破滅のあとがき
楽しい破滅への道。
ミレイ
取り返しがつかない記録です。
私
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。
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この作品は一応これで完結です。私の初めての小説です。
完全なフィクションですが、もちろん実際に起きた出来事の話を参考にしています。
誤字脱字が目立ち、申し訳ありません。特にまみがまきになっていたりまみに戻ったりのところが一番恥ずかしいです。ミクルは直せないので、そのままにしています。
内容が内容なだけに読んで不愉快になる方がいたのではないかと、心配しています。
私は、宗教をもつ方や韓国の方に敵意や悪意があるわけではなく、あくまでも参考にしたものから話を考えました。しかし、実在の国の名前などではなく架空の国にするべきであったと、書いた後で反省しています。韓国の方が読んでいらして不愉快に感じたら申し訳ありません。
結末も、むりやり終わらせた感じになりました。私が思っていた結末と少し違う方向にミレイがなぜか進んでしまっているように感じてあの形になりました。
産まれて初めて書いた小説ということで…お許しください。
小説を書くのって難しいんですね…。
でもこりずにまた書きたいです。
この作品も悪いところを直してまた別の形にしたいなとは思っています。
ミレイは、残ったお金を全部あの医者にわたし、可能な限り長く入院させること、家族や、韓国の旦那が、出せと騒いでも入院させ続けるように言いました。医者もオッケーしました。
でも、あのお医者さんは、多分ミレイの言うとうりにはしないかもしれません…
ミレイも信用してはいませんでしたが、ミレイの中ではもうそれで完結したみたいでした…
私に残ったのは莫大な借金。
もう死ぬしかありません。
これは私の、遺書になるのでしょうか…
ミレイは何がしたかったのか…私は、わかりません。
悪女だと私は、ミレイを最初呼びました。私の人生を破滅させたので憎んでいたからです。
でも紙に書きながら冷静に思い出すと…
ミレイは…
優しいだけなのかもしれません…。
もちろん犯罪をたくさんおかしました。たくさんの人に迷惑をかけました…。
でも…完全な悪人ではないと思います。
私はミレイを抱いて逝きます。
ミレイは私を大嫌いだと言っていたから嫌かもしれませんが。
皆さん、さようなら。
お久しぶりです、私です。
ミレイはなんだか話したくなくなったみたいで…すみません。
ミレイは、たまきさんを強引かつ甘い言葉でからみとり、薬をこっそりと飲ませ続けました。量なんて関係なく、チャンスがあれば、薬を食べ物にまぜて飲ませたせいか、たまきさんは次第にいつもぼーっとしてあまり自分で考えないようになってしまったようです。
旦那は、たまきさんが今どこにいるか知りません。
ミレイは、ゆうじもAさんもBさんも置いてきぼりにたまきさんだけつれて帰国したのです。
そしてぼーっとしていつものたまきさんではない様子を家族にみせて、ストレスによる重度の鬱だと説明しました。そして、いい病院を知っている、入院費は私がすでに用意しているのでと入院を勧めました。
家族はミレイの言うとうりにしました。もうどうしたらいいかわからなかったのでしょう…。やっと会えた娘は魂がぬけたようになっていたのですから。そしてミレイは口がうまく、いかにもたまきさんのために最善な方法だと思い込ませたのでした。
たまきの旦那には、女を与えてある。旦那にもたまきと同様の薬を食事にまぜて、さらに夜は睡眠薬も飲ませている。AとBがやっているはず。
さらに変な動きをした場合監禁するよう指示している。
ゆうじは知らない。
ただ旦那をひきとめるようにしているだけだ。あたしがたまきに、日本に帰るよう説得する間に…
説得する?
そんな生ぬるい(笑)
本当なら旦那をぼこぼこにしたいくらいだがさすがにAとBもそこまではしてくれそうにない
たまきも、空港であばれられちゃあ困るんだ…
まさか手荷物にもできやしないからね(笑)
本当は
本当は
家族がやるべきなんだ
どんな手を使ってでも
犯罪を犯してでも
自分が破滅しても
あたしはそれをしないたまきの家族にムカついてムカついてムカついてムカついて
今 ここにいるんだ
たまきなんか全然愛していないんだ
「ご主人から連絡ないわね。こちらからかけてみるわ」
昼食後、あたしから言い出し電話をかけた。
「もしもし。ゆうじ?ご主人大丈夫?たまきさん心配しているからご主人にかわって。」
そしてたまきに電話を渡した。
『はい。…はい。』
はい、しか言わないしー(笑)
「…」
たまきがあたしに電話を返す。
「ゆうじ?じゃあまた何かあったら連絡して」
たまきは無言。
「ね。言ったとうりでしょ。」
あたしはゆっくり優しくたまきに囁く。
「たまきは、なーんにも心配しないで。私にまかせてくれればいいの。そうすればご主人にお金も渡す。ご主人も喜ぶし、私も嬉しい。ね?」
「あなたも…?」
「たまきといるのが幸せなの」
たまきはうつむく。以前のように嫌悪感はない。薬が少しきいているのかもしれない。
この薬を飲むと
くよくよとネガティブに悩まなくなり、効きすぎるとうまく考えられずぼーっとなる感じ… らしい(笑)
あたしにはよくわからないしたまきに効くかもわからないけど
とにかくあたしはたまきを、ふぬけにして連れて帰る。
ホテルについて、遅い昼食をとった。
たまきがトイレにたった。
ずっと我慢していたみたい。あたしはわざといろんな店を次々と回ったからなかなか言い出すタイミングがつかめなかったみたいだ。
もちろんこれもわざとだ。
あたしは店員を呼んで、ミルクティを2つ頼む。
そして砂糖の入れ物を膝の上にそっとのせて…薬を入れた。
たまきが戻るくらいにミルクティが運ばれてきた。
たまきはあれ?という顔
「喉が乾いたから飲み物だけ勝手に頼んだわ、ごめんなさい。ミルクティ嫌いだった?」
「いえ…」
まみにたまきの好きなものを一通り聞き出してある。ミルクティは特に好きな飲み物だそうだ。
「砂糖を入れるわね」
とにかく素早く動いた。
「…」
たまきは私のおせっかいさにちょっとあきれたみたいだが、ちゅうちょせず飲んだ。
そりゃ
自分に
薬をもられるなんてあまり考えないよねぇ、普通は(笑)
「あら!タグつけっぱなし!今とるわね。」
たまきはじっとしていた
あたしはていねいに首の後ろのタグをとる
このまま首をしめてやりたくなる
あんたみたいなお馬鹿がいるから、日本人はなめられる。○○もたまきも宗教なんかに騙されるなんてばかだばかだばかだ❗
「とれた。」
あたしはたまきににっこりほほえみ、腕をくむ。
たまきは抵抗しなかった。
それからはいろんな店をただ見て歩いた。あたしは欲しいもんなんかない。あたしが欲しがってたものはもう手に入らないんだから。
「疲れちゃったわ。ホテルに戻っていいかしら」
たまきはうなずく。
たまきを歩かせて疲れさせるのが目的だから。これでいい。
綺麗な洋服をたくさんみる。
「ねぇこれたまきに似合うわ」
「たまき、これ着てみない?」
たまきは、いえ…とか買わないので…など小さい声を出す。
「あら、付き合ってもらうんだから一枚くらい買わせてよ。さあ着るだけきてみて。」
このやりとりを、7回繰り返し、8回目に多分疲れたのと店員がやたら押しが強く、どうぞどうぞとすすめてきたのでたまきはしぶしぶ着替えに行った(笑)
その隙に店員に、金を多めにわたす。つりはいらないと伝える。
「…」
無言でたまきが出てきた。
「あら、やっぱり似合うわ。」
とか言いながら隙を見て店員にさっとたまきが脱いだ服をわたす。袋に入れる店員。それをうけとる。
たまきは「えっ」 と声をあげた。
「それは着ていきましょ」
あたしはたまきを無理やりひっぱる形で店から出た。
たまきは目が真ん丸だ。
「会計ならすませたわ、たまき、こうでもしないと私になにもさせてくれないから」
「…」
「今日だけでいい。私と楽しく過ごして。お願い。」
たまきの目をみつめる。
たまきは、少し、気持ちが緩んだ。 表情で、わかった。
…簡単に
…だまされちゃうんだね
…ばかなこ
たまきは食事にはほとんど手をつけなかったが、フルーツとアイス、コーヒーは好きらしく全部食べた。混ぜられそうなものに少しずつ薬を混ぜてある。
ちりもつもれば山となる。
麻薬とかじゃない。精神が安定するお薬。あのエロドクターから処方してもらったやつ。
「たまき、買い物付き合って。」
「…え」
「携帯はもっていくから。せっかく旅行にきたんだから買い物くらいしたいわ。」
「私は家に戻りたいです」
「もちろんいいわよ。でも、鍵は?」
「…主人です…」
「それにご主人が私に預けるっておっしゃったの、忘れた?疑ってるのね?」
「…私はホテルに残ってていいですか…」
あたしはたまきの隣にすわる。優しく微笑みながら…
「ダメ」
と言う。
たまきはパッと私を見る。
「私は、たまきと、買い物がしたいの。たまきが行かないなら私も行かない。」
たまきは、嫌悪感をあらわに気味悪い物をみる目であたしをみてる。
あたしはとても愉快だった。
「…買い物、お付き合いします。」
「ありがとう。」
あたしとずっとホテルの個室にいるか。
あたしと買い物にいくか。
どっちが、ましか。って考えたみたいね。
まああたしはどっちでもいいんだけどね。
朝…
あたしはたまきを優しく起こす
たまきはガバッと跳ね起きて、頭を押さえる。ちょっと気分悪いみたいね。あたしは楽しくてたまらない。
「大丈夫?昨日は飲みすぎたのね…。」
お水をわたす。
たまきは喉が乾いていたようで、一気に飲み干す。
「朝ごはん、食べられそう?」
たまきは無言だ。
「じゃあ部屋に用意してもらうから食べれたら食べてね」
「あの…主人は…」
「それが…ご主人ね…しばらくあなたを私に預けるっておっしゃったの」
「そんな❗主人と話をさせてください❗」
「もちろんいいわ」
ゆうじに携帯から電話する
「私よ。ご主人いらっしゃるかしら。…そう。」
電話をきる。
「!?主人にかわってください❗」
「…ゆうべかなり遅かったので、熟睡してるって…無理やり起こしてもらったほうが良かったかしら?もう一度かけなおす?」
あたしはちょっと意地悪な気持ちになってしまった(笑)よくしつけられたたまきちゃんはご主人に怒られるようなことはできないはずよね。気持ちよく寝てるとこ起こしたらたーいへん(笑)
たまきは悔しそうに黙ってしまった。
あたしは再び優しい声をだす。
「ご主人が起きたらかけなおすそうよ。そんなに心配しないで。」
コンコン。
ルームサービスだ。
あたしはうきうきと、朝食の準備をする。
今日もまた…たまきの目を盗んで隠し味をいれなきゃね…
次にAに電話。
「ゆうじはうまくやってるみたいね。」
「ああ。俺たちは予定どうりにする。」
「お願いね。ゆうじや旦那が変な動きをしないようにきちんとみてて」
AとBはお金で。
ゆうじはあたしへの愛情という執着で。
動いてくれる可愛いこま。
あたしは誰も信用はしていないけど
今回はとにかくついてる。なにもかもうまくいってる。
あたしは大嫌いなたまきの顔に、唾をはいて大笑いしたくなる。
興奮して今夜は眠れそうにない。
「…そう。うまくやったわね。」
「…そっちはどう?たまきさんはなんて?」
「簡単には説得できなくて…滞在中に頑張ってはみるけどね…。
…ゆうじ…ありがとう。無茶なお願いきいてくれて。」
ゆうじはあからさまに嬉しそうな声を出す。
「そ、そうだね!無理はしないで。こっちもうまくやるよ。」
「ありがとう。」
電話を切る。
ゆうじの仕事は今のところ旦那の足止め。ゆうじが旦那に紹介した女の子はあらかじめお金を払ってある。旦那を誘惑し旦那は彼女の家にしばらく泊めてもらうことになるはずだ。
ゆうじは知らないが女の子にも薬を渡して旦那にも薬をもらせる手筈だ。
2人とも、しばらくは夢のなかにいてもらいましょうね。甘い夢の中にね…。
「体に力をいれないで」
あたしは悪魔でもやさしい声をだす。
「私ね仕事がらマッサージはうまいのよ」
もうやめたけどね
たまきは無言。
「…たまきかなり痩せたね」
「…」
「とりあえず今は何も考えないで、リラックスして」
たまきは…ほどなく…深い眠りにおちた。よくきく薬をありがとードクター。
あたしは、たまきの寝顔を見ながら、心の中で高笑いをした。
そして別の部屋からそっとゆうじに電話をした。
おかわりのケーキとコーヒーもたまきはきれいに食べた。甘いものに飢えてると予想してた通りになった。
うまくいきすぎて、内心笑いがとまらない。
「ごちそうさまでした、主人のいる部屋にいきたいんですが」たまきは落ち着かない。
「たまき、今日くらいは私の部屋にいてくれないの?」
「とにかく主人にあわせてください」
「…そう、じゃ、お金も渡せないわね。」
たまきは、あたしをみつめる。彼女はあたしに怯えている。
「ねぇ、たまき…。ご主人のために、あなたは何をすべきかしら。あなたの家族はもうあてにはならないのよ…」
「…どうすればいいんですか…」
「まずは…ベッドに横になって」
たまきは、顔をしかめる。
「…嫌ならいいわ。無理強いはしたくないの。」
たまきは、何もいわず、ベッドに横たわった。覚悟はできた、といったところか(笑) あたしはすっかり変態と思われたみたいね、そりゃそっか。
「うつぶせになって」
たまきは不安げな表情で言われたとうりにする。変態になにされるのか怖いんだろーね(笑)
あたしはたまきのベッドにのると優しく…
足をもみはじめた。
!!!という顔でたまきがふりむく。
(笑)
あたしは「ご主人もいることだし、明日までゆっくりして」と微笑んだ。
「…」
たまきは不安げである。
「コーヒーでもいれるわね」
あたしは微笑みを絶やさない。
「ケーキもあるの」
超高級だよ。
たまきは出てきたケーキをみて、思わず、といった感じでため息をもらした。
女はたいてい、スイーツに目がない。
スイーツ好きは超うまそうなケーキが出たらまず断らないよね。
あたしいれたてのコーヒーをたまきの前におき、自分のケーキをわざとらしく先に頬張り、いれたてのコーヒーをゆっくりと飲んだ。
「…いただきます…」
はい、いいこだ。甘いものは別腹だよねーたまきちゃん。しかもしばらくケーキなんてくちにしてないんじゃない?我慢できないよね。
あたしはにっこり笑って「どうぞ」と言った。
たまきは黙々と食べた。
あたしはたまきが食べ終わると
「コーヒーおかわりいれるわね。たまきさんのもいれ直すね。」
「いえ…」
「遠慮しないで、冷めたら美味しくないから。ケーキもまだあるし」と強引にカップを奪う。
邪魔しないでね。おかわりはスペシャルよ。
睡眠薬が隠し味。
たまきが驚いてあたしから離れる。
「びっくりさせてごめんなさい。でも…私…たまきの力になれると思う」
あたしは、たまきに向けて小さな鞄をあけて中をそっとみせた。
息をのむたまき。
「このお金は全部たまきのご主人にさしあげるわ。日本人の罪を償うために」
あーちゃんちゃらおかしい。なーにが日本人の罪だ。歴史の勉強しなかったのかねーたまきちゃん。
「そのかわり、…今日だけ…たまきのそばにいさせて」
「…私には決められないの…」
「ご主人ね…今ゆうじに電話するわね」
通話をハンドフリーにしてたまきにもきかせる。
ゆうじ「もしもし」
あたし「…たまきさんのご主人に代わってくれる?」
ゆうじ「ご主人、かなり泥酔してしまったのでホテルの部屋にとめることにした。これから向かうよ。」
たまきは心配そうな顔をしている。本気ですか?(笑)やせこけて汚い服きて田舎ぐらし。旦那にいつも怯えて、大事にしてもらってるわけじゃなかろーに。家族は金まきあげられてんのに。洗脳ってこわ。
「私…あなたにとてもとてもあこがれていたの…あなたが急に結婚していなくなって…どれだけ辛かったか…」
私はうつむき涙を流した…
もちろん嘘泣き(笑)
たまきは目を丸くしている、が表情は和らいだ。
「幹部の方もあなたの事を詳しくは教えてくれないから、ただ諦めるしかなくて。そしたら、会館に妹さんがいらして。私は思いきって話しかけて…」
「私は、日本には戻れません」
話を遮るようにたまきはきっぱりとした声で言った。
ふん。なまいき。
あたしは、優しく微笑む。「わかってます。日本人は罪を償わなくてはならない」
たまきは驚いている。
「私はあなたの味方、と言ったでしょう。あなたを連れ帰るために来たのではないの」
「じゃあ何のために…」
「あなたに会いに」
私はたまきに近づくと優しく抱きしめた。たまきは体を固くしていたが、はげしい抵抗はしなかった。
あー、あたしがここまでする義理ないんだけどなー(苦笑い)
「たまき、あなたのためならなんでもしたいの」
さりげなく呼び捨てしてみる。
耳元でささやく。
「たまきの家族にはもう送るお金がないわ」
たまきがさらに体を固くした。
「だから私がきたの。あなたを…愛しているから…」
あー…ちょっと鳥肌たってるけど、こればかりはどうしようもないなあ。
ホテルにつくとたまきは緊張した顔をしていた。酔いもさめてきちゃったかな(笑)
「たまきさん、ごめんなさい、わたし飲みすぎたみたいで💦うまく歩けないわ」
わざとらしく肩にもたれるようにしてたまきを一緒に連れていく。
Aはゆうじたちの店へすぐに向かわせた。
「あの…Aさんは?」たまきが不安そうに聞く。
「ちょっとタバコきれたから買いにいってもらったの。飲んだ後には吸いたいから。」
「さ、入って」
部屋につくと、まずたまきに服をさしだした。「こ、これ…!」
「そう、あなたの服よ😄妹さんに頼んで家からあなたのお気に入りを選んで持ってきてもらったのよ。」
「…」
たまきは服を受け取ったがじっと服を見つめて動かない。
あたしは冷蔵庫にいき、二日酔いにきくドリンクタイプの薬を出し、一気にぐいーっと飲んだ。
「これとても効くのよ😄たまきさんもいかが?」
「…あなたは何のために…妹に何か頼まれたんですか?」
たまきが険しい顔であたしをみつめる。
あーうぜー。
けど
我慢我慢。
優しくあたしは自分の中でも最高の微笑みを浮かべた。
「私はあなたの味方よ。」
さあここからだ。旦那にはゆうじが酒をどんどんすすめ、嫌いじゃないのか旦那もたんと飲んでらっしゃる。
「きゃっごめんなさい💦」
あたし、酔ったふりして、たまきの服を派手に汚した。とりかえしがつかないくらいに(笑)
『すみません、ホテルはすぐ近いので、服をきがえに行きましょう💦私のをお貸しします。』
たまきはその必要はないと固辞したが、
なんと旦那が
『いってこい』
と。たまき目を丸くしてた(笑)
ゆうじに、旦那に耳打ちさせたんだ😄
『さっき話してた、いいお店に今日お連れするチャンスじゃないですか?』
って。
ゆうじには旦那に近くに可愛いこがサービスしてくれるお店があるから我々が滞在している間にぜひ一緒にお連れしたいとこっそりすすめるようにしてもらってた。
ベタな方法だけど
旦那のってきた😄スケベだねぇ。
あたしはAの運転でたまきとホテルに行くことになった✌たまきは不安げであったが旦那の命令にはさからえないようで。おとなしくついてきた。
旦那が外出着?に着替えてきた。
たまきも着替えてきたが顔色はさえない。
私たちに促されるまま2人は車に乗る。私は心の中で歓声をあげた!
車内では、私がたまきに日本語で話しかける。最近の日本でのあたりさわりない話。 もし旦那が日本語わかっても、気分悪くしないように。
ゆうじはひたすら旦那の機嫌をとる。私が指示したのもあるけど、仏頂面でふんぞりかえる旦那が怖いみたい(笑)
たまきの旦那は、なんであんな偉そうな訳(苦笑)
時間も押してたのでホテルにはいかずちょく店にいった。予約した店は、気取らないが味は絶品。旦那の機嫌をとるため選んだ。たまきは、久しぶりの外食のはずなのにあまり食べようとしない。よくしつけられてること。旦那は酒も入ったせいか、ご機嫌になってきた。たまきも旦那の監視がゆるくなってるからか、 だんだん表情がゆるんできた。私がすすめて少量ずつ酒を飲ませたのもきいたみたいだ。
あまりにうまく行きすぎてほくそ笑みをこらえるのが大変だった。
私はお金をみせるように目で合図した。金のケースはAにしっかりもたせて、簡単には渡さないわよっとさりげなくアピール。
たまきの旦那は大金をみるとあからさまに表情を和らげた。
ゆうじ『あなたの要求額の2倍用意しました。』
あたし『久しぶりなのでぜひ!たまきさんと私たちのとまっているホテルで食事でもしながらゆっくり話したいんです。お金はそのあと必ず渡しますから。』
旦那の表情が歪み、たまきが怯えた顔をする。
旦那『コイツは家からださん!』
あたし『あら、ご心配なら旦那さんもご一緒にどうぞ😄もちろんお金は全部こちらが払いますから。』
ゆうじがホテルの案内をみせながら『×××に我々は泊まっています。ぜひ奥さまといらして下さい。』
旦那が驚いている。予想外の展開みたい。
ゆうじ『お食事が終わったら必ずこちらにお送りします。約束の印として私の荷物をこちらにおいていきます。私のパスポートが入ってます(見せる)こちらで預かっていただけますか。』
旦那またまたびっくりしてしばらく考えてる。たまきは一言も口を挟まないし下をむいてる。多分たまきもものすごくびっくりしてるはず。
旦那、あたまできっとそろばんパチパチして、話にのったほうが特と判断したのか返事はイエス。準備するからまて、と。
しめしめ~うまくいった✌第1関門突破した。
旦那は怒りに顔を真っ赤にしながら、家の奥にむけて、怒鳴った。
たまきは奥から様子をうかがっていたらしく、あわてて飛び出てきた。
そして私の顔を見て、目を丸くした。
「○○さん…なぜ、あなたが?」
あたしはにっこり。質問は無視して、
「たまきさんお久しぶりです😄ゆっくりお話したいんですが、今からちょっと出られませんか😄」と言った。
たまきは旦那の方を怯えた目でみておどおどしながら言った。
「お金を届けにきただけでしょう?…私はここから出られないんです」
たまきの家は本当に田舎で。
車を借りて、家までいった。
家に行く前にはきちんと連絡をしていたけど、たまきは出てこなくて旦那が出てきた。私の指示でゆうじがたまきさんに会いたいと丁寧に(笑)旦那に伝えてくれた。
旦那は「金をおいて」帰れとしか言わない。
私はAとBに目で指示をして横につかせて前に出た。
『たまきに会わせないなら金は払えない。』
私はそうはっきりと韓国語で言ってやった。横でAとBがにらみをきかす。
旦那は顔を歪め、ゆうじは口をあんぐりとあけていた(笑)
『たまきさんに会わせてもらえませんか』
あたしは満面の笑みでそう言うと、ていねいに頭を下げた(笑)
さあどうでる?くそ旦那?
ゆうじが韓国になれてるから移動は問題なくスムーズに進んだ。
あたしはただゆうじのあとをついていくだけで良かった。AとBも初めての韓国にちょっと嬉しげだった(笑)。
すぐにたまきの家にいっても良かったのだが、腹が減ってはなんとやら。気分をほぐすためにも、食事をとることにした。ゆうじが美味しいお店につれていってくれる。いいガイドを捕まえたね、あたし。
しかしゆうじのやつ、しつこく、本当にいくのか、と言ってきた…韓国まできて優柔不断…うざ…
私はにっこりして
大丈夫、たまきさんは私からきちんと話すから。ゆうじは旦那さんと、うまく話をつけてね。もうここまできたんだからやめるなんて言わないよね?
ときっぱりした声で言った。少し威圧的に聞こえるように。
ゆうじは押しに弱い男、黙ってしまった。
まあこういう男だから選んだんだ、あたし。
働いてないあたし。
お金を借りられるとこからは全部借りた。
んで
韓国にしゅっぱーつ。
ゆうじとAとBと。
機内で私は寝てるか起きても寝たふりしてたからよくわからないけど
ゆうじもAもBもなんか固い顔してたね(笑)会話も少なかった。
まあ楽しい旅行じゃないしね
出発前にきちんと指示はだしてるし、やってもらうのは簡単な事だしねー。あたしはもうめんどくさいから会話したくもないし。
ゆうじはなんだか不安そうに最初なんやかんや話しかけてきたりしたけど昨夜から緊張して疲れてるの、ごめんなさい、休ませて。で押し通した。
さあ後はついてからのお楽しみ。
計画実行前にまみに会う。
まみは、やはりやつれて生気のない目をしていた。
こないだ追い出した韓国人。 韓国に帰ってあることないこと言ってたまきの旦那に泣きついたらしい。
で。
またお金。
精神的に傷ついた慰謝料だって(笑)
レイプされかけた件についてはまみから誘われたと言いはっているらしい。
最悪の状況だね。
それもこれもたまきがあっちにいるからだよね。人質とられてりゃ強気にでられないしね。
まみには、たまきに、友人がお金を届ける、とだけ伝えてもらうことにした。
お金は全額私が払うから、というとまみは必ず返すと土下座せんばかりに頭を下げた。
もう乗りかかった船だしね。私は、今の状況がムカつくだけだし。相手にいいようにやられてるだけなのが気に入らないだけ。
さて準備はできたかな。だいぶ時間がかかったな。
精神科医ともこちらから連絡して定期的に会っていた。会うときの食事の費用などもこっちが払う。気持ち悪いが嫌らしいこともされた。まあそのぶん見返りもある。
私が患者としてやつを指名して受診し、計画に必要なきつめの薬を出してもらえた。それから、冗談めかして、裏切ったら奥さんと病院に全部ばらすからね、と釘をさすことができるくらいの弱味をにぎったことになった。
やつは、
「そんなことしたら君もたたじゃすまない。」と
バカにしたように笑っていたので
そうね、冗談よ、計画がうまくいったらまたたっぷりお礼をするから、裏切らないでね。と言っておいた。
たまきが帰国したら払ったぶんたっぷり面倒みてもらわなきゃねー。
私はゆうじに心からつくして気を許させ、ゆうじの友達を少しずつ少しずつ聞き出した。ゆうじの友達はあまり多くはなかったが、家に呼んだり一緒に遊ぶようにもっていく。
その中からAとB(笑)に計画をうちあけた。ゆうじにも了解をとってある。2人より、4人のほうが安全でしょう、とゆうじに頼み込んだ形だ。
AもBも選んだ基準は顔と体格。なるべく強そうなのを選んだのだ。
ゆうじには内緒だがAにもBにも裏でお礼としてお金を渡してあった。最初は驚いて拒否していたが、こちらがひっこめない姿勢をつらぬくと2人とも受け取った。これで、簡単にはおりられなくなった。おりられちゃ、困るんでね。
ゆうじは頼まれたら断れない性格とふんだあたしは、ねらいをゆうじに定めた。背は高くもないがなかなかがっしりしているし、役にたちそうだ。女だけでは確実になめられる。男手がどうしても必要なのだ。さらに韓国にも何度も行っているのは好都合だった。
「ゆうじさん…辛い経験をなさったんですね…私で良かったらいつでも話を聞きます。」
あたしは、今度はゆうじと、ひたすらメールや電話で仲を深めていった。
そして、恋人…?のような関係にまでなった。あっちはようなじゃなく恋人。だと思ってただろうけど。
まさかそこまでいくつもりはなかったんだけどね。
そうなると話はまあスムーズだ。あたしは頃合いをみて、ゆうじに親友が、宗教にはまり、宗教がらみの韓国人と結婚して奴隷のようにあつかわれている…と涙ながらに訴えた。
どうしても連れ戻したい、と。
ゆうじは最初は大反対。危険だというのだ。しかし私の涙ながらの訴えと、1人でも行くと言い張るとしぶしぶおれた。
私は今度はうれし涙を流して、ゆうじに心からの感謝と愛をささやいた…。
よし。通訳ゲット。
しかしこれだけじゃまだ足りない…。
ゆうじは、元奥さんとはワーホリで知り合って熱烈に恋愛し結婚したが…文化の違い、価値観の違いから、結婚してからは喧嘩する回数が増えた。しかも、両家の親は結婚にあまり賛成ではなく、親戚づきあいもうまくいかなかったらしい。
ゆうじがいつも暗い雰囲気なのは韓国語を話すと妻と…妻に連れていかれた娘を思い出すからだそうだ。
ゆうじがこのサークルに参加しているのは、友人に頼まれて仕方なくであり、できればもう出たくない、とうだうだ言っていた。
マニアと言うだけあって、語学の話題になると目を輝かせて語り出した。うんうん、へーすごいですね✨ ととにかく持ち上げる。
「私も、語学の勉強してみたいんです。サークルやインターネットでいいサイトとかあったら教えてください✨」
韓国語というとまた苦い顔をしたが、たまきさんの事もあるけどそれよりも語学には前から興味があったから、などと強く粘ると、いくつかのサイトを教えてくれた。
「ありがとうございます、今日はとても楽しかったです。良かったらまたお会いしたいです。良かったらアドレス教えてください😄」彼はまんざらでもないようで携帯番号とメアドを交換した。
ここからが本番だ。
彼はかずや。あたしはかずやとメールで距離を縮めた。韓国語も真面目に勉強した。仕事をやめてからは時間はたっぷりあったし、目的があるとやりがいもある。ほどなく、彼の語学マニアの仲間何人かと知り合いまたその集まりにも積極的に参加し、時には自分から企画を立てて仲間を集めた。その中に…ゆうじがいた。
ゆうじはバツイチ、元妻は韓国人だった。韓国語はぺらぺらだったし、何よりいつも暗い雰囲気で寂しげだった。なんとなく、いける予感がした。あたしはゆうじに韓国語の質問をしたいと近づき、少しずつ個人的な話や悩みを聞き出すようにした。こういうの、宗教の勧誘で○○もやってたしなー慣れてんだよね。
次は通訳に会った。通訳件ボディーガードでやとったというだけあって、がっしりした、体格のいい青年だ。まみとは同じ大学で今回の件でまみが、必死で探した出したらしい。 別に通訳が仕事ではなかった。語学マニアで韓国語以外にも様々な言葉を話せるし、勉強してるらしい。
たまきと会った時の話を詳しく聞くと、彼は苦い顔をしながらも話してくれた。「妹さんにはとても言えなかったんだけど、たまきさんの旦那はひどかった。この日本人女は、いい体をしているから、俺は得したと言って笑っていたんだ。 たまきさんにもひどい言葉をかけていたし、あれは結婚ではなくて奴隷として売られたんだね。俺もあの後ショックで調べたんだけどあの宗教団体は日本人女性を、たくさんたまきさんのように、洗脳して、韓国の田舎の方に結婚させるという形で売りさばいてるみたいだよ。被害者がたくさんいる。もちろんあの宗教団体は表にはたたず、金は裏で取引されてる。悪いことは言わないから、関わらない方がいいんじゃない?」あーたまきの旦那はくそだな。それはよくわかったよありがとう。おかげでますますやる気が出たよ。しかし…通訳や戦力として使えそうなら使うつもりだったが、力はありそうだが大学生の優しそうな僕ちんだ。お金もらって、悪事に荷担するってタイプじゃねーなー。ちっ。
「そうなんですね。あの、まみさんから、言語にとても詳しいって聞いたんですけど(上目使い)✨私もすごく興味があって…」
作戦変更。
そこまでされて、なんでうごかねーんだよ…特に親。娘が2人もやられてんのに。
と思ってたら
「お父さんが助けてくれて、追い出してくれたから、良かった…😢」
お。やるじゃん。まああたしなら、初日に大歓迎して油断させて毎日食事に薬入れて、弱らせる、とか最初から攻撃するね😁
策を練らなきゃ。頭を使えよ。考えろ❗たまきがさらわれてんだから、なんかやりかえせよ。
まみがやつれてる理由がよくわかったが、私がききたいのはそんなことじゃなかった。
「まみさん、本当に辛かったね。あの実は…私、たまきさんに一度お会いしたいの…」
まみは驚いた顔をして、目が泳ぎだした。なんだ?
「ごめんなさい、うち、本当にお金がなくて。姉に送ってるから…それに姉が行くと言うと嫌がるの。」
ああ、そんなことか。あたしはまみについてこられたら困るし(笑)
「まみさんに迷惑はかけないわ。たまきさんにも私がいくと話さないで。私は悪魔でも韓国旅行にいく、そのついでに会いに来たことにするから😄でも住んでいる所もわからないからまみさんに聞きたくて」
「なぜ…姉に?」
会いたいか?か?
「たまきさんに会いたいと言うより…まみさんの力になりたいの。私の目を覚まさせてくれてとても感謝してるの(潤んだ眼差し)たまきさんにも、できれば早くあそこから抜け出して欲しい…(涙)」 まみも、うるうるしながら力強くうなずく。よし。いける。
「でもすごく難しいでしょう、たまきさんに帰る気はまったくないし…。でも、1度会いに行って話だけでもしてみたいの😄」まみは嬉しかったのか少し顔に赤みがさし元気が出てきたようだ。さあここからが本番だ。あたしは、まみから姉の家の場所や行き方を詳しく聞き出し、たまきの連絡先や連れていった通訳の連絡先を聞いた。そしてたまきに会いに行く前にはまた必ず連絡すると約束して別れた。まあ今日はこんなもんか。あまりガツガツ聞き出して不信感いだかれても困る。
あたしはまみを呼び出した。聞きたいことが山ほどあった。まみは目の下にくまができてげっそりとやつれてた。たまきの事を聞くとやつは目に涙を浮かべながら、話した。それはさらに私をムカつかせた💢
たまきから電話や手紙が来るが、内容は、日本人が戦争でいかに朝鮮にひどいことをしたか、私はつぐないたいからここにいる、という事と、やはりお金の無心だそうだ。さらには、夫の親戚が日本で働きたいからそちらで面倒みてくれと言われてうけいれたらしい。はあ?なにやってんの?なんでたまきのいいなり?たまきもアホ?あんたが奴隷になったから解決する問題なの?てかちょっとたまき戦争について無知すぎない? 完全に騙されてるし…。
で。 やってきた、朝鮮人。態度がでかい。食事や待遇に文句をつける。あげくには、まみをレイプしかけた。…どうしようもねぇ💢
冷静に話を聞くふりするのがかなり辛かった💢
金がとにかくあるにこしたことはないから、とにかく借りまくった。親にも、親戚にも、友人にも、思い付くかぎり借りた。理由は相手にあわせて嘘をつきまくった。友達がへんな宗教にはまって借金作ったのを助けたくてお金貸したら逃げられた。で…もうすぐ車検だけどお金がないの…とか適当だ。理由はたいして問題じゃない。要は演技力だ。あとは話術。それから涙だ。
言っとくけど、あたしはたまきなんか大嫌いだ。初めて会った時から、目がなんかおかしかった。ビシッとおしゃれして口はうまいし、○○はすぐだまされてたけどあたしは最初から、胡散臭いと思ったよ。今はわかる、あれは洗脳された人間の目だよ。本当は家族が死に物狂いで、連れ戻すべきなんだ。なのに泣いてばかりでしねーのがムカついてムカついてムカついてしょうがないんだ💢だからあたしがやる。そんだけ。たまきもやつの妹と親もくそ宗教も騙されるやつもそれを利用するやつもも大大大嫌いだ💢そして○○が一番嫌いだ💢
ミレイはなにもかもどうでも良かったと思うんです。ミレイは暖かい家庭が欲しかった。でも私は恋愛だめ。あげくに、宗教にはまる。死んだ方がまし。それくらいに思っていたかもしれません。
そこにたまきさんの話を聞いて爆発したのかもしれません。
ミレイは行動をおこしました。以下はミレイで書きます。
あたしは絶対たまきを日本に連れ戻す。これは絶対だ。まずは…金だな。後は受け皿だな。あの家族じゃたよりねーわ。
あたしは病院をやめた。もちろんすぐに、とはいかなかったから、3ヶ月近くかかったけどあんまひきとめられなかったのがムカつく。まあ退職金がっぽりだ。これが目当てだからな。
その間にしたこと。たまきの家の近くの精神病院で、入院施設もバッチリなとこのドクターに近づいた。まあ医療系のつてはあるからマジでその気になれば知り合うくらいはできるな。結婚は別だけどな💢
で、アドレス聞き出し、個人的に親しくなったやつに当たりがいた。ついてる。 たまきの話をして、日本に連れて帰ってきたら、入院にもっていく約束ができた。そいつに金も払った。もちろん言うまでもなく犯罪。そちも悪よのぉ、いやいやお代官様こそ、の世界だ(笑)
金があってわいろうけとるクズがいる限りけっこう世の中なんとかなるもんだ。
ミレイは怒っていました。私にも。その宗教にも。たまきさんにも。まきさんにも。ご両親にも。
ミレイは私を完全に支配してしまいました。しかしミレイはずるがしこく演技ががすごくうまいので、まきさんに、優しくいいました。
まきさんありがとう。目が覚めたわ。私脱会する。
それを聞くと、まきさんは涙をぼろぼろとこぼしすすり泣きました。ミレイは優しくまきさんを抱き締めて、ありがとうありがとうと繰り返しました。
家に帰ると、ミレイは怒り狂っていました。何しに韓国までいったんだ。のこのこ帰って来やがって💢そのあともなんの策もなしか💢親もなっさけない、自分達でのりこまんかいボケが‼本当に助ける気ねーだろ、必死さが全然伝わらねー。たまきもアホ。○○もアホ。みんなアホ。みてろ。
ミレイは頭の中で色々と計画を練り始めました。私は、ただ、怯えながら、見ていることしかできませんでした。
まきさんは、目をはらして、疲れきっていました。まきさんから自宅で会いたいと言われた訳がわかりました。外出できる状態ではありませんでした。お母様も様子がおかしく、家は暗い空気に満ちていました。
まきさんは、ぽつりぽつりと話を始めました。
韓国に行く際に危険を感じていたので、ボディーガードとして韓国語ができる男性をどうにか探し、2人で姉の新居に向かった。夫は田舎で農業をしており、信者ではなかった、姉は再会を喜んだが、まるで別人のように、暗い目をしていた。まみさんは、一緒に日本に帰るよう説得したが、私はここにいてつぐなわなくてはならないというような事しか言わず話し合いにならない。
まきさんは通訳の彼に聞いたところ、言いにくそうに、どうやら彼女はお金をもらい妻になったのではないかな、夫は俺は得をした、とか、そういう話をしているよ。と。
まきさんは、うちひしがれて帰国、色々調べて、姉以外にもたくさんの日本人女性が結婚と称してお金で売られ奴隷のようにあつかわれているらしいと結論がでた、と話した。
どうか○○さんは、姉のようにならないで。まきさんは泣きながら訴えました。私は、もう、色々と限界でした。私は、脱会することを、心の中で決めました。
その資料はまみさんが必死で調べたのでしょう。合同結婚式についてや、宗教の信者の多くが在日の方であることや、色々私が知らなかった事がたくさんたくさん書いてありました。
我が宗教を誹謗中傷する記事などは、すべて捏造であると教えられていたので読むことそのものが罪に感じて恐ろしくなりましたがたまきさんの事が気になり最後まで読んでしまいました。
そして手紙がついていて、○○さんはどうか、韓国にいく事や結婚はしないでください。お願いします。また連絡します。とメアドと携帯番号が書いてありました。
それから私は宗教での罪をおかす罪悪感にさいなまれながらもまみさんとメールのやりとりをするようになります。
たまきさんから連絡がくるようになったが、お金や、電気製品を送ってほしいなどの連絡ばかりな事が書いてありました。両親も心配のあまり、言われるままに送っていると。あのたまきさんが?バリバリと宗教の仕事と自分の仕事をこなしていたはずのあのたまきさんが?私はすぐには信じられない気持ちでした。
ある日、まきさんから、韓国に姉に会いに行くとメールがありました。私はたまきさんが幸せに暮らしていればいい、暮らしているはずとまだどこかで信じていましたから、まきさんが帰ってきてすぐに会いたいと言われた時には、そういう話がきけるといいと思っていました。
電話には、まみさんが出ました。 私はまみさんの体調を気遣う台詞をのべ、たまきさんは韓国にいらっしゃるみたいなんですが連絡はとれましたか。
と震える声で聞きました。
たまきさんは私に改めて迷惑をかけたお詫びを丁寧に言い、続けて悲しそうな声で言いました。
はい。姉の方から連絡がきました。…あの…○○さん私の名前)…近いうちに会えませんか?
思いがけない申し出に、とまどいましたが、また強く頼まれて会うことになりました。今度は私が場所をきめました。昼間のファミレスにしました。私からすると信仰を邪魔するものは、すべて敵とすりこまれてきたので、まだまみさんに対して少し警戒していました。
まずたまきさんについて聞くと、まみさんは、たまきさんは、韓国で結婚した。というのです。私は驚きました。誰もそんな事は言っていなかったからです。合同結婚式があるとは聞いたこともありましたし、若い女子部の間ではやっぱり結婚するなら信者どうしかなー、なんて軽く言ってる人もいましたが、母がクリスチャンの私には無理な話だし信者と結婚するほど熱心にはなれなかった私には関係ないと思っていました。
もしかして信者の方ですか。と聞くと、まみさんは悲しげに首をふり、わからない近いうちに会いに行くつもりと言いました。そして私に分厚い資料をわたして、必ず読んでください。と言いました。
そのシーンは頭にこびりついていますが、なんだか記憶がとぎれとぎれになっています。まみさんは意識をなくしてはいなかったので、救急車がくるころには会話ができていましたから、良かったと思いました。
まみさんはほどなく回復したのですが倒れた原因は精神的なショックと過労でした。私は、たまきさんの事を、周りの信者たちにそれとなく聞いて回るようになりました。そうせずにはいられなかったのです。
たまきさんは、韓国支部に行くことになり、今は韓国にいるらしい。私にはそれしかわかりませんでした。病院で、かけつけたご両親に会った際に、お父様から名刺をいただいたので自宅の番号に電話をしました。
まみさんはひとしきり泣くとすみません、と言ってうつむいて、ハンカチで涙をふいていました。
私は、「あの、そういうことは私みたいなのではなく、幹部の方に聞くか電話で問い合わせればすぐにわかるのでは…💦 」
と回らない頭でなんとか言いましたが、きっとにらまれました。多分もうそんなことはした後だったんでしょう。私はずいぶん間抜けでした。
まみさんは「すみません、夜遅くまでつきあわせてしまって。失礼します。」と抑揚のない声で言うと千円を机の上におき、席をたとうとして…突然…倒れました…。 私は、あっけにとられ、何もできませんでした。近くにいた店員が飛んできて抱き起こすと、過呼吸のような状態になっていました。すぐに救急車が呼ばれ、私も一緒に病院にいかざるをえなくなりました。
まみさんのよくいく喫茶店に、入ることになりました。
「あなたの顔は、姉の部屋の写真でみたものですから。いきなり声をかけてすみません。」
まみさんは、たまきの妹です、と言い、姉と連絡がとれないのだがなんとかとりたいと必死に言いました。
「私はたまきさんと個人的に付き合う友人ではなくて…なんというか…仲間というか…💦すみません連絡先は知らないんです。」
私は早く帰りたくてしどろもどろに説明しました。
とたんに、まみさんは、喫茶店で泣き崩れました。周りの客が、じろじろみています。私の頭もぐるぐるぐるぐる回るようでした。
なにがおきてるの…?
たまきさんは私が最初に入信したときに受け付けてくれた女子部のリーダーでした。 きれいで知的で、こんな人がいる宗教が悪いわけがないと思ったものでした。
しかし、最近姿が見えない…と思ってはいましたがなにしろ多忙な人なので気にしてはいませんでした。
私はなんだか嫌な気分になりました。じっとみているとまみさんと目が合いました。私は思わず目をそらしました。彼女の目には憎悪がみなぎっていました。
集まりが終わり、外に出るとまみさんに声をかけられました。冬なのにずっと待っていたのでしょうか、顔色は悪く少し震えていました。
「すみません、山口たまきってご存知ですよね」
はい、たまきさんにはいつもお世話になっておりますが…
「姉が今どこにいるか知っていますか」
いえ、知りません…
「すみません、少し話せませんか」
私は迷いましたが、断りきれませんでした。彼女の言葉には断れない必死の響きがありました。
その間ミレイは興味がなかったのか、清い私が強くでていたせいか、どう考えていたかわかりません。
私は言われるままに集まり言われるままに勧誘し言われるままに宗教の勉強にあけくれ言われるままに祈り言われるままに行動しました。自分の思考なんかなかったと思います。
しかし、違和感を感じ始めました。なにか…違う…。と。教えでは立派な事をいっていますが、やっていることは無理な勧誘とお金を集める事や集まり教祖をたたえることが主なのですから矛盾を感じて当たり前ですが、私はその違和感に必死で蓋をしようとしていました。
そんな時に、彼女に出会いました。まみさんです。
まみさんは、集会所に現れ、入り口で幹部の人に何か必死に訴えていました。私は、たまたま受付をしていたので内容がとぎれとぎれに聞こえてきました。
姉ねたまきは…どこに…?たまきさん?
そう…彼女は熱心なある宗教の信者でした。家族みんなそうでした。
最初は私が母のことや仕事の悩みを彼女に話した事から始まりましたが、実は彼女が私の悩みを聞き出した、というのが本当でしょう。
あきさんに言いにくそうに、××(宗教団体の名前)って知ってる?と聞かれました。
私は知っていました。親戚に1人信者がいたので。しかし敬虔なクリスチャンである母とは犬猿の仲で詳しくは知りませんでした。ただ母から恐ろしい宗教だと聞かされていましたから、私はびっくりしました。
その頃には、私はあきさんがずいぶん好きになっていましたし、母に対する反発や不信感から、母よりあきさんの話に耳をかたむけてしまいました。
あきさんもおばあさんもあんなにいい人だし、そんな人が入っているのだから悪い宗教なはずはない。そう信じてしまいました。
ほどなく私は信者になっていました。
もし誰かが私を妻に選んでくれていたら…ミレイは…あんな行動に出なかったでしょう。もちろん彼氏たちは悪くありません。私が魅力なかったのですから。
でも…ついそう考えて泣いてしまいます。
破滅の始まりは、私がまた彼氏にふられ、結婚はあきらめて仕事に生きようと決心し始めた頃に訪れました。ミレイは、多分怒りでいっぱいだったのでしょう。その頃、若いヘルパーさんが私に声をかけてきました。
「あの、○○さんの担当なんですか😄」
???そうですけど😄どうしましたか😄
「実は私の祖母なんです😄」
あら😄そうなんですね😄
彼女はあきさん。あきさんはずいぶん気さくで友達になってくださいと自分からどんどん近づいてきました。
患者さんも穏やかなおばあさんで私は2人が大好きになりました。
…が、あきさんは、実は私を狙っていたのかもしれません。彼女は否定していましたが最初から…宗教の勧誘のためだけに私に近づいたのかもしれません。
>> 5
私は分裂していましたが、私たちの目的は1つでした。『暖かな家庭をつくる事』
両親が不仲で、母親が父親に対する不満を毎日のように口にする家庭で育った私は暖かな家庭に飢えていたのです。それはもう、ものすごく。
しかし母は、私が男女交際などしないよう目を光らせていましたし、私も恋愛といっても片思いばかりでした…しかし専門学校にいき初めて彼氏が出来ました。略奪恋愛でした。ミレイが強くでていたのでしょう、罪悪感はその時にはほとんど感じていません。
まだ二十歳そこそこのくせにすぐに結婚を意識しました。そのくせに、違う男性にふらふらしたりもしました。これは若かったせいなのかもしれませんが…
3年交際しましたが、最後はふられました。
それからはいろいろな男性と付き合ってはふられを何回か繰り返す事になります。
恋愛がうまくいかないことにミレイはイライラをつのらせていたんだと思います。
悪女、と書きましたが、ミレイは進んで悪いことをするわけではなかったんです。ただものすごく怒りっぽいのです。しかも火山の噴火のように激しい怒りです。それから、欲望には忠実です。欲望を実現するためには手段を選ばないのです。それからものすごく口が悪く、ミレイが強くなると信じられない罵詈雑言を吐くので後から清らかな私が出てきて、責め立てるので私が相手に謝るはめになります。
こんなことは誰にも言えませんから、私は1人で秘密を抱えていました。
私は専門学校を医療系に決めました。なぜなら人の役に立つ仕事をしたかったからです。これは母の機嫌とりではなく本心からでした。
私の中にはいろいろな私がいると書きましたが、ものすごい清らかな私とものすごく邪悪な私がいるのです。例えれば天使と悪魔ですね。まるで漫画です。しかしそれが現実であり、それが元で破滅した今となっては笑い事ではないのですが…。
高校時代には邪悪な私はとても影響が小さかった気がします。ただ、1度だけ警察沙汰にはならなかっただけで犯罪をおこしているのでいなかった訳ではないでしょうね。あの時は両親に苦労をかけました。邪悪な私をミレイと呼びます。三銃士のミレディからとりました。悪女だからです。
そんな母の顔色をいつもうかがう子供時代でした。母は自分の意見は絶対という人で、また束縛もしました。幼児や小学校時代はまだよかったのですが、思春期になるとそんな母に反発し疎ましく憎らしく思う部分が出てきました。母はしつけにも厳しく思いどうりに私がならないと私を激しくののしりました。私も外では真面目ぶっていましたが、実際は怠け者で勉強も真剣にせず、恋愛や趣味にうつつを抜かしていましたから腹がたったのでしょう。
私は母にとって失敗作であったのです。
私は高校を卒業すると母から逃げるように遠くの専門学校に入りました。
私がなぜ分裂したか、生まれつきのものかもしれませんが、おそらくは母がひとつの要因ではないかと思います。
今思えば、母も私のように分裂していたのかもしれません。母は善の顔と悪の顔を持っていました。善の母は敬虔なクリスチャン、子供好きで世話好き、募金やボランティアにも参加。悪の母は人の悪口を言う、何かのきっかけで怒ると相手の話を聞かず暴言、物を破壊する。
いつから私は分裂してしまったのかはわからないのです。でも多分、子供の頃は、まだ1人でした。
皆さんも多重人格はご存知だとは思いますが、私はまたそれとは違うんです。別人に変わりその間意識がないとかそんなことは全然ありません。
いつのまにか、私の中に、いろいろな私がいた、そんな感じでした。あの事件があるまでは…。
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0レス 74HIT 寿司好きのたけし (80代 ♂)
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3レス 115HIT たかさき (60代 ♂) -
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419レス 1509HIT 作家さん -
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500レス 3410HIT 作家さん -
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500レス 5903HIT saizou_2nd (40代 ♂) -
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500レス 3413HIT 作家さん
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500レス 5903HIT saizou_2nd (40代 ♂) -
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41レス 1364HIT 旅人さん
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3レス 115HIT たかさき (60代 ♂) -
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451レス 7897HIT 恋愛博士さん (50代 ♀) -
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