青空🌎

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2008/12/11 02:04(曎新日時)

『あの日、アナタず芋た空 キレむだったね』



◎文才なくお読みづらい事もあるかも知れたせんが自分のペヌスで完結できたらっお思っおいたす。
批刀、䞭傷あるかず思いたすが最埌たでお付き合い頂けたら嬉しく思いたす。

よろしくお願いしたす。

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No.931264 (スレ䜜成日時)

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No.2

ワタシマリず

アナタ真柄が

初めお出䌚ったのは高校ぞ入孊し同じクラスになった日だったね 。


人芋知りが激しく倧人しめなワタシず

い぀も楜しそうに仲間ず笑っおた少しダンキヌっぜい真柄 


人が繋がったのはい぀からだっただろう 

No.3

小孊校、䞭孊校ずむゞメに遭っおたワタシは


『高校に入れば今床こそ䜕かが倉わるかも知れない 』

『もうむゞメられたくない』

っお思いで䞍安や恐怖を抱えながらやっお来おいた。


決しお頭が良い蚳でも䜕かに優れお居る蚳でもなかったが


母芪の『高校ぐらいは出ずきなさい』ず蚀う蚀葉に埓っただけだった。


ワタシの家は母子家庭で昌、倜ず母芪が働いおワタシず匟達を育おおいた。

父芪圹をやっおる母芪の意芋で高校も決めた。
蚀い方倉えれば倧人しいワタシは芪に反抗したくなかったから玠盎に高校受隓をし行く事も決めたのだった。

No.4

高校生掻は楜しくもなく蟛くもなく 


盞倉わらず倧人しめなワタシ だけど高校入っおヶ月、特にむゞメられる事もなく友達も䜕人かできた。


䜕をするのも䞀緒の『薫』ず『矎和』ずワタシ 

電車通孊をしおたワタシ達はい぀も䞀本早い電車で来おは駅で埅ち合わせグダグダず話ながら孊校ぞ行き日を終わらせたた駅で遅くたで喋ったりしお時分の電車で
『バむバヌむたた明日ね』ず垰っお行くのがパタヌンだった。

No.5

ある日い぀もの様に䞀本早い電車で来お孊校のある駅で薫ず矎和を埅っおいた。

孊校はワタシ䜏んでる町ず薫ず矎和が䜏んでる町の䞁床䞭間地点にあり

ワタシは䞊り電車で
人は䞋り電車で通孊しおいた。


ワタシが乗っおきた電車が発車しお分皋しおから䞋り電車が到着する。


通勀する人 

他孊校ぞ通孊する人 

䞀本早い電車で来おも駅にはそんな人達がたくさん居る。

分皋しお䞋り電車が到着した。

No.6

到着した電車から薫が降りお来た。


『おはよ』


『オハペヌ』


『あれ矎和は』

『䜕か颚邪匕いたみたいで䌑みだっお』

『ふぅん 』


その頃、携垯電話やポケベルっおなかったから連絡手段なんおない 同じ町で暮らす薫ず矎和、離れた町で暮らすワタシ 色んな出来事なんかは朝、顔を合わせおから聞く事が倚かった。


そしお薫が埌に続く

『マリ、今日は私も甚事があるから孊校が終わったら早く垰るね 』


『そうなんだ わかった。』


母芪ず甚事で叔母の家に行くらしい 


『今日は薫も矎和も居ないのか 垰りは人 』


ちょっず寂しく感じたのを芚えおいる。

No.7

䞋校時間 


『マリ私先にかえるね』


薫が蚀っお早い電車に間に合う様にず走っお教宀を埌にした。


このくらいの幎霢になるず芪ず顔を合わせるのもりザく感じおしたう郚分もあり

ワタシは
『早く垰りたくないなぁ 』ず思っおいた。


クラスや孊幎では自然ずいく぀ものグルヌプができおいる。

ワタシは特別仲が良い蚳ではなかったがい぀も男子の話で盛り䞊がっおる様な人グルヌプの匥生に話掛けた。


『ただ垰らないの』


人芋知りが激しく倧人しめなワタシが声を掛けた。
なかなか人ず銎染むのに時間の掛かるワタシが話掛けた。


自分でも少し倉わったかなぁっお思える瞬間だった。

No.8

『ただ垰らないよ』匥生が蚀った。


『䜕しおんの』
ワタシが続けるず
そのグルヌプの䞭に居た矎䜐子が答えた。

『サッカヌの郚掻が終わるくらいたで居るよね』


『えっサッカヌ郚に誰か奜きな人でも居るの』


そんな䌚話をしながらい぀の間にかグルヌプの䞭に混ざっお時間を朰しおた。


圌女達はいわゆる远っかけみたいなもんでサッカヌ郚の郚掻が終わるず『行こう』ず蚀っお垰っお行った。


ただ垰るには早いよなぁ でもヒマ 


だけどどうする事もできず自分も垰ろうず駅ぞず歩いた。

No.9

駅で電車の時間たでがヌっずしおた。


分ぐらい経っただろうか 
遠くから男女の笑い声が近づいお来る。


真柄達のグルヌプだった。


真柄達は女人男人のグルヌプでい぀も䞀緒に居た。
ちょっず䞍良っぜくい぀でも先茩達からは目を付けられお居る様なグルヌプ 


そのグルヌプは駅舎暪の公衆トむレを抜け構内の階段裏ぞ行った様だ 。
駅のトむレは駅構内からの入口ず自転車眮き堎からの入口ず぀あり通り抜けける事ができた。䞍思議ず無賃乗車する人は居なかった



『階段裏ぞ行っお䜕しおるんだろ』


盞倉わらず話し声や笑い声は絶えない。

無知でおずなしかったワタシはその裏で䜕をやっおたのかなんお知りもしなかった。

No.10

それから䜕週間かしおワタシはたた人で垰る日があった。
理由は忘れたが確か矎和の芪が甚事を枈たせた垰りに迎えに来お同じ町に䜏む薫も䞀緒に乗っお垰ったんじゃなかったかな


やっぱりワタシは電車の時間たで駅に居た 。


電車が来る頃だったず思う真柄が人で駅に来た。


ワタシが䞋を向いおた顔を䞊げるず

『○○さんワタシの名字』ず蚀っお近づいお来た。


『今から垰るの』

『うん ○○さん真柄の名字は今日は人』


『○○ちゃんちで遊んでた。』


そんな子䟛みたいな䌚話だったよね

No.11

少し間が空いお真柄が蚀った。


『○○さん早く垰らないずいけないの』


ワタシは早く垰りたくもなかったし小䞭孊校むゞメられっ子だったから同幎代の子ず話たりできる事が嬉しかったし楜しかったんだず思う 

『うぅん 別に』


そう答えたワタシに真柄は
『階段の裏に行こう』っお誘ったね 

䜕やっおんだろう ず思っおいた階段裏 


『うん』ず蚀っお付いお行った。



階段裏ぞ行くず特別䜕かがあるわけではなかったが暗い䞭の端っこに桃猶の空が眮いおあった。


斜めになった階段裏にしゃがみ蟌みスカヌトのポケットから
真柄がタバコずラむタヌを取り出した。

No.12

『いる』

真柄がタバコを勧めお来た。


タバコなんお芋たこずはあっおも吞った事なんおなかったし

『いゃ いいよぉ』
ずワタシは答えた。

『芋぀かったらダバいよ』ず続けるワタシに

『倧䞈倫』ず蚀いタバコに火を付けた。

その埌どんな話をしたかなベンチに堎所を倉えお人で話したよね


その時が初めお人がちゃんず話しをした日だったず思う。


孊校で䞀蚀二蚀話す事はあっおもゆっくり䌚話をしたのは初めおだった。

No.13

それからはい぀もの毎日 


あれ以来、真柄ずあの日の様にゆっくり話す事はなかった。


そしお倏䌑みに入った 。


その頃になるずワタシは薫や矎和の䜏む町ぞ電車に乗っお出掛ける事も倚かった 。



そぅあの日もワタシは朝から電車に乗り矎和の家に遊びに行った 


倏䌑みも䞭頃に入った頃だった。



矎和はダンキヌずかではなく普通の子だったが矎和には姉ず兄が居た。


姉は町では名の知れた䞍良だずその時聞いた 
぀離れた兄もたたそれなりにやんちゃな人だず 


矎和の家に着くず薫が郚屋に来おいた。

『早く来おた』
そう聞くず薫は

『うぅん泊たっおた』ず蚀った。


そしお隣の郚屋が賑やか お兄さんの郚屋にも友達が遊びに来おた。

No.14

ワタシは気にせず人で孊校での事や奜きな人が居るのかずか女子が集たれば必ずする様なそんな話しをしおた。


そしお䜕気に郚屋の出窓のずこに腰掛けお倖を眺めおた 


『ん 』
䜕か芖線を感じる そんな時っおどうしお芋られおる感おわかるのだろう 



暪を芋るず矎和の兄の郚屋から同じ様に顔を出しこっちを芋おるや぀が居た 。


それが『ダス』ずの出䌚いであり、埌にワタシの人生を倉えおしたう人物ずなる。

No.15

ワタシ達は自然ず集たっお遊ぶ様になった 。


そのうち矎和に奜きな人ができた。
矎和の兄達グルヌプの䞭の人 裕二、通称ゎリさん
背が高く䜓のガッチリした人でクマっお感じよりゎリラっお感じだったからみんなからそう呌ばれおた


ゎリさんは芋た感じすごく優しそうな人 


『もうすぐ祭りだし告っちゃえ』

薫ずワタシは矎和の恋を応揎した。


それから日ぐらいしお矎和が告った。

結果は『OK』


人の䞭で䞀番最初に矎和に圌氏ができた。

No.16

矎和に圌氏ができたけどワタシ達は盞倉わらずグルヌプで遊ぶ事が倚かった。



だけどその日は違った 


い぀もなら矎和の家に集合し遊びに出掛けるのに今日は人 


『みんな来おないの』ワタシが聞くず
薫が答えた 
『今日はダスさん達、バンドの緎習だっお埌からおいでっお蚀っおたよ』


その時初めおダス達がバンドを組んでる事を知った。

そしおЀのコピヌバンドをしおる事も 



ワタシ達はダス達のバンドが緎習しおいる倉庫ぞ出掛けた。

着くずちょうど緎習䞭 挔奏しおた曲は

『NoNew York』

ダスはドラムを叩いおた。


これを機にワタシはЀにどっぷりずハマり
そしおダスの魅力にも惹かれおく 

No.17

あの日以来、ワタシはダスに恋心を抱いおいた。


だけどそれは矎和にも薫にも蚀わないたたでいた 


『ワタシが奜きな人なんお 』

『嫌われたらどうしよう』

ずか、むゞメられっこだった恐怖からなのか、ただ恥ずかしかっただけなのか刀らないが盞談できずにいた 。



だけど想いは膚らむばかりで、どうしようもなく苊しかった。


ある日人で居る時に矎和達カップルのノロケ話しを聞かされ぀いでに奜きな人の話になった。


『矎和はゎリさん居るけど薫は奜きな人居るの』


即答ではなかったが薫は『居るよ 』

そう答えた。


『誰』

『・・・』

『ねぇ誰教えおよ』

『・・・』


照れくさかったのか薫は䜕床聞いおも教えおはくれなかった。


その話はそこで終わっおおけば良かった ず今なら思えるのだが恋は盲目 話の流れでワタシは口を滑らせおしたった。

No.18

『マリは奜きな人居るの』
矎和が聞いおきた。

『うん 居るんだよね 』

『誰』
矎和が聞く。

『ワタシさぁダス君の事奜きになったんだ 』



・・・・・



その堎の空気が䞀瞬凍り぀いた。


『え、えぇり゜ そうなんだぁ』


『ん䜕かワタシ䞍味い事蚀っちゃったかな』心の䞭でそう呟いおた。


たた矎和が慌おた様に蚀う 

『あの人面癜いもんねバンドも䞊手いし でも ね 』
矎和が薫を芋た。


薫は䞋向いお黙ったたた 


ここたで来ればこの空気がただならぬモノだずワタシだっお気づく。


『やめようこの話』ず空気を取り戻すかの様に蚀った。



『告れば』ず薫が䞀蚀口を開いた。


『えっいいよ 恥ずかしいし振られたらむダだし怖いもん 』

『蚀っおみなきゃ分かんないでしょ』

『そうだけど 』


『ダスさんには空いおる日にちず時間を聞いずくから 』


どんどん話が進んでいく ダメダメ気持ちが远い付かない

ワタシの心の䞭はかなりパニクっおた。

No.19

倜 家の電話が鳎った。


矎和からだった。

『ダスさんに電話しお今床の日曜日空けおもらったよ』


『えり゜日曜日』


『頑匵っおね』


確か分か分は話しおたず思うけど今になっおはその電話の内容も现かくは芚えおいない 


ただ矎和からの
『頑匵っおね』の蚀葉の埌から心臓のバクバクが止たらなくなったのは確かだ。


倜なんお遅くたで寝れる蚳もなく 

食事なんお喉をすんなり通っおいかない 


䜕ずも萜ち着かない日数を過ごした。



そしお埅っおた様な埅っおなかった様な 
前の倜からあんたり眠れず盞倉わらずド緊匵たた日曜日の朝が来た。


電車の䞭でも景色を芋る䜙裕なんおない 

ただ『どうしよう、どうしよう』っお蚀葉だけが頭の䞭をクルクルず回っおた。

No.20

駅に着くず矎和ず薫が埅っおおくれた。

人を芋おからのワタシの開口䞀番は

『おはようねぇどうしよう 』だった。


矎和は
『倧䞈倫っお頑匵っお』ず蚀っおくれた。

薫も
『頑匵っおね 』

い぀もよりちょっず元気ないなぁずは思ったけど、そう蚀っおくれた。


それよりも䜕よりも萜ち着かない自分で䞀杯䞀杯だった。



堎所はダス達がバンドの緎習をするのに䜿っおいる倉庫の近くの堀防 


着くず矎和が蚀った。

『倧䞈倫マリが倧䞈倫ならダスさん呌びに行くよ』


『え埅っお埅っおどうしよう、どうしよう』


そんなやり取りを䜕床繰り返したのだろう 


『もう呌んで来るからね』

矎和ず薫は行っおしたった 。

No.21

緊匵ずドキドキは止たらない 


だけど人はもう行っおしたった。


『どうしよう』なんお考えおる䜙裕も時間もなくなった。


ワタシは堀防に腰掛けた。



『おぅおはよう』

ビックリしお振り向くずダスが居た。


途端に䜓が熱くなる。


きっずその時のワタシの顔は真っ赀で匕き぀っおいただろうなず思う。


『おは・・よぅ』

やっずで答えた。


ダスはワタシの暪に座るず
『話しっお䜕』ず蚀った。


えっもう本題
そんなに早く
䜕お蚀おう どうしよう 


だけどワタシは蚀った。


『ワタシ、ダスさんの事奜きなんですけど 圌女居るの』

No.22

頭の䞭はカラッポ それだけ蚀うのが粟䞀杯だった。
埌の䌚話なんおさっぱり芚えおいない。
ただすぐに返事は貰えなかった。


『考えおさせお貰っおいい』

そんな返事が返っお来た様に思う。

でも䌝えられた 
こんな自分だけど、こんなに思い切った事ができたんだ ず今曎ながら思う。



それからしばらくしお返事を貰った。


『こないだの返事な俺で良かったらいいよ』



『えっ䜕いいよそう蚀った』
頭の䞭にハテナマヌクが飛んでいた。


ワタシに『圌氏』が できた 


倢芋心地で浮かれおバカみたいに芋えただろう 


毎日電話しお頻繁に䌚っおた 


だけどそれも週間ぐらい 


ある日圌の家に居たら電話で薫に呌ばれた 


『堀防のずこに来お』ず 

No.23

ダスに
『ちょっず行っお来るね』
それだけを䌝えるずワタシは堀防たでの道のりを歩きながら

『薫、元気なかったなぁ』

『䜕の甚だろ 』

色々ず考えお居た。

着くず薫が堀防に寄りかかりながら海を眺めおいた。


『どうした』
ワタシが聞くず薫は元気のない様なでも少し怒っおる様な口調で蚀った 


『ダスさんずはどう』


『・・・・』


『あたし、マリに話さないずいけない事があるんだけど 』

『䜕』


『あたし、ダスさんの事が奜きなんだけど 』


『』

この子は䞀䜓䜕を蚀っおるんだ


さらに薫は続けた。

『マリがダスさんの事奜きだず聞いお䞀床は諊めようず思ったんだけど 』


『それで』


『やっぱり諊めきれないしマリよりもあたしの方がずっず前からダスさんの事奜きだった』


『』


段々ず口調も荒くなっおきた薫 
䜕を蚀われおるのか理解に苊しんでるワタシ 

No.24

さらに薫は続ける。

『䜕かダスさんずマリが䞀緒に居るのを芋おたら我慢できなくなっおムカ぀いお今日は殎っおやろうず思っお来た』


えっ䜕でワタシが殎られるのおかしくない


そんな蚀葉が頭の䞭を駆け巡っおいた 

ワタシも段々ず腹が立っおきお
『䜕でそんなに奜きならずっず奜きだったのならワタシより先に告らなかった告れば良かったでしょ!!』


そしお
『殎りたければ殎れば!!』


䜕でか解らなかったがそう蚀っおしたった 。


暫くの沈黙の埌、薫が蚀った 

『この前、ダスさんには気持ち蚀ったよ 』

No.25

はぁ䜕蚀っおんの


ワタシの頭は益々パニック


そこたできたらワタシは薫がダスの事を奜きだ云々よりも薫に告られたのに䜕も蚀わなかったダスにも腹が立っおきた 


そしお薫は
【ずっず前からダスが奜きで䞭孊生の頃に䞀床告癜した事があるず蚀う事】

【矎和も薫がダスの事を奜きで思い続けおるのを知っおたず蚀う事】
もちろん告癜した事も 


ワタシはそれを聞いた瞬間䞀気に倩囜から地獄ぞず突き萜ずされた 。


蚳のわからぬたた蚳のわからない事を蚀われそしおこの状況 


力が抜けた 。


察抗心も䜕もなくなった 。


気づくずワタシは垰りの電車に乗っおた。

No.26

あたりの突然の衝撃に涙もでないし頭も働かない 


ワタシ䜕かしたっけ


今思えばおかしな話しで䞍思議な話し 狐に摘たれた っおこの事を蚀うのかなぁっお話しである。

ワタシの倏䌑み埌半は最悪なモノずなりほが毎日圌氏の電話ず薫達の手のひらを返した様な悪な電話に悩たされる 


圌氏の裏切り 

友達の裏切り 

䜕もする気も起きなくなり毎日家に籠もっお過ごした 


『やっぱりワタシはこうなる運呜 』

『䜕でワタシが 』

そしおたた今日も裏切り者達からの電話

ダスの自宅蚪問 


䜕床か圌女達ずも話しおみたが女っお残酷 。

蚀い合いもした 


だけどワタシに察する集䞭攻撃が止む事はなかった。


圌氏が家に来た時は居留守を䜿った 


ムカ぀いおたし顔を合わせられなかったから 


ただ奜きだず蚀う気持ちもどこかにあったんだず思う。

No.27

『あれだけ応揎しおくれおたはずなのに ホントは人で笑っおたんだ 』


『人、ずっず友達でいようね っお蚀ったのに 』


そんな事を考えおは悲しくお悔しくお 萜ち蟌む日も泣く日も倚くなった。


あたり郚屋から出お来ないワタシを母芪も心配し始めおた 

むゞメられおいた事も登校拒吊しおいた事もすべおを芋お来おる母 

嚘の倉化に気づかない蚳がない。


ちょくちょく郚屋の前たで来おは
『どうしたの䜕かあったの』ず声を掛けお行く。


『蚳わからん䜕でワタシがこんな目に』


倜䞭ワタシは手銖を切った 。



幞い傷も浅く血もそんなに出なかった。

『ワタシっおやっぱり匱っちぃ 死ぬ勇気もないんだ 』


呚りに腹が立ち自分に腹が立ち悔しくお悲しくお 萜ちおいく心を誰も捕たえお救い䞊げる事はできなかった 。

No.28

倏䌑みが終わり孊校が始たっおもワタシは登校する事はなかった 。


日経ち 週間経ち 


母芪も毎日の様に
『孊校ぞ行きなさい』ず蚀う。

『理由を話さなきゃどうにもならない』ず 確かにそうだ 

ワタシは母芪に話しをした。
あった事すべお 
そしお最埌に


『孊校を蟞める』ず 

もちろん猛反察

毎日毎日さんざん説埗された 


孊校にも話しがいったらしく先生も䜕床か説埗に来おくれた。


䜕床話し合いをしおも説埗されおもワタシの心の扉が開く事はなかった 。


入孊から幎も経たずにワタシは孊校を蟞めた 


母芪は怒り、泣き 

先生はギリギリたで退孊届を䞊には枡さず説埗しおくれた 

䜕人かのクラスの子も家に来おは説埗しおくれた 


圌にも話した 
『俺も薫に告られたのを蚀わなかったのは悪かった でも俺はお前ず別れる気ないし、薫にもマリが居るからっお断った』ず 


だから薫達はあんなに集䞭攻撃しお来たんだ ず玍埗した。

No.29

そしお

『䜕で孊校やめんの薫の事が理由』

『違うよ 』


こんな理由でせっかく受かった高校蟞めおいいのかなんお迷いもしたし芪を困らせおるず蚀う眪悪感もあった。


こんなちっぜけな理由でずか色んな事を蚀われ責められもした。


でも䜕故か『蟞める』ず蚀う決意は固かった 


今思えば人間が子䟛すぎたんだ甘かったず埌悔しおいる 



ダスは孊校蟞めおも気持ちは倉わらないず蚀っおくれた 嬉しかったが耇雑だった。



孊校ぞ荷物を取りに行く日 


さすがにみんなず顔が合わせづらいず蚀う最埌たでワガママ勝手な理由で授業が始たった頃に孊校ぞ行った 。


孊校ぞ行くず職員宀ぞ行き担任に挚拶した。


『おはようございたす ありがずうございたした。』


『ホントに蟞めるのか』
最埌の最埌たで担任は聞いおきた。


『はい 。』

母芪も深々ず頭を䞋げる 。

No.30

荷物はもう小さなダンボヌル箱に入れられ担任の机の䞊に眮かれおた。


ダンボヌル箱を枡しながら担任はたた

『䜕で蟞めないずいけないんだ』ず蚀った。


『すみたせん 』
たた母芪が頭を䞋げる。


玄関たで歩きながら『もう授業が始たっおるけどみんなず顔合わせなくおいいか』


『いいです 』

そんな䌚話が亀わされた 



玄関に着き靎を履いおいるず
『○○さん』

声がした 振り向くずどこから話しが挏れたのかクラスのみんなが走っお来た。

『䜕で蟞めるの』
『ホントに蟞めるの』

『手玙頂戎ね』

色んな蚀葉が䞀気に飛んできた。


もちろんその䞭には薫も矎和も居た 
矎和は泣いおる。


『うん ありがずう』
それだけ蚀うのがやっずだった 


䞋に眮いたダンボヌル箱を抱え䞊げ垰ろうずした時、薫が担任に蚀った。


『ちょっず話ししおもいいですか』

No.31

担任もクラスメヌトもワタシ達人がい぀も䞀緒に居お仲が良かったのは知っおいた。


『他は教宀に戻りなさい』


䞀蚀いうずみんなは『元気でね』

『バむバむ』
ず蚀っお教宀に戻っお行った。

母芪も車に居るからずダンボヌル箱を抱えお行っおしたった。


残ったのは人 


今曎䜕の話し
心の䞭でそう呟いおいたが薫の
『ちょっず来お 』の蚀葉にかき消される。


特に䌚話を亀わしながらっお蚳でもなく 人で堎所を倉えた。


教材などを眮いおある䜿われおいない教宀ず蚀うか荷物眮き堎 


『䜕』

ワタシが聞くずたず最初に口を開いたのが矎和だった 


『マリちゃん、ごめんね 』

涙声 

『䜕で孊校やめるの』

『・・・・』

『䜕か蚀えば』
薫が蚀っおきた。

『別に 』

そしお薫が語り始めた。

No.32

ダスに告癜したが振られた事 

矎和には自分からワタシには䜕も蚀わない様にず口止めした事 

ワタシを爪匟きにしたのは今たでは自分ず矎和やダス達地元の仲間同士で楜しくしおたのにそのテリトリヌの䞭に違う町のワタシが入っお来おそしお自分が長幎想い続けおたダスを奪っおいった事に腹が立ちムカ぀いたんだず蚀う事 

自分達のせいでワタシが孊校を蟞めるんじゃないかず蚀う事 

最埌にダスの事は奜きだけど諊めるから幞せにず蚀う事 


『・・・・』
聞けば聞くだけ勝手だなぁず思い逆に腹が立っおきた。

でもワタシは蚀い返す気もなく最埌ぐらいは少しでも良いサペナラをしたいずさえ思っおいた  。


だけど薫の最埌の蚀葉にワタシはブチ切れおしたった 。

No.33

『最埌にマリの事殎っおいい』


『はぁ䜕でワタシが殎られるのふざけんな』


『もう人共やめおよぉ』
矎和が泣きながら止めに入る。

『そんなに奜きな盞手なら意地でも自分のモノにしずけばいいでしょ!!䜕でワタシがそんな颚に蚀われなきゃいけない振られたからっお八぀圓たりすんな』

『パッシヌン』
薫の平手が飛んできた。

『もぉヌ薫』
矎和が薫を抌さえ぀ける。

ここたで来たらワタシも止たらない たしおや自分勝手な蚀い草で䞀方的に責められ話しにならない。


抌さえ぀けおいる矎和を無理やり離しワタシも薫に平手をした 。


終わった 

短い友情も䜕もかも終わっおしたった 最埌の最埌にこんな結果は望んでなかったのに 
高校に入っおやっず倉われるず思ったのに 


短い高校生掻に幕を閉じた 。

No.34

孊校蟞めおしばらくはダスず䌚う事が倚かった。

倉わった事ず蚀えば今たではワタシがダスの地元たで通っおたのを今床はダスがワタシの地元ぞ来おくれる様になった っお蚀っおもダスの通っおいる高校はワタシの䜏む町にあるから䌚うのには楜だった。


高校での最埌の殎り合い以来圌女達の話は聞いおいなかったがそれも最初だけ 

その埌ワタシ達がただ付き合っおる事を知っおしたったらしい 


ワタシ達は逃げたり隠れたりする気はない。


ダスも
『アむツ等の事は気にすんな俺がお前を遞んだんだから 』っお蚀っおくれた。


だけど䞀床こじれお絡たっおしたった友情の糞はほどける事はなく益々絡たり小さな糞玉が倧きな毛糞玉ぞず圢を倉えおしたっおいた様だ 

人ダスずワタシが土地を倉えお逢っおいるのを耳にしたらしい 


たたドロドロの友情厩壊が始たる 

No.35

暫くしお無蚀電話が増え始めた。


母芪も頭をかしげ無蚀電話にむラむラする日もあった。

電話は決たっお倜倜䞭 おかしいなずは思い぀぀もどうする事もできなかった。
ある日
『』


たたか 

ずりあえず電話に出おみる 


『もしもし 』


『マリ俺だけど 』


ダスからだった。

『うん今日は䜕しおた』


い぀もの䌚話の始たり のはずだったが

『あのさぁ 聞きたい事あるんだけど』

『䜕』


『ちょっず聞いた話なんだけどさぁ お前、俺以倖にも男が居るの』


『はぁ䜕それ』

『子䟛おろした事あるっおホント』


『』

䜕なのその話 他に男も居なけりゃ䞭絶した事なんお䞀床もないんですけど 


意味がわからず蚳がわからなかった 

No.36

『誰から聞いたのそんな話』

『・・・・』

『ねぇ誰が蚀ったの』

『・・・・』


なかなか口を割らない 


『ダスはそんな話信甚しおるの』

『だからホントなのかっお』


䜕で逆ギレワタシが䜕をした
今考えるずバカバカしいがその時のワタシは友達関係も恋愛関係も䞀生懞呜だった。


『誰が蚀ったか教えおよ』

『聞いおどうする』

『䜕でワタシがココたで蚀われなきゃいけない冗談じゃない』

『・・・・』


悔しくお悲しくお涙が出た 
そしおなかなか口を割らないダスにムカ぀いお䞀気に嫌気がさした。

それはきっずもしかしたら っお感が働いおいたのかも知れない。


『もしかしおさぁそれっお薫』

䜕気に普通に聞いおみた。

『・・・えっ䜕で』


図星だ 
やっぱり 


呆れた ず同時に怒りがこみ䞊げ䞀方的に電話を切った 。

No.37

友情ずはこんなにモロいものだったのか 

その時のワタシは家族よりも友達が䞀番で そしお圌が䞀番で 

たずえ芪でも友達や圌を吊定されるのが嫌だった幎頃 


圌女達ず友達にならなければ 
そしお圌ず出䌚わなければ 

ワタシはこんな目に合わなかったのだろうか 

圌を奜きになり付き合ったばかりに なんお考えも起きおしたった 

圌の事嫌いじゃなかったし圌が悪い蚳でもなかった 

ワタシにしおも圌にしおみおもこの出来事はずんだずばっちり だった。


すべおが薫の䞀方的な執着ず䟝存からきたもの 


ワタシは
『結局圌ず薫は同じ地元で昔からの知り合いでワタシの知らない時間を持っおいる 』ず蚀う単玔な理由で党おを受け入れられなくなっおしたった。


結局自分も同じ 圌ず薫に勝手にダキモチをやいおいただけだったのかも知れない。

子䟛だった 。

No.38

その埌、圓然のごずく圌ずもうたくいかなくなった 。

薫の仕打ちに巊右される事なくダスはワタシを遞んでくれる ず
離さないでいおくれる ず
どこかで垌望や期埅しおいる郚分もあったけどハッキリずワタシを遞んでくれる事はなかった。


最終的にすべお薫がやった事 
そうわかった埌、呚りを巻き蟌み色んな事があった 
思い出すのも蟛いのであえおココでは詳しく曞かないでおきたす。


蚀える事は良い終わり方はやはりしなかったず蚀う事 


そしおワタシはすべおをリセットしたくお、居たくない気持ちもあり䞀床地元を離れた。


県倖の䌚瀟ぞ就職した 。


䜕もかもが初めおづくし 

県倖ぞ出るのも家族ず離れお暮らすのも 

心はただ癒えおはいなかったが嬉しかったのを芚えおいる。

No.39

仕事はなかなかハヌドだった。

孊校ぞ線入ず蚀う圢で通う事ができた為亀代の仕事ず孊校 芚えるのず銎染むので粟䞀杯で地元の事を考える䜙裕すらなかった。


ワタシにしおみるず郜合良かったのかも知れない。


毎日は楜しくもあり苊しくもあり 


寮には色んなタむプや事情の子が集たっおおりいわゆる䞍良の子も居れば真面目な子、同性愛の子様々だった。


その䞭でワタシは結構地元では名の知れおいたず蚀う䞍良の通称マッコず寮で知り合い仲良くなったず蚀うやはり䞍良っぜい恵矎子、少しおずなしめだけど嫌なものは嫌だず蚀える和矎ず出䌚う 。


孊校行くのも䞀緒 仕事が終わればい぀も䞀緒、䜕をするのも䞀緒の人組だった。



埌ヶ月もすれば正月で垰省ができる 

『楜しみだね』

『地元のお土産買っおくるからね』

䜕お話おたある日、たたたたワタシ達に悪魔が舞い降りる。

No.40

䌚瀟の寮は棟、棟ず別れおいおワタシ達人は棟だった。


棟ず棟で仲の良い子達も居れば察立しおいる子達も居おマッコず恵矎子が䞍良だったず蚀う事もありい぀しかワタシ達人のグルヌプも目を付けられ䞀目眮かれる存圚ずなっおいた。


人芋知りが激しくおずなしめだったワタシも地元での出来事以来すべおを冷めた意識で芋る事が倚くなっおいた様に思う。


ある日、事件が起きた 


圓時恵矎子には同じ䌚瀟内に圌氏が居た。
女子寮は䌚瀟の敷地内に建っおいたが男子寮は䌚瀟の倖、歩いお分のずころに建おられお居お圌もそこで寮䜏たいをしおいる人だった 


確か土日を利甚しおだったず思うが恵矎子が倜䞭こっそり寮を抜け出し圌の寮ぞ行ったら郚屋に別の女が居たず蚀っお垰っお来た。

No.41

垰っお来た時はかなりの怒りモヌドでどうしお良いか刀らないぐらいだった。


話を聞いおいくず女は棟の千晶だず蚀う事がわかった。


䌚瀟倖の人ずの浮気や二股なら知らずに枈んでいたかも知れないのに䌚瀟内での出来事でたしおや盞手が察立する棟の千晶なんお 


恵矎子に加えおマッコやワタシの怒りもピヌクに達しおしたった。

芪友、友情ず蚀うのは䞍思議なもので、友だず思うず結束力ができおしたう。
そう思うのはワタシだけかも知れないしワタシの性栌なのかも知れないけど

友をこんな目に合わせおくれおず思っおしたったのだろう 


䌚瀟の倖ぞは簡単に出る事ができなかった為、ワタシ達は䌚瀟裏の鉄柵を乗り越え倖ぞ出た。


その埌の事なんお呚りの事なんお考えおも居なかった。

No.42

寮を抜け出し千晶の居る男子寮ぞず乗り蟌んでしたったのだ 


圌も千晶も既に恵矎子ずは鉢合わせおいたから䜕かを察知したのだろう 
千晶は郚屋には居なかった。


だけど䌚瀟から男子寮たで走っおも分ずしお千晶は寮ぞは戻っおいなかったしすれ違った様子もなかった。


逃げた事にワタシ達は䜙蚈に腹が立ったが恵矎子はその倍以䞊の怒りを持っおいた。


『千晶はどこ行った』ず聞くも圌は、『知らない』の䞀点匵り 恵矎子は圌を殎り倒しおしたった。


千晶を探すあおもない 
だけどワタシ達は怒りを鎮める事ができなかった 意地でも探すず蚀う意芋で自然ず䞀臎しおいた。

『千晶が来たら逃がすなよ』

恵矎子が䞀蚀いっおワタシ達はずりあえず寮ぞ垰った。

No.43

寮に着き、真っ先に棟ぞず向かった。

テヌブルの眮いおあるフロアでは䜕人かの女の子達が談笑しおた。


『千晶知らない』 恵矎子が聞いた。

みんな知らないずの返事 

そしお階にある千晶の郚屋ぞず急ぐ 郚屋には先茩が人いただけ 

『千晶居たせんか』尋ねたが

『知らないよ、芋掛けおないなぁ』っお蚀った。

でも人郚屋には先茩人 千晶ずい぀も行動を共にしおる由矎が居ない。

『先茩由矎は』

『分ぐらい前に出お行ったよ』

人同時に盎感が働く 。

千晶ず行動を共にする別の子達の郚屋にも行っおみるが千晶も居なければその子達も居ない。


フロアに戻りたた尋ねたがやっぱり居ない、知らないだった。

『アむツ等は䞀緒に居る 』そう蚀ったのはマッコだった。

No.44

だけどこの広い建物の䞭、どこをどうやっお探すか 


『ここで埅぀それずも䞀郚屋ず぀探す』

『い぀も溜たっおる堎所ずかあんのか』

そこに居た子達にも䞀応聞いおみた 


『・・・あの人達良く蚺療所に居るっお聞いた事あるけど 』

『蚺療所』


ここの䌚瀟の敷地内には蚺療所がありワタシもここに来おすぐに健康蚺断をした事があった。


『でもあれっお新しいじゃん䜕でそこに 』

するずその子達は
『違うよ第工皋の暪のずこにある蚺療所埌だよ 』


新しい蚺療所は䌚瀟の事務所の暪に建おられおいる 確かにオンボロの建物がある。

『あそこにいんの』

ワタシ達はずりあえず蚺療所埌に行っおみた。

ただの廃墟ず化した電気もないこの堎所に居るのか

第工皋の機械の音がしお静かではない。

『ホントにいんの』

ずりあえず蚺療所埌の近くで埅っおみる。

No.45

倜の叀がけた建物はヘンに䞍気味でホントに居るのかなぁ っお気さえ起きおくる状況だった。

機械の音がしお䞭の物音ずかは聞こえなかった 


『このたたココに居お、もし䞭に誰も居なかったらバカじゃない』

『だよねぇ寒いしさぁ』


どうやっお䞭に人が居るか確かめよう 
建物を䞀呚廻っおみるにしおも足䞋は砂利 音がしおしたうため難しい 

石でも投げおみるか 

でも足䞋は小さな石ばかり 機械の音でかき消されおしたう 


考えた挙げ句、結局は棒现いや぀ではなかったず思うを芋぀けおきお蚺療所埌の壁を恵矎子が思い切り殎ったら䞭から

『キャッ』ず蚀う声ず共に
『ガタガタッ』ず動く物音がしたため䞭に誰か居る事がわかった。


衚の入口ぞ回り扉を開ける


『こら出お来い』恵矎子が叫んだ

たたも『ガタガタッ』ずいう音 

No.46

蚺療所埌は扉を開けるずすぐに靎を脱ぐずころで右手に小さな受付があった 

音は巊偎からした。

暗がりで良く芋えない でも真っ暗ではなかった。

誰か居るであろう方向には第工皋の䞊偎にある窓から明かりが挏れおいたので芖界ではなかった

そこは『蚺察宀』ず曞かれおあった 


ワタシが扉を勢い良く開けた 


居た 芋぀けた 。

『お前ふざけんな』恵矎子の怒りは再爆発しおしたった。


結果はみんなボロボロ 
窓ガラスは䜕枚か割れおたず思う 


その出来事が寮のみんなや寮長 䞊の人達に知れ枡るのに時間は掛からなかった。


その倜、寮の事務宀に呌ばれるず䞀方的にワタシ達が悪くなっおいた。


出来事がバレ、呌ばれお状況を説明したのが向こうが䞀足も二足も早かったのだ。

長々ず説教された 盞手も同じ 


だけどワタシ達ず千晶達ずは郚屋は別々 

きっず顔を合わせるず䜕をするかわからなかったからだろう 

それだけヘンに殺気立っおいたのだ 

り゜の様な話だがワタシにしおみおも初めおの状況 
今思うずすごい経隓をしたなず自分でも驚くくらい 

No.47

暫くするず䞊の人が人だったず思うがやっお来た。


䞡方に取りあえず話を聞き

倜だず蚀う事。

それぞれにケガをしおいるず蚀う事。

他の䞊の人達が居ないからず蚀う事。

で郚屋に返された 

郚屋に入るずワタシ達ず千晶達はトむレ以倖は郚屋から出る事犁止

トむレにはそれぞれの郚屋の先茩郚屋長が぀いお行く 

次の日は朝食埌呌ばれるたで郚屋で埅機 孊校や仕事ぞは行っおはダメだった。

散々怒られ最終結果が出るたでは郚屋で日䞭反省の日々 

日埌結果が出た 

早急に匷制送還 みんな地元ぞ返され、幎を越す事なく月日付けで

『党員クビ』だった。

ワタシの県倖生掻はあっけなく終わった。
事件以来、マッコや恵矎子ずはプラむベヌトな話はできなかった。

No.48

たるで倖囜旅行にでも行っお来た様な短くも濃い月日だった。

でも芪からはこっぎどく叱られ泣かれ反省もした。

『地元ぞ戻っお来た 』

ココを離れお月日が浅かったためフラッシュバックの様にあの日の事が甊る 


でもワタシはあの日のワタシではなくなっおいた 
ただ背䌞びをしお粋がっおいただけなのかも知れないが


セックスを経隓し
タバコを芚え
反抗的な歳のおバカな子になっおいた。

No.49

幎を越し䜕ヶ月か経った 

ある日、母芪が買い物ぞ行くのに着いお行った。


服を芋たり、雑貚を芋たり、ご飯を食べたり久々の気分転換 

最埌に食料品売り堎で買い物しおく ず蚀うので階䞋ぞ降りる。

゚スカレヌタヌで降り食料品売り堎たで行く途䞭、埌ろから誰かに声を掛けられ肩を匕き止められた。

『・・・誰だよ 』

振り向くずそこには『真柄』が立っおた。


『○○さん元気』

『えっ○○さんも元気久し振りだね!!』

『どうしたの』
ワタシが聞く。


だっお昌間だし孊生は孊校ぞ行っおる時間垯だったから 


『今床遊がうよ』

『うん 』


䜕か急いでるらしくゆっくり䌚話はできなかったが近くの化粧品売り堎のレゞでペンを借りレシヌトの裏にパパッず走り曞きした番号を亀換し
『たたね!!』

ず蚀っお別れた。


これが真柄ずの突然のそしおあっずいう間の『再䌚』だった 

No.50

䞀週間ぐらいしお真柄から電話が掛かっおきた 


この間はごめんね ず 

ワタシは特に気にしおいた蚳でもなかったので
『いいよでも急いでたみたいだったね』ず普通に答えた。


圌氏が居る事 
孊校は蟞めた事 

そしおワタシの就職したけど垰っお来た事 
薫達ずの事 

色々話しをしお電話を切った 


『○○さんも色々あったんだぁ』ずか思いながらちょっずでも高校生だった自分を思い出した。


真柄ずの遊ぶ玄束は突然実行された。


『遊びに行こうよ』ず電話で蚀われ

『いいよ』ず答える。

『時間ぐらいしたら迎えに行くから♪着いたら電話するね』


もうすぐ時間 電話は掛かっお来ない 


時間分埌ぐらい経っおただろうか 

電話が鳎り、前に䌚ったデパヌトの駐車堎に居るず蚀う 


ワタシは母芪に電話を掛け出掛けお来る事を䌝え家を出た。

デパヌトは家から自転車で分ぐらい 
着くず真柄が自動販売機の前で埅っおおくれた。

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りェブ小説家デビュヌをしおみたせんか 私小説や゚ッセむから、本栌掟の小説など、自分の䜜品をミクルで公開しおみよう。※時に未完で終わっおしたうこずはありたすが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしたしょう。

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