七年目の真実

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2009/05/26 08:39(更新日時)

私には今でも忘れられない大好きな人がいます。 その人と初めて会ったのは私が18歳で8年前の7月、 空が真っ青でとってもきれいで印象的な日でした。 朝、カーテンを開けて空を見たら 無性に海に行きたくなりました。 その時、地元の友達カナから電話がきました。 「今、高校の先輩と朝まで家で呑んでたんだけどさぁ~。その先輩がカーテン開けて空見て 急に海に行きたいって言うんだよ💧変でしょ? 友達誘え‼っていうから夏子どう?」 私は、過去の経験から少し 男の人と関わりたくないと思っていた。。 けど、同じ空を見て同じタイミングで海に行きたいと思った彼が不思議で、少し興味をもったので行く事にした。

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No.1158625 (スレ作成日時)

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No.1

車で迎えにきてもらった。
案の定、ヤンキーカナの高校の先輩だ。。💧

車も彼も見た目がガラ悪そう~😒
「俺は、修よろしくね❤」
あたしに挨拶するなり、彼は「夏子ちゃんって、天然だろ?」って意地悪そうにゆってきました😲

確かに。。よく言われるけど💦話してないのに、何故わかるんだ?見た目か?失礼しちゃう😣

彼の友達のゴウくんもあとから単車で合流しました。

車じゃ渋滞にはまるという事なので単車に乗り換える事にしました💦

修くんの単車はやっぱり族車でした。三段シートとやらがついて 私は苦笑い😅
あたし単車の後ろ乗るの初なのに。。なんか目立つし😲恥ずかしい😣

ゴウくをは普通のキムタクがドラマで乗って流行ったバイクでした。

あたしは普通がいい~❤
修くんに「夏子ちゃんは、俺とね💕」と😱

なにやら、ゴウくんはカナを気に入ってるらしい。。耳うちされたので、仕方なく協力する事に😢

No.2

バイクの後ろが初めてだった私は、ジェットコースターに乗る前みたいに緊張した😫 メットも上手くかぶれない😫 まごついてる私を見かねて修くんは「ヘタクソ❗」って言いながらつけてくれました。 身長が高い修くんは、あたしは少し見上げないと顔が見えない💦 恥ずかしくて下を向いてたあたしは、メットを取りつける修くんを見上げて見た。 ドキッとした。 修くんの目はとても優しくてどこか悲しさもある目でした。 それがすごく印象的でした。 単車にまたがり私は怖くて修くんの背中にひっつき虫でした。 三段シートは飾りじゃなくてよっかかるもんだと知ったのは、大分後でした(笑) 後から聞くと、修くんはあたしがくっつくから、誘ってんのかと思ってドキドキしたらしい。。 あほ。 4人で海に向かった🚲 海に着くと男達は「海にはいろう🎶」と言ってきた😒 着替え持ってきてないから「やだ」と断った。 すると、修くんはあたしをお姫様抱っこをして 海に落とした💥 なんて強引な人なんだとびっくりした。 着替えもなくビショビショな私は 修くんの家に行きダボダボなTシャツを借りた。

No.3

Tシャツに着替えると、いつの間にか カナとごうくんはいませんでした。。
帰りも修くんに単車で送ってもらう事になった。
相変わらずひっつき虫で(笑)
単車を運転してる修くんはあたしに 「また、2人で遊ぼうよ?俺観たい映画があるから、一緒に付き合ってくれる?」と単車の爆音に負けず大きな声で、さらりと誘ってきた💧

あたし、ハラハラ動揺した。男の人と恋愛に発展したくないから避けてきたから。。

少しの沈黙の後、「いいょ」と答えた。
あたしは、修くんの背中に顔を隠した。。
修くんの体は香水の甘い香りがした。
なんかせつない匂い
ラッシュのsummerという香水だ。

その香りを嗅ぐと今でも修くんとの夏を思い出す。

No.4

数日後の夜、またカナから誘いの連絡がきた。

修くんはバーテンの仕事をしていて、そこのお店でカナとゴウが飲んで酔っぱらってるらしい。

「来るなら修くんが車で迎えにいってくれるって~❤」

バーで飲んでみたかったあたしはお願いした😄

修くんが車で迎えにきてくれた💡
今考えると、修くんワザワザお店抜け出して迎えにくるなんて、すごいな。。
どんだけ あたしに会いたかったのよ💧💧(笑)

そん時は全然気にしてなかったけど。

お店に着くとカナとゴウくんもベロベロ😒
放置💨
修くんはあたしをイメージして、真っ青なオリジナルカクテルを作ってくれた🍸
きれいだと感動してるあたしに、手品を披露してくれた。
「タネが暴けなかったら、俺にちゅ~してね💕」と言われマジで真剣勝負。
結果、あたしの負け😢
けど、ちゅ~なんてできね~し😣やらない💨
なんか少ししらけた。

お酒の弱いあたしはフワフワになってしまった。

No.5

酔っ払った私とカナとゴウくんは修くんに支えられながら カナのアパートに。。
あたしも酔っ払いすぎて覚えてない💧
起きたら、修くんの腕まくらで寝てた🌀

ゴウくんに協力するためまた2人で帰る事に💧

まだお昼だったから、2人で遊ぶ事に。。

車の中でいろんな話をしているとあたしと修くん偶然にも同じマンガが好きな事を発覚😄

「漫☆画太郎」の漫遊記っていうどーしよもなく、下品なマンガでした💧
とても、女のコが読むマンガではないんですが😅
2人してどーしても読みたくて 探す事に😄

車じゃつまらないから、歩く事に。

2人でアイスを食べながら本屋さん巡り💡

結果。。惨敗⤵⤵
ありませんでした😞
でも、いっぱい歩いて、話して楽しかった✨✨

No.6

何か楽しそうな感じなので更新楽しみにしています😄最後まで読みたいのでよろしくお願いします✨✨✨✨

No.7

応援ありがとうございます❤
最後まで頑張ります最後まで見守ってくださいね

No.8

修くんとあたしはいろんな話をして
お互いの今までの恋愛の話になった。。

修くんには私と同じ年の本カノがいた。
そのコは私も少し知ってるコだった。。
隣の中学ですごくかわいいで有名なコだった💦

修くんがいうには、すごく嘘をつく女の子だったらしい。。
嘘つく事が癖っていうのかな?

少し家庭環境が大変だったからそのコも苦しかったんだとあたしはなんとなく察した。

きっと修くんも、そのコの嘘で相当傷ついたんだと思った。
けど、助けてあげたい気持ちも、、本気で好きだったって気持ちもなんか伝わってきた。

いまでも引きずってる事も。。

そして、言わないけど、他にもいろんな悲しみを背負ってる事も伝わった。
みんな生きてれば悲しい事たくさんあるもんね。いろんな気持ちになったりする。。

あたしも同じ。。

No.9

純粋に人を好きになって恋愛してきた。。

けど、まだ子供だったあたしは 独りよがりで何も分からなくて理解できず 許せなくて苦しんで傷ついていた。

空回りしてヤケになってた時期もあった。

けど、結局いつも寂しかった。
いつのまにかセックス=愛に勘違いしていき。

セックスが心の安定剤になっていた。。
でも、虚しい日々だった。
そんな中、酔っ払った勢いでセックスをして妊娠
相手は彼女がいる人だった。。
手術の日がクリスマスだった。
彼は彼女とディズニーでデートだから行けないと。。
一人で向かう手術は心細く情けなかった。。
それ以来、言うまでもなくトラウマになった。

男や恋愛が怖いと。。
そして、ディズニーを見るとあの日を思い出してイヤ、嫌いになったと
修くんに今までの恋愛、トラウマで男が怖いと堰を切ったように話していた。
話す事で自分を守りたかったんだと思う。
だからもう、傷つきたくないからと壁を作った感じかな。。

No.10

話した後、修くんはだまっていた気がする。

数日後、、。

また修くんから連絡がきた😄

「漫遊記を売ってる本屋をついに発見したから一緒に買いに行こう‼」と✨
2人で大興奮💠

車で本屋に向かい全巻大人買い😆ドキドキ

車を停めて2人して読む💧
お腹痛いくらい大爆笑😆
けど、なんかきずいたら修くんはあたしを優しい眼差しで見てるのにきずいてしまった。

気まずい雰囲気になってしまった。。

もしかして、、。
あたしの事を??

まさかね😅

ご飯をファミレスで食べて、夜の海を歩いた。
台風の前日で 風が強かった。
修くんは会話も段々しなくなってなんかお互い沈黙。。

すごく、気まずくてドキドキしてしまった。
修くんは防波堤の上に私を座らせた。
下から私をずっと見上げて見つめていた。。
あたしは、もぅダメだと悟った。
何も言わず自然にキスをしていた。。

No.11

付き合ってとか好きだとか言われてないけど、、これってつき合ったのか?? よく分からないまま数日たった。。 朝方、修くんから電話がきた。 「今日いまからディズニー行くぞ‼迎えに行くから準備しとけ!」 びっくり呆気にとられ言葉失ってると。 「行きたくね~なら他のコと行くけど?」 ホント強引な性格だ💥 とっさに「行きたいっ」って答えていた💦 一時間後、バーテンの仕事を終え 車で迎えにきた✨ 彼氏と初めてのディズニーだった😌
お昼ご飯を食べていると。。 修くんはあたしに謝らなくちゃいけない事があると言った。 「俺、彼女がいたんだ、もうずっと冷めた関係で会ってなかったんだけど。昨日すっぱり別れてきたから。」 初耳といきなりな告白にビックリ👀 その後、、。 「だから、俺を許してくれるなら、付き合ってください。」 あまりに突然だったけどあたしは好きだから受け入れるしかなかった💦 夜、パレード見て私は幸せで嬉しくて泣いてしまった。 今となると、修くんは辛いディズニーの思い出を楽しい思い出に変えたかったのかもしれないです😌

No.12

夏はイベントがたくさん✨
花火大会からお祭りいろんな所に2人でいった。
つき合ってく中で、修くんのいい面も悪い面も知っていった。。

修くんは、ケンカっぱやくていつもそれであたしを困らせた。。
あたしと付き合う前も、傷害事件で捕まったりしていたらしい😞

私はケンカばかりの修くんはとても嫌だった。
まだ若かったからか危なっかしい一面もあった。
それと、バーテンをやっていたからか 女の子のファンもチラホラいた。
修くんは明るくて社交的だから ジョーダンで軽い発言をするから、ヤキモチやきのあたしは心配でむくれていたりした。
そんなむくれたあたしをいつも、からかっていぢわるをしてた。

No.13

修くんは毎週土曜日になるとよく、走り屋のゼロヨンやドリフトを好きで見に行っていた。

私も、もともと車が好きだったからよくギャラリーとして連れて行ってもらった✨

ちょうかっこいい~❤
ってドキドキしてました(笑)
修くんにいろいろ教えてもらってかなりハマった😆
修くんは走り屋のチームの人とも知り合いが多かった。。あたしも仲良くさせてもらったし💦

ホント修くんは幅広い交友関係だった👀💦

No.14

付き合って3ヶ月がたった頃。
もうすぐ私の誕生日だった。。
けど、何も期待はしていなかった😅

修くんは趣味のバイクになるとお金ばっかり使ってしまう。。
それなのに、結婚したい。だとか
夏子との赤ちゃんほしい。だとか
お金もないし浪費癖があるのにふざけた事を言っていた
気持ちはあるんだろうけど現実的でない⤵

だから、プレゼントなんてあきらめていた。。

ホントひどかったの😢

No.15

ある朝、仕事明けの修くんから電話きた。

「家に来いよ」

あたしと修くんの家は結構離れている。

原付40分くらいかかる道のりをあたしは修くんの家に向かった😅

家に着くと、修くんは布団の上でうつぶせで寝ていた⤵
「おはょー?」
と声をかけるとねぼけながら顔もみず

「マック買ってきて」
「金渡すからさ~。ポテトは塩濃いめで。」

おはようもなくいきなりマックって💦
パシリかよ💢と少しむくれた😠

しぶしぶ、修くんからお金を受け取った💥

お札に何か冷たい金属がまじっていた👀

なんだ?と思って見てみるとネックレスだった。
「俺とおそろいのネックレスだょ。お前の誕生日来月だけど、俺、金あるといつも使っちゃうから早めに買っちゃった」と照れて顔を隠して言った。
「早くマック買って来い😠」

私は嬉しくて言葉がでなかった💦
興奮しながらマックまで走った(笑)

No.16

それから、1ヶ月もしないある日に 修くんとあたしは些細な事でケンカになった。。

原因はあたしのヤキモチだった。

どうしても、あたしは愛されてる自信がもてないでいた。

どんなに修くんが安心させてくれても
不安ばっかりで、
自分に自信もてなくて、いつか裏切られて
1人になっちゃう気がして
怖くて信じる事ができなかった。

また、同じように裏切られるかもって不安が、修くんを好きになればなるほど大きくなった😣

No.17

そんなあたしに修くんは友達に戻ろうと言った。
私は頭が真っ白になった。
「なんで…?どうして…?」

けど、修くんは何か決意している感じがした。

「お前の事を嫌いになった訳じゃないよ…。
今でも好きだよ。

けど、俺、来月から今のバーテンの仕事をやめてボーイズで働くんだよ。
お前は俺を信じてくれないし。
なにより、お前を我慢させるのが、かわいそうになるんだよ。
だから友達に戻ろう。」

修くんの言ってる意味が分からなかった。

かわいそう?別れた方があたしかわいそうだよ😫
信じさせてよ。。


別れるくらいなら、なんでもあたし我慢するし。。頑張るから、、

しかも、友達って何??
無理だよ。。

あたしは納得できなかった。
けど、修くんの決意は固かった。

だからあたしは「友達」になった。それでもいいから修くんとつながっていたかった。

No.18

「友達」になったけど、、なんか納得いかなかった私は修くんに手紙を書いてバーに直接渡しにいった。。 手紙を渡してすぐ帰ろうと店をでて歩いていると修くんが、走ってきた。 何も言わずに私をきつく抱きしめた。 「修くん?」 「ごめんな。。抱きしめるのはこれで最後にするから…。今だけ。」 なんで、好きなのに私達別れるの? あたしが信じてあげれないからだめなの? 信じさせてよ。あたしも修くん信じさせるから。 心の中はもう、グチャグチャだった。 家に帰る頃、修くんは手紙を読んでメールで返事をくれた。。 「俺、一人前の男になるから。 お前もいい女になれ! いつになるか分からないけど、その時は迎えにいくよ。お互いまだ好きでいたなら。また付き合おう。 次は絶対に離したりしないから。 けど、待ってろとは言わない、お前の自由だから。 もう、言わないけど最後に…愛してる。。」 また、なんて勝手なの💢ってムカついた。 けど、迎えに行くって言った修くんを信じたかった。 私は信じて待つ事に決めた。

No.19

修くんは、あたしに「北斗の拳」を読め❗と言ってたのを思い出した💧

あたしは修くんが考えてる事がよく分からなかったのでとりあえず全巻、読んでみた😅


とても深くていい話だった✨
けど修くんがどこをあたしに伝えたかったのかは本当のところはわからなかった💧

あたしは自分で予想してなんとな~く都合がいい方に解釈してみた(笑)

だって本人に聞かなきゃ実際わからないもん。。
でもホントにいい漫画だったょ😄

No.20

修くんと友達になってから会う事は少なくなったけど、連絡はたまにとりあっていた。


あたしは友達になってから修くんの前で強がるようになっていた。

会いたいけど、修くんが女の子といたらどうしようとかいろんな妄想が始まった。

けどやっぱり会いたいから、一目みたいから、
あたしは修くんが行く場所に行ってみたりした。
修くんがよく行く洗車場、バイクの部品屋さん、土曜の夜は友達と走り屋を見にふ頭に行ったり。
そんなあたしの性格を知っていた修くんはあたしに「俺に会いにきてんだろ?😄」とイヂワルそうに笑っていた


ホントムカつく。

けど、修くんの姿を見つけると段々、怖くて隠れるようになっていた。

No.21

ある土曜の夜、いつものように走り屋を見に、友達とふ頭に出かけた。


雨が降っていた。

着くとギャラリーの中に修くんを発見した。。
びっくりして車の中で体を低くして隠れた。

もう一度ゆっくり見てみた。
ソックリだけど、身長が全然違う。。びっくりするくらい激似❗❗

彼はトレーナーのフードを被りながら真剣な眼差しでドリフトしてる車を見ていた。

あたしはその彼がとっても印象的で 一瞬スローモーションになっていた感じがした💧

いまでも、その横顔は鮮明に覚えている。。

No.22

数週間たって、いつものようにまた土曜の夜にふ頭に出かけた。

着くといつもと違う雰囲気だった。

すると修くんから連絡がきた。

「お前今日、来てんのか?来てるなら、危ないから今すぐ帰れ❗」

走り屋と潰しのケンカらしい。。

修くんが潰しと揉めてるらしい。
めずらしく、修くんが危険だと言うのでとりあえず、帰る事に💧

あとで、聞くとかなりクレイジーな潰しだったらしい。
怖いわ⤵

No.23

数ヶ月たっても修くんとあたしの関係は「友達」だった。
先の見えない関係にあたしは不安になっていた。
いろんな人に相談するとずるい男だとか、キープされてるんだょ。とか
悲しい言葉だらけだった。
それでもあたしは信じようと頑張った。
意地だった。

ある日、修くんの噂話を聞いた。
ボーイズで働いてる修くんに 女の子の客も段々ついつきた頃だった。

修くんに付き合って下さいといってきた女の子がいたらしい。。

けど、修くんは好きな子がいるんだと断ったらしい。。

あたしは気が動転した。
好きな子?そんな人がいるの?
なんであたしは待ってるの?

修くんに電話した。。

「好きな子がいるのどうして黙ってたの?
ひどいょ。待ってたのに❗」

修くんは、

「お前ってほんとに俺を信じれないんだな。」

「俺の事はもう忘れろ。待たなくていいから」

泣きながら修くんは言った。


あたしが泣きたいよ。。なんであたしばっかり責められなきゃいけないの?ずるいょ。修くん。
もう、よく分からないよ。
それ以来あたしと修くんは連絡をとらなくなっていた。

No.24

けど、あたしはいつか連絡をくれるのをどこかで信じて待っていた。。

そんな時、走り屋の友達の誘いで 助手席に乗せてあげるからふ頭に一緒に行かないか?と言われた。

修くんの知り合いのチーム以外のところにお邪魔するのは初めてだったし楽しそうだったから、行く事にした。

ドリフトしてる助手席はすごく楽しくて嫌な事も忘れられた😄

あたしもすぐそのチームに馴染んでいた💡

なにやらここのチームには みんなから一目置かれた人がいるらしい。。
へぇ~って思いながらどんな人か少しワクワクした😄

その人がチームのみんながいる所に車できた。

「きたきた。」

スモークが真っ黒で全然見えないし💧

あたし、しかめっ面になって見ていた(笑)

車から降りた彼を見て、あたしは信じられなくて言葉を失った。。

半年前の雨の日、ふ頭でフードを被ってドリフトを見ていた彼だった。。
信じられない。。
また会うなんて。

No.25

チームで走る時は毎回、誘われるようになった。
毎回、誰かしらの助手席に乗せてもらった。

修くんに似ている彼の名前は 悟くんだった。。
この、悟くんが今つき合ってる私の彼氏なんです💧

悟くんは、チームに入っていたけど割と一匹狼なタイプ、無口であまり社交的ではない💧

けど、車の運転はびっくりするくらいうまかった。
最初は全然しゃべらないから彼女とかいるんだろうなとか普通に思っていた。
似てるなぁ~くらいで、あんまり意識もしてなかったんです。

No.26

ある日ふ頭にチームで行った時、あまりよく覚えてないんだけど。

また、もめ事があった💧

その相手が修くんだった。
私は動揺した。。

仲良くしてもらってるチームと修くんのケンカ。
すごく心配になった。

「そのケンカの相手は私の元カレなの」
とチームの子に話した。
みんな複雑そうだった。
その中のリーダーの人が私に「彼女には悪いんだけど我慢してくれる?」
あたしには止める権利なんてなかった。

けど、修くんはうまく逃げてくれたからあたしは安心した。

男の子って本当もめごとばっか😞
疲れる。。

No.27

ある日私の電話に、チームの子から電話がきた。
「悟先輩がお前と話したいんだって~。」

びっくりした。。

何回か会ってるけど、挨拶交わすぐらいで、目も合わせないし話した事もないから💧

なんか緊張してしまった。

緊張のあまり自分から、「今度遊んでくださいよ~」なんて軽い誘いをしてしまった💨

話す事ないんだもん。。
悟くんは「じゃ、明日は?」

え~⁉明日⁉急な人だな(笑)と思いながらも
「いいですよ😄」と答えた。
その日の夜またチームで集まったが悟くんに話しかけようとしたんだけど下を向いて全然目を合わせてくれない💧
「あれ?さっきベラベラしゃべってたのにな」

彼は、しゃがみながらずっと、草をむしってました。
謎だわ…💧
とりあえず帰る事にした。

No.28

帰ってる途中に悟くんから電話がきた。

「あれ?帰っちゃったの?ご飯でもいこうか誘おうと思ってたのに。。」
だから、モジモジしてたのか💧💧

この人はすごくシャイなんだと理解できました。(笑)
「今日は帰ります。また明日😄」

次の日、仕事が終わってから悟くんと会う約束をした。
悟くんは予定の時間より大遅刻でした。
あんまり、気にしなかったけど。
車で迎えにきてもらい、ドライブした。

No.29

車を運転している悟くんは恥ずかしいのかモジモジしていた😄

なんかかわいいな~と思いながら 修くんを思い出していた。。

あたし、その日は悟くんに、修くんの話しばかりしていた。
しかも悟くんにすげー似てるの❗と写真も見せていた💧

黙って悟くんは聞いていてくれた。。

帰り家に送ってもらう時に私は悟くんに告白をされた。。

「付き合ってょ?」

でもあたしはまだ修くんの事が忘れられない。。と伝えた。
「それでもいいょ。嫌だったら別れていいからさ」
なんか、すごく戸惑ったけど男らしいなって思ってなんかとりあえず付き合ってみる事にした。

No.30

>> 29 いい小説やん🎵
早よ続きが読みたいわ☺

No.31

ありがとうございます😄嬉しいです💕
ちょっとバタバタしててなかなか、かけなかったんですが。。
ちょいちょい、更新していきます✨

No.32

つき合ってみると悟くんは無口だけど、子供みたいにヤキモチやきだった。
悟くんは女の子と付きあっても、いつも

「もう、ついていけない」と言われるらしい。。

詳しい事はわからないけど。
付き合っていってなんとなく察しがついた。

いわゆる、男特有の自己中で子供みたいな性格。女の子に対してもロマンチックのかけらもなく不器用だった。。

そんな不器用な所も仕方ないと思えるようなかわいさもあった。。

きっと、そこが私の母性本能をくすぐられる部分があったんだと思う。

No.33

悟くんはバツイチだった。
奥さんは育児放棄して、男を作ってでていったらしい。

彼は、きっとすごく傷ついたんだと思う。

だから、異常に束縛したりヤキモチをやいたりするんだと思う。

あたしもそういう気持ちが分かる。

裏切られるのが怖いから疑って束縛してしまうと。

私は安心してほしかった。
彼に自信を与えたいと思った。

修くんの事を疑ってばかりで信じて待っていれなかったあたしも後悔していた。
そんな弱いあたしとも決別したかった。

No.34

悟くんと付き合って一年くらいして、夢に修くんがでてきた。。

なんか考えてもなかったのにびっくりした。

夢の中で修くんは、男の子の子供を抱っこして、私に申し訳なさそうな顔をして
「ごめんな。」と言った。
不思議な夢だった。

その一週間くらいして、友達から電話がきた。。
「修くん結婚したらしいょ⁉しかもできちゃったみたい💦」

少しびっくりもしたけど、なんかやっぱりねってなんかすごい落ち着いていた。

幸せならそれでいいし。あたしの修くんへの愛は変わらない。

今は、今であたしちゃんと悟くんを愛していた。

No.35

けど、付き合っていると意見が合わずケンカもする。。

あたしは寂しがり屋だから放置されるのが一番辛い。
悟くんは自分の好きな事があるといつもあたしを放置した。。

そういう時、修くんを思い出して切なくなる。

そういう時、1人で考える時 決まってわたしは 修くんと2人で行った海に行く。。
もう、何回行ったかわからない。。💧

楽しかった思い出、幸せだったと振り返る。。

私はどうして愛されないのだろう。
何がいけないのかな。
すっかり自信をなくしていた。
心の片隅でいつも、自信が持てないで苦しんでいた。
あたしは愛されているのか疑問だった。
時間が経つと、修くんはあたしを本当に愛してくれてたのかも
わからないでいた。

No.36

悟くんはバイクが好きであたしを初めて集会に連れて行ってくれた💧

修くんの後ろに乗った以来だった💧

後ろに乗って、当然のように腰に手を回すと、悟くんはびっくりしていた。

「なんだよ‼お前💦シートに寄りかかってのるんだょ‼エロ💢」

顔が真っ赤になった。

あたしは、シートによりかかるもんだと初めて知った(笑)

マジメちゃんだからさ😄
そーいえば修くん。いつもこのひっつき虫な乗り方しても何にも言わなかったな💧💧

心の中で笑ってたんだろうなとその時思った。

悟くんはあたしが乗ってるのにバイクでウィリーという恐ろしい技を披露した。
怖かった😱

「お前が乗ってると気を使ってうまくいかねーや」
あたしも、もう二度と乗りたくないと思った(笑)
パトカーに追われてる悟くんは楽しそうにイキイキしていた💧
それ以来わたしは集会には行きません。

No.37

ある日、2人で悟くんとあたしが出会う前の話しをしていた。

雨の日に私が悟くんを見た話をした。

悟くんもその日の事は覚えているらしい。。

その時期にあった、走り屋とつぶしのもめ事も知っていた。

どうやら潰しの正体は悟くんだった。。

びっくりした。

修くんがもめてたのは悟くんだったんた゛。。

なんだこの偶然は💧💧

気持ちが悪い。。

悟くんは初めてわたしと会った時 ビビビときたとふざけてだけど言っていた。

ホントに不思議な出会いだった。

No.38

悟くんと付き合ってなんだかんだ五年がたった。

ある日、悟くんに傷害事件で逮捕状がでた。


彼はあたしと付き合う前に執行猶予ででてきているので、何かあれば実刑になってしまう。。

もしかしたら一、二年はでてこれないと言う。
私は辛かったが待つ覚悟を決めた。

けど、やりたい事もあるし、まだ出頭はしないという悟くんだった

私は彼女だからもちろん警察にマークされていた。

警察の人にも別れたと話した。

コソコソ会っていたけど(笑)

悟くんは、今まで私とデートらしい事をしてこなかった罪ほろぼしか、あたしに思い出を作ってくれた。。

けど、私は早く出頭して欲しかった。

待つって言っても、俺が辛いから待たなくていいと言うばかりだった。

その頃はホントケンカもいっぱいした。

No.39

悟くんは、結局お世話になってる人の家の前で逮捕された。。

私は仕事中で警察の人から逮捕したと連絡がはいった。

心配で心配で仕方なかった。
もし、不起訴になれば20日ででてくるという風に彼の友達が説明してくれた。

けど、待ってる20日はとても長く感じられた。

  • << 41 悟くんを待ってる間に、彼の携帯を私の携帯に転送されるよう手続きをした。 彼女として当たり前だと思っていた💧 すると、知らない番号から電話が転送されてきた。 きっと彼の友人だ。。 逮捕されたのを知らせないと。。 出てみると女の声だった。

No.40

次が めちゃ気になる

No.41

>> 39 悟くんは、結局お世話になってる人の家の前で逮捕された。。 私は仕事中で警察の人から逮捕したと連絡がはいった。 心配で心配で仕方なかった。… 悟くんを待ってる間に、彼の携帯を私の携帯に転送されるよう手続きをした。

彼女として当たり前だと思っていた💧

すると、知らない番号から電話が転送されてきた。

きっと彼の友人だ。。

逮捕されたのを知らせないと。。

出てみると女の声だった。

No.42

「もしもし?」

向こうも女がでてびっくりしている。。

「みきといいますが、悟の携帯ですか?」

「そうです。。」

みきは聞き覚えがあった。
前に一度、悟くんの携帯に履歴が残っていたのを問い詰めた事がある。。
悟くんは、親戚だと説明していた。。

彼女と話をしていくと、どうやら親戚ではない感じがした。。

No.43

「もしかして、悟は捕まったの?」

私は、動揺していた。


「捕まりました。。」


「もしかしてあなた、悟の彼女?」

「はい。。」

「あたし、彼女いるの聞いてないんだけど。。」
私は頭がグラグラした。
誰なの?
なんなの?

「みきさんは、悟くんとどういう関係なの?お友達?」

「友達っていうか、、地元一緒だし、ちょこちょこ会ってたんだけど~」
あきらかに怪しかった。
けど、私が彼女なんだからしっかりしなきゃと
かなり動揺していたが、平常心をとりつくろった。
無意識に彼女としての意地っていうか、プライドってヤツがでたんですかね。。苦笑

No.44

あのやろ~💢嘘つき💢
なんなの💢
許せない💢



けど、、
悟くんにミキの事を問いつめたくても、近くにはいない。。

悲しい気持ちになったり怒ったり、泣いたりしても、そばにいない。。


あたしだけ。1人ぼっち。。

こんな気持ちになっても涙さえ拭ってもらえない。
謝ってもくれない。
弁解もしてくれない。

いつもみたいに調子いい言い訳も聞けない
あたしが不安になった時意地悪いうけど、いつも安心させてくれた。

そばにいる時の悟くんは不器用な愛し方だけど、ちゃんとあたしを想ってくれているのが分かるから 信じてついてこれた。
ホントに扱い方がひどくて嫌いになる時もあったけど なんだかんだあたしを包んでくれてたから。
さみしくて、さみしくて辛い。。

あたし、自分が悟くんを信じれるか一瞬、不安になった。。

No.45

悟くんは、ある理由で面会が一切できなかった。
私は刑事さんから聞く事でしか、悟くんの様子は分からなかった。

刑事さんに、何か悟くんに伝えたい事はあるか?って聞かれた。。

いっぱいあるょ。。💧
悟くんの友達にミキの事尋ねたら、元カノだと判明した事、親戚だと嘘をついたのはなぜ?
どういう関係なの?
怒ってるょ。考えすぎて頭がパンクしそうだとか、、
なんか、一言ガツンと文句言ってやりたい💢とか思うけど。。


けど、自分のいろんな気持ちを抑えてただ一言。
「待ってるから」だった。

「それだけでいいの?」と聞かれたが、それだけでいいと伝えた。。


いろんな気持ちあるけどそれよりも、あたしは悟くんを支えてあげたかった。。

No.46

>> 45 夜は寝れなかった。。

ご飯もあまり食べる気がしない。。

そんな、あたしに悟くんの一番仲良しの男友達、カズくんは心配してくれた。。

「俺は、20日で不起訴になると思うよ。。
あいつは大丈夫だょ。
前日になって警察から連絡きたら必ず教えるからさ。」

あたしは、期待する事が怖かった。
もし、期待してしまったら。。ショックはでかいから。。

No.47

悟くんがでてこれるかどうかは前日にだいたい、分かるらしい。。

運命の日の前日、、。


私は怖くてカズくんの電話が出れなかった。。

結果を聞くのが怖くて。
なぜか逃げてしまった。
次の日の夕方にやっと、かける勇気がでた。

カズに恐る恐る電話をかけた。

カズは怒っていた。

「お前❗なんで電話でないんだょ‼」

「怖くてでれなかったの❗」

少し黙っていたカズは口をひらいた。

「でてきたよ。」

胸が詰まって何も言葉がでなかった。ただ、胸をなでおろした。

「よかった。。」

「悟も済ませなきゃいけない用事があるから、それが全部終わったら、お前の所に連れて行くよ。悟の親戚のおじさんの家で待ってろよ。」

「わかった。」

仕事が終わり、悟くんの親戚の家で待たせてもらった。
ソワソワしていた。。

No.48

夜12時をまわってもまだ帰ってこない。。

親戚のおじさんも落ち着かなくて
「なっちゃん待たせて何やってんだアイツは💦」ってイラついていた。


すると、玄関をあける音がした。

「お邪魔します。」と大きい声をだしながら 私達がいる二階にあがってきた。

私はドキドキしていた。
もう、悟くんはすぐ近くにいる。。

扉があいた。

そこには、20日ぶりに見る悟くんが立っていた。

たった20日なのに。。もう、何年も会っていない感じがした。


悟くんはあたしをあまり見ず。親戚のおじさんやおばさんに挨拶をした。
私は久々に見る彼の顔や仕草、声をただ見つめていた。。

すると、親戚のおじさんが。。

「悟、なっちゃん泣きそうだぞ‼」と少し叱った。

すると、悟くんは少しあたしを見て「あほ」といいながらオデコを軽く叩いた。。

私は少しむくれたが、悟くんらしい不器用な愛情表現だった。。
少し笑った。

No.49

出てこれたお祝いでご飯を食べに行った。

その時やっと車で二人きりになれた。

話したい事や聞きたい事が山ほどある。

あたしはきっと少し不機嫌な顔だったんだろう。
悟くんはあたしのモモをさすりながら

「久しぶり~💓」と少しごまかしながらからかった。
私は少しあきれながら。
「ねぇ、あたし怒ってるょ?からかわないで」

「全部知ってるよ。カズから聞いてんだよ!」

「お前が心配するような関係じゃね~よ!」

「じゃあ、なんで、親戚だなんて嘘ついたのょ!」
「お前に余計な心配かけたくね~からだよ!」

「嘘は嫌い!」

「悪かったよ。。たまには嘘も必要な時があんだょ!それも優しさなんだょ。」

なんか、あたしの噴火はなんとなく収まった💧

なんか、彼に丸め込まれた気もするけど。。
いつもこんな感じになってしまう。

No.50

私はまだ精神的ショックと疲れがでかかったからかご飯がやっぱり 喉を通らなかった。

親戚のおじさん達とごはんを食べた後、悟くんのアパートに2人で帰った。。

久しぶりの2人っきりの夜。

ベッドで抱き合いながら私は初めて涙がでた。

その涙を悟くんは困った顔をしながら拭ってくれた。。
あたしは泣きながら、
「安心したい…」と言った。

悟くんは何も言わずに静かに唇にキスをした。

つかの間の幸せだった。

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