不倫
ふと不倫をテーマにした小説を
書いてみたくなりました。
完全フィクションです。
2つの家庭を同時進行させていく予定です。
たまに主人公?が変わります。
分かりにくかったり
面白くないかもしれません。
読んでいただけたら嬉しいです。
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*美紀
私は高校卒業して大学に入ってすぐ19で結婚した。
旦那さんは高校は別だったが中学から付き合っていた京汰だ。
京汰は高校卒業後、就職した。
結婚して1年。
私がまだ学生ということもあり、子供はまだいない。
家事も手伝ってくれるし私たちは上手くいっている。
*紗羅
私は23歳。専業主婦。
夫は26歳。
子供はいない。
顔は童顔らしく10代に見られることもある。
勿論、独身に間違えられることもしばしば。
夫婦仲は普通。
良いときもあれば悪いときもある。
*美紀
京汰は付き合っている頃から浮気などしたことがない。
京汰はモテるのに私を一途に愛してくれる。
…と、言えたのも今日までだった。
「ねぇ、ご飯どうする?」
よく晴れた日曜日のお昼。
「ん~…」
ふと携帯に目を向ける京汰。
「ちょっとトイレ。
俺は何でもいいよ~♪」
さり気なく携帯を持って行く。
…何?
不信感、私は初めて覚えた。
「決まった?」
何分かして京汰が戻ってくる。
「携帯…見せて。」
「…え?何?」
京汰は顔をしかめる。
「……いいから。」
京汰は渋々という感じで私に携帯を渡した。
私は携帯を受け取り着信履歴とメールボックスを見た。
特に怪しいメールはない。
…消した?
「浮気とか疑ってんの?」
「……。」
「まじないよ。」
京汰は私の隣に座り私の頭を撫でた。
携帯を持って行ったくらいで疑い過ぎ?
私は
「ま、いっか。」
そのくらいの軽い気持ちだった。
今日は一緒に外で夕ご飯食べようと約束していた。
私は大学、京汰は仕事だったから約束したお店の前で待ち合わせになっていた。
午後7時半。
約束の時間から30分たっていた。
仕事だから、こういうのも仕方ないと思いしばらく待ったが京汰は来なかった。
『もしもし?』
私は京汰に電話をかけた。
『あ、美紀!ごめん。
もうすぐ終わるから待ってて。』
『まだ仕事なの?』
『あぁ…まぁな。じゃ。』
電話は切れてしまった。
私はしばらく待った。
でも、結局、京汰は来なかった。
京汰が帰宅したのは午前12時を回った頃。
「ただいまー…」
「……。」
「今日ごめんな。」
京汰はお風呂に入りとっとと寝ようとした。
「明日も仕事だから…また今度行こうな。おやすみ。」
…は?
私ずっと待ってたんだよ?
それだけで終わらせるの?
…本当に仕事?
「今日は何時に帰ってくるの?」
「夕方には。今日は早いよ。」
そう言っていたのにもう夜。
電話は繋がらない。
浮気…?
怒りが込み上げる。
しばらくイライラして、携帯を投げつけたり涙をボロボロ零した。
でも…しばらくたつと怒りより不安、悲しみの方が強くなった。
このまま帰ってこなかったら?
私は1人になる…
お願い…帰ってきて…!
何時間たっただろう…
「ただいま。」
京汰が帰ってきた。
京汰の姿を見ると何故か落ち着いた。
京汰…
抱きしめたかった。
「眠…風呂明日でいい…寝る。」
寝室に行き、どさっと体を倒した。
……ふ、ふざけないで…
「ふざけないでよ!」
私は大声で叫んだ。
「…どした?」
京汰は驚いて体を起こしこちらを見た。
私は涙をこぼして携帯を強く握りしめた。
今は怒りしかない。
「浮気してんでしょ!?もういい!私が出て行く!」
私は玄関に駆け出した。
「待てよ…!」
京汰は追いかけて私の腕を掴んだ。
私は思いっきり腕をはらった。
そしてきつく睨みつけた。
京汰は悲しそうな顔をした。
「分かった…話すから…行かないで…」
「浮気じゃないんだ…本当に。
ただ相談に乗ってるだけなんだ…
でも…絶対秘密にしてって…」
そんなん信じると思う?
「会社の人?」
私は冷淡に聞く。
いつボロがでるかな。
「…の妹、高校生…」
高校生!?
本当なのか…
それとも高校生と浮気してるのか?
「高校生と浮気って犯罪じゃん。」
「だから浮気じゃないって!!」
私は無言で睨む。
…お前が威張れる身分?
京汰はハッとして下を向く。
「メール見てもいいよ。」
携帯を渡された。
【奈々穂】
『今日も相談乗って下さ~い(>_<)
お仕事終わるまで待ってます☆』
『今日は早く帰らないと。
ごめんな。』
【奈々穂】
『会社の前います!
まだかな~』
【奈々穂】
『今日はありがとうございました(*^^*)
変なこと言ってしまってごめんなさい( >_<)』
確かに相談に乗ってるのかな…?
…よし。
「明日、その子と会って。」
「はぁ?」
京汰は驚いた顔をした。
私は陰で会話を聞く。
怪しくなきゃ浮気じゃないって信じる。
京汰はいつも道り会社に行った。
仕事が終わったら京汰から連絡をもらう。
いつもは車の中で話ししてるらしいが今日は喫茶店に近い落ち着いた店を頼んだ。
流石に車の中の会話は聞き取れない。
てか車って…
密室かよ…
私は連絡を待った。
【京汰】
『仕事終わりました
これから彼女と店に向かいます。』
彼女…。
深い意味がないのは分かっているが今の私にはその単語は苦しかった。
私は京汰たちより先にお店に着いた。
カウンター席に座った。
とりあえず紅茶だけ注目して待った。
何分かして京汰と女の子が入ってきた。
私は後ろを向いてるので見えないが京汰の声で分かった。
「あちらの席いいですか?」
京汰たちは私の近くの席に座った。
「車以外は初めてですね!」
可愛い感じの高い声だった。
「相談…してたよね、俺に。それだけだよね。」
おいおい…
それはわざとらしいぞ…
確認とるっておかしいだろ。
「…え、まぁ…はい。」
やっぱ戸惑っちゃってるじゃん!
なんて思いながらも内心ホッとしてる自分がいた。
「でも…!」
いきなり女の子が大きな声をあげた。
私は少し驚いて女の子の方を見た。
想像とはかなり違っていた。
派手目なイメージを持っていたが全然そんなことはなく、むしろ地味な方だ。
制服だったが、着崩したり全くしてない。
「私は…京汰さんが好きです。」
心の中で
「やっぱり」と聞こえた。
「俺は好きな人がいる。
てか結婚してるから。」
「愛人でも構いません。」
高校生で愛人とか恐ろしい…
「というか…」
京汰はため息をついた。
「好きな人の相談を俺にしてきたのに何で俺が好きになるの?有り得ない。」
有り得るよ…
相談に乗ってくれる人を好きになるパターン。
特に高校生なら…。
「そういう気持ちならもう会えない。」
京汰は冷たい表情だった。
女の子は……泣いた。
泣きたいのは私の方だよ…
私は深いため息をついた。
「じゃ、さよなら。」
さよなら…
色んな意味で…だよね?
京汰はお店をでた。
私もすぐにお店をでた。
京汰の車の助手席に座った。
私は下を向いたまま黙っていた。
京汰はゆっくりと車をだす。
「不安にさせてごめん。
でも…俺…」
続きは言わなくても分かった気がした。
「美紀。」
でも私は…甘く見ていた。
「ん?」
あの女の子を。
「好きだよ。」
私は…笑っていた。
*紗羅
私は夫一筋。
おそらく夫も。
…というより他に目をやる意味がないから。
そう思ってた。
「今日は何にしようかな。」
私はいつものスーパーで夕飯のメニューを考えていた。
毎日、夕食の献立を考えるのも主婦の悩みの1つ。
「…あ。」
私はこのスーパーでよく会う男の人を発見した。
また会ったなぁ…
「あ、どうも。」
男の人は私と目が会うと会釈をした。
「今日のご飯は何しますか?」
笑いながら話しかけてきた。
「何にしようか…ご飯作られるんですか?」
「俺、1人暮らしなんで。」
よく見ると若い人だった。
「学生さんですか?」
男の人は聞いた。
「いえ…。」
その人との立ち話は弾んだ。
年は24歳。
会社勤め。
また話したい…そう思った。
でも連絡先は聞けなかった。
また会いたい…
私は夕ご飯を作りながらさっき会った彼のことを考えていた。
顔は普通。
よくも悪くもない。
でも…私は彼の雰囲気が好きだった。
次の日もスーパーに行った。
普段なら毎日なんて行かないのに…
でも彼はいなかった。
彼目的じゃない。
誰に聞かれてる訳じゃないのに心の中で何度もつぶやいた。
今日もスーパーに行った。
「どうも。」
後ろから声が聞こえた。
…そう、彼だ。
嬉しかった。
この気持ちは隠せない。
「よければうち来ませんか?」
誘ってしまった。
今日はわりと早い時間なので夫もいない。
「…でもな…」
彼は困った顔をしていた。
「ちょっとだけ…」
私はすがる声で言う。
「…じゃあ少しお邪魔します。」
私は彼をリビングに案内した。
「旦那さんいらっしゃるんですね。
もっと若い方かと思ってました。」
彼の言葉に否定したい自分がいるのが分かる。
世間話、夫の愚痴。
ほとんど私がしゃべっていた。
彼は頷きながら優しく聞いてくれていた。
「じゃあ、旦那さんも帰ってくるだろうし…そろそろ帰りますね。」
彼は立ち上がった。
いかないで、そんな気分。
「じゃ、お邪魔しました。」
彼は背を向ける。
「また会えますか?」
私はとっさに聞いてしまった。
「……スーパーでなら。」
彼は微笑んだ。
*美紀
「今日飲み会するんだけど美紀さんも来ない?」
同じ学部の男の子から誘われた。
どうやら学部内の男女何人かで飲み会をするらしい。
「行きます。」
学部内の人とはあまり関わりがない。
いい機会だと思った。
『今日は飲み会で遅くなります』
京汰にメールを送った。
飲み屋さんは学部から徒歩3分の近い場所にあった。
半分以上は未成年。
まぁ…今時普通か。
皆飲むペースが早い。
私はあまり飲んだことはない。
1人ぽつんとしていた。
「美紀さん、あんま飲まないの?」
飲み会に誘ってくれた男の子が話しかけて来た。
「俺、長谷川。よろしくな。」
長谷川くんの話は聞いていて面白かった。
お酒も進んだ。
ひさしぶりに京汰以外の男の子と話をした気がする。
「じゃあ、ここらで締めましょう!」
一本締めをして皆外へ出た。
「美紀さん大丈夫?
結構、酔ってるけど…」
長谷川くんに支えられながら私も外へ出た。
「家どこ~?」
「あっち~」
「え…」
目が覚めたらラブホにいた。
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