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。・scar・。

レス22 HIT数 1907 あ+ あ-

Mickey..( UEpT )
06/09/14 20:51(更新日時)

∽プロローグ∽
もうあんな事が起こらない様に私は努力した。生まれ変わりたかった。
あの時の私は寂しさと共に消えたの。
「今」を精一杯生きたい-…
なのに
何で邪魔するの?何が楽しいの?
4年前のあの記憶…
消えたと思われた傷が痛み始めた。

「Dear my friend..」の主です。「失ったモノ」から始まって第3作目を作る事が出来ました。ありがとうございます。コレは「いじめ」をテーマとしたリレー物語です。沢山の人の参加を待ってます。
「いじめ」をした人、された人…経験の無い人。
無理してレスしなくても良いです、せめて読んで欲しい

-全ての方へ……

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No.156726 06/08/12 13:45(スレ作成日時)

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No.1 06/08/12 14:03
Mickey.. ( UEpT )

1.始まり
小6の頃、私はいじめられてた。主に男子からで毎日がとても怖かった。
でも今。
高1になって友達と楽しく過ごしている。
そんなある日-…
放課後普通に歩いていると…
「おい、もしかしてアレ相川優(私)じゃないか?三代小の」
数人の男子だ。私はビクッとした。何で?この高校には元三代小のクラスメイトの男子はいないはず…?
私はわかった。この人はきっと元いじめグループの中の1人の友達なんだと…
私は嫌な予感を感じ始めた

No.2 06/08/12 18:32
ヒマ人2 

>> 1 [過去の傷]
あれは、もう過ぎた事。だから怯えないで堂々としてよう!そう思って、その数人の前を通った。愉快そうに見る目が視界に入った。
「なんだ。あの頃と大して変わってないじゃん。本当は怖いくせに、そうじゃない様に見せてる所」
そんな声が耳に入る。私は、自分で性格を変えた…そう思ってた。しかし その言葉でショックを受けた。途端に過去の記憶が蘇る

No.3 06/08/13 14:03
Mickey.. ( UEpT )

[恐怖]
今日は何も言われないように
あの人達に会いませんように
登校する時、塾に行く時。いつも願っていた。
恐くて恐くて…
地震が起きれば良いのに
台風が来れば良いのに

こうして私は家を出る。

No.4 06/08/13 15:11
ヒマ人2 

>> 3 [過去の思い出]
私は、当時 小六の割には小柄で成績も余り良くなかった。字も絵も上手くないし、運動神経なんてもっての他。顔も大して可愛くもなかった。周りの大人達は『アナタは、後4~5年したら絶対美人になるわ』
『中学生になってからグングン成績伸びる子もいるのよ』
などと言ってくれた。その時の私は
(そんな先まで待てない。綺麗になるのも、頭が良くなるのも今すぐなって欲しい)と思った

No.5 06/08/13 15:19
ヒマ人2 

>> 4 [言葉の刃]
それは、学校で教室の掃除の時間に起こった。私は いつもの様にゴミを掃いてる時に聞こえてきた。谷合正人が友達に話してた
「俺 相川って嫌い」すると友達が
「何で?」と聞き返す。「汚らわしいから!」 谷合君に好かれてるとは思ってなかったが、この言葉の刃は私の胸に深く刺さった。他の誰かに言われても同じ事だけど…。

No.6 06/08/13 15:25
ヒマ人2 

>> 5 [お母さん]
私は確かに頭も顔も良くない。背も低くて痩せっぽちで取り柄は無い。だけど、服も靴も お母さんが綺麗にしてくれるし髪の毛だって毎日洗って、お母さんがキチンと結んでくれて…いつも清潔にしているよ!なのに『汚らわしい』
私は自分の事を言われたのと、大好きなお母さんの懸命さを壊された様で辛かった。谷合君が嫌いになった。

No.7 06/08/15 13:50
Mickey.. ( UEpT )

[皆との相似]
「席替えをしまーす」
途端に教室が明るくなる。でも私は嬉しくない。クジを持った先生が近付いて来る。私は願う
せめて…せめて女子の隣になりますように-…
だって…
私はクジを引いた

No.8 06/08/15 16:03
ヒマ人2 

>> 7 [悪運]
私は、クジ運も悪い…。
谷合君の隣になったのだ。谷合君も嫌な顔をしている。
「うわ~!オレ相川の隣?最悪ー!」
私は又胸に言葉が刺さる
「谷合君!何て事言うの!ダメでしょう!」担任のシズカ先生が叱ってくれた。シズカ先生は結婚して海外に住んでいたが、また旦那さんと日本に戻ってきたらしい。足が少し悪いけど、優しくて良い先生だ。--シズカ先生に怒られた谷合君は大人しくなったが、私へのイジメは変わらなかった

No.9 06/08/17 16:07
Mickey.. ( UEpT )

[遊び]
バイキン扱いされ、私の物には触れない男子達。谷合君が隣だったあの時が一番酷かった。
そして谷合君達はまた新しい遊びを考える様になった

No.10 06/08/17 18:40
ヒマ人2 

>> 9 [呪い遊び]
「相川と口を聞いた奴は、呪われるぞ!」その言葉を キッカケに誰も私とは話してくれなくなった。どんどん酷くなり、担任のシズカ先生が気にかけてくれて、相談に乗ってくれた。私は話そうかどうか迷った

No.11 06/08/18 12:55
Mickey.. ( UEpT )

[自分の為(?)に]
「…いえ、大丈夫です。何もないですよ」
自分がいじめられてる。なんてかっこわるくて言えなかった。
そして自分はいじめられてるという現実を見たくなかったのだ…

更に自分はこの後傷付いていくのに

No.12 06/08/18 20:12
ヒマ人2 

>> 11 [先生の過去]
「そうなの?」シズカ先生は半信半疑の様だった。心の何処かで本心を話してみたくもなったけど、強がりで「はい。大丈夫です」と答えた
「ならいいけど。先生ね、昔 苛めに遭ってたの。カナエちゃんって名前の親友を亡くした事もあるのよ。だからね、辛い思いをしてる人の力になりたくて」と言った。私は驚いた。シズカ先生は優しくて エコ贔屓もしない。見て見ぬふりもしないし、先生同士でも生徒からも人気があるのに。「苛めって?カナエちゃんって名前の親友は何故死んだの?」私は 二つの質問をシズカ先生にした

No.13 06/08/21 22:05
Mickey.. ( UEpT )

「そうね…あれは遊びから始まった自殺だった」
シズカ先生は私に話してくれた。
「でも100%向こうが悪いわけではないわ」
「えっ何で?イジメをしたのは向こうなのにっ!」
シズカ先生は躊躇いながらもカナエちゃんがそのイジメグループの内の1人を階段から突き落とした事を話した。
「その子供は流産したわ」
「……」
私は何も言う事が出来なかった。

イジメって何だろう?
悪気のない人がターゲットにされそれを見て笑う人達。
イジメられる人はまるで囚人。もしその人から逃れられても一生その消えない傷を背負って生きていく。

そして月日が経った。私もあの傷を背負っている。消えないケドずっと忘れられてたこの傷。このまま時が過ぎて行けば楽だったのに
目の前には笑う人達。何で思い出させるの?

No.14 06/08/21 22:46
ヒマ人2 

>> 13 [踏み出せない気持ち]
確かシズカ先生は、あの話の後に「今でも以前イジメてた子達と連絡を取り合ってるし、とても良い友達になったのよ。」って言ってたけど…。私ならイジメてきた人と仲良くなんて出来ない。仲良くなったとしても、どうせ裏切られるもの。そう思い込んで
向き合おうとしなかった。ゴタゴタに巻き込まれたくないもの。

No.15 06/08/21 23:11
ヒマ人2 

>> 14 私が色々思い出しながら歩いてると、後ろから声をかけられた。友達のシオリちゃんだ。親友なんだ。シオリちゃんが「ねぇ!土曜日にね紹介したい人いるんだけど、会ってみない?」詳しく聞いてみると、シオリちゃんの彼の友達の様だ。シオリちゃんは中学の時に、彼と付き合ったが高校は別だ。でも付き合いは続いてる。その彼の友達と私を会わせてみたいらしい。暫く考えたが、彼氏なんていた事ないし そこまで言える関係でなくても、男友達を作るって形でもいいかも知れない。新しい道を歩く為に 会わせてもらう事にした。

No.16 06/08/21 23:22
ヒマ人2 

>> 15 [驚き]
「それで相手の人は何て名前なの?」とシオリちゃんに聞いてみた。
「確か‥谷合真一(シンイチ)君って名前だったよ」
「………!」
タニアイ シンイチ
小学生の頃イジメてきた子と同じ名前。シオリちゃんの彼は同い年。その彼の友達も同い年だとシオリちゃんは話してくれた。私は動揺したが、タニアイ シンイチって珍しい名前でも無いし きっと偶然だ!そう思った。でも それは偶然ではなかったが、土曜日に知る事になる。しかも‥私を散々痛めつけておいたくせにアイツは、私の事を覚えてなかったのだ。
----話は、その土曜に遡る-----

No.17 06/08/29 18:35
Mickey.. ( UEpT )

[今と昔]
「おーい、こっちだよぉ」
シオリちゃんが手を振ってる。隣にはシオリちゃんの彼。
「シオリちゃ…」
言葉が途切れる。だってその彼の隣にいるのは…
「君が優ちゃん?゙はじめまして"」
は?!
その人は間違いなくあの谷合真一だった。なのに何?「優ちゃん」?「はじめまして」?!
「どうしたの優?」
私は慌てて首を振る
「そう、じゃあ行こうか」
嫌な予感…
「え、どこに…」
「んーカラオケとか。って言ってなかったっけ??」
苦手なカラオケと会いたくなかった谷合真一。
私は後悔してた。

No.18 06/08/29 19:24
ヒマ人2 

>> 17 [お付き合い]
成り行きで、私は自分の好きな曲を歌った。皆ほめてくれたけど、私としては早く出て行きたかった。ようやく時間が経ち、少し遊んでから夕食を取った。シオリちゃんと彼が気を利かせたつもりなのか上手く席を外し
私は谷合君と二人になった

No.19 06/08/29 19:35
ヒマ人2 

>> 18 谷合君が「また会おうよ。次は二人でね」と言った
私は、形だけの言葉だと思い「ええ。そうね」と答えた。(上辺だけの言葉に真剣に答える程 バカじゃないわ!)と感じていた。しかし その夜に、シオリちゃんから電話があった
「谷合君と付き合うんだね。彼氏できたじゃん!」…ビックリした。
シオリちゃんがスゴく喜んでくれてたので、今更断れなかった。そして私は谷合君とつき合う事になったのだ。

No.20 06/09/04 23:20
Mickey.. ( UEpT )

[疑問]
「ねぇ、人って少しの間会ってないからって簡単に相手の事忘れちゃうの?」
私はお母さんに聞いた。
「う~ん、人によるケドねぇ…たいてい忘れないものよ、そんな何十年ってわけじゃないのなら」
そう…だよね。
「大嫌いだから忘れたのかな…」
「え…?」
私は黙って部屋に戻った。
谷合君の優しい顔が思い出される。
「意味わかんないんだケド…」
前の顔と今の顔。どっちが本物なの?
なぜか涙が溢れてきた。

No.21 06/09/09 20:22
ヒマ人2 

>> 20 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪携帯の着信が鳴り響き驚いた。あのまま寝入ってしまってたんだ。携帯のディスプレイを見てシオリちゃんからだと分かり電話に出た
「あっあのね。今 彼を通じて谷合君から連絡あったんだけど 谷合君ね 優ちゃんのアドレス教えて欲しいらしいの。…いい?教えても?」
「うん……。いいけど その前にちょっと悩み相談していいかな?」と私は言った「もちろん!どうしたの?」シオリちゃんの彼にも谷合君にも、誰にも言わないと約束もしてくれた。シオリちゃんは、約束は守るし口が凄く堅いから 信用して
過去の話をした。
谷合君の真意が分からない事も。

No.22 06/09/14 20:51
Mickey.. ( UEpT )

「…て事なの。谷合君全く覚えてないみたいだし」
「やめよう」
へ?
「シオリちゃん、どういう事…」
「だから付き合うのはやめようって言ってるの!」
いきなりの言葉に驚いた。
「あんたねぇ、今は覚えてなくてもその内思い出すかもしれないんだよ。それで傷付くのは優なんだよ!」
「…」
「いや、もしかしたら覚えているのかもしれない…それは谷合君によるから」
-シオリちゃんの言う通りだ。私は…どうすれば良いのだろう。

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