イジメの後遺症

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名無し
2016/02/28 18:30(更新日時)

娘は中学でイジメにあいました。
理由はくだらない事で「娘が校則を守っている」から。
卒業までの我慢だと言い聞かせてきました。
二年生になった頃には自傷行為をするようになりました。
夜はパニックを起こしてろくに眠れない日が続きました。

心療内科に連れて行ったら医者に叱られました。
娘は鬱とパニック障害だと言われました。

学校に行かせるのを止め、療養することになりましたが、対人恐怖症になった娘に進学の希望はほとんどありませんでした。

覇気なく、ただただ生きていました。

娘の担任はそんな娘に進学を勧めました。
娘のように学校に行けなかった子がくる高校です。

娘は進学を決意しました。

高校に入学してからも、娘の病気はなかなかよくなりませんでした。
眠るために飲む薬も増えていく一方でした。

そんな中、娘に友達ができました。
同級生の女の子と男の子です。

その子達に支えられ、娘は高校を卒業するまでに笑顔を取り戻す事ができました。

ですが夜中に突如起こるパニックを直す事はできませんでした。
娘に残ったのは、傷跡だらけの腕と不眠症、パニック障害でした。

娘の友達の男の子と、娘は交際を始めました。
娘の過去を受け入れてくれていました。

娘と男の子が25歳になった頃、結婚の話が上がりました。

娘は毎晩、押し殺すような叫びを上げ泣き続けました。
薬なしでは眠る事も動く事もできないこの体では元気な赤ちゃんを生めないと泣きました。

娘はそれを苦に、26歳の冬
自ら命を絶ちました。

娘と交際していた男の子も塞ぎ込み
今は何をしているのか、どこにいるのかわかりません。

卒業までの辛抱だ。
軽い気持ちで。
冗談のつもりだった。

取り返しがつかなくなります。
一時的な事でも、本人は一生背負うのです。

今日、娘をいじめていた子たちが同窓会を開きます。
私はそこに行きます。