何も出来ない僕が世界を変える物語#2

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匿名
2017/03/05 11:30(更新日時)

宮藤が死んでから一週間が経った。
僕[これは、凄い...!!]
僕[そういえば説明を読んでいなかったな]
僕[何々?願いを叶えたならば、一週間後にそれ相応の不運が起きる?]
僕[一週間後..今日!?]
集会があったのは、午前10時25分。今は、午前10時24分。
僕[あ]
25分になった。
その瞬間窓から包丁を持った男が入ってきた。
僕[!?]
男[金を出せ出さなければ殺す]
僕(ヤバい...)
僕[不運は、これか]
僕は、人を殺せと願った。
だからコイツが俺を殺しに来たのか...。
僕[このノートに名前を書けばお前は、死ぬ。今すぐ立ち去れ]
男[ハッ!!笑えない冗談だ!!ノートに名前を書けば死ぬ?頭がいかれてんじゃねぇか?]
僕[くっ...]
脅しは、通用しない...
僕[そうだ..!!]
僕は、ノートに僕以外の男の動きを止めろと書いた。
男の動きは、止まった。
世界中の男の動きが止まった。
僕は、犯人の名前を知らない。
男と言えば全ての男が止まるだろう。
併しこれで、脅しが通用する。
僕[どうだ!!此が僕の能力だ!!]
男[!?]
僕[今すぐ帰るなら、解除してやってもいいが?]
男[分かった...帰る!!今すぐ帰る]
僕[襲ってきても無駄だぞ?]
男[ああ...分かってる]
僕は、ノートに書かれた文字を消しゴムで消した。
男は、大人しく帰った。
僕[ふぅ..]
危なかった...
騙せて良かった...
襲ってきたら殺されてた。
解除した瞬間に襲われたらノートに書く時間が無い。
本当に騙せて良かった...
時間を止めたらどんな不運が起こるのだろう?
僕は、ノートが少し怖くなった。

続く

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