私達は不思議色

レス8 HIT数 1725 あ+ あ-


2008/04/02 19:01(更新日時)

性別と恋愛をテーマにした滅茶苦茶な自己満足文です。

時間がありましたらどうぞ覗いてみてください

知識や文章力等、不足している部分が多々あると思いますが
頑張って書きたいと思うので宜しくお願いします

~ご感想等ありましたらカキコしてくださると嬉しいです~

No.927878 (スレ作成日時)

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No.1

主要登場人物

城崎 ユキハ(キノサキ ユキハ)
高校一年
同性愛者の女子高生
ゴスロリ愛好家

岩神 ユーヤ(ヤガミ ユーヤ)
高校一年
心は女の男子高生
テディベア大好き



城崎 レイコ(キノサキ レイコ)43歳
ユキハの叔母であり親以上の理解者
二人の住むマンションの管理人でもある



他の登場人物は初登場の時に紹介していこうと思います。

No.2

第1話

ここはとある不動産
夕焼けが見え始めた頃
一人の少女がやってきた。

この少女の名前は城崎ユキハ、黒く長い髪を持った彼女はこの物語の主人公だ

「レイコ叔母さんいる?」
「あら~丁度いい所に来たわねユキハ」

焦げ茶色の巻き髪を揺らしながら
ユキハの叔母であるレイコがやってきた。
ユキハは親よりも信頼している彼女にルームシェアリングの相手探しを頼んでいたのだ。

「え、丁度いい?丁度いいって……もしかして…」
「そう!そのもしかして、よ!相手見付かったわ!」

「どんな人?」
「奥にいるわ、会ってきなさいな」

ユキハは店の奥に向かった。
見えた人物は栗色のショートヘアーで可愛い顔した…………少年だった。

「あの~…」
「あっ、こんにちは」
「あぁ……こんにちは、もしかして君が…?」
「はい、岩神ユーヤといいます。宜しくお願いします。」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「何で女じゃないの!?」
「えっ……」
「男と同居なんて…危ないじゃん!」


~続く~

No.3

「あの……」
「ユキハ、その子はれっきとした女の子よ」
「何で?…確かに可愛い顔してるけど、制服は男物だし、喉仏あるし…」
「ユキハ…!!」
「わ…私は女です!確かに体は男だけど……私は女なんです!!」
「………」
「ユーヤちゃん……」
「……本当に……女?」
「本当に女です!」
「あの……ドッキリとかじゃぁ……」
「ありませんッ!!」
「ユキハ、この子は本当に、本当に女なのよ、だから…一緒に住んであげてくれないかしら」
「ユキハさん、お願いします」
「………」
「ユキハ……」
「ユキハさん……」
「……………」
「……………」
「……………」
「……わかったよ………そんなに頼まれちゃあなぁ…」
「あ、ありがとうございます!!」
「よかったわねぇ~ユーヤちゃん」
「はい!」


こうしてユキハとユーヤは奇妙な共同生活を始めることになった。

No.4

ユキハとユーヤはレイコが管理人をしているマンションの一室に住む事になった。
二人に何かあってもすぐ対応出来るように、というレイコの配慮でだ。


「ユーヤちゃんは引っ越しも済んだから…、あとはユキハを待つだけね」
「はい、……あ…」
「どうしたの?」
「すいませんレイコさん…その…手伝わせてしまって」
「いいのよ、今日は不動産屋も休みだし、いい運動になったわ」
「そう…ですか…」
「そうよ、……そういえばユキハは遅いわねぇ…、何してるのかしら」
「確かお洋服を持ってくるって言ってましたけど…」
「あぁ~、なら遅くなるわね…」
「え、そんなにお洋服多いんですか?」
「いやぁ…、違うの、あの子の趣味の服が結構ボリュームあるから……」
「ボリュームですか?」
「えぇ…見てみればわかるわ、きっと」
「へぇ………」
「レイコ叔母さん!岩神さん!遅くなってごめん!!」


~続く~

No.5

ユーヤとレイコは玄関を見る。
そこには、レースやリボン、フリルをふんだんに使った黒ベースの…所謂ゴスロリのワンピースを着たユキハが立っていた。


「………!?」
「あら、やっと来たわね」
「いやぁ、服を纏めるのに手間取ってさ」
「あら…今日のワンピースは新しいやつ?」
「そう!」
「あ、あの…」
「何?」
「も、もしかしてユキハさんの趣味って…」
「もしかしなくてもゴスロリだよ?」
「……………」
「ユーヤちゃんどうしたの?」
「岩神さん?」
「……………」
「ユーヤちゃん?」
「あ~…もしかしてゴスロリとかダメ?」
「…か……」
「え、何?聞こえない…」
「可愛いっ!!」


いつになく声を張り上げたユーヤはユキハの服をまじまじと見つめた。



~続く~

No.6

ども、暗月です!
『私達は不思議色』読みました!!
凄く面白かったです!
やっぱり流石ですね黒蓮さん!

No.7

>> 6 こんにちは、暗月さん

「私達は不思議色」を読んでくださって
そして
お褒めのお言葉までいただいて…
本当にありがとうございます


これからも更新は遅くなってしまうと思いますが

暇な時等、覗いていただければ嬉しいです。


それでは

No.8

「…あの…岩神…さん?」
「ユキハさんって肌が白いから似合いますね~、羨ましいです」
「え……ユーヤちゃん…?」
「岩神さんって…ゴスロリ好きなんだ……」

「ゴスロリ好きっていうか…憧れなんですよ…こういう女の子っぽい服……」



ユーヤはふっと笑う
その瞬間に垣間見せた、悲しげな…儚げなユーヤの顔をユキハは見た。


そして思い出す。


今、自分が普通に着ているような服も…体か男であるが故にユーヤは普通に着れないという事を…。



~続く~

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