[クローバー]histoire[クローバー]🐤🐤

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2024/07/29 14:18(更新日時)

明け方の空。
真上に白い半月。


そんな景色を眺めながら今朝も走ってきた。


隣にはヤツ。
いつまで一緒に走れるかな…


日記も三冊目だよ。
さて、ゆっくりいきましょうか…



No.1674611 (スレ作成日時)

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No.101

それだって、本当に私の意見に賛同したのか…それともお金に対する欲を見透かされて、かっこ悪いと思ったのか…


よく分からない。


数日後郵送で群馬県の施設のパンフレットが届いた。
入所金は無いけれど、月々の利用料はさほど安くはなかった。

だから群馬県の施設は候補から消えた。



もう退院まで数日。そんな時やっと介護度変更の調査が入った。

ところが、保険施設の相談員さんの話とは違い調査から一週間で介護度は決まらないと調査の人から聞かされる。

新しい介護度が分かるまで1ヶ月近くかかると言われたらしい。


1ヶ月近くばあちゃんをどうするか。
義姉さんは、ばあちゃんの担当のケアマネさんに相談したが急に預かってもらえる所なんて無いですよ。

そう、あっさり断られた。


木曜日の午後
「もう、八方塞がりです(T_T)」と、義姉さんからメールがあった。


No.102

もう、打つ手がなくなったという義姉さんからのメールを見て、どこかでスイッチが入った。


私は迷う事なく、一件の施設に見学予約の電話を入れていた。


とにかく、ここは一度見学に行っておきたかった。 旦那と義姉さんに勝手に見学予約を入れた事を謝って、一緒に見学に行こうと誘った。


もう、打つ手が無い訳だし…土曜日、ばあちゃんを退院させて自宅に置いてすぐに見学に行く事になった。


ばあちゃんはと言えば、転院した病院でのリハビリで見違えるように元気になっていた。

毎日1時間近くリハビリをした。 人間の身体って凄いよね。
高齢者だって、リハビリすれば身体も動くし頭もしゃんとするんだよ。


よろよろと、危なげに歩いていたばあちゃんは2週間で杖無しで歩けるまで回復していた。

No.103

土曜日、私と旦那と義姉さんで施設の入り口に立っていた。


その施設は我が家からも近く公園の反対側にあった。


看板などは無く、小さなマンションみたいな外観。玄関でスリッパに履き替えて歩くと突き当たりに着物の帯が壁に掛けてあり下に置いてある形のいい石の上で綺麗に結んであった。


ちょっとお洒落なホテルに来たような錯覚。壁の色もあたたかいクリーム色で落ち着く。

相談室で待っていると女性がコーヒーを出してくれた。


間もなく男性が入ってきて施設の説明をする。
話術に長けた年配の男性で、リハビリを毎日の生活に取り入れる事やお年寄りだからと言って子ども扱いしない事などを含む施設の考え方を話した。

事務的では無くて心をつかむ話ができる人だと思った。

No.104

一階には小さいけれどリハビリ用の平行棒があり、腕や脚を鍛える為のトレーニングマシンがあった。


少人数で使う個室型のシアタールームとカラオケ室。


皆で入る広めのお風呂、居室は11畳ほどの広さで全室個室。
小さい洗面台とクローゼット、トイレは引き戸で仕切られていた。


1人なら充分な広さだろう。


一通り見て、一階の食堂へ行った。
四角いテーブルにローズ色のテーブルクロスその上からビニールが掛けてあり、テーブルの真ん中には小さな器に薔薇の花とシダのような葉っぱが丈短くいけられていた。

やっぱり、ホテルのレストランみたいだ(笑)



コーヒーをいただいて、一息ついた所で「ここでいいんじゃない」
義姉さんがそう言った。

No.105

考えてみたら私は旦那じゃなくて義姉さんのこの言葉を待っていたんだろうと思う。


とりあえず、空いている部屋を予約して契約日の予約も入れて帰った。
残念ながら南側の部屋も東側の部屋も予約でいっぱい。

西側の部屋しか空いていなかった。

エレベーターの前のこの部屋でいいか…って義姉さんが言った後に「いや、その隣の部屋にしようよ。」と旦那が言った。

施設を出て帰る時、本当に決まって良かったって心の底から安堵した。

胸の奥があたたかい。
この感覚は…亡き私の父親が長引く病気から一旦回復した正月の集まりの時、あの時と同じ気持ちだ。


この日が土曜日。
次の土曜日の入所を目指して私は動き出した。


No.106

次の土曜日までの一週間、毎朝のインスリンの目盛りチェックと水曜日には旦那の代理で契約に行き義母と旦那の印鑑証明を役所に取りに行き、義母の入所荷物を作り入所一時金を送金して…と、やるべき事は頭の中で組み立てられていた。


義姉さんは「仕事、大丈夫なの?」と私に聞いた。

多分、大丈夫じゃない。だけど…きっと叔母は分かってくれている。

この一週間の事は自分がするべき仕事なんだと思うとね…何て言ったら伝わるかな。


そう
背筋を伸ばして歩き出す時の気持ちかな。


それにね
義母と向き合う最後の時間、きっと忘れない時間になるって…そんな気がした。


No.107

3年前の夏、ばあちゃんは転んで尻餅をついた。その衝撃で背骨の腰に近い部分を圧迫骨折して1ヶ月寝込んだ。

もちろん病院は入院させてくれなくて、自宅で寝込んだ。


トイレには何とか四つん這いでいけた。私は毎日お昼ご飯を作って持って行った。

夕飯は旦那が帰ってきてから私が作った物をお弁当にして運んだ。


毎日、何を作ったんたかもう覚えていないけど、義母は好き嫌いが多いから大変だったなぁ… おかずが気に入らなくて文句を言われたりもした。

ちょうど、私の実家の父が難病だってわかった頃で実家の事でも動いていたから私もいっぱいいっぱいだったんだろうな。

義母も寝てばかりいてストレスが溜まっていたんだろう。


少し口論になった。
多分、些細な事で。七海は一度は我慢したけれどしつこく同じ事を二度言われた時にキレた。


「だったら、自分ですればいいでしょ。」私はそう言ったきり一言も口をきかないで帰ってきた。

おばあちゃんの骨折は治るでしょ。父の難病は治らないんだよ。なのに、なんで我が儘ばかり言うの…

そんな風に思って腹を立てた。

幸い、もう1ヶ月近くたっていてばあちゃんも回復してきていた。
次の日から私は義母宅に行くのをやめた。

No.108

それから3年間、お正月や法事の時以外は義母宅へ行かなかった。


私の中で、ずいぶんとわだかまっていたんだ。


だけど、この一週間はいい関係だった頃に戻ったみたいだった。


施設に持って行く荷物作り。一週間分の下着に名前を書き、持って行く洋服を一緒に選んだ。


義母は自分の履いているズボンのゴムを替えると言って針を持った。

昔の人はみんな縫い物が得意なんだろうか。
良い天気のお昼前、日差しがいっぱいの部屋で縫い物をする義母を私は眺めていた。


「ばあちゃん、縫い物上手なもんだね。」私がそう言うと、


「そりゃあ、そうさ。」と、機嫌良く返事が返ってくる。


そうやってあっという間に契約日の水曜日を迎えた。

代理で契約に行く。
私1人で行く訳だから、念のためICレコーダーも持った。

これは、叔母の真似だ。1人で説明を聞くと忘れたりしがちだからと叔母はよく先方にことわって録音をする。


私もそれに習い、無事に契約を済ませた。

後は、お金の送金。
木、金曜日のうちに送金を済ませたい。

No.109

義母のお金を送金するのには、委任状が必要だ。
だけど、困った事に最近義母は字を書かない。
数字は書くのに漢字は書かないんだ。

町会の募金の名前さえ書かずに義姉さんに頼むようだ。


いざとなったら、本人を連れて窓口まで行くかな。休み休みなら歩いて行けると本人も言うし…


そう考えていると旦那が仕事から帰ってきた。

「施設の料金書いたのあっただろ。出して。」


「どうしたの?」


「施設の毎月の金が高いって、イチャモンつけられたんだよ!ばあちゃんに何言ったんだよ」


「今日、契約に行くのに引き落としの通帳と印鑑を借りたんだけど、その時に毎月の料金の説明をしただけだよ。」


「ばあちゃんに、そんな事言わなくていいから。余計な事言うなよ!」


そう言って、施設の資料をひったくるように持って行った。


どうして…
なんで、そう言う事になるの…

私は泣きそうだった。


No.110

元々、旦那はばあちゃんとは気質的に合わない。
それを我慢しながらの3年間。

インスリンチェックに仕事帰りに寄っても、もう話もしないと言った。

ばあちゃん宅に一歩入るだけでストレスだとも言っていた。


破裂寸前の風船みたいに、旦那の怒りのスイッチは直ぐに入る状態だった。


この料金だと資料を見せた後、
「高かろうが何だろうが、こっちがねこばばする訳じゃなし、ばあちゃんの為に使う金だろ!断るなら断るで義姉さんに言ってくれ!」

そう怒鳴って帰ってきたらしい。


もちろん、その後も旦那の機嫌は悪い。


No.111

次の朝、些細な事で旦那と口論になる。


昨日の事がまだ尾をひいていた。


それにしても
ばあちゃんはどうして私の話をちゃんと聞いてくれないんだろ…

ああ…
もう、今朝のインスリンチェックに行きたくない。


旦那と口論になって、ベソをかいた私は最悪の気分でその朝のインスリンチェックを投げ出してしまいたいと思い時計とにらめっこしていた。


あと10分、あと5分と行くべき時間が近づく。


頭の中で
行きたくない
行かなきゃ
やっぱり無理…


待ってよ…
元々、ばあちゃんは人の話をちゃんと聞かないじゃん。

それに…
これが、月々かかるお金の合計だよ。他の施設も見たけどね、よそはもっと高くてこの位の所がほとんどだったんだよ。

そう言って、高い金額のところを指差してしまったのは確かに私だよね。
はぁ…
謝るか。


悪くも無いのに謝る事が凄く嫌だった。
でも、「謝ろう」そう誰かに背中を押された気がした。


急いで義母宅へ。
うつむき座っている義母の腕にそっと手を置いて「ばあちゃん、お金の事私の説明の仕方が悪くて勘違いさせてごめんね。」そう言った。

No.112

「年金で間に合わないようじゃ困るから…」と、義母。

私は大丈夫だよって言って微笑んだ。


さて、義母から印鑑を借りて郵便局へ。

実は昨夜、義姉さんから電話があった。
「ばあちゃんを郵便局まで連れて行くのも大変だろうし、委任状も書かないと思うんだ。

今日ね、こっちの郵便局で聞いてきたんだけどね痴呆症があって書けないって言えば代理で記入する用紙があって、本人が行かなくても送金できるってよ。

病院でも軽い痴呆症はあるって言われたし、その方がいいんじゃないかな。」


なるほど。
その方が早いかと思い郵便局で聞いてみた。

しかし、こちらの郵便局では痴呆症の診断書が必要だと言われてしまい義姉さんの話とは全く違った。

No.113

私は困ってしまったけれど、委任状を書いてもらうように再度お願いしてみます。と言って自宅へ。


直ぐに義姉さんに電話でその事を伝えた。

そして、委任状記入欄の一段上に鉛筆で文字などを記入して義母宅へ向かう。

途中で、義姉さんから携帯に電話が入った。

「今、ばあちゃんに電話したんだけどね、なんだか凄く機嫌がよくて今なら委任状書いてくれるかも知れないよ。」


私が、今から行くところだと言うと「分かった。じゃ、今ばあちゃんに電話入れて書くように言っておくから、お願いね。」


バタバタと義母宅にあがり、ばあちゃんこれ書いて欲しいんだって委任状を出すとすんなりと書いてくれた。


義母は学校もまともに出ていないから、ひどい字だと言ったけど「大丈夫だよ~ありがとうー」


委任状を持って急いで郵便局へ。無事送金できた。



なんだろ
凄く嬉しい


No.114

その夜、私は考えていた。


義母は、お金が高いと思い込み腹が立って旦那に噛みつき怒鳴られて落ち込んでいた。
そこに、私が優しく謝った。


そっか
そこで一気に機嫌が良くなったんだ。


おかげで、絶対無理だと思った委任状を書いてもらえた。

そして私はそれが凄く嬉しい。謝る悔しさなんてどこかへ飛んでいった(笑)


……ホント
よくできたシナリオだわ(笑)

書いたのは誰?(笑)


No.115

そして土曜日になった。

朝一で私と旦那はホームセンターへ車を走らせていた。

紙パンツ用の蓋付きゴミ箱を買う為に。


その日は強風が吹き、時々雨も降り荒れた天気だった。土埃が真横から吹いてきて前が見えにくくなるほどの砂嵐状態だ。

「明日はじいちゃんの命日だし、明日入所にすれば良かったんじゃないか」そう旦那が言った。


うん…
私も考えたけどね、義姉さんが今日しか来られないから。やっぱり、入所は義姉さんが居る時じゃないとダメな気がして契約の時、今日に決めたんだ。


そして、義母と義姉さん荷物を乗せて施設に着いた。


荷物を持って義母の部屋に入ると……なんだか臭い。

強風のせいだろうか、洗面所やトイレ付近が下水道臭いんだ。


カーテン取り付けを手伝ってくれていた施設の人に「なんだか臭いますよね‥この臭いなんとかなりますかね‥」

施設の職員も、「そうですよね。どういう訳だかわからないんですが、今日急に臭いがしてるもので…」


両隣は未入所で、部屋のドアは開けてある。ちらっと隣の部屋へ入ってみると、臭くない。
義母の部屋だけが臭いみたいだ。


気にはなったけれど、荷物を収めてそうそうに施設を出た。

No.116

私達は義母宅へ戻り掃除を始めた。

旦那はずっと掃除をしたかったらしい。
義母が居ない今なら、気兼ねなく掃除ができる。

旦那は和室を。私と義姉さんは台所を掃除した。冷蔵庫からは賞味期間切れと腐った物が続々と出てきた。

正月に作ったおかずがカビたりドロドロになって出てくる(ToT)く…臭い。

45リットルのゴミ袋がみるみるいっぱいになる。
冷蔵庫は、ほぼ空っぽになった。中板など外せるものは外して洗っい綺麗になった冷蔵庫は新品みたいだ(笑)


私が義姉さんの顔をみて言った。

「こうやって、義姉さんと何回掃除したかね~」

義姉さんは「うん。数え切れないよ(笑)ゴミの区分が覚えられなくて何回も七海ちゃんに聞いてね~」



その時、携帯電話のバイブが鳴った。


私の携帯だ。
「はい、もしもし…」

施設からの電話だった。

No.117

施設長からだった。

「部屋の臭いなんですが、あまり臭うので南側にキャンセルがでた部屋があるのでそちらのお部屋に替わらせていただきます。荷物の移動はこちらで致しますので。」


電話を切り旦那と義姉さんに報告。良かったね~って喜んだ。


やっぱり南向きがいいに決まってる。旦那は「なんかムカつく」と笑って言った。何でよ~(笑)


私が洗い物をしていると「あー姿がうつるようだね~」と義姉さん。

なになに


和室に行って見ると、久しぶりに掃除された仏壇。

真っ白に埃をかぶってコバエが死んでいた仏壇を旦那が綺麗に磨いた。中の電球も灯されていた。

実際にうつった訳じゃないんだけどね、そうだねうつるようだねって納得。


きっと、同じ気持ちで同じものを見ていたんだと思う。


No.118

次の日はじいちゃんの命日。

晴天だった。


旦那と二人で墓参りに行った。
無事に義母が入所できた事、じいちゃんの力添えがあったんだと私も旦那も感じていた。


だから、心を込めて掃除をした。


お墓から帰ってくると、旦那がポツリと言った。昨日眠れなくてさぁ~


どうして?


もう、ばあちゃんちに寄らなくていいかと思ったらワクワクして、遠足の前の子供みたいな気持ちなんだと思う。


え~
そうなんだ(笑)
やだ、おかし~(笑)


そう言って二人で笑った。


No.119

義母が入所してからもう1ヶ月以上経つ。


時々ね
施設に入れる事が正しかったんだろうか…

そう思い考えてしまう時がある。

義母宅のお向かいさんも高齢者の一人暮らしだけど、いつもきちんとお掃除している。
進んで敬老館に行き人との関わりを持つ。

義母もそんな風だったらな‥って思う時がある。


お風呂に入らない。家の中が糞尿臭くなる。
自分の事が自分でできなくなってきていた。いや、正確にはやらなくなってたんだ。


元々、掃除はしない。ものぐさな人だったけどね…
んー

義母の事、好きか嫌いかと聞かれたら「嫌い」に入ってしまうのかな。

義務感が先立つ。そんな私は冷たいのだろうか。

でも…
義務でも何でも、私を動かし手助けしてくれた魂に感謝だな。

No.120

おはよー

すっかり初夏だね。
公園の奥にある小さな薔薇の花壇。

今満開で、それはそれは美しい。

昨夜、ある人を励ましたくてメールを送った。


その薔薇の写真とメッセージ。「毎年違う花が咲く。この薔薇達も今年だけの花だと思うと感慨深いです。」

…って、読み返してみたら…なんの事やら、花の話だけで私の意図は伝わりにくい😂


でも
薔薇の写真で癒やされたら、それだけでいいかな~

No.121

珍しく、この時間に起きてます(^^)


最近ね…
更年期みたいで、顔がほてり少々汗が出る。

面倒な年頃だな~でも、みんな通る道なんだよね。つくづく人も動物なんだなって思う。


その事と関係無いとは思うんだけどね…時々変なモノが見える気がする。
テニスボール位の大きさかなぁ…黒い影が目線の高さで左後ろから前にサッと通る。なになに?
西日の影になった何かが外から映り込んで見えたのかしらと外を見た。

すると、今度は目の前から右後ろに向かってサッと影が行く。

反射的に頭を降っていた私。何かわからないけれど、霊的なものだと認識した。


さほど怖くもない。
何者か凄く気になるけれど、考えてもわからないから考えない^-^;

そんな風に時々あらぬモノを見ているんだな。

どういう事なんだろうね~

No.122

やだ、誤字発見^-^;
頭を振るだね(笑)
頭が降ってきたらギャーだわね(笑)



叔母の話。
先週の火曜日、七海ちゃんが帰った後ね凄く眠くなって座卓のそばの座布団にごろりと横になったらいつの間にか寝ていたの。


しばらくして、目が覚めたのね。テレビの音が聞こえていて、11時半のドラマがやってるみたい。ずいぶん寝てしまったわと思って足元を見るとお父さんがピンク色のカーディガンを来て背中をこちらに向けて座っていたの。

寝ぼけていたのか、お父さんが生きてた頃の感覚なの。

お父さんがね「俺はもう寝るぞ。お前もあんまり遅くまでやるなよ。」
って言ったの。


ああ、そうだよね。
って返事をして身体を起こして足元を見たらお父さんはもう居なくてね…でも、座っていた所にお父さんの空気だけが残っている気がするの。

お父さん来てくれたんだって、しみじみ思ってひと泣きしちゃった。


No.123

叔母は夢と現実の狭間にいたのかしら。


嬉しかったみたいで久しぶりに亡き連れ合いに会えた事を私に報告した。

良かったね。
本当ににそう思った。


昨日、その話を我が家の次女にした。次女だけに。

何故か、次女は叔母と魂が近い。と、私が感じているからかな。


「そっかあ…良かったね~」って言った次女。

その表情は私が叔母から聞いた時と同じで、次女と私も魂繋がりなんだって感じた。




って、勝手に思っているんだ。


No.124

こんばんは


この間の日曜日、旦那と一緒にばあちゃんを連れて親戚のお宅に行った。

私は久しぶりに施設に入った。

ばあちゃんが外出する事をヘルパーさん達は知っているみたいで、エレベーターに向かう廊下で3人のヘルパーさんとすれ違ったが皆笑顔で「行ってらっしゃい~」と手を振る。

ずいぶんヘルパーさんも増えたみたいで初めて見かける人が多い。


ばあちゃん仲良しじゃんって、ちょっぴり嬉しくなったんだ。


…なんだかね~
自宅で一人何もしないで汚れた部屋でずっとテレビばかり見ていた時を思い出して…

うん、やっぱり人と関わってそれも大切にされて今の方がずっといいなって、そう思った。

No.125

昨夜の台風が嘘のように晴れたね。

しかも暑い。


先週の金曜日、久しぶりに友達と会った。
彼女とは私が高校生の時からの付き合いだから…とにかく長い付き合いだ(笑)


久しぶりだね~
一年ぶりくらいだよー


よくよく後で考えたら二年ぶり。ずいぶん話もたまっていて、カラオケで歌いもせずに4時間、レストランで1時間半、合計5時間半話した。


本当にあっという間に時間が過ぎて、話す事でストレスが晴れるのは久しぶりかも知れない。


感受性が強すぎたり、魂が近い場合は愚痴を聞いた方が話した方のストレスをそっくり受け取って疲れてしまうけれど、彼女と私はちょうど良い距離感。


多分
お互いに考え方が違う。それがプラスに作用する仲なんだろう。

No.126

私は義母が施設に入るまでの経緯を話した。


彼女は派遣でテレアポの仕事をしていたけれど、急に会社が無くなって失業中。

その会社での二年半、嫌なババアが居て…と、相変わらず変な人と出くわし我慢がキレるまでとキレて爆発した時の勝利までを話した。


彼女は怒れば怒るほど弁が立つ。
羨ましいかぎり。


No.127

と、突然幽霊の話になったりする。


私「この間、お風呂から上がって階段を上がる途中に前を見たら台所に次女が入っていくのを見たのね。
電気もつけないで、何やってんだろうって台所を覗くと誰も居ないのよ。
確認したら次女は自室に居て…

台所に入っていった女の子は、黒のTシャツにオレンジ色に黒い線のジャージ姿だったんだけど、次女はその色のジャージ持ってないし。


ねぇ
幽霊ってはっきり見えていない時でも、それが男か女か分かるよね。」


彼女「うん、分かる。
私は視界の端っこに見える時が多いんだけどね~この辺に(笑)


でもさ、幽霊で良かったじゃん。
私なんか一人暮らしだから、幽霊なら別にいいよ。

それが人間だったら、武器とか持ってるでしょ。殺されかねないし、やっぱり幽霊より人間の方が恐いって。」



なるほど… と思った。

No.128

今、頭の中を一つの言葉が繰り返している。

「報われない」


はぁ…


さて、書くぞ💨

夫婦でコミュニティーサイトに復帰した時に約束したんだ。

「直メはダメだよ」って。

ヤツが「これからの自分を見てほしい」とほざいた日から、ならば見ていきましょうって証拠探しは本人公認になった。

とは言え、めんどくさいので毎日チェックする訳もなく段々と信頼も回復しつつある今日この頃。

サイト内でエロメールをしてるのは知ってたけれど、昨日アドレス交換寸前で発見した。

No.129

遠まわしに書かれたアドレスがわからなかった為、ヤツの送ったメールは相手に届かなかったらしい。


いったいどういう事かと問い詰めたら、ヤツはハハハと笑った。
そして「そんな事で、怒るなよー」



…そっか、
私との約束は「そんな事」なんだ。
つまり、どーでもいい事なのかと思ったら無性に腹がたった。


不思議なもんで、腹がたったあとは必ず悲しくなる。
でも、泣かない。

この辺は私も強くなったんだよ。
半ベソで済んでる💦

No.130

義母が施設に入っても、持ち家の公共料金やその他の出費がある為にファイルを作って家計簿をつけている。

あとは、役所から来る書類も全部目を通していたが急に馬鹿らしくなった。

約束一つ守らないヤツの為に一生懸命サポートしてる私はばかか!!などと思った。


もーばあちゃんの事は自分でやって!と、私が言った2時間後に義姉さんから旦那に電話あり。
日曜日に義母宅の片付けをするらしい。

が、私は行かないだろうと勝手に旦那が姉さんに言い、どうやら私は不参加でいいらしい…



しかし…
凄いタイミングで見つけるんだよ。

女の勘とかって言うけれど、ぜったい誰かが私に教えてるって。
じゃなきゃ、見つかる訳もない。

No.131

「そんな事で」って言われたように、世の中的にはそんな些細な事なんだろうか…


怒りがおさまると、あれこれ考えてしまいわからなくなるな。迷路だ。



いつか報われる日はくるんだろうかね~


No.132

今ね…
目の前に一枚の写真がある。


今年も上野の美術館へ行ってきたんだ。
今、叔母の絵が飾られていてそれを見に行ったんだけどね。


目の前にある写真は美術館の出入り口の近くで売っていた佳作賞をとった知らない人の書いた絵。

これを買ったのには訳があってね…


昨日夢に見た景色にとても似ているからなんだ。

No.133

夢の中で私は、細い坂道を登っているんだ。

ふと前を見ると小高い丘の上に平屋の茶色い家がある。古いのか新しいのか分からないその家はただ茶色い。
だけど、きっと居心地がいいと分かっている。

家から目線を上に移し空を見た。



その空が水色とピンクと薄紫と…とにかく美しいんだ。


夕暮れなのか朝方なのかわからないその空に感動して「次は母も連れて来よう」と思った。

そんな夢の景色に似た茶色い家と空の絵。

空の色は微妙に違うけれどつい惹かれた。

そして今眺めているんだよ。


ちょっと不思議な感じ。

No.134

こんばんは

今ね
雨が降っているよ。


次女が再来年成人式でね、着物のレンタルの予約に行った。


長女の時と同じ所。比較的空いていて色々と試着。
長女の時はピンクと藤色の中間のような淡い色の着物にした。

次女はこげちゃの地にオレンジの🍁が鮮やかな着物。

弟妹だけど、似合う色が違うんだな。


あれこれ試着中に私は椅子に座って次女を眺めていた。
なんとも幸せな気持ちで。


本当にに不思議なんだけどね、次女の時のこの幸福感。
私の魂の奥の奥に前世の私の意識があって、その魂が嬉しく思う…

すると幸せな気持ちが二重に重なり私の身体の隅々まで行き渡るんだ。

No.135

前世で縁が深かった魂を無意識に感じているんだと思った。


次女に話すと「その辺の解釈や考え方は人それぞれだから」って、あっさり答えた。


うん
私もこの年になってやっと感じる事ができた訳だから、次女がもしも感じるとしてもずっと先かなー
とか、勝手に思っているんだよ。



No.136

月の見えない夜


1人でいる淋しさより
2人でいる淋しさの方が深くて暗い…


そんな事を思う…


その深い闇のような淋しさに身を浮かべる。
この感情を知る事ができた今に感謝しよう。


全ては生きていればこそ。






って、自分に言い聞かせてるんだな、きっと…


No.137

せめて月が見えたらいいのに…

そう言ってくれた人がいてね…
その文字を見た時、私の心の中に月が見えた。

大きくて優しい月だったよ。


彼女も2人で居る淋しさを知っていた。
案外、たくさんの女性達が知っている事なのかも知れない。

そう思うと
七海は遅れて仲間入り。


ありがとー

No.138

昨日は母の所。

お盆の支度をしなくちゃって、お盆飾りとお供えを買って行った。


書き忘れていたね。
母は仮住まいを終えてリホーム済みの団地に戻ったんだ。

畳も壁も窓もとにかく全てが新しくなって新築同様になった。七階の端っこの部屋で玄関を少し開けておくと東のベランダから風が抜けて気持ちいいんだよ。


仏壇の花も新しくして「いいね。父さんのところは花がいっぱいだ。」

そう言って母は父を忍ぶ。
長い間連れ添って、ずいぶんと裏切られてきたはずなのに…母が不自由になった数年間の生活があったから許せたんだろうな。

No.139

父が闘病中にね
大学病院のレストランで母と叔母と昼食を取った。

その時母が「こんな病気になって、いつまで苦かけたら気が済むんだか」って、父の事を言った。
私と叔母は声を揃えて「そんな事言ったってしょうがないじゃない。」って言ったんだ。


父さんだって好きで病気をした訳じゃないから。まったく母さんはって、その時は思ったんだけどね…


どうして、そういう言葉が出てしまったのか…ふっと考えていたら分かった。

No.140

母は60才で不自由になるまで、ずっと苦しんできたんだよね。


詳しくは知らないけれど、きっと女の人が居たんだろう。帰ってこない父を待つ日々。

もちろん、ずっと帰ってこない訳じゃなくても、また女かって勘で分かるもんだよね。


不自由と引き換えに手に入れた幸せ。
それなのに、病気をしてまた私を苦しめて。

そんなふうに思ったんだろう。


裏切られた事、傷つけられた事ってずっと残るんだよね…



…うん。
でも、今はいい思い出の方が浮かぶみたいで。


良かった。
よく笑うし、のんきで少し天然で(笑)
今の母さんが一番好きかな。


No.141

話は変わるけど、次女は今日人生初ボーナスもらったらしい。


チョコレートケーキをホールで買ってきて、どや顔だ(笑)


次女は社会人になってずいぶん私を安心させてくれた。

なのに、長女はまた仕事を辞めてニートになるんか(-"-;)


同じように育てた筈なのにね~
育て方が悪いなんて言葉はウソだな。



おやすみ


No.142

急に雨が降ってきたよ。

日中は梅雨の中休みで晴れていた。
今日はお盆の迎え日だった。お墓に行って掃除をして「さて、おつかいして帰ろうかね」ってお墓に話しかけた(笑)


今日も亡き人達の写真の前にお膳を置いた。



……
やっぱり、来月が本当のお盆な気がするな(笑)

はっきり見えないからね~仕方ないから今月も来月もお膳を供えて迎えてみる事にしたよ。



おやすみ

No.143

こんにちは

今日は涼しい🎐
昨日までの猛暑が嘘みたいだよ。


仕事がお休みで久しぶりに二度寝(笑)
すごく眠った。おかげで頭がスッキリ♪


もう1つスッキリした話があるんだ。


No.144

昨日の午後


仕事中に叔母は区の広報をポストから取り出し見ていた。


下の方にはここ2ヶ月以内に亡くなった方の名前が載っている。
いつもは2~3人なのに今回は13人もの名前があって「ああ、ずいぶんたくさんの人が亡くなったのね」

叔母はそう言ったすぐあとにハッと息をつめた。その中に知っているお年寄りの名前があったらしい。


叔母はずいぶん前からお年寄りのご婦人と直ぐに仲良くなる。
そういう年代の人が好きなんだろう。


朝、走りに行く途中の土手の近くにお地蔵さまがあってそこをお世話しているおばあちゃんと仲良くなった。

ランニングの帰りに立ち止まり話こむ。
そのおばあちゃんが「今度、家に遊びに来てよ」と言って、家の場所を教えてくれて電話番号も交換した。


ところが、仕事やプライベートが忙しくなって、なかなかそのお宅には行けなかったらしい。

No.145

そうこうしてる間に、そのおばあちゃんが入院したと噂で聞いた。

悪い事に、入院中に痴呆が出てしまったとの話だった。


「立ち話だけの仲だし痴呆が出たと聞いたから私も迷ったけどお見舞いには行かなかったのよ…そう…亡くなったの…」

叔母は残念そうに広報を眺めていた。



ねえ、そのおばあちゃんと会った時間は何時頃?

叔母は朝方と答えた。


私は具体的な時間を聞きたかったんだけど「だから朝方…」と言ってなかなか答えにたどり着けない。


ねぇ、あのピンポンの時間と一致しない?


No.146

実は数ヶ月前から時々朝6時に玄関の呼び鈴がピンポンと鳴り起こされる。

叔母は社長が仕事で来たかと思い飛び起きて二階の窓から下を覗くと誰も居ない。

門扉にかけた自転車用のループの鍵も掛かったままで、絶対に呼び鈴は押せないのだ。



そんな事が何度かあって、一緒に何だろねって考えていたけれど分からない。


私は、多分そのおばあちゃんが死期を間近にして叔母との約束を果たせなくなった事を伝えたくて、叔母と会った時間またはお地蔵さまの掃除に出ていた時間に叔母宅に寄って呼び鈴を鳴らしていたんだろうと思った。


No.147

叔母が思い出すと、休日の朝6時半から7時の間に会っていたらしい。


呼び鈴が鳴るのも決まって休日だったと。


「私が窓から下を覗いた時に、そこに居たのかしらね…」


うん、居たと思うよ。身体が無いって、話せないし見えないし、でも気になって伝えたくて会ってた時間に来ていたんだね。



叔母はお花とお線香と写経を持ってお地蔵さまの所に手を合わせに行くと言った。


多分、そこで待っていてくれるはずだよ。


ずっと気になっていた朝方のピンポンが誰なのか分かった。

だからね
謎が解けて凄くスッキリしたんだ。



最近、ピンポンなかったのはおばあちゃんが亡くなって、あちらに逝ったから。
あちらへ行けば、この先どういうふうに事実が伝わるか分かるから。

もう呼び鈴を鳴らす必死が無かったんだろう。



ところで
身体が無いのに、本当に呼び鈴は鳴ったんだろうか…それとも頭の中だけで鳴ったんだろうか…


謎だ

No.148

こんばんは


涼しい夜
近くの公園では盆踊りで、提灯にやぐらに出店にお揃いの浴衣で踊る町会婦人部の方々。



我が家の北側の窓からは提灯の灯りが少し遠くに綺麗に見える。


盆踊りって、元々はお盆にあの世に逝った人達の為に踊る行事だったっけ。


明日の為にもう寝なきゃね。
おやすみ

No.149

今日は仕事がお休みでね、頼まれた用事を午前中に済ませた。


午後は、みんなと話していた過去のスレを読み返してたんだ。

いろんな事もあったけど、少しずつ優しさを持ち寄って…そこはあたたかい場所だったよね。


だから読み返してもあたたかい気持ちになったよ。

みんな元気でいるかなー

元気でいてね。
そう思ったら伝わるかも知れない…


おやすみ

No.150

こんばんは

叔母宅に従姉妹からメロンが届いた。
東京で買う物よりも断然甘くて美味しい。

嬉しいおすそ分けだ。


野菜も果物も田舎の物は美味しい。
昔々、庭の畑に実ったトマトをもいで食べた。
その甘くて酸っぱい味をずっと覚えていて、今でもその味に出会うと小さな幸せを感じる。

人の感覚って不思議だねー

何十年も覚えているんだ。


幼かった私にとっては、楽しい時間だったんだろう。



…メロンの話がトマトに変わったね(笑)
トマトの皮を剥いてスライスして三温糖をパラパラとかけて冷蔵庫で冷やす。

最近ちょっとハマってる食べ方🍅


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