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俺のいきざま

No.34 16/03/01 22:02
迷 ( FQCEh )
あ+あ-

森田正和の親父さんは、ホッとしたような顔になった。


「いやー良かったよ、募集しているんだけど、なかなか条件にあった人がいなくてね」


「こちらこそ助かります、ありがとうございます」


俺は再び頭を下げた。


「今夜から泊まってくれて構わないよ、部屋等は息子に聞いてくれな」


親父さんは、話ながら出て行った。


「昶さん、良かったな!」


清坊がニコニコしながら喜んでくれた。


「あきらさん、部屋に案内するよ、俺の事は名前で呼んでくれても良いよ」


「それじゃ、まさやんで」


俺達は、握手をしながら笑った。


「部屋は、ここなんだよ、狭くて悪いんだけど…」


陽当たりの良さそうな四畳半だった。


「とんでもない!こんな俺に1部屋貸してくれるなんて有り難いですよ」


部屋の次は、御手洗いや風呂場を案内して貰った。


「ところで、清司とあきらさんは晩飯食った?」


「まだなんだよ、腹へったな」


清坊が正直に答えた。


「近くに美味いラーメン屋があるんだけど、どう?」


「昶さん、どうする?」


「もちろん行くよ」


男同士の話は早い。


3人で数分歩いてラーメン屋に入った。


「親父が、御馳走してやれって金くれたから好きなの頼んでよ」


まさやんは、話ながらビールを頼んだ。


おっ!酒飲むんだな。


「俺達もビール頼んで良いですか?」


「もちろん!同い年なんだから、敬語いらないよ」


「ありがとう」


3人で、軽く飲んでから、さっぱりとした醤油ラーメンを食った。


「それじゃ、昶さんまたなーまさやん明日学校でな」


店を出たところで、清坊は帰って行った。


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