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クラウンってすごいの?

No.29 16/08/29 22:47
匿名さん22 ( ♂ )
あ+あ-

≫24

昭和一桁生まれの私の父は、全盛期には年収1800万円ぐらいありました。

買おうと思えばベンツでも買えたはずですが、父は「ベンツなんて如何にも成り上がり者みたいで嫌だ」と言って毛嫌いしていました。

父はちょっとした素封家育ちでしたが、こういう家系の人には「成り上がり者とは違う」という妙なこだわりがあり、悪戯に豪勢な生活を振る舞うことを、毛嫌いしていました。

敢えてマークⅡに乗っていましたが、そんな父のところには、クラウンのディーラーからモデルチェンジのたびに招待状が舞い込みました。

父は時折興味を示して、見に行ったりもしていました。

マークⅡを扱うディーラーとのつながりが強かった上に、マークⅡがモデルチェンジ毎に大型化し、クラウンとの差異が殆どなくなってきたことも手伝って、結局クラウンは買いませんでした。

ただ日本の昭和の時代の素封家育ちの人には、どんなに収入があっても、クラウンこそが最高の車という根強い価値観が浸透している面はあります。

昭和の時代、クラウンは日本のあらゆる公的な場に於いてのスタンダードカーでもありました。

タクシー、ハイヤー、官公庁や大企業の役員送迎車、警察のパトカー、教習車、そして救急車や霊柩車にまでと、日本のあらゆる公的シチュエーションには深く浸透していました。

補足させていただくと、今でこそトヨタの救急車は収容性に優れたハイエースが使われていますが、昭和の時代にはクラウンの後部を大改造して、救急車に仕立てていたのです。

都会地では考えられませんが、田舎ではクラウンの新型が発表されると、地元の素封家はディーラーに、ご祝儀を贈呈することもあったそうです。

これほど日本の文化に根強く関わり、深く浸透してきた車は、他に例がないかもしれません。

父は去る6月に他界しました。

生前、高収入だったにもかかわらず「成り上がり者の車」だとして、外車を毛嫌いしていた父の乗る霊柩車は、葬儀社と協議の上、敢えてクラウンを選びました。

多分、父には草葉の陰で喜んでくれたことと思っております。





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