ライト・ブルー
辛くて
悲しくて
苦しい事、たくさんあった
何度も何度も
くじけそうになった…
それでも今、笑って暮らせてるのは
あなたが居てくれたから
みんなが支えてくれたから
私はこの気持ちを絶対に忘れない
初めて書きます。
誤字、脱字等あるかもしれません…。
一生懸命書くので良かったら読んでください。
また、中傷などご遠慮ください。
お願いします。
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私は風呂あがり、下着のまま部屋に戻りベッドに座った。
こーチャンは私の背中を指でなぞる。
「傷消えねーな。痛々しい」
「私も彫ろう(刺青)かな…」
「入れろよ。
来週カズ入れるから○○サン(彫り師)くるぜ?相談してみろよ」
さすがに背中に風俗嬢の文字を背負って生きてく勇気はなかったから…
私は墨を入れることにした。
少しでも傷が目立たなくなるように…
綺麗に入れて貰い、傷は全然わからなくなった。
安心したが………
情けない話、
本気で痛かった……
手首の傷も目立たなくなった。
これで本当に忘れられる気がした。
私は壁に貼ってある赤チャンのエコー写真をじっと見つめながら色々思う。
あの時は本当辛かった…けどあの時、あのまま死ななくて良かった…
また笑える時がきてよかった。
本当に何があっても私はこーチャンとみんなを支えていかないとなぁと思った。
私は夕飯の支度をしていると、ケースケがあがってきた。
「ケースケおかえりぃ💡また来たのぉ?💠」
ケースケもここのみんなと仲良いから家で食べる事が多かった。
最近私は、タケの様子がおかしいと思っていた。
「なぁ最近タケの様子おかしくね?」
ケースケも気付いていたらしい…
ケースケはよく人を見てるから、ちょっとの変化を見落とさない。
少し私と似ている。
「目がね…ちょっと違う…しかもこんな暑いのに長袖着てるし…」
「シャブっぽくね?
みんなは気付いてねー?」
「みんなは最近結構バタバタしてるから、気付いてないと思うんだ…
けどみんなが知る前にやめさせなきゃ…」
ちょうどタケが帰ってきた。
「私ちょっと話してくる。」
「タケちゃん、入るよぉ」
「何ィ?どしたの?」
「腕見せてみ。」
私は無理やり引っ張った。
……やっぱり……
タケは下を向いて黙った
「もうやめな!
てかお願いだからやめて」
「ごめん。もうやめるから。」
タケはさらっと言った。
私は頭にきたが、冷静に、
「そんな簡単なモンじゃないでしょ?
…何かあったの?」
「大丈夫だから。」
「大丈夫だったらシャブなんか手ださないでしょ?
今は何も聞かない。
けど、みんなタケの事大事に思ってる。だからそういう人達を裏切っちゃ駄目だよ。
失ってからじゃ遅いんだからね…」
「……。」
タケは色々苦しんでいたんだろう…。
タケはまだ20歳、色々大変なんだと思う…
胸が切なくなった。
こんな事こーチャン達が知ったら大変な事になると思い、ケースケに誰にも言わないでとお願いした。
それから3日たった夜だった。
タケは私の部屋に来た。
「のもっかぁ💡✨」
私はそう言った。
私は夜通しタケの話をきいた。
タケはあの世界に入って、沢山の友達を失った。
ろくに仲良くない奴がトラブルあった時だけ自分の名前だしてみたり…
実の親には縁を切られたそう…
唯一の支えの彼女とも上手くいかず、どん底だったらしい。
覚悟決めて入った世界なのはわかってる。
けど人間だもん、弱い部分があるのも当たり前の事。
私も色んな事があったから、痛みはわかる。
「ありがと、話したらスッキリした。」
「何でも言ってくれば良いじゃん。私ならいつでも聞くからさッ✌
言って楽んなる事もあるしね✊」
タケはもう大丈夫。
タケはそれ以来、私が台所に立っていると邪魔をしにくるようになった。
まるで子供みたいで、私もそんなタケがかわいくて、本当の弟みたいに思えた。
「タケ、やめたみたいだな」
こーチャンが言う。
私はドキッとしたが、
「……えー、何がぁ?」
なんてすっとぼけてみる
「すっとぼけんな!!
俺が気付かねー訳ねーだろ!」
「ですよねぇー、ゴメンなさい😢
けどもうあの子は大丈夫だよ。」
「だろーな。
悪いな面倒かけて。」
「こーチャンが大事な人は私も大事だから。」
こーチャンはまたお見通しだった。
何も知らない顔して、何でも知ってるこーチャンは本当に凄いし、かっこいい。
更に好きになった。
タケは心配ない様子で、本当良かった。
私はホッとした。
来週はこーチャンの誕生日。
プレゼントを買いに私は街へでた。
去年は何もしてあげなかったので奮発して、デュポンのライターをあげる事にした。
ライターを書い、ブラブラ歩いてると、女の子が私の所に走ってきた。
ジュリ…
「…少し時間あります?」
「うん。」
私達は近くのスタバへ入った。
「本当にすみませんでした。
本当に後悔してます…」
「もういーよ、私は大丈夫だから。
私もあの時怒鳴ってごめんね。」
「…背中の傷…どうですか…?」
「消えなかった。
だから墨入れちゃった。だからなくなったよ。笑」
「本当ごめんなさい…」
「幸せんなれたッ?」
「あれから私、変われるよう努力したんです。
タカヒロとまた付き合ってもらえる事になりました。」
「よかったね。
大事になよ。」
あの子も自分のした事で相当苦しんだんだろう…
私はあの時の事を許せた気がした。
こーチャンの誕生日当日、私は早めに起き、こーチャンの好物を沢山作るため準備をした。
大好きなチーズケーキも焼いた。
あっと言う間に夜。
みんな早めに帰って来たが、肝心のこーチャンは帰って来なかった。
先にみんなにご飯をだしたが私はこーチャンの帰りを待った。
もう3時すぎ…、私はリビングで寝ていた。
こーチャンは私を部屋に運んでくれた。
こーチャンから、女の香水の匂いがした。
ライトブルーの匂いと混ざり合っていた…。
私はそれをすごく不快に感じた…。
私は眠気もとび、タバコに火をつける。
頭の中は不安と怒りでいっぱいだった。
こーチャンがシャワーを浴びている間、私は素早く化粧し、髪をまいた。
派手めな服に着替えた。
なんだか無償に踊りたくなった。
私はふとテーブルを見た…
こーチャンのタバコの上に置かれたジパンシーのライター
…女に貰ったんだろう。
私はこーチャンにあげるつもりだったデュポンのライターと、昼間焼いたケーキをキッチンのゴミ箱に捨てた。
もう知らん。
私が部屋をでようとした時、こーチャンが丁度風呂から戻ってきた。
「お前こんな時間にそんな格好してどこ行くんだよ!?💢」
こーチャンはキレ気味に言う。
「うるせー💢」
私は家を飛び出し、呼んでおいたタクシーに乗り込み街に向かった。
こーチャンに反抗したのは初めて。
けど何も気付かないフリして隣で眠れる程私は大人じゃない。
「あやぢゃん、珍しい。久しぶりだな。あっちにみんないるぜ✨」
「まぢでェ?
いくいくぅ➰」
昔よく踊った奴らが来てた。
ガンガン飲んで踊って、最高の気分だった。
「大将!まぢキク奴つくって〰笑」
「はいよ✋」
私は周りに煽られ一気に飲み干す。
「余裕だから。」
同じのをあと5.6杯位飲んだだろうか…
フラフラで、頭はクラクラだった。
めちゃくちゃ楽しかった。
「おい、帰るぞ。」
目の前にはなぜかこーチャンの姿。
私は腕を掴まれ強引に外に引きずり出された。
「やめろ、放せ!
触んな!」
他の女抱いた手に触られたくなかった。
こーチャンは私の髪の毛を掴み、お腹に思いっきり膝蹴りを食らわせた。
私はその場に座り込んだ…
「痛っ……」
それから私はこーチャンの車に乗せられそうになったが、必死に抵抗した。
「勝手にしろクソ女」
と言いながら私を足で蹴飛ばし、こーチャンは帰っていった。
「もしもぉし。
ケースケェ‼あそぼ〰」
「わかったよ。待ってろ」
ケースケも街に居たらしく、速攻で来てくれた。
「何あった?」
「別にぃ、たまには私もパーっとねェ」
「てか足とか擦りむいてねー?血でてる」
「こけたのよん」
こーチャンに蹴られたなんて言えなかった。
「泊まるのは良いけど、こーたに電話しとくからな」
「………」
ケースケの家につき、私は勝手に上がり込む。
一緒に住んでるリュウを起こした。
「リューたん、起きれェ☀」
リュウは迷惑そうに起きた。
リュウはタケと仲良し。
だからリュウも私にとって弟みたいなもの。
3人で昼までのんだ。
ていうか私が強引に付き合わせた。
3人ともザコ寝していると、午後位にすごい勢いでこーチャンが来た。
「行くぞ」
この寝てる2人の前で喧嘩は出来ないと思い、私はこーチャンに連れられケースケの家をでた。
「今朝兄貴に怒られた
飯食わずずっと待ってたんだよな…?
ゴメンな
あとケーキとライター、サンキュ」
「私はそんな事怒ってんじゃない。
どこの女とヤッたの?」
こーチャンはバレてないと思っていたが、もう言い訳すら出来ないと思い白状した
「ただのキャバ嬢…ライター貰ったし、とりあえずヤッた」
「馬鹿じゃねー?」
ピリリリリ🎵
「……」
「誰?」
「……」
ナイスタイミング
「貸しな」
私はこーチャンから携帯を奪った。
「もしもし?用なら伝えるけど?」
「誰ですか?」
「こーたの女。
昨日遊ばれちゃったんだって?
ごめんねェ
叱っとくから」
プツッ
着拒。
「……」
「私が浮気したらどーすんの?」
「お前も相手も殺す。」
「でしょ?私はあんたを殺したいわ」
「…ごめんな。」
「次はないよ。」
「…はい」
いつも黙ってこーチャンについてきた私だけど。
私にだって譲れないものがある。
たまにはガツンと言わないと。
浮気は男の甲斐性とか言うけど、私にはそんなのわかんない。
まぁバレないようにやるならまだしも、男は馬鹿だから結局バレちゃうもん。
浮気なんか絶対嫌だ。
それからこーチャンは今まで以上に優しくなった。だから、仕方なく罰を与え、許してあげた。
1ヶ月Hナシ💓
あやさんこんばんは⤴更新を楽しみに待ってるんですがもぉ書かれないんですか?😢
体調😷崩されてるとか…
お忙しいんでしょうか?
早く読みたい💨って気持ちとあやさんに何か起こってるの?!と勝手に心配してます💦
久々にヤッ君と2人でゆっくり話す機会があった。
私はあの日こーチャンに説教してくれたヤッ君にお礼を言った。
その他にも色々話した。
「あいつはかなり自己中だから、あやも大変だろ?」
「すぐキレるしね〰💨
全く何考えてるかわかんないし、毎日刺激的だよ💦笑」
「あやは大したもんだよ!笑
あいつあんなんだけど、あやの事すげぇ大事に思ってるから本当頼むな。」
ヤッ君は浮気され少しヘコんでいた私を元気づけてくれるよう、優しくそう言ってくれた。
ヤッ君は、いつも気遣ってくれた。本当に優しくて頼れるお兄ちゃんだ。
こーチャンは欲求不満で迫ってきたが、私はあっさり拒否。
こーチャンの事だから、力ずくでヤッてくると思ったが、そんな事もなく反省している様子だった。
少し笑えた。
来週はカズ君の誕生日。
ケースケの誕生日も近いし、みんなでパーっとやろうと思い、ヤッ君に相談した。
偶然にもヤッ君の彼女も誕生日が近いらしく、呼ぶ事になった。
私はすごく楽しみだった。
当日、いつも通りみんなを送り出し、私は支度を始めた。
呼んでおいた友達、ミホが来た。久しぶりでテンションが上がった。
ミホとは高校の時仲良くなった友達で、なかなか天然で面白い子。
ケースケと気が合いそうと思い、呼んでおいた。
私はごはんの支度をしながらミホと喋った。
8人は来るから凄い量。
ミホは全く料理をしないので私の支度する様子を物珍しそうに見ていた。
まだ3時なのにケースケは仕事を早めに終わらせてきた。
いつもの調子でズカズカ上がって来る。
ミホに気付き、態度が変わった。笑
ケースケは小さい声で
「かわいくね?誰?」
ケースケはニヤニヤしながら聞いてきたと思ったら、さっさとミホの横に座り楽しそうに話をしていた。
私はデレデレするケースケを見て笑いがとまらなかった。
タケも早めに帰宅し、準備を手伝ってくれた。
いつも手伝ってくれていたのでタケはものすごい手際がよく助かった。
リュウ(ケースケと一緒に住んでる子)も来た。
カズ君は彼女を連れてきた。
私は驚いた…
「サリナ!!」
「…あやサーン!お久しぶりデスぅ」
風俗の時の後輩だった。人なつっこくて可愛がっていた後輩だった。
「あや知ってんの?」
カズが言った。
私はドキッとしたが、
「昔キャバの時ねぇ💡」
私はサリナにウインクした。
とっさにでた嘘だった。…ちなみに私はキャバ経験ナシ!笑
カズには悪いケド、隠した。
久々のサリナとの再開が嬉しかった。
こーチャンも帰宅し、ヤッ君の彼女は仕事が長引いて10時すぎるとの事だったから、先にみんなで始めた。
みんなは美味しい美味しい言ってくれ、どんどん食べてくれた。
10時過ぎ、ヤッ君の彼女が来た。
私は玄関に向かうとそこでまた驚いた。
ヤッ君の彼女と私はしばらく無言で見つめ合った。
ヤッ君は何があったかわからず驚いていた。
「れなチャン!!」
「蓮!!」
久しぶりの再開だった。
ヤッ君は電話が入り、部屋で話をしていた。
「元気?
サリナも居るの。サリナの彼氏にはキャバで出会ったって事になってるカラ!!
あとケースケも来てるよ!!」
れなチャンは相変わらずあの店で働いて居るらしく、ヤッ君とは店で出会ったそう。
私達はこの偶然に笑った。
同時に、あのクールな感じのヤッ君も風俗行くんだと少し驚いた。
すぐにみんな打ち解けてこの日は最高に盛り上がった。
手作りのケーキもだし、みんなでお祝いした。
カズ君とケースケとれなチャンは凄く喜んでくれていた。
散々みんなで飲み、タケとリュウは部屋でゲーム、れなチャンとヤッ君も部屋へ、カズ君とサリナは出掛け、こーチャンとケースケはリビングでゲームをしだし、ミホはソファで寝ていた。
ミホに毛布をかけ、私は片付けをしていた。
「あや!いい加減座れよ。ずーっと動いてんじゃん。」
こーチャンがそう言ってくれた。
私は片付けを終え、こーチャンとケースケにコーヒーをだし、あぐらをかいてゲームをしているこーチャンの足の上に頭を乗せ寝転んだ。
疲れているせいかすぐにウトウトしてしまった。
「あや寝ちゃった?」
「疲れたんだろ。
ずっと動いてたしなぁ」
私は起きていたが、寝たふりをした。
「お前は幸せだよなぁ。あやみたいな女が居て。」
ケースケが言い出した。
「まーな。」
「飯は旨いし、面倒見良いし、ちゃんと男たてれるし、あやの事悪く言う奴いねーもんなぁ。」
「こいつはまぢすげぇよ。強えーし、格好いいし。
そのくせ甘ったれだから可愛いんだよなぁ。
俺こいつ居なくなったら生きていけねーよ。」
「お前がノロけんの初めて聞いたわ!」
私はこーチャンの本音を聞いた気がして嬉しくて、少しニヤっとしてしまった…
「うわぁ!!こいつ起きてやがる!!このヤロー」
こーチャンは照れ隠しか私を思いっきりくすぐった。
「アハハハハ〰
ごめんなさぃ〰許してぇ」
私は転がり笑った。
「いちゃつくなぁ!!
羨ましいぞぉ!!」
騒いで居るとミホが起きた。
寝ぼけたミホは可愛かった。
なぜかまた飲み直す事に…
ケースケはミホを気に入ったみたいで、ミホもめちゃくちゃ楽しそうだった。
「いい感じだから2人にしてやるか。」
こーチャンはそう言い、私達は部屋へ戻った。
私はお風呂に入って居るとこーチャンも入ってきてた。
こーチャンはすごい笑顔だった。
「今日解禁日✌」
げっ…忘れてた。
その日私は大変な事になった。
こーチャンは本当に凄かった…。
男は1ヶ月放置するとこんな事になってしまうのかと思った。
風呂場、リビング、部屋のソファ、ベッド……
私はヘロヘロになりこーチャンの腕の中で眠った。
疲れきったけど、とても幸せなだった。
次の日起きると、ミホとケースケはリビングでゲームをしていた。
「おはよぉ」
「俺ら付き合う事んなったから!」
私は喜んだ。
ミホもケースケも凄い良い友達だから嬉しかった。
私は2人の幸せを願った。
それから平和な日々がすぎ、この家に来てみんなと住むようになってもうすぐ1年。
あの流産以来、子供が出来ないのが少し気になっていたが、病院に行ったりはしなかった。
タケが2日帰って来ない…私は不思議に思っていた。
みんなの様子もおかしくて、少し元気がないように見えた。
「ねぇタケはぁ?」
私はみんなに聞いた。
「女ん所だろ。」
タケ彼女居ないし…
彼女出来たのかなぁ…
だけどおかしい…
車がある…
私は疑問に思っていた。
携帯も繋がらないし…
嫌な予感がした。
一週間様子を見たが明らかにおかしいから、私はタケと仲の良いリュウの所へ行った。
ケースケは仕事へ行ったようだった。
「ねぇリュウ、タケ何あったの?教えて。」
「しらない…」
リュウは何か知っている様子だった。
「…女ん所じゃない?」
でた…
「そのセリフは聞きあきた
お願いだから、本当の事教えて。」
「……ごめん。俺の口からは言えない。」
「わかったよ。ごめん」
私はリュウの家をでた。
タケは多分パクられた。
私は実家に行き、一週間前後の新聞を貰い、急いで近くのカフェへ入った。
8日前の新聞だった。
タケの名前を見つけ私はショックを受けた。
恐喝の疑いで逮捕…
私はそのまま警察署へ行った。
私はただ無心だった。
タケに会いたい。会わなくちゃ。
そう思った。
しかしパクられてまだ10日、取り調べ中だとかで接近禁止で会えなかった…
私は何だか帰る気分になれなかった。
漫画喫茶に入り、色々考えていた。
タケの事が心配だった。
それから、こーチャンもいつパクられるかわからない…実感し怖くなった。
こーチャンから何度も着信が入っている事に気付き、私はかけ直した。
「もしもぉーし、ゴメンねぇ!
マナーモードんなってたぁ💦」
「どこに居る?
早く帰ってこい。」
「…今日は友達ん所泊まるわ…」
そんな予定もなかったが、こーチャンに怒られるの覚悟で言った。
「そか…気ぃつけろよ。迎え来て欲しかったら言えよ。」
「うん。ありがと。」
いつものこーチャンならキレていたが、今日は妙に優しかった。
多分タケがパクられた事を、私が知ったと察したんだろうと思った。
電話を切りすぐ、れなチャンからの着信。
「今日のみいかない?」
「いくぅ。」
偶然れなチャンからの誘いだった。
街でれなチャンと待ち合わせた。
私はれなチャンに聞いた。
「れなチャンは、怖くない?
ヤッ君パクられたらって考えたら…」
「そうなったらそん時だよ✋
パクられて一番辛いのは本人だし、極道と付き合ってる限りは仕方ないよ。」
れなチャンはサラッと言った。
「……」
私はただこーチャンが好きで一緒に居る。
何も考えてなかった自分が恥ずかしかった。
私はありえない位の酒を飲んだ。
れなチャンはヤッ君に連絡してくれ、こーチャンがタクシーで来てくれ私の車に乗って家まで連れて帰ってくれた…みたいだ。
私は全く記憶がない。
気付くと朝…
隣にはこーチャン…。
眠たい目をこすり鏡を見ると泣いたのか目が腫れていた…
こーチャンも目を覚ました。
「ゴメン!!何も覚えないや…」
「あーや、おいで。」
こーチャンはギュッとしてくれた。
「タケの事黙っててゴメンな。言いづらかったからみんなで隠してた。」
「…うん。
気遣ってくれてありがとね。」
昨日車で帰る途中、私は何も言わず泣いていたらしい…
私はめったに泣かないから結構こたえたらしい。
お酒ってこわい…
そう思った。
「今日はどっか行くか!!」
珍しくこーチャンが言い出した。
「え…?!
いくいくぅ〰」
こーチャンと出掛けるのは久しぶりだった。
映画見て、ご飯食べて、買い物して。
普通のデートをした。
こーチャンの電話が鳴って、こーチャンはそのたび私の普段見ない顔や話し方をする。
それが少し怖かった。
楽しい時はあっという間で、夜になってしまった。
私達は家に帰った。
サリナが来ていた。
私は急いでみんなのごはんの支度をした。
サリナも手伝ってくれとても助かった。
食事を終え、後片付けも終えサリナと2人で喋った。
サリナの足や腕にちらほらアザがあった。
私はそれが気になった。
「どしたのそれ。」
「カズにやられたっス…。最近イライラしててすぐキレるんすよねぇ💦」
「大丈夫なのぉ?」
「大丈夫っスよぉ!
基本優しいんで!」
サリナは笑顔で言った。
「何かあったら言いなよ💦」
「はい!ありがとございます!」
サリナは本当可愛い。
サリナの事が本当に心配だった。
タケの接近禁止も解け、私は面会に行った。
私はパイプ椅子に腰掛け待つ。
ドラマのワンシーンみたく、ガラス?越しにタケが登場する。
タケの顔を見て、少しホッとした。
思ったより元気そう。
よかった…
「ごめんな心配かけて…」
「ちゃんと食べてるの?」
私は母親のような事ばっかり聞いた。
「俺は大丈夫だから。」
すぐに時間がたち、タケは連れていかれた。
私は少し安心して家に帰った。
それから何日かたち、タケは弁護士をたてた。
しかし示談はとれなかったらしい…。
でも初犯だから執行猶予がついて2.3ヶ月ででてこれるだろうと、聞いてた。
私は早くタケに帰ってきて欲しかった。
その日も、サリナが来ていた。
ガチャン!!
夜中、大きな物音と怒鳴り声で私は目を覚ました。
カズの声だ…
私はこーチャンを起こそうとしたが全く起きない…。
物音も罵声も鳴り止まず、私は1人でカズの部屋へ行った。
私は一瞬止まった。
カズはサリナにの上に馬乗りになって殴っていた。
サリナの顔は腫れあがり、口は切れ、血が出ていた…。
唖然とした…
あやさん、こんにちわ。
ずっと更新楽しみにしていて、途中レスするのはやめよう、やめよう!と自分に言い聞かせてたんですが、ずっと更新がないので、レスしてしまいましたf^_^;
本当に楽しみにしているので、続けて下さい!
読んでらっしゃる皆様、横レス失礼いたしました。
「サリナ!?大丈夫?」
私が駆け寄ると、サリナは泣きながら少し笑った…
私に心配かけたくなかったらしい…
そんなサリナを見て、私はカズに怒鳴った。
「女に手ぇあげてんじゃねーよ」
カズは少し驚いた様子を見せたが、私を睨み
「うるせー💢お前には関係ねーだろ」
そう言った。
「関係ねー訳ねーだろ
サリナは私の大事な後輩だぞ?」
「うるせー」
カズは私の胸ぐらを掴んだ。
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347レス 4103HIT saizou_2nd (40代 ♂)
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