縁は異なもの味なもの(みゃーと穏やかに外伝)

ーテディ😺ー

私が猫を近くに感じたのは、妻との出会いがきっかけだった

妻の家に交際の挨拶
慣れない正座と緊張にドキドキ
そんな中、物入れ(布団棚)から飛び降りてきた猫
私に近づき脚にスリスリ
初めての猫に戸惑った
後で知ったが一番戸惑った(びっくりした)のは妻だったみたい

妻曰く…
猫(テディ)は家に来る人を帰れ仕草で拒否するか無視
それが当たり前だった

それもあって結婚決めた一因だと聞かされ笑った記憶がある
そこは素直に縁結びの猫だとしよう

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>> 1 見つかった😊

当時はスマホ(携帯電話📱)を持っていなくて、もっぱら写真は『写ルンです』を利用してた

子供達の写真は撮っていたが、特別猫を撮る事はなかった

昔の写真を引っ張り出して探したら…
片隅に写ってたテディ😺
姿残っていたのは嬉しい😊

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>> 2 17年…

テディ😺は、妻の弟からの授け猫
生まれて2ヶ月…
私が出会った時は5歳だった

出会う前…
大きな病で去勢とは違い手術でおちんちん、たまたま全てを失くし長生きしないと聞かされた

結婚期に引き取り同居
猫の性質知らぬ私は、犬のように接した
それが間違いだと知る由もなかった

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>> 3 仲良く…

それが裏目
テディ😺にとっては迷惑


物心ついた時から我が家には犬がいた
50数年経っても飼ってた犬の名前覚えてる
チロ🐶
山奥の田舎…
今と違って放し飼い
そして子供も産まれその子🐶達と接する事で犬が可愛い…犬が大好き
そんな俺だった

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>> 4 なんで甘えてこないの？

「テディ、俺はこんなにお前の事好きなのに」…
好きを押し付け…見返り求めてた

そして虐待
部屋に閉じ込め…
殴る蹴るはなかったがテディ追い詰め…
「実家に返せ！」
ほんと畜生だった

私に対し妻の諌めがテディ😺には救いだったと思う

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>> 5 長男の誕生…
それが私を変えた…変えてくれた

テディ😺に構う事より子供主体の生活
それは、家族にとって…テディ😺にとって安らぎになった

そして…何より変わったのは、テディ😺を通し生活に家族(和)を感じた
赤ちゃん(長男)見守るテディ😺の行動
親が動いてる中、長男の側で寝てる…添い寝するかのように
長男が猫好きになったのは、テディ😺の存在大きかったと思う

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>> 6 引っ越し…

高校卒業期に故郷(大分)離れ大阪で働くようになった
妻と結婚25歳それはテディ😺(5歳)との生活スタート

事情あって長男が小学1年生の時、故郷に家族😺連れて帰った
大阪生まれのテディ😺が大分に

テディ😺12歳
🙀「なんでやねん！」

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ーモンク😺ー

一番ひどい事をした猫
ずっと心の奥に残ってる
この子😺が居たから今のみゃー😺との生活があると言っても過言ではない
何処かに写真ないかと探したが一枚もない
書く事で…
自分の愚かさ、醜態晒し非難受けるのが報いだと思ってる

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>> 8 モンクもテディと一緒で大阪に住んでいた時に家に来た

妻が仕事で訪問先の住人と仲良くなりそれが縁での引き取りとなった
猫に限らず犬などを保護目的で飼ってるお宅だった

モンクって名前つけたけど前飼い主の時はガンバって呼ばれてた
数いる動物の中で一番臆病だったので頑張って生きてほしいとの願いからそう呼んでいると聞かされた

家に来ても人見知りが激しく中々懐いてくれなかった
唯一、テディだけには心許していたのか行動を共にしていた

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>> 9 なんで名前変えた？

とにかくよく泣く子やった
文句言ってるような感じだったので文句からモンクになったと記憶してる

大阪にいる時は小さかったし然程気にせず過ごしてた
そんな中での帰郷
大阪から大分
車で帰ったんだけど2匹とも何事なく実家に着いた

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>> 10 実家での生活
(猫以外で色々あり過ぎて主旨から逸れるので割愛)
テディ、モンクとの生活スペースは二階
階下に降りぬよう衝立等作ったけどモンクには通用しなかった

うまいことすり抜け挙句に外に飛び出し野良猫に襲われ凄い事になった
それを助けてくれたのは親父
水路でずぶ濡れになったモンクを引き上げ家に連れて帰ってくれた

やっぱり無理があったのかな
連れて帰るは良しとしても下準備なく帰ったのは

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>> 11 転機

実家での生活は厳しいので空き家に引っ越し

空き家
実家から数十メートル離れた叔父の家
叔父が一人で住んでいたが不慮の事故により半身不随で病院生活
その家に間借りする形で住むようになった
かなりガタはきていたが親父と2人DIYして住めるようにした

猫たちにとっては過ごしやすい環境になった
でもそれがモンクにとって最悪な事になるとは思ってもなかっただろうし俺も鬼になるとは思ってなかった

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>> 12 モンクの発情

それがきっかけだった
部屋のあっちこっちにマーキングスプレー
その臭いに俺の精神は崩壊

あの時の俺は正に鬼だった
嗅いだことのない臭い
それをするモンクに苛立ち
妻は猫の習性知ってるだけに俺をなだめてくれてはいたが

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>> 13 モンクへの仕打ち

この猫要らない！
家族が居ない隙に軽トラにモンクを乗せて山奥に捨てた
妻には「モンク捨ててきた」と投げうち気味に伝えた
でも…モンクは2日かけて家に帰ってきた
妻、息子は涙して喜んだ

近くだったら帰ってくるんだ
自分のした事に反省する事もなく俺は次の行動に出た
家から十数キロ離れた山奥のキャンプ場にモンクを捨てた

そして二度と帰って来ることはなかった

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モンク😺は巻尻尾だった
それはみゃー😺も一緒
出会った時期が違うだけで同じ猫

モンクに教わった
猫の習性
去勢の有無

かみさまは俺から嗅覚を排除した
臭いを感じる事なく過ごしてる

モンクごめんね
モンクが居たから…
モンクが教えてくれたからみゃーと上手く過ごせてる

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