Beautiful Moment

雄大な海の夕暮れ

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懐かしいクアラルンプール

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シャングリラクアラルンプールのプール

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思い出のシャングリラクアラルンプールのロビーラウンジ

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クアラルンプールのシャングリラがオープンし立ての頃にキャンペーンツアーで出かけた

1985年の11月だった

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その年の11月の曜日の配列が今年と同じだった

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私は金曜日の11/1に午前便のマレーシア航空で成田からクアラルンプールへと出発した

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その当時はKLIAはまだなかったのでスバン国際空港だった

ツアーの迎えが来てホテルに到着

クアラルンプールのシャングリラはオープンし立てできれいだった

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到着してからひと息ついて水着に着替えてプールで泳いだ

夜は近くにヒルトンがあったのでそこの最上階で地元の歌手のディナーショーをやっていた

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カティジャイブラハム、素晴らしい歌声だった

最初の曲が

The way we were

バーブラストライサンドで日本でもヒットした追憶

食事はフランス料理だった

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当時のヒルトンはシャングリラの近くにあった。その建物は今はたしかパークロイヤルになっていたかも

新しいヒルトンは離れた場所にオープンした

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ヒルトンやシャングリラがあった通りのジャランサルタンイスマイルは当時は緑豊かでのんびりしていた

ディナーショーが終わって徒歩でシャングリラに帰って寝た

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翌朝は朝食ビュッフェを食べて、観光とショッピングに出かけた。モスク観光して周辺を歩いてローカルなお食事屋さんに入った

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初めて食べたローカル料理のチキンライス

シンガポールやマレーシアで人気のハイナニーズチキンライス

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この時の旅で初めてで美味しかったので帰国後に自宅で料理して家族で食べた

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観光から戻ってプールで泳いだ。二日目の土曜日はそんな感じに過ごした

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三日目には文通していた男性の友人の親友さんのシャンが迎えに来てくれてレイクガーデン観光、お昼ご飯、映画を見てスコールにみまわれて雨宿り

その後文通相手であるラジャの家に

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ラジャの家では激甘の紅茶をご馳走になりラジャの家族の女性がサリーに着替えてサリー姿を見せてくれた

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ラジャとシャンと私はその後にシャンの家に行き、シャンの兄のお嫁さん手作りのチキンカレーをご馳走になった

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とても美味しかったけど唐辛子が多すぎて胃がピリピリしてきたので無理せずに残した

インド系の皆さんの真似をして手でカレーを食べた

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夕食が終わってシャンとラジャがシャングリラまで送ってくれた

一生の思い出に残る日だった

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その翌日
チェックアウトしてガイドが迎えに来るのを待っていた

帰国する私に会いにシャンが来るような気がしてロビーラウンジで待っていた

ガイドが来て夜の飛行機に乗る為にスバン空港へ

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車にはガイドが運転をしてもうひとりクアラルンプールに出張に来た日本人の銀行勤務のおじさんが乗っていた

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私は後ろ髪引かれる思いで帰国するので車の中ではクアラルンプールでの思い出を話しながら泣きじゃくっていた

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スバン国際空港に到着して出国手続きをしてトランジットエリアのカフェで搭乗を待ちながら同じ車に乗っていた銀行員のおじさんと話していた

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トランジットエリアのカフェのカウンターに座っておじさんは日本航空で一足先に帰った

私が乗るマレーシア航空は日本航空より遅い出発だった

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おじさんは普通のおじさんでイケオジとかではなかったけど

まだまだ当時の私は子供だったので人恋しくておじさんと同じ飛行機じゃないのを寂しく思った

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飛行機でもおじさんと一緒に話しながら成田までご一緒したいと思った

ひとり旅を本当の意味では楽しめてなかったし当時の私は本当に子供だった

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結婚して子供をひとりもうけて、子供がある程度大きくなってひとり旅を再会した。

帰国の飛行機がひとりだろうとホテル宿泊がひとりだろうと、子供が大きくなってからの私はひとり旅を普通に楽しめるようになった

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マレーシア航空は早朝の成田に到着してそこからはリムジンバスで品川に向かって品川のホテルで朝食を食べてから職場に直行した

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カセットテープレコーダーで機内のアナウンスを録音して

帰国後に聞いた

日本語、英語、マレー語、中国語の機内アナウンスは帰国後に聞いて

機内の雰囲気の臨場感を味わえた

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シャングリラからスバン空港まで同じ車に乗っていた銀行員のおじさんとはトランジットカフェで話しただけで、おじさんは、じゃぁ気をつけて帰ってね、と言って日本航空で帰った

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決してイケオジではなかったけど旅慣れていて人生経験豊かで頼もしく見えた

一緒にいて安心感があって成田までご一緒したかった

連絡先も聞かなかったけど、旅の一期一会で日本人のおじさんと話せて嬉しかった

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クアラルンプールの旅が独身最後の海外旅行だった

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その後、元々の文通相手のラジャとではなく日曜日にまるまる１日、観光をご一緒してくれたシャンと文通が続いた

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二度三度四度とクアラルンプールに渡航したらもしかしたら私はシャンと結婚したかも知れない

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あの当時は結婚に関しては親の言うようにしたほうがいいと思って何度かお見合いなんかをした

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あれから月日が長く経過して日本経済が破綻した。それに比べマレーシアは高度成長期に見える

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もしかしてマレーシアで国際結婚してシャンと歩む人生を選択していたら

今頃は現地のインド系住民に馴染んでインド系住民のコミュニティの中で生活していたのかな、とも思う

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結婚しても子供が生まれても、両親によるモラハラパワハラが酷かった

別に私の両親と疎遠になっても実は良かったのだと思った

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ヒステリックで怒りっぽく私にだけつらく当たるうちの母と結婚を機に疎遠にするという選択肢もあった

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とにかくうちの母は普通ではない。娘いびりが酷くて他人には丁寧でにこやか控え目で上品。だから他人に窮状を伝えても信用されないのである

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うちの母が９月に入院してから私はあまりお見舞いにも行ってなく二度だけです

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親の言う事を聞いてりゃ間違いないと若い時の私は思っていたが、国際結婚という選択肢があったのだから、そういう生き方もあって良かった

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子供の頃からお見合いでしか結婚できないと思っていた。親の言う通りにしてれば間違いないと思った

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でも、あんなに楽しかった海外旅行をクアラルンプールを最後にしてお見合いで結婚した

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怒ってばかりのヒステリックな母親、事なかれ主義の父親は母親の味方ばかりして明らかに母親のほうが悪いのに私を怒鳴りつける

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あんな両親なんて利用するだけ利用してやれ、と思った。独身最後の海外旅行だと親に約束してツアーで見つけたクアラルンプールに来た。

手作りのカレーをご馳走になって家族全員で歓待してくれた

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シャンの家で撮った写真を携帯で写メにして携帯に入れてる。

その後シャンとは良い感じで文通していた

今の時代ならメールなのだと思うけど

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その後何度も渡航してシャンを訪ねていたらシャンと結婚していたと思う

たった１日しか会ってないけど心が温かくなった

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