最低女の知られざる過去
世の中最低だと思う女性はどんな女性でしょう??
理由はそれぞれあるとおもいますが最低の中でも酷い女です。
その最低でバカな女
七奈美の人生です。
フィクションかノンフィクションか…皆さんのご想像にお任せします。
(そう言えば盛り上がるからか?!💦)
不倫についての内容も入ります。
色んなご意見があるでしょうし、嫌な気持ちになる事もあるかもしれません…何卒よろしくお願い致します😳
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――1982年2月某日――
七奈美誕生。
父、母、祖父母。
河上酒店の長女として迎えられた。
さすがにこの頃の記憶など残ってはいないが、夜泣きが激しく肌も弱く、そして何より女の子だからと言う理由で必要以上に可愛がられ甘やかされていた。
両親は酒店の仕事が忙しく、時間はないものの、欲しい物はすべて買い与えられ、何不自由なく過ごす幼少時代だった。
そんな時代を過ごし、ワガママに育って行った。
――1980年七奈美8才――
妹が産まれる。
年が離れているのもあって、すごく可愛がる。
…が、両親もそれは同じだった。
8才になるまで一人っ子の様に甘やかされ育った七奈美は次第に寂しさを感じる様になる。
両親に対して反抗的になったのもこの頃からかもしれない。
よく考えて見る。小さい頃を思い出す。…そう言えば七奈美は父親と一緒に寝た記憶がなく、一緒にご飯食べた記憶もほとんどなかった。
家にはいつもいるのに
“なんで?”
と母親に聞いた事がある。
まず一緒にご飯食べると七奈美がこぼして汚いから。一緒に寝るとうるさくて寝れないから。
と言っていたらしい。。
まぁ………いっか。
――七奈美10才――
学校の担任からの勧めもあり、七奈美は通院する事になる。
七奈美の家の近くには山がある。
そしてその山の上には大きな総合病院、そしてその隣には大きな養護学校があった。
七奈美はその病院の小児科へ通う事になる。
どうやら心身症専門の先生がいるとの事だった。
そしてそこで出会う主治医の恵先生とは長い付き合いになる。
――七奈美12才――
中学生になった七奈美。
相変わらず学校には行っていない。
調子の良い時だけ週に半分くらいしか行っていなかった。
…が、焦りがでてくる。
中学になってから仲良くなった香保。
七奈美の通う学校はクラブと部活と両方あったが、両方とも香保と同じにした。
香保は可愛かった。
見た目ヤンキーと言う訳ではないが、気が強そうな感じで、内田ゆきみたいな少しボーイッシュな感じでもあり、スタイルもよかった。
香保は色んな所に連れてってくれる。
免許もないくせに原付でよく二人乗りしてた。
そして相変わらず体調の悪い七奈美に突然両親から改まっての話し。。。
>> 3 ――?????――― いつからだろう。 …気付いたら投稿拒否。 そぅ、学校に行かなくなっていた七奈美。 朝はもちろん誰かが起こしてくれる訳で… 携帯小説書くなら 漢字を勉強してからにしなさい。
――七奈美13才――
突然の両親からの話しはこうだった。
「養護学校に見学に行かないか?」
…七「どう言う事?」
母「養護学校に転校して、隣の病院の中に学校の寮があるからそこから通うのはどうかと思って…。」
との事だった。
頭真っ白の七奈美。
“わけわかんない。”
意味不明のまま見学だけ行く事にした。
――中学二年生――
七奈美は相変わらずのまま中学生活は二年目に突入していた。
そして両親と約束した通り、病院の寮(療養所)に見学に行く。
するとそこでの生活は当時の七奈美からするとすごく大変そうで、でも規則正しく理想的だった。
七奈美はすぐに結論を出した。
「私、ここに来る俉」
香保と離れるのは淋しかっただろう…でも逆に香保に近づきたかったのかもしれない。
七奈美は自分がそんな生活をしていて、いつか香保が離れて行ってしまうのではないかと不安だったのだ。。。
どうにかして変えないと…!!
七奈美の結論は、七奈美なりの努力だった。
――七奈美受験生――
療養所での生活も一年。
学校にも療養所にも慣れていた。
最初は辛かったが慣れてしまえば健康的な物だ、熱ばかりだしていた七奈美は全く元気になっていた。学校にも毎日通っていた。
そして三年生になった七奈美は初恋をする―。
――七奈美初恋――
相手は同い年で同じく療養所で重度の喘息を治療していた
“初太”こと“はっちゃん”。
甘い顔だちで女の子にはもてまくり。きっと地元でもモテてたんだろうなぁ…。
養護学校とは言え、思春期の女の子はたくさんいる。七奈美にはライバルもたくさんいた。
相変わらず香保とは仲良くしていたから相談したりしていた。
ある日―思ってもいない出来事。
七奈美ははっちゃんから手紙をもらう。
…れっきとしたラブレターだった。
決して上手とは言えない字で
“好きです。付き合って下さい。”
嬉しかった。舞い上がった。
初めての“彼氏”―。
――七奈美の恋愛――
はっちゃんは優ししかった。極度の照れ屋ではあったが、いつも優しかった。
不謹慎な事かもしれない…毎日そこで過ごす生活が“楽しく”なっていた。
普通のカップルならデートくらいするだろう。
私達は療養生活の為、学校と療養所の往復。
病院に売店などはあったが、みんなカロリー制限の為にその病棟から出る事は許されず、行く事はできなかった。
それでも毎日顔が見れる。交換日記なんかしたりした。毎日一緒にいて書く事ないのにね(笑)
そんな毎日も続かず…
はっちゃんは喘息が落ち着いて来た為、退院し、地元の中学に戻る事になったのだ。
今思えばおめでたい話し。病気がよくなったのだから。その時の七奈美はまだ子供だったし淋しかったんだろうなぁ…
――七奈美の受験――
うかれてばかりもいられないし、淋しがってばかりもいられない。
当時携帯電話なども禁止されていた為、メールも電話もほとんどできなかった。
寂しさを打ち消すかの様に七奈美は勉強に打ち込んだ。
忘れちゃいけない、七奈美は受験生なのだ。
七奈美が志望校に選んだのは私立だが、県内私立では1、2を争うと言われる女子高だ。
そこは短大や4大もあり、そこの短大の保育科は有名で、就職率も高かった。七奈美の夢は
“保母さん”。
それだけの理由で決めた。
養護学校からその高校には入学した例がないと言う事で、かなり勉強を頑張らなければ難しい…との話しもあった。
勉強、勉強。。。
七奈美の頭にはそれしかなかった。
そして受験。
“優秀な成績だった”
と担任からの合格発表―涙が止まらなかった。
――七奈美女子高生――
そして夢の高校生活が始まる。
最低な女への道のりも…この辺りから歩んでいたのだろう…。
数年間療養生活をしていた七奈美は、両親との溝もかなり深くなっていた。。。
そして今までずっと学校と療養所の往復の生活から解放されて、とても気分がいい。
はっちゃんとも気兼ねなく連絡ができる。
朝は自転車で近くの駅まで行き、電車にのる。一度乗り換えがあり、着く駅は学校のすぐ近く。
毎日の様に遊んで帰る。
部活は遊びたいからしたくなかったが、強制だったから仕方なく練習のいちばん少ないダンス部に入った。
高校に入ってイキナリたくさん友達ができた。
一番の仲良しは“エリ”
中学は違うが、降りる駅が同じだったから毎日一緒に帰り、遊んだ。
香保とも少し距離ができたものの、連絡は取り合っていた。
毎日が楽しい、幸せ。
それだけだった―――。
――荒れる高校生活――
弾けすぎたのか、この頃から七奈美は荒れて行く。
飲み会なんかは当たり前だったが、タバコ覚えるのもすぐだった。
七奈美は薬などは嫌いだったから全く手をつけなかったものの、周りはシンナーは当たり前、薬に手を出してるやつ、高校行かずにヤクザみたいな事してる奴…たくさんいた。
七奈美はこの頃初めての彼氏、はっちゃんと別れる。ハッキリとは言わなかったが、他に好きな子ができた様だった。
金髪にし、化粧を覚えた七奈美はより一層遊んだ。誰も止める人はいない―――。
そんなある日、療養所で仲良かった“奈津美”からの連絡。
メル友と三人で会うから一緒に遊ぼう、との誘い。男二人と奈津美…そして七奈美…。
四人で会う事が決まった。
そしてこれが七奈美の人生を変える―――。
――七奈美の家出――
荒れていた七奈美は男遊びも覚え始めた。
奈津美とベル友と四人で遊び、その日は適当に連絡先だけ交換して離れた。
その後エリの中学の同級生Tと付き合う。
大して好きでもなかったが猛アタックされ、なんとなくで付き合った。
エッチもしたが、初体験ははっちゃんとしていた為、何とも思わずにいた。2ヶ月ほどで別れた。自然消滅みたいになった。 その後すぐにまたエリの中学の同級生、K。これもまた1ヶ月で別れた。何もしなかったが飽きたからだった。
いい忘れたが、奈津美のベル友の名前は圭太。
そして圭太の友達は淳。
何故か七奈美は圭太と仲良くなっていて連絡は取り合っていた。
相変わらず遊ぶ毎日―。
ある日圭太といつもの様に話していると、話しの流れで付き合う事になった。いつもの様に“なんとなく。こくられたから。”…そんな感じで。
両親と深い溝が出来ていた七奈美は、毎日の様に両親とケンカ。
ある日、限界を越えて家を飛び出した。。。
お父さんなんか大嫌い俉
――七奈美、同棲。――
家を飛び出し、自転車で走る。
どのくらい走っただろぅ…涙で前も見えない。
雨が降りだした。
“タイミングよすぎる俉何で今降る?!”
…お空に文句言っても仕方ないよね。。。
雨宿りをしようと、見つけた小さな商店の入口に入った。
ふと周りを見渡すと自動販売機が三台くらい。
そしてその横には公衆電話があった。
家には帰りたくなかった…。
七奈美の頭の中…
圭太の事考えてた。
圭太は不良なんかじゃない。普通のスポーツ少年って感じだった。純粋で、照れ屋で、どうして私なのか?!と七奈美は不思議に思う。
それはよしとして、こんな時はやっぱり彼氏か?!
と、圭太に連絡をとってみる。
そして理由と場所を伝えると、すぐに迎えにきてくれた圭太―。自転車も先輩を連れてきてくれて、その先輩の車に乗せてもらって圭太の家へと向かった。
そこから二人の同棲生活が始まった――。
――七奈美中退――
圭太の家は母子家庭だった。兄弟はお兄ちゃんと妹がいた。
アパートの部屋を2つ借りて、一つはお母さんと妹。
もう一つはお兄ちゃんと圭太。
そして、ご飯食べるときはお母さん達の部屋に行って…そんな生活をしていた様だ。
七奈美がずっと泊まっているのを圭太のお母さんは知っていた。
それでもお母さんは文句言わずに優しくしてくれ、いつの間にか仲良くなり、家事を手伝ったりしていた。
圭太一家は仲がよく、
“家族ってこんなんなんだ…”
って、七奈美は我が家よりも落ち着いていた…居心地がよかったのだ。
学校へは圭太の家から通っていた。
もちろん先生からも呼び出され、事情を聞かれたりしたが、七奈美はそれに応じなかった。
先生が鬱陶しかった。
両親と関わるのが嫌だった。
そう思っているうちに…圭太が高校をやめて働きたいと言い出した。
周りが働らいている友達が多いからだ。
圭太のお母さんも、特に止める事もせず、結局圭太は辞めた。
“私も学校を辞めたい…” 七奈美がそう思う様になったのはそれからすぐの事だった。
そして高校に入学して一年数ヵ月…七奈美の高校生活は幕を閉じた。
――七奈美…妊娠…――
七奈美は学校を辞め、バイトのかけもちをしながら圭太の家で生活していた。
七奈美の両親も、頑固な七奈美に呆れていたのか何も言って来なかった。
ただ圭太のお母さんと連絡を取っていた様で、居場所だけは知っていた。
七奈美はそんな生活が楽しかった。
女子高生の時代…七奈美はここに来ていなかったらもっと荒れていただろう。
そんな生活も数ヵ月経ち、バイトにも慣れて来た頃だった。
生理が…
来ていない。。。
避妊…してたのにな……
数日後、薬局で初めて検査薬を買い、試みる…。
結果はもちろん…。
プラスになっていた――。
そう、七奈美は妊娠していた。
――七奈美16才――
普通なら、七奈美の年齢は高校二年。
周りの誕生日が早い子は17才になったばかり…そんな年での出来事だ。
香保はもちろん彼氏がいて、定時制の高校に通いながら働いていた為なかなか会えない。
エリはもちろん高校生。
奈津美は同じく高校を辞めていたが、彼氏と同棲を初めていた。
そんな中、七奈美の妊娠―――。。。
普通なら悩むだろう。
普通なら中絶を選ぶ子の方が多いだろう。
普通なら………。
七奈美は既に決心していた。
最初は安易な気持ちで付き合い始めた圭太の事を、いつしか家族の様に大事な存在に思えていた。
そして本当に好きになってた。
失う物なんか七奈美にはなかった。
自分だけの気持ちで言えば今まで背中合わせの家庭で育った七奈美は、自分の手で暖かい家庭を築きたかった。
――産みたい―――
――七奈美出産――
圭太への報告…
二人の気持ちは同じだった。
圭太のお母さん。
七奈美の両親。
それぞれに報告し、産みたいと伝える…。
もちろんビックリしていたのは言うまでもなかった。
ただ七奈美の母親は
“一緒に暮らすと言う事は、そう言う事だよ。”
と、ゆっくりと七奈美に言った。
そして七奈美の妊婦生活が始まった。
思ったよりも悪阻も少なく、体調もよく、赤ちゃんは順調に育って行った。
もちろん七奈美は遊ぶのを辞めた。遊びたいとも思わなくなったのだ。
圭太と二人で話し合い、お互い周りに負担なるべくかけないようにしよう。と決めていたので、圭太は今まで以上に仕事を頑張った。
七奈美は化粧を辞め、一切洋服も買わなかった。
それでも全く苦痛にならず、
“お母さんになるんだもん。これが普通だし炻”
当たり前だけど男友達なんて全く連絡もとらなかった。
幸せだった。
そして―――
1999年6月某日――
元気な男の子が七奈美の元にやって来た。
―七奈美結婚.子育て―
“ 空 ”
と名付けられた赤ちゃん。
七奈美は可愛くて可愛くて仕方なかった。
エリと連絡とると、好きな事して過ごすエリが羨ましくなる事もあった。
でもやっぱり幸せだった。
圭太の誕生日。
18才になった圭太と籍を入れた。
無事に?!やっと?!二人は夫婦になる事ができた。
そして…ずっと子育てに追われていた七奈美は少し疲れていた。
圭太は相変わらず優しい。二人で話し合い、七奈美の実家にしばらく住む事にした。
あれだけ好き放題して来た七奈美だったが、両親は一つ返事で受け入れてくれた。
七奈美は、自分が親になった事から、段々と親に対しての想いは変わりつつあり、素直にはなれなかったものの、感謝していた。
―親って大変だなぁ…―
そして河上酒店(七奈美の実家)での生活が始まった。
―圭太からのプレゼント―
七奈美の実家での生活も落ち着いて来た。
まだ式を挙げていない二人は、費用を貯めようと、頑張っていた。
七奈美は毎月圭太から渡される1万円だけで空のミルクやオムツ、生活に必要な物を揃えていた。
残りの圭太の給料は、免許取って買ったばかりの車のローンや、七奈美の両親に渡す生活費など… そして式の為の貯金…と、決して余裕はないが、幸せで満たされる生活。
式場の見学に行き、日取りも決まり、打ち合わせも始まった。
本当に怖いくらい幸せな日々…
しかしそれも終わりに近付いているとは思いもしなかった―――。
ある日のケンカ。些細な事でのケンカなんて何度もあったがこの日は違った。
圭太からの離婚話――。
理由はただ遊びたい、それだけだった。
七奈美は迷った。悩んだ。そして突然の話しにショックを受けた。
何度も話し合う。
“遊びたいなら遊んでいい、お金なんてどうにかするから俉”
虚しくもそんな思いは届く事なく、圭太は実家に帰った。
程なくして離婚届も提出―二人の夫婦生活も幕を閉じた―。
七奈美は一生懸命言い聞かせた。
“圭太は空を私にする為に私の元に来た”と…。。。
――七奈美17才――
そんな出来事を18才の誕生日を迎えるまでに経験してしまった七奈美。。
フッと我に戻る。
悲しんでる時間はない。
感傷的になってる場合じゃない。
空はまだ一歳の誕生日も迎えていない。
いくら実家にいるからとは言え、両親にあまえるわけには行かない。
昔の事が頭に浮かんだ。
高校に入学してすぐ、荒れていた時期に、香保と一緒に保険証を偽造してキャバクラの1日体験に行って小遣い稼いだ事があった。
夜の仕事は昼間より断然給料がいい。
思い出した七奈美はすぎに求人情報を買いあさり、飲み屋ページを見まくった。
スナック、ラウンジ、キャバクラ、そして
―――風俗―――
当時デリヘルが流行り出す前でまだ店が少なく、飲み屋と比べて格段給料がよかった為、求人広告に載っていたら一際目立つ。
資格:18才以上。
待遇:託児所完備。
七奈美は18才の誕生日を迎えていた。この文字達は七奈美を更にその気にさせる。
七奈美はやけを起こしていたのかもしれない…。
そして七奈美が生きて来た中で一番ドン底の生活が待っていた―――。
―――七奈美18才―――
突然の転落から1ヶ月がたとうとしていた。
七奈美はデリヘルで働いていた。
体を売る事なんか何とも思っていなかった。
それよりも空が物心ついた頃に
「うちはお父さんがいないから貧乏で何にも買ってあげられないんだよ」
なんて言いたくなかった。
母子家庭を理由に不憫な想いをさせたくなかった。
だがそれも更にドン底に落ちる。
月に百万程度の給料があった七奈美。
もちろん金銭感覚は麻痺し、ついにホストに溺れるまでになった。
営業だと分かっていながら好きなホストに抱かれる七奈美。
そこには色んな想いがあった…。
“私は女よ。”
“私は一人じゃない…”
そう思う事で淋しさを紛らわせ、お金の為だけにある体じゃない…と確認していた。
ただ言える事は、1日に何人も相手にする仕事は楽ではなく、大変な仕事だった。
七奈美の身体はボロボロだった。
そして七奈美の18才はこんな生活で終わった。
――七奈美19才―――
そして19才を迎えた七奈美は、体に限界を感じ、風俗から足を洗う事を決意した。
この一年間散々お金使って来た。
生活するだけの為にこんなに体ボロボロにしてたくさんの給料なんている訳がない俉
色んな意味で突然昼間の仕事に戻るのは自信がなく…
結局七奈美はホステスになった。
ちょっと高級な雰囲気のラウンジ。
不安はあったが今までの事を思うと全く苦にならなかった。
そして――――
七奈美はまた、最低な女になる。
後考えると人生の汚点…
そんな数年間が始まる
―――――― ―――
――七奈美の出会い――
ある日、仕事が終わり、よく行くバーに一人で向かった。
カウンターに座ると
七「マスターいつものね。…な~んてちょっと言ってみたかったんだよね♪」
マ「あ~あのメロン味の奴やな。了解♪」
ここはホストなんかと違い、営業もなく、関西出身のマスターの話しも面白くて、店も規模が小さくて一人で来やすかったから既に常連になっていた七奈美。
仕事が終わると
“どぉせ空も寝ちゃってるしなぁ…”
かなり安い店で、頻繁に来ていた。
そこで、くだらない話しをマスターと話してると、女のお客さんが入ってきた。ギャル風な、可愛くて背の高い……あれ?!
どっかで見た事ある…。
そんな七奈美の視線に気付いたのか、こっちに目をやる女性…
「あ俉七奈美?!七奈美でしょ俉私可奈だよ俉」
と女性。
七奈美は既に分かっていた。可奈は高校入学したばかりの頃に何度かカラオケ行ったりして遊んだ事があった。
何だかうれしくなり、その日は一緒に飲み、騒ぎ、今度一緒にまた飲もうと約束して帰った。
数日後、可奈も夜の仕事をしていたので仕事が終わってから会う事になった。
ここからまた七奈美はとんでもない出会いをする。
―――偶然と必然―――
こうして考えると、七奈美の中で
「偶然」
はとても重なる物であり、これは
「必然」
なのかもしれない…。
―――――――――
可奈とどこに飲みに行くか話し合った。
結果、可奈の彼氏(?!)が働くのが七奈美の店と付き合いのある飲み屋(つまりホスト。)だと言う事が分かり、そこに決めた。
可奈には彼氏のタクがついた。
七奈美には政治と言う、少し大人な、周りのチャラチャラしたホストとは違う雰囲気を持った人だった。
数時間経過――楽しく飲んでいたが、普通のホストの様に口説いて来ない。別に口説いて欲しい訳ではなかったが、ホスト通いしていた七奈美は大体口説かれていた為不思議に思う。
政治は、携帯の番号すら聞いて来ない。
なのに話しは上手でちゃんと盛り上げてくれたりする。
年齢を聞くと今年三十路だと笑っていた。
とても新鮮だった。
それからも可奈とはちょくちょく会う様になり、そこに二人で通った。
何度も通ううちに、七奈美は政治を本気で好きになってしまったのだった。。。
――七奈美の不倫――
ある日、また可奈と政治の店へ。
いつの間にか飲み過ぎて寝てしまった様だ…
目が覚めると
可奈はいない。
政治の店…ソファーの上
何より驚いた風景。
すぐ隣には政治の顔。
“近っっっ昉昉昉”
恥ずかしすぎて、口から心臓が出そう…
とりあえず離れたくない一心で、また目を閉じた。。。
どのくらい時間が経っただろう…
少しだけ政治が動いた気がした。
その瞬間………
暖かい感触を唇に感じていた。
状況が読めない。
え?!今の… 何?!
驚きが優先され、嬉しいよりもただビックリだった。
動揺が隠せず…
「あ…おはよ昉」
七奈美、今起きたフリ。
そこからの会話は二人の関係を急展開させた。
政治「ごめん…もう我慢できない…」
昉昉昉…焦り、返答に困る七奈美。
政治は続ける。
政治「ずっと好きだった。ずっとブレーキかけてた。
限界やわ…気持ちはごまかせん…俺七奈美が好きで可愛くて仕方ない俉俺の女になってくれんか…?!」
七奈美はしばらく間をおいて
「はい…。」
と答えた。
まだその時は政治の事を知らなすぎた。
―――ずるい男。―――
七奈美はこうして政治の女と言う座についた。
そう。。
“女”………だ。
その次の日。
政治本人の口から聞いた現実。
奥さんがいる。
子供は三人。
そこは秘密にして働いている事。
一気に地獄へ落とされた感じ―――
政治、今更そりゃないよ ―――――。
七奈美は成す術ない状態
そして思った。
“今までのバチが当たったんだ。。”
七奈美は、結局政治の上手な話術により、女としてやって行くしかなくなった。。。
惚れた者負け。。。
まだ若い七奈美は、不倫がどう言う物なのか理解できていなかった。
ただ純粋に、好きな人と一緒にいたかった。
付き合っていたかった。
毎日の様に店に呼ばれ、閉店まで過ごす日々。
お金は一切払わなかった。女の特権か?!
こうして政治と七奈美の長い付き合いが始まった ―――――。
――七奈美二十歳――
相変わらずの毎日。 七奈美は二十歳を迎えようとしていた。
新しい年を迎えた1月…
そう、成人式。
着付けとヘアメイクばっちりⅧ
そして家の近くには政治が迎えに来ていた。
会場近くでエリと待ち合わせる。
エリには既に政治を紹介してあったからコソコソする必要はなかった。
“近くにいるから終わったら連絡しろよⅥ”
そう言い残して離れた。
楽しかったなぁ…高校の同級生に何人も何人も会えたからかなり興奮気味だった。。
――七奈美二十歳――
相変わらずの毎日。 七奈美は二十歳を迎えようとしていた。
新しい年を迎えた1月…
そう、成人式。
着付けとヘアメイクばっちりⅧ
そして家の近くには政治が迎えに来ていた。
会場近くでエリと待ち合わせる。
エリには既に政治を紹介してあったからコソコソする必要はなかった。
“近くにいるから終わったら連絡しろよⅥ”
そう言い残して離れた。
楽しかったなぁ…高校の同級生に何人も何人も会えたからかなり興奮気味だった。。
――七奈美の想い――
二人の関係は日に日に深い物となる。
※読んで下さっている方ここから内容が更に泥沼化していきます…※
政治はいつも七奈美の家に来る様になった。
もちろん両親は不倫を知らない…
そんなある日
実家に一本の電話。。。
「七奈美~電話~俉」
寝ていた七奈美を起こす母親。
「ん~…まだ寝てる…」
眠たくて電話にでたくなかった。
母「でも急用って言ってるから出てあげてよ昉」
…仕方なく出る事に。
七「はぃ…もしもし…」
相手は女性だった。
女「私が誰だか解る?!」
七「いぇ…解りません」
……………
女「そこに政治いる?!」
一瞬で全てを悟った七奈美。
そう。
奥さんだった。
――七奈美と嫁――
政治の奥さんはもちろん七奈美の存在など知らない。
深夜から開店し、毎日売上の為に飲み過ぎているからそのまま店で寝てしまっている……
朝方には閉店しているハズなのに夕方まで帰って来ないのはそんな理由だと奥さんは思っていた。
本当は毎日七奈美の実家に帰り、一緒に過ごしていた。
――続く―不倫――
嫁「今から政治と一緒に家に来なさい!」
当然だが奥さんは興奮していた。
七奈美は解りました、と答えた。
嫁「解ったって…家知ってる訳?!どおせ送って来たりしてたんでしょ?!」
七「違います…」
本当は知っていた。
奥さんの言う様に、家の近くまで送って行くのは日常化されてた程だった
政治は店にいるハズだと嘘をついた。
そして政治を叩き起こし、政治の家へと向かった
。。。
政治の家に向かう二人。
終始 無言―――。
途中、政治の携帯がなる……
奥さんから事情を聞いて慌ててかけてきたのは
政治のお母さんだった。
政治のお母さんは昔、スナックを自分で営んでいた事があり、今回の事も
「夜の世界なんだから。つきものだよ、こんな話しは…。」
と言っていた様だった。
ただ…一言…
「…あんた…その女の子、今は嫁に会わしちゃダメだよ」
と言ったそうだ。
既に政治の家の近くまで来ていた二人。
そして七奈美は、偶然その近くで働いている友達の職場で降ろされた。
「待っててくれ」
と言い残し、七奈美は待っていた。
――数時間後――
戻って来た政治は七奈美をタクシー乗り場まで送り、今日は話しができないからまた連絡すると言い残し、お金だけ渡して帰って行った。
――七奈美21才――
“終わった……。”
奥さんから電話があった時点で覚悟は決めていた。
“これで良かったんだ”
………
政治と付き合って2年くらいだった。
今まで苦しかった。
自分は不倫をしている。
何度も別れ話しを七奈美からしていた。
罪悪感――。
七奈美には空がいる。
最初から知ってたら好きになんかなってなかったのに…
どんなに別れ話ししても強く引き止められるとやはり言い切れなかった。
そして、だからこそこれでよかったんだと、
自分も前を向いて歩いて行けると…
言い聞かせていた。
七奈美―帰宅。
>> 38
削除されたレス
大学生さん坥
レスありがとうございます坥文才がなくて申し訳ないです。
実はこれノンフィクションです。
全て実話になります。
小説を書いて皆さんに読んでいただいて楽しいと思っていただくよりも、自分がどの様に生きて来たかを誰かに知ってもらいたかったんです。
邪魔な様なので閉鎖しようと思います。
大学生さん、このレス見次第、見たと言う報告だけ下さい。
その後閉鎖します。
- << 44 私は読んでますよ😊 いろいろなスレの小説を読んでるけど、批判があっても、人生を振り返ったり、知ってもらいたくて書いてる人いっぱいいるよ😊 私は主さんが続けてる限り、読み続けるから批判に負けないで頑張って欲しいな‼
>> 42
大学生さん坥
レスありがとうございます坥文才がなくて申し訳ないです。
実はこれノンフィクションです。
全て実話になります。
小説を書いて皆さ…
私は読んでますよ😊
いろいろなスレの小説を読んでるけど、批判があっても、人生を振り返ったり、知ってもらいたくて書いてる人いっぱいいるよ😊
私は主さんが続けてる限り、読み続けるから批判に負けないで頑張って欲しいな‼
- << 47 44さん溿 本当にありがとうございます溿 素直に、どんなに批判されようと誰かに知ってもらいたいです淸 ただ文才がないのも自覚あり… 批判レスに腹が立ってしまったのも事実… 危うく本当に閉鎖してしまう所でした。 あんな応援レス頂き、本当に嬉しく思います溿 文才はないですが、なるべく読みやすい様に努力して行きます坥 本当にごめんなさぃ珵珵 そしてありがとうございます溿
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ニコニコワイン
マンゴー うちなんちゅは たいがいの人 マンゴーを 綺麗に…(旅人さん0)
432レス 16776HIT 旅人さん (20代 ♀) -
Wish Yumi Sugimoto
0レス 32HIT 小説好きさん -
20世紀少年
野球 小3ぐらいの頃は野球に夢中だった。 ユニフォームも持って…(コラムニストさん0)
36レス 954HIT コラムニストさん -
こちら続きです(;^ω^) フーリーヘイド
キマッたっ!!!!!!!!!(;^ω^) いやぁ~~~~!!我な…(saizou_2nd)
347レス 4103HIT saizou_2nd (40代 ♂)
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20世紀少年
2レス 116HIT コラムニストさん -
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フーリーヘイド ~読む前の注意書きと自己紹介~
500レス 5786HIT saizou_2nd (40代 ♂) -
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おとといきやがれ
9レス 293HIT 関柚衣 -
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ウーマンニーズラブ
500レス 3259HIT 作家さん -
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やさしい木漏れ日
84レス 3710HIT 苺レモンミルク
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20世紀少年
1961 生まれは 東京葛飾 駅でいうと金町 親父が働いて…(コラムニストさん0)
2レス 116HIT コラムニストさん -
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ウーマンニーズラブ
聖子の旦那が有能な家政婦さんを雇ったおかげで聖子不在だった機能不全の家…(作家さん0)
500レス 3259HIT 作家さん -
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フーリーヘイド ~読む前の注意書きと自己紹介~
やはり女性は私に気が付いている様である。 とりあえず今は、 …(saizou_2nd)
500レス 5786HIT saizou_2nd (40代 ♂) -
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今日もくもり
たまにふと思う。 俺が生きていたら何をしていたんだろうって。 …(旅人さん0)
41レス 1334HIT 旅人さん -
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おとといきやがれ
次から老人が書いてる小説の内容です。(関柚衣)
9レス 293HIT 関柚衣
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100レス 1428HIT 匿名さん -
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富裕層になりたい。 富裕層になって、下々の人間に、 「膝まづけ!!」 と、言ってみたい。
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