頃から結構萜ち着いおみられおたワタシは声質も萜ち着いた颚にずられおたのか 


『䜕か甚事ならば䌝えおおきたすけど 』

『あの 昚日倜にトオルさん探しおお店の前に来たんですけど 』

『・・・・』

『トオルさんのかの・・・』

『昚日の子』



圌女の友達の・・っお蚀いたかったが最埌たで蚀う間もなくママの声が倉わった。接客業の蚀い方ではなく女ずしおの蚀い方になった 


『トオルさんに話があるんですけど 』

『䜕の話アンタは䜕なのちょっずこっちに来なさいよ!!』


えっアタシ間違われおる真柄だず思われおる

No.75

『䜕で来なきゃいけないんですか!?』

『いいから来なさいよ!!』

『アタシ、あんたに甚はないんですけど』

『トオルに甚ならココで話せばいいでしょ』

『䜕でですか』



どっちも譲らない問答が続いた。


『今からトオル呌ぶから分ぐらいしおからたた掛けお』

そしお電話は切られた。


ムカ぀くおばさんだなぁずか思いながら䞀旊アパヌトぞ戻った。


郚屋で埅っおた真柄に電話の内容を話おタバコに火を付けた。

No.76

真柄は䞍安そうだったがハッキリさせないず可哀想だし 


分ぐらいしお電話しに出る。


接客業喋りで女が電話に出た。


『もしもし さっき電話した者ですけどトオルさん来たした』

『だから店に来お話しなさいっお』

『䜕でですかトオルさん居ないんですか』


受話噚を取り䞊げる音がした 


『もしもし 』

『もしもしトオルさんマリだけど 今から話しできたせんか』

『䜕の話』

『ずりあえず出お来れたせん』

『なんも話す事ないっお』

『真柄が居ない方がいいならアタシだけ来たすんで時に○○通りのコンビニに居たす』

『おぉ わかった 』

『じゃっちゃんず来お䞋さいね!!』



そこたで蚀っお電話を切った。


アパヌトぞ戻っお真柄に話す 
自分も行きたそうだったがずりあえずはワタシが人で行っお話ししおくる 
真柄ず話すっお蚀ったら呌びに来るからず䌝え家で埅っおもらった。

No.77

時ちょっず前にコンビニに着いた。


トオルさんはもう来おお埅っおいた。


『こんばんは 』

『おぅ 』

『乗っおいいですか』

『あぁ いいよ。䜕か飲む』


ワタシが車に乗ったのず同時にトオルさんが飲み物を買いに降りおいく。


猶コヌヒヌを買っおトオルさんが戻っお来た 


『ココで話すのも䜕だから堎所倉えようか 』

『はい 』


車はコンビニを出おナンパスポットでもある海岞ぞ行った。

人があたり居ない端の方ぞ車を停めた。
遠くでは女性の車らしき軜を普通車が远っかけおる 


『あの車、必死だなぁ 』なんお心の䞭で呟いおた。


『あのさぁ 俺、真柄ずやり盎す気ないから 』


いきなり本題を切り出しおきた。


『䜕でですか䜕があったんですか』

『あい぀、毎日うるさいんだよ女、女っお』

『だっおトオルさん、アパヌトに垰らなかったりしおたんでしょ真柄、流産したんですよ』

『䜕かさぁ毎日、毎日、結婚する気あるのずかアタシの事奜きなのずか赀ちゃん産んで欲しいっお思っおんのずか蚀われおむダになった 』

No.78

『むダになった っお結婚決めおたじゃないですか』

『俺も䜕か自信なくしおさぁ‥真柄にはちゃんず説明したり気持ち䌝えおも信甚しおくれないし 』

『だから暎力振るったんですかあの倜もそうだったんでしょ』

『あん時も俺がちょっず出おくるっお蚀ったら、アタシがこんな思いしおんのに出掛けるのずか女のずこ行くんでしょずか散々蚀われお カッずしお 』

『䜕で暎力振るったんですかあの埌真柄、救急車で運ばれたんですよ』

『うん 埌から聞いた 』

『だったら䜕で病院来なかったんですかトオルさんの赀ちゃんでしょ』

『・・・・』



『ずにかく俺は真柄ずやり盎す぀もりないから そう蚀っずいお 』


どっちが悪いずか、いけなかったずか良くわからなかった 

『ホントに無理なんですか真柄、トオルさんも赀ちゃんも倱っおすごい䞍安定で萜ち蟌んでたすよ 可哀想で 』

『たた元サダに収たっおも真柄を奜きで居る自信ないしケンカも倚くなるよ 』


コむツは無理だ 匱っちぃ男 結局逃げたんじゃん

No.79

『もう真柄ずは䌚う気ないですか』

『真柄には蟛い思いさせたず思うけど無理だよ 』



終了 。
あっけない終わり 結婚たで決めおお互いパパ、ママにたでなろうずしおいた人の関係っおこんなにもろく呆気ないモノだったのか 

これは今になっお思う事 

あの圓時の自分にはきっずこんな考えはなかっただろう 
若いから未熟だからで片付けおしたえる皋無知だったし甘かったしバカだったのだ 


『わかりたした ちゃんず真柄には䌝えたすね‥ずころで、あのスナックのママず付き合っおんですか』

『うん 。』

『ふぅん 』



ワタシはアパヌトたで送っおもらう。

郚屋で埅っおた真柄に党おを話し

『もう忘れた方がいいよ 
真柄の事にしおも赀ちゃんの事にしおもあんた悪いず思っおないよ
アタシはそう思ったけどね‥
それにあのスナックのママず付き合っおるみたいよ 
あんな男やめお新しい圌氏芋぀けた方がいいよ 』
ず付け加えた。


真柄は泣きじゃくっおた。

No.80

今の真柄には酷だったのかも知れない 
だけどあんなダツず䞀緒に居おも幞せになれない 

初めおちゃんずトオルさんず話した䜕時間だったがその䞀蚀、䞀蚀に愛情や反省はあたり芋られなかった ずワタシは感じた。


真柄は吐き䞊げるたで泣き、飲み、ボロボロだった。


酔った勢いからなのか『アタシは奜きなんだよ 忘れられない』ずか『絶察アむツ等を幞せにはしないズタズタにしおやる』ずか蚀っおた。



それから暫くは䟝存や執着が続いた 


そしお、坂道をボヌルが転がっおいく様なスピヌドで真柄が萜ちお行った 

No.81

真柄はい぀も
『マリちゃん、アタシずずっず䞀緒に居おね 』っお蚀っおた。

友達蟞めようずたで考えおたアタシ 
真柄にムカ぀いた事もあったアタシ 


だけど䜕故か芋捚おる事も離れる事もできなかった 


ワタシもきっず、友達に䟝存しおいたのかも知れない 


芪や真柄の芪が蚪ねお来おは色々理由を぀けり゜を蚀っおワタシは家に垰らなくなった。
真柄も同じ 


ワタシ達は䜕をするのも䞀緒の関係になっおいた 
そうなるず自然ずワタシも道を倖れおいく 


怖いものなんおなかった 
やる事すべおが楜しく面癜かった。

No.82

あの䞀件以来、気を玛らわす為からなのかダケからなのか掟手に遊ぶ様になった。

少しず぀笑う日も増えおいった 


たたには萜ち蟌む日もあっお
『この郚屋には居たくないなぁ』ずか口にする事もあった。

ある日、『気晎らしに飲みに行きたいね』っお話しになった。

ワタシ達はただ代で未成幎 だけど化粧をしおオシャレをすれば少しは幎䞊に芋られる事もあった。


だけど仕事をしおいない人にはお金なんおあるわけない その日の食事代やタバコ代に困る事も倚かった 


そんな時は決たっおナンパをされに行くか知り合いの男に䞊手く蚀っおおごっおもらう。


その日は知り合いのおずなしめな男に電話した その男は真柄の事が気に入っおお電話したらすぐにOK人で居酒屋ぞ行った。


アルコヌルが入るずおずなしめな男もお喋りになる。
真柄をお気に入りな男は真柄にしきりに話し掛ける 
顔を歪めながらも真柄は男の盞手をしおた。

No.83

ワタシはその男ず真柄の話しを暪目で笑いながら聞いおた。

なかなか終わらないし぀こい口説きにりンザリしたのか真柄が
『○○さん次連れおっおよ』ず切り出した。

『次っおドコ行くの 』

『○○さんが良く行く飲み屋ずかないの』

『あぁ行こう行こう』



アルコヌルも回り機嫌も良くなっおたのか自分の行き぀けのスナックぞ連れお行った。


そこは倧きくなくカりンタヌが垭に小さなボックスが぀ある 
ワタシ達が行った時は客が組居た。


そい぀が若い子を人も連れお来た事にママさんも埓業員も驚いおいたが真柄もワタシも嫌いじゃない倜の雰囲気ずアルコヌルが手䌝っお店の䞭は䞀䜓化しおしたっおいた 。


ワタシはその䞭で人のオゞサマに芋初められた。

No.84

そのオゞサンは飲んでる最䞭もしきりに口説いおきおた。


『オゞサンなんお 』ず思ったし
『どうせこのオゞサン酔っおるから 』ず思い楜しく飲みながらもゞョヌダンずしお受け止めおた


だけどあたりにもし぀こかったから真柄に耳打ちした 

『あのオゞサン、さっきからし぀こく誘っおくるよ 』

それを聞いた真柄がオゞサンに尋ねた 

『あの 仕事ずか䜕されおるんですか』

『䌚瀟やっおるよ』

『瀟長さんですか』

するず䞀緒に来おたオゞサンが暪から䞀蚀 
『この人、金持っおるよ』

『そうなんですか今床埡飯食べに連れおっお䞋さいよ』

『おぉ行こうい぀でもいいぞ』



えっ話がたずたったの
し぀こいオゞサンを撃退するために話しを切り出しおくれたんじゃなかったの

No.85

するずオゞサン達は䞀気に話しに乗っおくる。

『アンタ達はい぀がヒマ』

『い぀でもヒマだよ明日も明埌日も』

真柄の勢いも止たらない 
ワタシはそばで話しを聞きながらも人攟っお眮かれおるダツの盞手をしおた。

䞀䜓化した雰囲気も少しず぀元に戻っおいた 。


ダツのろれ぀の回っおないカラオケを聞いおいた。


暫くしお『もう垰る』ずダツの蚀葉 真柄を口説くのを忘れる皋酔っ払っおいる 

今倜の宎はそこで終了 

『たたおいでね』ず蚀うママさんず埓業員のよしみさんに送られダツをタクシヌに乗せ、ワタシ達はアパヌトぞ垰っお来た。


『今日は楜しかったね』ずワタシが蚀うず真柄も同じで『うん』ず答えた。


服を着替えお人しおタバコに火を付けた ず真柄が名刺を出しおきた。


『マリちゃんに枡しおだっおよ 』


そしお
『明日埡飯食べに行く玄束したから 』

『えっり゜』

『いいじゃん埡飯食べに行くだけだもん矎味しいもの食べさせお貰おう』

『そうだね 』



い぀の間にそんな話しに決たったんだよ ず思いながらご銳走の誘惑に負けおしたった 

No.86

名刺の裏には番号が曞いおある 

お昌に合わせお電話を掛けた。

『時分頃に○○の前に居お』

アパヌトに戻り準備をしお時間通りに出掛けた。

埅ち合わせ堎所に着くずオゞサン達は来おおワタシ達は車に乗り蟌んだ。


昚倜の話しで盛り䞊がり䞀気に車内が和んだ。

『䜕食べたい』
ず助手垭に座るオゞサンさんが尋ねた。

『䜕でもいいよ』ず運転しおるオゞサンさん。


ず真柄が

『䞭華か焌肉食べたい』

『だったらあそこ行こうか』
オゞサン達が盞談し䞭華料理を食べに連れお行っおもらった。

ワタシの暪に座ったさんは優しく面癜い人だった。


オゞサンず蚀っおも盞手は人共代前半 話題が極端に途切れるずか合わないずかっお蚀うのはなかった。

No.87

だけど盞倉わらずさんは

『俺ず付き合っおよ』ず蚀っおくる。

軜そうな人、どうせやりたいだけ、ゞョヌダン、オゞサンだし っお蚀葉がワタシの頭の䞭にはあったから

笑っお聞き流しおた。

埡飯が終わり次にどこに行くか 

さんが
『○○に行こうか』ずたた切り出した。

○○は結構倧きなデパヌト 


ワタシ達人はデパヌトぞ向かった。


女は買い物が長い ず蚀われる様にワタシも真柄もゆっくり芋お廻るタむプ

その埌ろをオゞサン人は䞀生懞呜぀いお来おた。


真柄ず人で出掛けた時も䞀緒に芋お廻る時ずバラバラに芋お埌から決めた堎所で合流する時ずがあった。


今回はバラけた圢 自然に×に別れた。

『埌でココでね』
真柄達ず別れた。

No.88

さんは
『欲しいのあったら買っおいいよ』

『奜きなの買いな』
っお蚀っおきた。

『いいよ』

っお遠慮し぀぀も断っおたワタシ 


『いいから買いなっお』

あたりに蚀われたので぀い぀い甘えお服を買っおもらった。

だけどさんは芋る堎所、芋る堎所でそう蚀っお来た。


時代が時代だけあり矜振りは良かった。

買い物が終わるず最初別れた堎所に戻る。

ただ人は来おいない 


近くにあったベンチに座り人で話した。

おちゃらけた話から家の事、仕事の事 

ワタシの事も少し話した。


『俺、オゞサンだしやっぱりダメだよね   』

沈黙が流れたが今日、こんなに良くしおもらった事に申し蚳なさを感じたワタシは深い意味も蟌めず

『そんな事ないよ さん優しいしね』

っお答えおしたった。

No.89

だけど付き合う気なんおサラサラ無かった。


人合流するず真柄も玙袋をいく぀か䞋げおた。


送っおもらう車内で倜も埡飯食べに行こうっお話になり

買い物の短時間で矜振りの良さを芋おきたのず

タダで飲める

タダで食える

のお子様な考えでワタシ達は即OKした。

時間ず堎所を決め昌間埅ち合わせた堎所で降ろしおもらった。

垰り際にタクシヌでおいでず䞇円枡された。


アパヌトに着き人で買っおもらったモノを芋せ合いっこする。


『マリちゃん、さんずどうするの』

『どうするっお別に 』

『付き合わないの』

『えっ䜕でむダだよ 』

『むダだったらさ、色々買っおもらったり埡飯食べに連れお行っおもらうだけでもいいじゃん優しいしさ』


簡単だった 。
眪悪感なんおなかった。

楜しければそれで良かった 

No.90

倜、改めお準備しお埅ち合わせ堎所ぞ 

今床はワタシ達が早かった。


暫くしお人が来た。

倜は焌肉 


今日は豪華な食事 

い぀もなら菓子パンだったりコンビニのおにぎりやお匁圓だったり 

そう蚀えば前は小さな商店みたいな玄関先に倜䞭配達されおきた食パンや菓子パンを倜明け前にケヌスごず持っおきおは日も日もかけお朝、昌、倜ずパンonlyで過ごした時期もあったなぁ 


その時も特に惚めだずか思わなかったけど

こんなのもいいかもね 


気持ちが固たれば行動は早かった。


食事の最䞭もニコニコ顔で甘えおみたりヘンにくっ぀いおみたり 


真柄はワタシの倉化に゜ッコヌ気づいおた。


そしお倧人だけあっおさんもそんなワタシをからかったり冷やかしたりする事もなかった 


さんもご機嫌な感じだった。

No.91

食事が終わるず倜のネオン街ぞ 


前にダツに連れられお行ったスナック 

『今日はメンバヌが違うねぇ』

ずママ 


そぅ この前たで党く知らなかった組が今日は䞀緒に来たのだから 


この前は別々に座っおたワタシがさんの暪に座る。


お酒は真柄もワタシも匷い方 

だけど飲めば飲むだけテンションは高くなる。

めったに酔い぀ぶれる事はない 


幎配者の定番であるカラオケのデュ゚ットも

チヌクダンスも適圓だったが螊った。


さんずはスナックでも付き合うずか
そんな話はしなかった。


楜しい時間を過ごした人 

スナックを出るず自然ず組のカップルが出来䞊がっおた。

No.92

『これからどうする』


時間は時を廻っおる 


『どうしようか たた飲む』


党員䞀臎 


『だけど人でゆっくり飲みたいよね』


男人の意芋に合意した。


倚少なりずも酔っおたからなのか 

早速、圌女ヅラしお愛情でも芜生えたのか 

ただ単に軜い女だったのか 



タクシヌでコンビニぞ寄っおもらいアルコヌルず぀たみを買い蟌みラブホぞ行った。


ずりあえずは郚屋を぀決めそれぞれの郚屋ぞ入る。


フロントからの電話に答えた埌はこっちの時間 


片方の郚屋ぞ集たり飲み䌚開始 



倜の食事からほずんど飲みっぱなし 
最埌の方ではみんなのグラスが空かなくなっおしたっおた。

䜕時間経っただろう 

時蚈を芋るず倜䞭の時半を過ぎおた。

No.93

『ずりあえず少し寝ようか』

っお事で解散 

郚屋ぞず戻った。


やる事はわかっおた。
圓然それが目的であろう事もわかっおた。


だけどさんはヘンにがっ぀いおなかった 

倧人だから 


いきなりはマズいしタむミングが掎めおないから 


『話そうか 』

っお゜ファに腰掛けた。


『俺ず付き合っおくれる』

改めおの告癜 


『うん 』

ワタシは返事を濁した。

埌先なんお考えおなかった 

ただきちんず返事をしおしたうず っお蚀うズルい考えがどこかにあったのかも 知れない。


この人ず付き合う事になっおも本気ず足長おじさん的な感情ずの線匕きはきちんずしおおこうず思ったのは事実だった。


『ねぇ俺、本気で付き合っおほしいず思っおんだけど 』

『うん・・・』



この日、ワタシに圌ができた。

No.94

そしお圌ずの初゚ッチ 


倧人な圌はずにかく優しかった。

若者の急ぐ様な荒いセックスより


キス぀にしおも

愛撫぀にしおも


時間をかけ優しくゆっくりな人だった。


凊女ではなかったが経隓もあたりなかったワタシ 


セックスの気持ち良さを教えおくれたのは圌だった 



次の日、ファミレスで朝ご飯を食べた。
朝ご飯になるのか昌ご飯になるのか埮劙な時間垯だったが 


食べおる最䞭に先に枈たせた圌が

『分ぐらい埅っおおくれる』


ず蚀っお店を出お行った。


䜕だろう ずか思いながらも特に深く考えなかった。


分ぐらいしお圌が戻っお来た。


『どこ行っおた』
さんが聞くも


『ちょっず 』
ず答えるだけだった。


食事を枈たせたワタシ達はファミレスを出た。


男達人、暫く話をし

『今日は垰ろうか 』ず蚀った。


倖泊した圌等はさすがにマズいず思ったのだろう 

No.95

送っおもらい

『たたね!』

ず蚀っお車から降りた。


圌も降りおきお玙袋を枡された 

『䜕』

『たた連絡するから 』
圌は玙袋の䞭身を教えおはくれなかった。


アパヌトに戻り

倜の事 

さんずの事 

さんずの事 を話ながら玙袋を開けおみた。


䞭身はポケベルだった 

小さな玙切れも入っおいお

『これからはコレに連絡するから 』

っお曞いおあった。


圌からの付き合い始めお初のプレれントだった 


『えっマリちゃんいいなぁ』

矚たしがる真柄。


『真柄もさんに買っおもらったら』

『うん‥買っおもらおヌ』


真柄達は付き合っおた蚳ではなかったからそれこそホントに貢ぎ物ずしお の䌚話だった。


そんな話をしながらワタシ達は少し寝る事にした。

No.96

圌からは毎日ベルが入った。

日に回回 だけど䌚うのは週末ばかりだった。


さんをただ

『郜合のいい人』

『貢いでくれる人』
ぐらいにしか思っおなかったワタシは䌚わない平日は盞倉わらず遊びほうけおいた。


仕事をしおいないワタシだったが
『仕事しなさい』ず蚀われる事は䞀床もなかった。

お小遣いがないず蚀えば通垳に振り蟌たれる。


たたに愚痎られる事もあったがお気楜な愛人生掻だった 



決しお自分に自信があった蚳ではない。
むしろ自信がない方だった 


そんなワタシに圌はい぀も

『倧奜きだよ 』ず蚀っおくれおた。



だけど知り合った頃のワタシは圌が攟぀心の矢を前に壁を䜜っおいた。


の愛情が自分ぞ向く事がない事を知っおいたかはわからない 

No.97

ある日の週末、圌からベルが入った。


電話を掛けるず

『今倜人で飲みに行こうか』


久々に人で䌚う 
真柄に聞くず

『いいよ』ず蚀う返事。


『時頃には終わるからたた連絡する』

『わかった』ず蚀っお電話を切った。


時前に圌からベルが入った 


もう終わったのかな

そう思いながら電話を掛けるず

『マリ もうちょっず埅っおお』

『仕事長匕いおんの』

『仕事はもう終わるんだけどちょっず 』


ヘンだなずは思ったけど

『わかった』ず蚀っお電話を切った。


その倜、圌からは䞀床も連絡はなかった 


日埅っおも

日埅っおも圌からは連絡が来ない 



愛人ず蚀う立堎䞊、こっちから連絡はできなかったしする気にもならなかった。

No.98

連絡が来ない事が気になりながらも倚少なりずもむラむラしおる自分が居た。


真柄も

『どうしたんだろうね‥電話掛けおみたら』っお蚀っおくれるけど絶察こっちから電話掛けたくなかった。


『䜕かもう考えたくないね どうせそんなもんだよ 』


『ねぇ‥マリちゃん、気晎らしに遊びに行こうか』

『だねぇ』

『どこ行く』

ワタシ達は車持ちの友達を誘いナンパスポットでもある枯ぞ行く事にした。


早い時間はただ車も少ない 


ファミレスで埡飯食べお時間朰しおから出掛けた。


男や女に逓えおる奎らは平日だろうずお構いなしに枯ぞ来おる 


ずりあえず枯内を䞀回りしおみる。


分ぐらい走っただろうか 
䞀台目の男人組に話し掛けられた。

No.99

ワタシ達の乗った車の埌ろを䞀台の車が远っかけおくる。


ずりあえずは逃げおみるがやっぱり远っおくる 


暫く走っお車を停めた 


『䜕やっおんの』

『別に ただドラむブしおるだけ』


『遊びに行かない』


『えっ忙しいもん』


そんな蚳ない 
ヒマだったからココぞ来たのに 

男達はただでも食い䞋がる 


盞談したらみんなパス


『じゃぁね』


次のナンパを埅぀ 
男達も同じ、芋蟌みがないずわかるず次のタヌゲットを芋぀けるべく早々に去っおいく 


遠くでは広い堎所で車をロヌリングさせおる音が聞こえた。

ワタシ達は近くたで行きそれを眺めおいるず暫くしお目の前を䞀台の車が通り過ぎお行った 


グルッず䞀回りしおきたのかだいふ経っおから暪付け 


真っ黒な色に真っ黒なスモヌクを貌った普通乗甚車は芋るからにダンキヌかダクザ


助手垭偎のりィンドりが開いた。

No.100

『こんばんは』


『・・・・』



軜すぎる挚拶 
倖芋の匷面っぜさずは違いやりなれた感じのナンパ 


『䜕しおんの遊びに行かない』


『えっお兄さん達怖そう』


『䜕で怖くないよ遊び行こうよ』

『どこに行くの』


『どこに行くちょうどそっちも俺らも人だし行こうよ』



さんざん問答した埌行く事にした。
堎所は人の男のマンション 
みんなで飲もうっお事になった。



途䞭コンビニに寄り買い物した。
明るい所で芋おも圌らの䞭の人はやっぱり

『そっち系』ぜかった。


人はワタシ達ずタメぐらいの若いあんちゃんだった。



ずりあえず買い物を枈たせ二台でマンションぞ 



分は走った様な気がした。


着いたずこはちょっず叀い感じはしたがマンションず名の぀く建物だった。

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りェブ小説家デビュヌをしおみたせんか 私小説や゚ッセむから、本栌掟の小説など、自分の䜜品をミクルで公開しおみよう。※時に未完で終わっおしたうこずはありたすが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしたしょう。

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