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レス13 HIT数 2379 あ+ あ-


2009/06/28 00:30(更新日時)

※ノンフィクションです
 
私が今まで経験してきた事を書きたいと思います。
 
読んでくれたら幸いです。
 
 
御意見、ご感想等
よろしくお願いします。

No.1160192 (スレ作成日時)

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No.1

『死ね!!
お前なんて生きてる価値なんて、無いんだよ!!
お前が死んでも誰も
泣きやしないんだからな!』



「うぅぅ…。
痛い……痛いよ…!!
ごめんな…さい。
ごめんなさい…!!!
誰か…誰か…助けて…」




『もっと!もっと…あぁぁ!
いい気持ちい!!
もっと激しく舐めて―!!』


(聞きたくない…嫌…
嫌…!!お願い!
お願いだから、もうやめて!)






―――――――――――――





『愛してるよ結衣。
ずっと一緒にいような!
絶対に離さないから!
もう誰も結衣を傷つけないよ。』


「うん!
…?え…?
ずっと一緒って…
愛してるって言ったじゃん!お願い…嫌…ィヤ…嫌!!!!」





―――――――――――――




(神様…どうかお願いです。
私を殺して下さい。)

No.2

何度助けてと叫んだだろう

何度死にたいと願っただろう

何度愛されたいと願っただろう…


叶わないからこそ
願わずにはいられない

傷跡は今日も疼く…


――――――――――――


飯塚 結衣 15歳



「…うっせぇんだよ!!」

私はそう言って机を蹴飛ばした。

刑事『…なぁ…。
何でこんな事件をおこした?』

「………」

刑事『話してくれ。』

「裏切り者は許さない。」

刑事『そっかぁ…。
もっと聞きたいが今日は
もう時間だ。
また明日、次はちゃんと
話してくれ。
そうしないと、いつまでも
ここから出れないぞ。』

「………」


――――カチャ――――


手錠をかけられた時の音は
空しくも綺麗に聞こえてしまう。

重たくて、冷たい。

私にはピッタリだ…。


腕が痛くなるくらい
締めて…。

もう何処にも行けないように。



私は警官に部屋へと連れていかれた。

留置所だ。

狭くて、汚い部屋に
トイレが一つ。

白い鉄ごうし。

他には何も無い。


私は何でこうなってしまったのか…。

傷口は癒えても
傷跡は癒えないんだ…。


そう、あの日からずっと…。

No.3

―結衣 7歳―


何処にでもある普通の家庭

母、父、姉(亜優)、妹(希美)、私の5人家族

この頃の私は入学したての
小学校1年生


朝起きるのが苦手だった私は母が毎日
『結衣ちゃん学校だよ~。
起きなさい。』
とおこしてくれた

だけど今日は違かった…

父の怒鳴り声で朝が始まる


父『テメェ今まで何処に行ってた!?』

母『友達の家で遊んでた。』

父『そんな服着てか!?
本当は何処に行ってたか
答えろ!!!』

父は煙草を吸いながら
今にも母を殴る勢いで大声をあげた

母『うっさいわね…
男の家よ……。』

父『………』


―――ボコッ―――

父は立ち上がり母の顔を
おもいきっり殴った

母『うぅっ…!!』

母はその場に倒れた

No.4

父『テメェこっちに来い!!』


父は怒り狂い
母の髪の毛を掴み
リビングから別の部屋へと
母を引きずっていった。


母『お願い…痛い!!
やめて…!お願い……!!』

父は母の必至の言葉も聞かず突き飛ばし

父『あぁ!?
何が「やめて」だ!!?
ふざけんじゃね―よ!!!』

―――ボコッ ボコッ―――

父は馬乗りになり
母の顔面を何度も殴り蹴った

私と姉、妹は
ただ呆然とその光景を見ていた…


母『ごめんなさい…!!
お願いだから、もうやめて…
うぅ…うぅぅ……。』


母はなされるがままの状態で泣き続けた


姉『…お父さん!!
お願いだからもう止めて!』
姉は泣きながら
父に聞こえるよう大声で
言った。
だが父はとまらない。

No.5

(このままじゃお母さんが死んじゃう…!)

そう思った私は
硬直した身体を動かし
家の近くに住む父の母、
祖母に急いで電話をした


―――♪♪♪―――


祖母『もしもし』

「結衣だけど助けて!
お父さんがお母さんに…!
うぅぅ…。。」

祖母『結衣どうしたの!?
何があったの!?』

手が震え 声がうまくでない…

結「……お父さんがお母さんを殴るの!!」

祖母『え……!?』


父『結衣誰に電話してんだよ!!!
電話を切れ!!!』

母『結衣切りなさい!!』


私は恐くて、恐くて…
そのまま電話を切った…。



妹『結衣姉ちゃん恐いよ…』

妹は私の手をギュッと握り
グシャグシャな顔で
泣きながら目をつぶった。


結「目をずっと閉じて
他の事を考えるんだよ!!」

妹『うん…!!!』


私は願った。。
これが夢であるようにと…
これは嘘だと。
神様…助けて下さい…。

No.6

祖母と電話を切ってから
すぐに祖母は家にきた

祖母『お父さん達は!?』

姉『あっちでお父さんが
お母さんに…!!』

姉は両親のいる部屋を
指さし、泣きながら祖母に
言った…


祖母『あんた達はここにいなさい!』

そう言い祖母は
両親のいる部屋へ行くなり
父を怒鳴りつけた

祖母『啓輔(父)!!!
あんたは何してんの!
やめなさい!!』


―――バシッ―――


祖母は父に殴り飛び掛かり
その場を終わらせた


母『うぅぅ…うぅぅ…。』

祖母『千尋(母)ちゃん…
大丈夫!!?』

父『ババア何しに来た!?』

祖母『結衣から電話があって急いで来たのよ!!!!
もうこんな事やめなさい!
千尋ちゃんだって
殴られてこんなに顔が
腫れてるじゃない!
子供じゃないんだから
ちゃんと話し合いなさい!』

父『…………』

祖母『子供達だって
こんなに恐がっちゃって…
可哀相に…。』

母『…亜美、結衣、希美
ごめんね…。』

母はボロボロになった身体をおこし、私達を抱き締めた。

姉『…ちゃんと話し合って…もう嫌だ…。』

母『うん…ごめんね…。』

父『………』

No.7

続きお願いします。

No.8

それから母は
学校に電話をして
『風邪』という理由で
姉と私を休ませた

母『今日は学校お休みね』

私.姉『何で?』

母『ほら…色々ね…。
今日はお父さんとお母さんで話し合うから……ね?』

私.姉『うん…。』


母は言葉を濁らせ
次は母の父親、祖父に電話をした。


―――♪♪♪―――


祖父『もしもし』

母『お父ちゃん。千尋だけど…。』

祖父『おぉ!!千尋か~。
どうしたんだ?』

母『あのね色々あって
今から話し合いたいから
家に来てほしいの。
旦那と旦那の母親も交えて。』

祖父『もしもし』

母『お父ちゃん。千尋だけど…。』

祖父『おぉ!!千尋か~。
どうしたんだ?』

母『あのね色々あって
今から話し合いたいから
家に来てほしいの。
旦那と旦那の母親も交えて。』

祖父『そうか…。
わかった。今行く。』

母『ありがとうね。
じゃまた。』

No.9

そう言い母は電話を切り
父と祖母のいる
リビングへと向かった。


母『話し合うのに子供達は
どうする?』

祖母『そうね…とりあえず
自分達の部屋で
待っててもらいましょう。』

母『わかりました。
じゃ話し合いが終わるまで
自分達の部屋で遊んでて
くれる?』

姉『わかったよ。
結衣、希美行こう。』

結衣、希美『うん。』


私達3人は自分達の部屋へ
向かった。


結衣「お姉ちゃん…
お母さん達大丈夫かな?
結衣達どうなるんだろ…。」

姉『大丈夫!おばあちゃんも来たし、結衣と希美には
私がついてるから!』


姉はそう言い私の頭を
優しく撫でてくれた


今思えば姉も不安だったろうし、辛かったと思う
なのに私や妹を気にして
安心感を与えてくれた

当時まだ8歳だった姉は
長女だけに凄い
しっかりしていた

No.10

リビングではさっそく
言い合いが始まった。

父『何で浮気した!?
男今すぐこっちに連れてこいよ!!!』

母『はぁ!?
ふざけんじゃないわよ!
毎日、毎日、毎日…
私を殴ったり蹴ったり…
家にもろくに帰ってこないじゃない!
あんたこそいつも
何処で寝泊まりしてんのよ!』

父『テメェ―また殴られ
たいのかよ!!?
俺に偉そうな口聞くな!!』

母『また殴れば良いじゃない!!
こんな生活もう嫌っ!!
いっそう殺しなさいよ!!』

祖母『もう二人共やめなさい!
もっと冷静に話しなさい!
千尋ちゃん…本当にごめんなさいね。』

No.11

祖母『うちの息子のせいで
辛い思いさせちゃって…。』

父『んだとババア!!!』

祖母『あんたは黙ってな!!
あんたのせいで話しが
進まないわよ!!
千尋ちゃん…言いずらいと
思うけど正直に話してね。
何で浮気したの?』

母『…先ほども言ったように啓輔が一時期全然家に
帰ってこなくなって…。
いつも子供達に《お父さんは?》って聞かれるのが
凄い私は辛かったし
帰ってきても酔っ払ってて
毎日、毎日子供達の前で
殴られました…。
子供達も恐がってたし
この間、亜美が私をかばった時、啓輔は
亜美を殴ったんです。
…子供達の世話もあまり
しないで遊び歩いて…。』

父『………』

母『他にもあるけど…
私は亜美を殴った啓輔を
見てもう暮らしていくのは
無理だと思いました。
浮気したのは悪いけど…
もう啓輔とは別れたい。』

No.12

祖母『そう……本当に
ごめんなさい。
私何も知らなかったから…
子供にまで手をだして
たなんて…。
うぅぅ…うぐっ……。』


祖母は母に頭を下げ謝り
うつむき小さい声で
泣いていた…


姉はひっそりと部屋の隙間から
両親達の会話を聞いていた

姉『おばあちゃん泣いてる…』

結衣『え…?何で?』

姉『よくわからないけど…。』

結衣『……そうだ!!』


私は一刻も早く両親に
仲直りしてもらいたくて
母と父の絵を書いて
仲直りしてもらおうと考えた

(これでお母さんも、
お父さんも仲直りしてくれる♪)



私は一生懸命丁寧に
絵を書いた



そんな事をしているうちに
祖父が家に来た


―――ピンポーン―――


母『はい』

母は急いで玄関の戸を開けた
祖父『大丈夫か?』

母『うん…ありがとうね。』
祖父は母に案内され
父と祖母がいる部屋へと向かった


父『あ…お父さん。
わざわざすみません…。』

父は気まずそうに祖父に
頭を下げた


祖父『おい!啓輔!!
娘に何しやがった!?』

祖父は母の身体の傷を見て
父の胸ぐらを掴み
凄い勢いで怒鳴りちらした


父『あの……。』

祖父『ちゃんと説明しろ!!』

No.13

祖母『お父様申し訳ございません!
うちの馬鹿息子が…。
落ち着いて話し合いましょう』


祖父『…何があったんだ?』

祖父は息を整え低い声で
母に聞いた。

母『あのね……。』


母は祖父に今までの事を
全て話した。


祖父『そうか…。』

母『私はもう別れたいの。
子供達は私が引き取る。』

父『え?』

母『だって啓輔には無理でしょ!?
もし…3人共は無理だとしても…
希美だけは
絶対に渡さない…!!!』

祖母『ちょ、ちょっと
まってちょうだい!!』


祖母は声を震わせ
意外な一言を口にした…


祖母『…子供達の事だけど
千尋ちゃんが希美を
渡さないと言うなら…
亜美だけでもいいから!!
亜美だけは啓輔に引き取らせてちょうだい!!』


母『え……?』


祖母『だって啓輔も父親よ!
こっちにだって
引き取れる権利くらい
あるわよね。
啓輔が仕事の時は私が
見る事は出来るわ。
ねぇ啓輔!??』


祖母はすがるように父を見つめた

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