最低女の知られざる過去
世の中最低だと思う女性はどんな女性でしょう??
理由はそれぞれあるとおもいますが最低の中でも酷い女です。
その最低でバカな女
七奈美の人生です。
フィクションかノンフィクションか…皆さんのご想像にお任せします。
(そう言えば盛り上がるからか?!💦)
不倫についての内容も入ります。
色んなご意見があるでしょうし、嫌な気持ちになる事もあるかもしれません…何卒よろしくお願い致します😳
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楽しみにしてる方すいません。耐えきれずレスさせてもらいました。
邪魔する奴えー加減にしろや。毎日主さんの小説楽しみにしとるこっちとしては周りからチャチャいれよんのめんどいんじゃ!!文句ゆーなら黙って寝とけ。見んな。ほんまちっさい人間じゃのー。空気読めや。
愚痴りたいなら専門のスレたてれや。長々と暴言はいて邪魔してすいませんでした。主さん、中傷批判傷付くかと思いますが、そんなやつらシカトして大丈夫ですよ✨他の皆さんもきっと毎日楽しみにしてますので是非続けて下さい❤
主ですⅨ
皆さん色々なご意見ありがとうございます焄
のんびりとした更新ですみません珵珵珵
でも何はともあれ楽しみに読んでいただいてるかたがいらっしゃる事を嬉しく思います溿
先程のご意見通り、別スレを立てさせて戴こうかと思います昕
“最低女、意見版”として、タグは“不倫”“最低女”“小説”で立てようと思います珵
ご意見、感想などは是非そちらにお願いします兊兊兊
そしてこれからもどうぞよろしくお願いします珵
こんな普通じゃない生活………。
私の精神状態も普通ではなかったはず。。。
忙しすぎたせいか…
生理がいつ来たかなんて手帳にチェックしていない。
もちろん最後に来たのがいつなのかもわからない………それに気付いたある夏の暑い日………。
薬局で買った妊娠検査薬――――。。。
バカな私は
もし妊娠してたら政治は私の元に来てくれるかもしれない………
僅な期待がなかったと言えば嘘になる。
でもそんな可能性は無に等しい、と言い聞かせつつ…とにかくやってみた。。。
結果を待つ1分間の間――
色んな思いを抱きつつ
複雑な心境だった。
そして恐る恐る見る。
――――何度みても間違いなく
縦に線が入っていた――
…………。
普通ならこれ以上喜ばしい事などないと幸せに浸る事だろう。
好きな人の赤ちゃんを授かった事実。
それは女としてどこにでもある幸せ。
なのに私だけが幸せだと言えないのはなぜだろう……みんなと同じ様に人を愛し、子供を授かった、ただそれだけの事…。
出来ちゃった婚なんて珍しくない世の中。
それなのになぜ私だけがこんな思いをしなければならないのか……そう思っていた。
そして……
複雑な思いのまま政治に打ち明ける事にした。
「赤ちゃんが出来ちゃった。。。」
多くは語らず、それだけを伝えた。
「そっか…。
お金だけは俺が払うから…。」
私が知ってる政治じゃない様だった。
そしてこの時気付けばよかった。
バカな男だと……。
でも私がバカな女である以上、そんな事も分からない。
そして私は一括で払えないと言われて自分で用意したお金で、3ヶ月に入っていた赤ちゃんの中絶手術をした。
―――どん底だ。
生きて来た人生の中で一番辛かったかもしれない。離婚は旦那を失っただけだ。
でも私は大切な可愛い、本来なら成長を横でみてやれるはずのお腹にいる我が子を失った。
もちろん自業自得だ…
わかっていても辛かった………。
ちゃんと避妊はしていたが……
それでも少しだけ…
嬉しかったから。
はじめまして。主さんは、努力家ですね。苦労の多さが幸せの大きさではないでしょうが、罪深さを理解しようとできてる人は、人の為に生きることができるのではないでしょうか。私は人を本気で好きになった事がないように思います。その反面、自分の為にも生きれないような奴です。頭と心がぐちゃぐちゃです。主さんの人生が立派なものに見えます。すいません。お幸せに
ただの人さん昕
恐れ入ります珵珵珵
まだ書き続けますが
今が幸せかというと胸を張って幸せだと言い切れない自分がいます。
それもすべて自分のして来た事の罪償いと思い過ごしています。
この先私が幸せになっても許されるものならば…
いつか胸を張って幸せだと言いたいです。
これからもよろしくお願いします昕
手術当日は………
もちろん政治は来なかった。
勝手ながら“寂しい”
と感じながらも
麻酔から覚めた私は泣きさっきまでお腹にいたはずのながら赤ちゃんや、可愛い私の空に
心の中で何度も謝った。
そんな状況の中でも
政治を想う気持ちが変わらない私。
もしかしたら背を向けられた気がして余計に追いかけたくなったのかもしれない。
悔しかったのか
女のプライドだったのか
仕事は数日休む事になっていたが
必ず連絡するように政治に言われていたので連絡をとった。
手術が終わり、数時間後の事だ。
そして
一瞬違う人の様に思えていた政治は
また元の政治に戻っていた様だった。
辛い想いをさせた、申し訳なかったと
まるで泣くのを堪えているかの様な表情で私を強く抱き締める。
私の想いは
薄れる事なく………
いや、もっと強くなっていった。
ずっと政治と一生一緒にいられる。
いつかは結婚する。
不倫は麻薬と同じなのか
―――――――――
甘い甘い政治。
もう抜け出せない。
私は政治に手紙を書いた
今までも、ずっと思っている事を
“渡さない手紙”
としてかきためていた。
やり場のない想いを
こうして解消していた。
そして
「読んだら捨ててくれたらいいから。」
と一気に渡した。
政治はありがとうと迷う事なく受け取ってくれた。。。
私達二人は付き合い始めてから一年が経とうとしていた。
店での焼きもち程度の事はあったが
政治は枕営業する事も
色恋営業に走る事もなく
仕事を頑張っていた。
時給だけのはずが、私にボーナスをつけてくれたりもしていた。
店の売上も良かった。
そして仕事以外では
いつもの様に私と一緒にいた。
そしてその日も
政治は私の家に来て寝ていた―――――。。。
私の母に
政治の事は
“バツイチ”だと話していた。
もしかしたらわかっていたのかもしれないが…
何も言わなかった。
普通に接していた。
その日―――――――
部屋で二人寝ていた。
空は保育園に送ったし、疲れていたので熟睡していた。
「七奈美~!!電話!!」
と、母の呼ぶ声。
携帯じゃなく家にかかって来た電話なんて
何かの勧誘としか思えない。
当時二十歳前だったからか、着物のセールスだの何だの何度も勧誘の電話はあったし―――。
とにかく眠たかったしまたその日も仕事だ…
そんないちいち勧誘電話になんて付き合っていられない。
「今寝てるって言ってょ~」
「そう言ったんだけど何か急用だって言うから!」
………。
誰だろう…。
渋々電話に出た。
「…はぃ。」
寝ぼけた声で出た私だった。
「…もしもし?“直美”さん?!」
私は相手の女性の声で目が覚めた。
それが誰だか一瞬で分かったからだ。
興奮している様子だと言うのはすぐに分かった。
…が、私は気付かないフリをして会話を続けた。
「そうですけど…。」
「私が誰だかわかる?」
「いいぇ…」
近くに母がいたためにぎこちない返事になっていた。
「政治の嫁よ!あんた何してんの?!妊娠までさせられて…。今そこにいるんでしょ!」
「いいぇ…。」
何でそこまで知ってるんだろぅ…
そんな私の心を見透かしたかの様に奥さんは話して来た。
「何でばれたか解る?!…あのバカがあんたからの手紙全部とってて鞄の中に入れてたんよ!!それを一番下の子がひっくり返して出て来たから全部読ませてもらったから!」
そんな事だろぅ…。
下の子がひっくり返したなんて嘘だと思うけど…
でも確かにこの日は
「鞄忘れた…」
って言ってた。。。
「今そこにいるんでしょ?!」
「いいぇ…」
「じゃぁ何で携帯電源切れてるの?」
「それは知りません。」
…充電切れたって言ってたなぁ…。
「じゃぁどこにいるの?!」
「店じゃないでしょうか…。」
「…そう。とにかく今から一緒に来て!家の場所解る?!」
「大体なら…。」
こんなぎこちない会話を続け………
とりあえず家まで行くと言う事で電話を切った。
急いで部屋に戻る。
「起きて!!今奥さんから電話あったから!!」
飛び起きる政治。
バカだ…。
結局こんな困る事になるんだから。
始めからあたしの事なんか口説かなきゃよかったんだよ。
今の私だから言える事だろう。
この時は別れの覚悟に震えていた……。
とりあえず一旦店に戻ろう、となり、二人で店に向かった。
政治宅までの道のり。
店から私の家と反対方向に約15分と言う所だろうか。
道中、政治の電話が鳴った。
相手は
政治の母親からだった。
奥さんから話しを聞いた様で、慌ててかけてきたみたいだ。
政治のお母さんは昔スナックを経営していた。
その為夜の世界には理解があり、よく知っていた。。。
そして
「夜の世界だからね…。色々あるのは解るから。ただ今その子と嫁を会わせちゃいけないよ。。。私も今家に向かってるから。」
そんな事を言われたみたぃだった。
そして私は、たまたま政治の家の近くの雑貨屋で友達がバイトをしていたのでそこで下ろしてもらった。
「何時間かかるか分からないけど必ずここで待ってて…。」
そう言われ、私はとりあえず待った―――――――――
雑貨屋へ入り友達と挨拶程度の会話をした。
その子も仕事中だったしまさか私の現状を話す訳にもいかない。
そしてそこで便箋とボールペンを買い、外へ出た。。
私は“終わり”を覚悟していた。
別れを拒む権利もない。
大好きな政治にお礼と謝罪がしたい、そんな想いで手紙を書いた。。。
手紙の内容は自分で書いたにもかかわらず、細かい所までは覚えていない………。
でも…こんな感じで書いたと思う。
―――政治へ――――
きっと私達はもうお別れだよね。突然で、何も伝える手段がない………
だから最後にお手紙にします。
政治と付き合ってから一年が経つね。
たった一年。
でも誰よりも、どんなカップルよりも濃い時間過ごして来た気がするよ。きっと普通のカップルなら5年分、遠距離恋愛のカップルなら10年分くらいだよ、きっと!!!その中には七奈美の気持ちも愛もギッシリ詰まってるね。。。
本当に色んな事があったけど、ただ本当に大好きだった。政治と一緒にいたらだめだって解っていながらも、離れられなかった。だけど七奈美は政治が幸せじゃなきゃこれからも幸せになれないから…。だから、七奈美が言うのも変だけど、これからは家族を大切にしてあげてね。今まで本当にありがとう。こんな状況の中で大事にしてくれてありがとう。七奈美を成長させてくれてありがとう。それから、ワガママばかりだった事…ごめんね。
ありがとう。。。
――七奈美より――
数時間後………
政治が来た。
お母さんを送った足で来た。
「長い時間あけられないから…タクシー会社近くにあるからそこまで送るから…。」
お金を渡され、私は手紙を渡した。
「読んだらすぐに捨ててね。」
家までの帰り道。
涙が止まらなかった。
覚悟していたつもりだったのに。
別れなきゃいけないのに。いつかはこんな日が来るって解っていたのに。
泣きたいのは私じゃない…奥さんの方だ。
これから先何があるか分からない。
何されたっておかしくない。
それから数日間……
ろくに睡眠も食事とれず ラウンジの方の仕事だけは通った。
政治から電話があったのはそれから3日後の昼間の事だった。
「ごめんな、心配かけて嫌な想いさせて…。今日これから店に行くんだ。話しもしなきゃならないから店まで来れないか?」
もちろん、恋人として、仕事として、どちらにしてもきちんと話し合いは必要だった。
「分かった。…そのまま仕事行くから用意だけさせて。」
急いで用意して店に向かった。 ―――――――――
「おはょ…」
「おぅ…」
不自然な二人。。。
ここで別れを告げられる…そしてもうこの店にも来る事はないだろう…。
そう思えば思う程、いとおしくて仕方ない…
店も………政治も。
「もぅ会えないかと思った………」
先に泣いたのは政治だった。
どうしてそんな事を言うのか。
この場に及んでどこまでずるい男なのか…。
私は何も返事する事が出来ず…言葉が出てこなかった…。
政治はしばらく私を抱き締め、泣いた。
私も涙をこらえきれなかった………。
「ごめん…。こんな事言うのはずるいって解ってる。だけどあれからずっと色んな事考えてた。
子供達の事を考えたら離婚はできない。だけど…七奈美を手放すなんて考えられないんだ。頼むから…一緒にいて欲しい。俺から離れないでくれ…」。。。
私に必死に訴えてた。
私は…
私は“別れたい”訳じゃない…“別れなきゃいけない”。。。
どうしてなの…???
好きなのに
どうして離れなきゃいけないの???
私が何をしたの???
一人の女として一人の男に惚れただけ。
でも私は頷いた。
頷く以外、何もできなかった。色んな複雑な想いを抱きつつ、自分に嘘はつけなかった。
そして政治は
「ありがとう…」
と何度も言いながらまた私を抱き締めていた。
そして仕事としては
私は政治の店を辞めた。
これを機にまた昼の仕事を探そう……。
もちろん学歴も知識もキャリアも何もない私に
ちゃんとした仕事は難しい……それは解っていた………。
でも何かを変えたかった。。。
そしてそんな私が正社員で働けるのはテレアポか営業か………
そんなとこだった。
ある日、求人情報を見ていたら気になる会社があった。
営業で、家からも近い。
時間も何とかなりそうだ。
電話をかけて面接が決まった。
でも…そう言えばちゃんとしたスーツを持っていない。いかにもホステスの様なスーツで、きちんとした仕事には着て行ける様な物じゃなかった。
そこで私は高校の時の友達に連絡をした。
その友達マミは、営業を既にしていたから、面接用に借りようと思ったのだった。
そして無事に面接も終わり、後は結果待ちとなった。
夜の仕事は続けつつ…
もしも決まったら
「今月いっぱいで…」
と言おうと決めていた。
面接の次の日だったか…
スーツを借りていたマミから電話かかってきた。
「あ、ごめんね~まだクリーニングから帰って来てないんだ~」
てっきりスーツの事だと思ってそう言ったが………
マミの用事は違った。
「いや、そんなのはいつでもいぃんだけど…仕事どう?決まりそう???」
「あ、いや、まだ。今結果待ってる感じだよ。」
「そおなんだ…。あの、よかったらうちで私と一緒に働かない???」
マミは…営業だが、生命保険のセールスレディだ。。。
私は保険と言う物に対して良い印象はなく、どちらかと言うとしたい仕事ではなかった。
そして素直にその考えを伝えた。
「みんな同じだよ…最初は。でもね…うちら女社会だから働く環境としてはすごく安心だよ。とりあえず説明会だけでも来てもらってから…もし理解してもらえたら…って事でも大丈夫だから…。」
あまりのマミの熱意に、とりあえず説明会だけは参加させてもらう事になった。
あなた最低女なんだ❓ならあたしも最低女かな~❓笑 なんてね
いつだって必死に恋愛や仕事して今の旦那や子供を愛してるなら…生きてるんならあなたは最低女ではないですよ、あなたが最低女なら私も不倫や愛人、体をうってたから~同じです 子供は体質的に出来難いから治療中ですけど~汚い事かも知れないけど、嫌われる事かも知れないけど、裏には理由あってする事だから私は後悔してませんよ それに沢山失敗や馬鹿して成長出来ましたから あなたの小説を読んでて、私自身の人生も考えさせられました 良かったです ありがとございます
政治の反対を押しきり、説明会に参加した私。
右も左も分からないままで色んな説明を分かりやすく教えてくれた。
実際に保険金を受け取られたお客様の声。
ビデオを見て感動した。
保険とは一般的に嫌われる商品であり、本来使う事自体喜ばしい事ではない。
何かあった時でないと使わない。
命はお金になんて変えられないもの。
でも人間誰にでも訪れる“死”や“病”。
嫌われながらそれでも現実に向き合い、お客様のお役に立ちたいと言う信念の元に仕事を頑張る営業員。
本当に驚きと感動だらけだった私は、すぐに入社を決めた。
そしてその後、前に面接を受けた会社から結果働いて欲しいと連絡があったが断った。
新しい自分で頑張りたい…。
何かを変えたかった私は新たな仕事にかけようと決めていた。
入社式まで1週間……。
夜の仕事の方はギリギリまで通い、後は保険に集中する事に決まった。
―――――――――――
クリスタルを辞めてから…政治は私からお金を取らず、店にいつも呼んでいた。
給料を渡す事ができないから働かせる訳には行かない。
でも七奈美をそばに置いときたいから…
そんな風に言っていた。
でも保険の仕事が始まると、そんなしょっちゅう来る訳にはいかない。
私は解っていたが、それでもよかった。
奥さんにバレてしまい、にも関わらず私とは別れようとしない政治に少しだけ不信感を抱いていた………。
相変わらず仕事の後は私の家かホテルに直行する。
ウンザリしてた。
でも好きだから別れられない自分がいて……
本当にやりきれなかった。。。
これを機会に距離をおけるかもしれない………。
そんな事を思いながらも1週間が経ち…
入社式の日を迎えた。
私はマミに連れられ入社式の会場へ行った。
さすが大手だけある…
入社式はホテルで行われた。
期待、希望、不安、緊張………。
数々の想いを胸に
新しい自分が始まった。
そして
保険の仕事は勉強だらけ、試験だらけだった。
もちろん仕事に集中していた私は政治と会う回数、時間も減って行った。
そのおかげで私はたくさんの試験を受けながら仕事し、全て一発で合格できていた。
仕事もだんだんと覚えて行き、幅広く勉強をした。心理学や精神論、営業のビジネス本もたくさん読んだ。
その甲斐あってか、私の成績はよくなり安定し、リーダーを任されるまでになった。
仕事を楽しんでしていたし、私は自分に自信が持てる様になっていたのかもしれない。
今まではずっと夜の世界で生きて来た。
学歴も何もない…私には“女”そして“若さ”と言う武器しか持っていない…そう思っていた自分が入社後2年でここまで来た。
生保大と言う難しい試験も受け、最終的にはFP(ファイナンシャルプランナー)と言う国家資格までとった。
もう前みたいに政治に依存してる七奈美じゃなぃ………。。。
何かがふっきれた気がしていた………。
政治は店を辞めた。
私が仕事を変えてから店に行かなくなり、
「七奈美との思い出がありすぎる場所が辛くて七奈美と会えなくて…もうこの店にはいられなくて…」
どこまで本当なのか。
政治はそう言っていた。
そして余計に二人の時間は減っていた。
二人とも仕事が終わってから夜数時間だけのデート。
…………とは言えホテルへ直行。。。
そんなのデートじゃない………。
でもそんな生活をしていた。
余談かもしれないが、私が担当していた企業は県内トップクラスの大企業で男性が多く、社員は数千人以上と言う会社だった。
ただそんな男ばかりの会社だ、私が仕事で社内にいれば目立つ。
そして新入社員や若い社員達には頻繁に声をかけられ食事に誘われたりしていた。
若いから声をかけやすかったのだろう。
よく会う方からは付き合って欲しいと言われた事も何度もある。
もちろん一度も付き合った事はないが…。
そして部長クラスの方にも気に入っていただき、知り合いの業績などを紹介してもらったり、個人のお客様の紹介を受けたりしていた。
それは私の努力をかってくれたと信じてる。
でもそんな風に過ごしていた私は営業員として、女として、本当に自信を持っていた。
段々と自信がついてきてた。
入社した時望んでいた
“新しい私”
がそこにいた。
何だか段々と
私の中で
“政治”
と言う存在が
変わって来ている事に気付いた。
今までずっと本物の恋人同士の様な付き合いをしてきた。
今は違う。
単なる不倫であり“割りきった遊び”でしかない。。。
どんなにカッコつけて良いコト言っても、状況はそうだった。
解ってた。
でもこの時は“愛情”だと思っていたが
今思えばただの“情”だったかな…。
どちらにしてもズルズルと付き合ってた。
それがいつの間にか私のストレス解消法になっていたのかもしれない。
政治と付き合ってから
四年目を迎えた。
疲れきってる私がいた。
特に何かがあった訳じゃない。
ただ疲れただけ…心が。
自分でも本心は分からなかった。
仕事で疲れているだけなのか…。
政治を本当に愛しているのだろうか…。
そして政治は私に“愛”はあるのだろうか…。
色んな疑問を持ちながらも
“今日別れを告げよう”
ある日突然、
私はそう決めてしまった………。
>> 286 ずっと読んでました。レスしないと思ってましたが主さんの年齢は実年齢ですか。生保のことがかかれてますね。読んでて凄いと思ったけど最近 【私の知ってる】生保は25才以下とらないんでレスしました。小説だしハンネや実年齢だすひつようないんだけどちょっと気になって😔
- << 289 小雪さん昕こんばんは煜 いつもありがとうございます兊 年齢、実年齢ですよ煜 入社したのは今から五年前の21歳の時だったと思います。 会社によって違うのかな…??? でも他社から引き抜きの話もあったから会社ではなく地域の問題なのかもしれないですね昉 小説もそろそろ終わりが近づいて来ました… 最後までよろしくお願いします珵珵珵
政治と付き合ってから四年目の夏―――。
夜8時。
私は仕事を終えて帰宅しようと家路を急いでいた。。。
日課の様に政治から電話。
「お疲れ~仕事終わったよ~。」
「うん、お疲れ様。私も今終わって帰ってるよ」
「そっか。今日は会えないのか?どう???」
いつもこんな感じで誘ってくる。
だからこの日もいつもと同じ。
特に変わった様子もないいつもと同じ二人だ。
「ん~… いいよ。」
そしていつも迎えに行くのは私だから、政治の会社の近くへ向かう為道を変え、待ち合わせ場所へと向かった。
待ち合わせ場所は
いつも同じで、政治の勤める会社の近くの大きなビルだ。
「お疲れ様~♪」
私の考えてる事なんて何も知らずに車に乗り込んで来た政治。
でも何でだろう…
どんなに言い聞かせても会って顔を見る度に
“やっぱり好き…”
って言う気持ちになってしまう。
今までの私とは違う…
私はもう変わったんだ…
不倫男と付き合ってる程暇な女じゃないんだ…
でも会うといつも胸が苦しかった。
別れよう…
今日は決めたはず。
色んな事を考えてる間に政治が運転する私の車はいつものラブホテルに到着していた。
部屋に入ると
「七奈美~」
シャワーを浴びる暇もなく
抱きつき服を脱がされ体中にキスをされる。
でも私の心は複雑なまま…。
今更拒む理由もなく
“最後なんだ…”
と思うと余計に求められたかった。
最後まで私は愛されていたと…
感じていたかった。
いつもの様に私を愛した政治は先にシャワーに行った。。。
私はどんな風に切り出そうか…
少しでもお互いが傷つかず綺麗に別れる言葉は…
“そんなモンないか…。”
素直な気持ちをぶつけようと思った。
シャワーから出て来た政治に話を切り出した。
「あのね…七奈美は政治と別れたいって思う。」
政治は突然の事にビックリしていたが理由を聞いてくれた。
「何でそう思うの?」
「もう疲れちゃったんだ。私達…不倫だよ?普通じゃないよ?私は一度待つって言った。…けど私の元へいつか来てくれたとしてもそれは一つの家庭を犠牲にしての事。私はそんな結果で幸せなんて言えないし今も罪悪感でいっぱいだよ…。奥さんがいつもどんな思いで待ってるんだろう…政治考えた事ある?いくら好きでもそんな女になりたくないしそんな女になってる自分にもううんざりだし嫌だよ…。」
政治は黙って聞いてくれていた。
そしてしばらくの沈黙の後こう言った。。。
「そっか。…いつかこんな日が来るんじゃないかって思ってた。。。正直に話してくれてありがとうな…。」
そこまで喋り………
政治の目には涙が溢れてた。
それ以上は喋りたくなかったのか
喋れなかったのか
何も言わなかった。
そして私はそんな政治を抱き締めた。
本当に複雑な思いだった…私は私なりに本気で恋愛していたつもりだったし
だけど許される事じゃない。
仕事に熱中する事で
政治に依存していた私の気が少しでも紛れる…。
そう思いながら続けて来た仕事が
結果自分のやりたい仕事だった。
なりたい自分になれる仕事だった。
自分に適していた仕事だった。
私は政治に
“必ず幸せになる”
と言う約束だけをして
一緒になって号泣しながら離れた。
こうして
私の不倫は終わった―――――。。。
私22歳
政治34歳の時だった。
この後、また私が自暴自棄になり、同時に何人もの男と付き合ってみたりしたが、
この時は本気で
“幸せになろう”
と思っていた。
これで
七奈美と政治の物語(?!)はおしまいです。
こんな私です…世間ではもちろん、私自身も“若かったなぁ…まだ子供だったなぁ…”と言う想いや、やはり自分が再婚した今、奥さんに対しての罪悪感などもあります…
政治の事など忘れて、自分の幸せの事だけを考えていればいいのかも…。
でも私が忘れても、きっと奥さんは未だ政治に対しての想いに悩んでいる(忘れられずに…)のでは…と思います。
私は政治を忘れないのではなく、この経験をしたからこその自分だと言う事を忘れずに前向きに生きて行こうと思います。
長くなりましたが読んで頂いた方には感謝します溿
ありがとうございました昕
――七奈美―――
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