ネグレクト・・子供の心
私はなんの為に産まれてきたんだろう。
親の義務ってなんだろう。
私が記憶にあるのは、幼稚園の頃からです。
新しいレスの受付は終了しました
ゆうちゃんがうちにくると行っていたがこれ以上家にいたくないので私から迎えにいくことにしました。
まず家にいてもご飯は食べれない。
中学3年生になり、母は、残りご飯は全て捨ててました。
夕飯の残り物も以前は冷蔵庫に入れてありましたが、それも捨ててました。
レトルト食品も全て棚に入れ南京錠までかけてました。
冷蔵庫には卵すら入ってない。
調味料のみ。
自分達のご飯のおかずは毎日買って使いきりにしてるようでしたし、米も三食人数分の量を毎回作ってましたし、おかずもお米も残ればすべてその都度すててました。
私がご飯や冷蔵庫の物を勝手に食べてるのに気がついていたようです。
いつから気がついていたのかは知りませんが、小学4年生から確実に盗み食いの量は増えてました。
それまではわからないように少しだけ食べるようにしてましたが、高学年になると少しの量では全然足りなくて、空腹も酷くなり我慢できなくてバレないようになんか考えられませんでした。
母はどんなに手間がかかっても、私に食べられるくらいなら努力するみたいです。
私に食べさせるくらいなら捨てた方がましのようです。
だから私はお金がなくなったら終わりなんです。
凄い執念ですよね。うちの母。
ゆうちゃんの家に向かってる時、ふとある事を考えてました。
退院の日、父の電話に遮られた母の言葉。
おまえもう・・。
その後なんて言おうとしていたんだろうと・・。
死んでくれだったのかなぁ、とか考えてました。
なんか変に気になりました。
補足です。
退院の日に紹介状を渡されましたが、事前に受診日を聞かれてました。
救命救急センターと提携を組んでる総合病院で、紹介状を書くときに受診日を予約してくれるので退院の日が決まった時に既に次の病院の予約はとれてました。
お姉さんの原付きについても謝罪は入院中見舞いにきてくれた時にしてます。
原付きは廃車になったので後に新品を買って弁償してます
補足2
隠れてご飯を食べていたことについて。具体的にいうと毎日ご飯が残っていた訳ではありません。
残っていた時に食べて、バレないように少しの量しか食べなくてもバレると翌日のご飯がなかった。バレて翌日ご飯がなくなっていてもレトルト食品はありました。
しかし手の届くとこには置いてありませんでした。
高学年から中学生の始めくらいまでは
ご飯もレトルト食品も週1日もしくは2日くらいしか残ってませんでした。何もなくて限界な時も多々あり、その際は家から出れる体力もなかった為、塩を舐めたり水をたくさん飲んで飢えをしのいでます。表現が分かりづらく感じたのでここで説明しました。
非常階段に着くと、ゆうちゃんは、
いよいよ明日やね。
私ついていこうか?って行ってくれました。
ゆうちゃんの気持ちは嬉しかったのですが断りました。まだ中学生の私が友達と受診に行く言葉は無理だと思いました。
入院になったら親御さんは?って絶対ききますよね?
分かってましたし、未成年のうちは親無しでは何の信用性も責任もおえない。
ゆうちゃんと夕方までお喋りしてました。
お腹すかへん?
とゆうちゃんがいいました。
私はまだ今日食事をしてなかったし、
空いたなぁと答えました。
ゆうちゃんは自分の家に私を招いてくれました。
ゆうちゃんのご両親は商売をしてるため早朝から深夜まで帰ってきません。
どちらかというと裕福な家庭ではありますが、ゆうちゃんは寂しかったと思います。
必要なものはお金をテーブルにおいてあるだけ。
小学校に入った頃からゆうちゃんは鍵っ子でした。
ご飯は作りおきを姉と二人でたべていたみたいです。
ほったらかしだったと思います。
1日中家にいないお母さんなのに門限作ったり、友達関係に口出すお母さんで、ゆうちゃんは不信感
だけがつのっていたといいます。
ゆうちゃんのお母さんはとても世間体を気にする人で、自分達の商売を継がす為、高校はあそこ、あそこの専門学校に入ってこの資格を取れ等と子どもの将来なのに勝手にレールをひくのです。
ゆうちゃんに選択肢はありません。
ゆうちゃんのお母さんは私のような人間と付き合いしてるのも嫌なようでした。ゆうちゃんはそれを無視して私と遊んでいたんです。
この家庭環境がのちに大きな事件を起こします。
ゆうちゃんと一緒にご飯を作りました。
お風呂も貸してくれました。
ゆうちゃんは私の家庭環境をよく知ってました。
母は外づらがものすごくいいので、ゆうちゃんを始め私の友達を無下にした事はありません。
それだけが唯一の救いでもありました。
ゆうちゃんの家を出たときはもうすでに9時を回ってました。
自分の家ではテレビを見せてもらえないのでゆうちゃんの家でバラエティー番組をみてたらこんな時間に。
急いで帰る必要はないので星空を見上げながらのんびり帰りました。
家に着くと押し入れに直行しました。
もちろん誰も私に声なんてかけてきませんし。
布団に入ると急に先の不安が襲ってきました。
さっきはあんなに楽しかったのに・・。
お金の事、卒業後の事。仕事の事。
考えただけで眠れませんでした。
勤務していた所には退院した日に連絡して事情を話したのですが、無理でした。
社会は責任が大切ですものね。
とりあえず〆から最後の勤務の日までお金は出るので少し安心はしてました。
翌朝、予約した時間に病院へ。
母は遅れてくるようで私は先に病院で待ってました。
名前が呼ばれた頃に母が来ました。
たった五分程度の診察で案の定即入院でした。
先生が、
まだ若いから1日二回の点滴とお薬の投薬治療で1ヶ月も入院すれば元に近い状態まで治るでしょう。
そういいました。
私は
1ヶ月も入院するんですか!
と思わず聞きました。
先生は、
う~ん、全く左側は動いてませんし、状態はよくないですよ。
まだ年齢が年齢だけに1ヶ月で済むだけまだ良かったと思いますよ。
といいました。
横にいた看護師が母に、
入院になりますので受付で入院手続きして下さいますか?
娘さんの入院に必要な物も書いてますので持ってきてあげてください。
母は
はいと答えました。
では部屋の用意しますので外の待合室でお待ち下さい
と言われ母と診察室を出ました。
母は、人がいない事を確認して私にいいました。
今度は1ヶ月か!
どんだけ金かかんやろなぁ~?
ほんま一層の事、その顔で一生おればええねん。
まただ・・
そんな気持ちでいっぱいでした。
母はブツブツ文句をいいながら帰っていきました。
しばらく待っていると看護師が呼びに来ました。
病室は4人の大部屋。とりあえずベッドに横になりました。
病院の人はみんな優しいです。
看護師さんも先生も。仕事だとはわかっていても病院は居心地が良かった。
それは救命救急にいた時に感じました。
何かあればすぐ来てくれるし・・。
入院中は顔のリハビリに聴力検査、朝と昼に点滴。後飲み薬。
点滴は最後には刺すとこないくらいになりました。
聴力検査の結果は鼓膜が破れていたので左耳は難聴になってました。
鼓膜再生と共に元に戻りました。
今回の入院も母は当日のみで後は退院まで来ませんでした。
今回父も来ませんでしたね。
ゆうちゃんや友達達はまた毎日来てくれたので嬉しかったです。
入院して10日ほどたった頃、
看護師さんが呼びにきました。
警察の方から電話がきてますよって。
入院中ということで
病院に連絡してきたようでした。
事故の時の様子を聞きたかったのと、皆さんご存知の通り、私はまだ15歳であり無免許運転です。
その事もあり、電話で入院の日数を聞かれ、退院後、事情聴取に行く事になりました。
退院も近づき、先生の診察室の日。
私は後遺症について先生に尋ねました。
先生の話では、
顔面神経を少し切ってしまってるようで
後遺症については、いつか麻痺するかもしれないし、しないかもしれない。
こればかりはわからないと言ってました。
左目の涙については潤む程度まではいくと思うが涙を流すという確率は極めて低いとの事でした。
涙腺が切れていたみたいです。
退院を迎えた頃、新しい年を迎えてました。
また前回同様退院の日に母に入院費用について言われました。
入院費用30万円。
救命救急はICUに入っていたりした為短い入院だったけど高額だったようです。
母は、
合計150万を返せといってきました。
私は素直に
はい
と答えました。
実際は高額療養費制度を使っていたようで2つの病院で20万も払っていません。
私は無知であった為
そのような制度も知らずまんまと母の罠に引っ掛かったのです。
のちに個人で保険証を手にした時にこの制度を知りました。
どう考えても20万は越えない事も調べましたし。
退院してからしばらくして警察に行きました。
事情聴取も終わり、家庭裁判所で判決を受け、6ヶ月の保護観察処分になりました。
ここまで決まるのにおよそ1ヶ月半かかりました。
その間に、病院の給食を作る仕事につけました。
もうすぐ卒業でしたが、半年間の保護観察もあり、ひとまず今から半年間は家に同居をしてなくてはならないため、うちにいる事ができます。
その間にお金を貯めようと思ってました。
給食を作る仕事につけてラッキーだった事があります。
早出をすると朝とお昼は病院食が賄いとしてでます。
遅出でもお昼は食べれます。
助かりました。
社会保険にも入れたので病院にも行けました。
病院内の調理室なので便利でした。
16歳と偽っていたのに社会保険に入れたという事は調べたりしなかったようで、その当時から社会保険庁はずさんだったことがみてとれますね。
中学校も卒業を迎え、毎日忙しい日々を過ごしてました。
通帳には現金を入れず、封筒に入れて持ち歩いてました。
入院費用と自宅にお金は入れてました。
しかしながら食べる事はできたものの体に不調がよく出るようになりました。
中学校も卒業を迎え、晴れて社会人として働いていました。
不調というのは前からいろいろありましたが、仕事に差し支える体の痛みは取り除きたくて病院を受診しました。
悲しい事実を知る事になりました。
特に上半身が痛くなるという事で1日心電図をとる機械をつけて過ごしたり、血液検査したりとしましたが、重い病気は見つかりませんでした。
先生に呼ばれて診察室に入りました。
「ろっかん神経痛」ですね。
と言われました。
先生は、
その歳でこの病気はなかなか聞かないんですけどね・・。
よく高齢者の方にみられる病気なんですよ。
いつから痛みがありましたか?
私は小学4年生くらいからと答えました。
先生は驚いてました。
確かに小学生から神経痛なんてきっと聞いた事ないんだろうなぁ。
そう思いました。
とりあえず痛み止めの頓服をもらいました。
あまり体を冷やしちゃいけないよって言われました。
おばあちゃんみたいな体なんだ・・とショックでした。
それを裏付けるかのように病気になるとたった半日、1日で重症化しました。
夜寒いなと思っていると熱が出てきて、2、3時間で肺が痛くなり、朝には肺炎になってたり、
二十歳をこえてお酒をちょっと飲み過ぎた(ほろ酔い程度)だけで翌朝腸炎になり入院。
必ず病院に行くと
いつからですか?と聞かれますよね。
半日前からと答えるとびっくりされます。
幼い子供や高齢者の方のように抵抗力のない体になってました。
幼い頃からの栄養不足が原因で、体の基礎がきちんとできなかった為です。
胃も凄く弱いですし。
まだ体だけなら良かったんです。
体だけなら・・・。
心が徐々に壊れていくのですが、体が不調なせいだと思っていた為気がつくのはまだ数年先になります。
すでにご飯を満腹に食べられない頃から心は悲鳴をあげていたんだと思います。
徐々に壊れていく感じはこれからも文章で読み取れると思いますが話を進めます。
病院に行けるようになった事で、少し自分の体の事を知ることができた。
大きな病気じゃなくてよかった・・。
体の為にきちんとご飯食べなくてはと思った。
仕事がある時は三食食べないと体がもたないしお腹も空きました。
休みの時は朝御飯は全く食欲がでないけど食べなきゃと思い、ゼリーやヨーグルト等のど越しのよいものをとってました。食べたくない時に無理に食べると必ず具合が悪くなってましたが、胃が弱いから胃がびっくりしたんだとか動かないからお腹が空かないんだととりあえず病気や具合が悪くなるとポジティブに考えてました。
幼少期から病院に連れていってもらえなかったので、ポジティブに考える癖がついてました。
ゆうちゃんとは卒業以来連絡はあまりとってません。
ゆうちゃんは高校に通っていたし、私も仕事が土日祝日休みがない為に自然にそうなってました。
私も仕事で疲れていたし、自宅でお風呂を貸してもらえないので自転車で30分くらいの銭湯に通っていたので疲れてすぐ寝てましたから。
卒業から2ヶ月くらいした頃、
ゆうちゃんから不在着信がありました。
仕事が終わってゆうちゃんに電話をしました。
ゆうちゃんは泣きながら電話に出ました。
私は、
どうした!なんかあったん?
ゆうちゃんは、
もう嫌やねん・・。
今からあわれへん?
私は、
何が嫌なん?
まぁとりあえず仕事終わったからコンビニにする?
ゆうちゃんは返事をして電話を切りました。
待ち合わせたコンビニにゆうちゃんがきました。
泣いてるし人目もあるのですぐ近くの神社に移動しました。
ゆうちゃん、とりあえず泣きなよ・・。
何があったん?
と私はゆうちゃんの背中をさすりながら聞きました。
ゆうちゃんの話では、お母さんの希望の高校には行けず、とりあえず受けた高校に通っている。
高校に初めから行きたくなかった為、入試でほぼ白紙で出したのに合格した。
嫌々高校に通っていたがやっぱり行きたくなくてお母さんに話したみたいだけど答えはもちろんノー。聞く耳をもってくれるはずもなく、私に助けを求めた事。
今までほったらかしにしてきたのに、自分の意思を無視して進学させた事に嫌気がさしたともいってました。
助けを求めてくれた事は凄く嬉しかったが、私にはそれをどうする事もできない。自分の力のなさに腹がたった。
ゆうちゃんは、
私・・もうあんな家帰らん!出ていく!
○ちゃんとめてくれへん?
私は、
うちのお母さんに聞いてみる。
ゆうちゃんの事嫌いじゃないし!
ゆうちゃんを連れてうちに行くことにしました。
うちの母が絶対断るとは思ってませんでした。
何故なら、自分が自分の子供を虐待しているにも関わらず、ニュースでみる虐待事件や可哀想な子供の話には普通の母親のような感情を出します。
虐待なんて可哀想に!あの母親殺したろか!
と母はよくいってますから。
自分のしてる事棚にあげてよくいう・・。
自分が虐待してるとは思わない母親に多い現象・・。
こんな母なのでもしかしたらと思い連れてくる事にしたんです
ゆうちゃんを連れていって事情を話すとなんと!快く了解しました。
ゆうちゃんの人生やのにお母さん、信じられへん人やなぁ
って言ってました。
母の自己中には腹が立ちますが、こうゆう性格である為に私は友達を救えた。
複雑ではあるが良かった。
ではどこに寝かせるかという疑問があるでしょうが、兄は私が事故で入院していた頃、初めての彼女ができ、入れ込んで毎日彼女の自宅に泊まりそこから高校に通っていたんです。
兄は高校三年生です。
着替えをたまにとりにくるくらいで家には帰ってきません。
兄は私とは違いすべて母が何でもしてあげて、何でも買っていた為に、わがままで苦労知らずです。
だから兄のわがままに母は何も言えない。
ゆうちゃんがうちにいる間は兄が使っていた部屋を自由に使えました。
と言ってもTVを見れる、電化製品 が使えるくらいですが。
それまでは兄がいなくてもTVやストーブ等の電化製品すら使用不可でした
ゆうちゃんのご飯は母が用意してました。
あんたは働いてるから自分で買いや。
とは言われたけど、ゆうちゃんのご飯作ってくれるだけでも感動です。
ゆうちゃんは複雑な顔をしてましたが、
ゆうちゃんだけでもご飯用意してくれるだけで私は嬉しいから遠慮せんと!な?
実際に私働いてるし気にしいなよ。
と私は言いました。
ゆうちゃんはいろいろ母の事は知ってますが他人が入るとあまりにも違う母に戸惑いを隠せない様子。
母は外づらがいい。
外づらがよい為に私の虐待が明るみにでなかった・・。
複雑です・・
度々ゆうちゃんのお母さんがうちを訪ねてきては、
ゆうがいるはず!呼んでください!
時には、
泣きながら、
ゆうちゃん~いてんやろ?なんで帰ってきいへんの?
またある時には、
あんたんとこの娘がゆうをそそのかしたんやろ?
等といろんな表情を見せるお母さんです。
少し変わってるなぁって思ってましたが、
母の対象も役者並みでした。
ゆうちゃんが!家出しはったん?!ちょっと待って、あの子に聞くわ!
とか、
私も一緒に探しましょか?捜索願いだしはったん?
等、かなりしらこい(白々しい)人です。
おかげでゆうちゃんは連れていかれる事はなかったんですけど。
ゆうちゃんは仕事を探し始め、バイトを見つけ働き出しました。
仕事が楽しいらしくイキイキしてました。
ゆうちゃんがうちにきて1ヶ月あまりが過ぎた頃
私は仕事が終わり自転車置き場に向かうとゆうちゃんのお母さんが待ってました。
○ちゃん(私)、ゆうはどこにいったん?
あんなに仲良かったんやから知ってるやろ?
高校もずっと休んでるんや!
私は、
なんで家出したんかしってるん?おばちゃん?
と逆に質問しました。
ゆうちゃんのお母さんは心当たりがないと言いました。
私は、
おばちゃんが言ってるその高校やで。
ゆうちゃんが高校に進学したくない事知ってたんやろ?
無理矢理いきなくないとこ行かされたら誰だっていいやと思うけど・・
ゆうちゃんのお母さんは、でもとか将来がとか言い訳してました。
私は、
将来を決めるのはゆうちゃんやで。
ゆうちゃんの人生やし。
おばちゃんはゆうちゃんの気持ちくんであげた事ないやろな。
ゆうちゃんのお母さんはしばらく無言でした。
私は、
ゆうちゃんは今仕事してるで。
毎日楽しそうにイキイキしてる。
お金を渡されるだけのゆうちゃんやったやろうけど、仕事してお金もらう楽しさ味わって凄く明るくなったよ・・。
あのゆうが・・
と言って驚いたのもつかの間、
どんな仕事なん?とか休みは何してるんや?とか自分の知らない娘の姿を知ろうといろいろ聞いてきました。
私はすべて答えました。
ゆうちゃんのお母さんは、自分の娘がそんな自由に楽しく暮らしてる事にショックを隠せない様子でした。
私は、
高校辞めさせてもいいと思うよ。
立派に社会人してるし、今さら高校に戻れって言っても無理やと思うし、多分それいったらおばちゃんとこにはもう帰らんかもしれんけど。
ゆうちゃんのお母さんは、
そうやな・・。
ゆうには高校辞めてもええってゆうといて・・。
ゆうちゃんのお母さんは落ち込んでいる様子で、そう言いました。
仕事を抜け出してきたようでゆうちゃんのお母さんはそう言うとすぐ帰っていきました。
うちに帰って、ゆうちゃんにこの話をしました。
ゆうちゃんは、
嘘!辞めてもいいって?良かったぁ~。
仕事辞める気はなかったし、おかんにもう一回確かめるわ!
そういうと今まで着信拒否していた母親に電話をかけた。
高校は辞める事になった事。
自宅から仕事に通う事。
母親との会話で話し合った事を教えてくれました。
私は、
ゆうちゃん、最後に聞くけどほんまに高校辞めるでいいの?
私が言うのもなんやけど・・
ゆうちゃんは、
逆に感謝してる。
高校には未練もないし、私1人やったら絶対辞めさせてくれへんかったと思うねん。
ゆうちゃんはそう言いました。
うちの母にお礼をいって自宅に帰っていきました。
母が私を呼びました。
母は、
ゆうちゃん、良かったなぁ~。
ところでゆうちゃんがうちにいた間の食事代や光熱費、あんた立て替えてくれんやろ?
私は、
わかった・・。と答えました。
ゆうちゃんを泊めてもらった恩もあるし、母は何かにつけてお金をとろうとしてくるので今回の事もさほど驚きませんでした。
ゆうちゃんが自宅に戻って2日ほどした頃、ゆうちゃんのお母さんが来ました。
ゆうちゃんのお母さんは、
やっぱり○ちゃんのとこに居ったんやね。ゆうに聞いた。
ご飯も食べさせてもらったみたいで・・。
と10キロのお米をくれました。
たまたま私しかいなかったので母は恥をかかなくてすんだ訳です。
ゆうちゃんのお母さんは続けて言いました。
○ちゃん、悪いんやけどもうゆうと会うのやめてくれへん?
中卒で仕事するなんて、あんたの影響受けたに違いないやろ?
今回の事も、あんたがおらんかったら嫌でも高校行ってたはずやしな。
私は何も言い返せなかった。
ゆうちゃんに自分がした事は本当に良かったのかわからなかったし、おばちゃんの言う通り私と出逢わなければ良かったのかもしれない。
そう思いました。
どうなん?○ちゃん。もう会わへんって約束してくれへん?
おばちゃんは少し涙目でそう言いました。
私は、
わかった・・。
もう連絡もとれへんし、会わへん。
その代わり、ゆうちゃんの気持ちちゃんと聞いてあげて欲しい。
ゆうちゃんのお母さんは、
満面の笑みで、
わかったよ。
って言って帰りました。
多分私の言った事を聞いてくれるとは思わなかったけど、言わずにはいられなかった。
おばちゃんは私の事が昔から嫌いだった訳で今回の事で離れさせるきっかけになったと喜んでると思います。
私は、
ゆうちゃんに直接、友達やめようなんて言える勇気がなかったので自然消滅を図る事にしました。
電話も出ない。
メールもほとんど忙しいのを理由に返しませんでした。
うちにくる事もありましたが、母にいないと言ってもらってました。
玄関からゆうちゃんの私を心配する内容が聞こえてきた時は
押し入れで泣きました。
私とおったらダメになる。
ゆうちゃん、ごめんね・・。
そう心に思いながら。
母に事情を話し、居留守を頼んだ時に、
爆笑されました。
母は、
良いとこの子やからあんたみたいな子と付き合いしたないのは当たり前やろな。
せっかくあんたの味方してくれる子やったのに残念やったなぁ!ハハハハハ。
悔しかったです。
こんな生活しなくては行けなくなったはみんな母のせいなのに。私も高校行きたかったし、お金の心配なんてしたくなかった。
外づらが良かった母、小さい時から私を悪者にしてきたんです。
私が痩せてる事を近所に聞かれた時も、
全然食べてくれないんです・・。私の料理がだめなんでしょうか・・?
とか。
服や髪が汚れていると指摘された時も、
粘土遊びが好きで毎日してる。
粘土を触った手で髪の毛触るからいつもべたべた。
どうしたらやめてくれますかね?
等、中卒を希望したのもすべて私のわがままで通っていました。
小さい時から私が近所の人から、
お母さんの言うこときかなあかんよ!
心配してるよ!
と怒られました。
違うと言っても、誰も聞き入れてくれませんでしたし、それもわがままな性格だから自分の都合のよい事言ってるだけと思われてました
そんな中の友達、ゆうちゃん。
悲しかったけど、1人で頑張るしかなかった。
無性にイライラする事が増えて、自分の腕に爪をたて、ぐーて押し付けると痛みがくる。
爪の型がつき皮が剥ける。
でも痛みを感じるとイライラが収まった。度々するようになりました。
母は出ていけとは言いませんでした。
家や事故のお金以外にことある事にお金を要求していたので
いい鴨だったんでしょう。
しかしこの頃毎晩父と喧嘩していて、母はそのうっぷんをはらすかのように私への暴言やいじめが酷くなりました。
珍しくご飯を出してくれたと思うとゴキブリが入ってたり、
自転車を捨てたり、
寝ているとバケツの水をかけてきたり、
耐えれなくなっていました。
休みの日は1日中ぼーとしてる事が増えました。
気がつけば夕方なんてざらで。
長くて8時間くらい。夜も眠れなくなった。
だから早出の時はキツかった。
そんなある日、夕方仕事から帰ると家に異変が。
兄のベッドやテレビ等兄の物すべてなくなってました。
隣の部屋にいくと父がいました。
お兄、出ていったん?
と私が聞くと。
父は、
おかんも出ていきよった。
帰ってきたらこんなんなっとった。
昨日の給料みな持っていきよった。
お前も一緒やと思ってたのに・・。
その様子じゃ、お前も知らんかったんやな。
父は動揺を隠せない様子でした。
いつもと普通の朝だった。
兄はずっと帰ってきていなかったのに、連絡をとっていたのか・・。
父に、
どないすんの・・?
これから。
と聞くと、
父は、
とりあえず給料返してもらわな、飯もくわれへんがな。
明日、市役所行ってみるわ。
○(兄)を高校いかせてんや。住所変更するはずやしな。
あの女、金持ち逃げや!許さへん!
腹が立ったのか起こりだした父。
無理もない、まさにいきなりの失踪なんだから。
父は、
しかしやっぱりお前を捨てたか・・。
おかんはお前が腹におるときから無茶苦茶やったからな。
おばぁ(父の母親)がおらんかったらお前殺しとったど、あいつ。
新しいレスの受付は終了しました
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
Wish Yumi Sugimoto
0レス 24HIT 小説好きさん -
ハルビン
4レス 101HIT 旅人さん -
『愛することには理由がある』
0レス 94HIT 自由なパンダさん -
神様の折り紙
2レス 122HIT たかさき (60代 ♂) -
呟きです(読んでもらえるだけで結構です)
2レス 114HIT 匿名さん
-
Wish Yumi Sugimoto
0レス 24HIT 小説好きさん -
モーニングアフター モーリンマクガバン
今日からミスターも例様も仕事 ミスターは来間島へ陸続きで橋を渡っ…(作家さん0)
404レス 2572HIT 作家さん -
ニコニコワイン
あんぱん 昨日から 泣かされ続け そして 戦争が終わって …(旅人さん0)
431レス 16734HIT 旅人さん (20代 ♀) -
20世紀少年
野球 小3ぐらいの頃は野球に夢中だった。 ユニフォームも持って…(コラムニストさん0)
36レス 950HIT コラムニストさん -
こちら続きです(;^ω^) フーリーヘイド
キマッたっ!!!!!!!!!(;^ω^) いやぁ~~~~!!我な…(saizou_2nd)
347レス 4103HIT saizou_2nd (40代 ♂)
-
-
-
閲覧専用
20世紀少年
2レス 116HIT コラムニストさん -
閲覧専用
フーリーヘイド ~読む前の注意書きと自己紹介~
500レス 5781HIT saizou_2nd (40代 ♂) -
閲覧専用
おとといきやがれ
9レス 290HIT 関柚衣 -
閲覧専用
ウーマンニーズラブ
500レス 3254HIT 作家さん -
閲覧専用
やさしい木漏れ日
84レス 3709HIT 苺レモンミルク
-
閲覧専用
20世紀少年
1961 生まれは 東京葛飾 駅でいうと金町 親父が働いて…(コラムニストさん0)
2レス 116HIT コラムニストさん -
閲覧専用
ウーマンニーズラブ
聖子の旦那が有能な家政婦さんを雇ったおかげで聖子不在だった機能不全の家…(作家さん0)
500レス 3254HIT 作家さん -
閲覧専用
フーリーヘイド ~読む前の注意書きと自己紹介~
やはり女性は私に気が付いている様である。 とりあえず今は、 …(saizou_2nd)
500レス 5781HIT saizou_2nd (40代 ♂) -
閲覧専用
今日もくもり
たまにふと思う。 俺が生きていたら何をしていたんだろうって。 …(旅人さん0)
41レス 1334HIT 旅人さん -
閲覧専用
おとといきやがれ
次から老人が書いてる小説の内容です。(関柚衣)
9レス 290HIT 関柚衣
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
心広くなったほうがいいかな?
お付き合いしてる彼には奥さんがいます そこは割り切って我慢しているのですが 来月後半に子供さんの…
31レス 460HIT 萌々香 (20代 女性 ) -
5年目…これからどうするべき?
5年付き合っている彼氏とのこれからに迷っています。 私は30歳、彼は32歳。 同棲2年目で、お互…
11レス 220HIT 社会人さん (20代 女性 ) -
何をしてもゴキブリが出てきます
賃貸に住んでますが、ゴキブリが毎年出てきます。 生ゴミはすぐに処分し、掃除もしてます。 …
9レス 199HIT 教えてほしいさん -
家族の前で一人称が言えないアラフォー
小学校6年生の時に一人称があだ名だったことを友達にからかわれて以来、一人称が使えなくなりました。入学…
18レス 237HIT ちょっと教えて!さん -
距離を置かれてる間、家に入れてくれた彼
先週怒らせてしまって 連絡を控えてるのですが 仕事帰り、深夜に家の鍵を無くしてしまい入れなく困っ…
10レス 217HIT 恋愛好きさん (30代 女性 ) -
パートの責任感。
よく、「パートなんだから都合が悪ければ好きに休めばいいし、責任なんてない」と言いますが、現場にパート…
8レス 143HIT 主婦さん ( 女性 ) - もっと見る