社会は「マタハラ」に溢れている!?職場で受けたマタニティ・ハラスメント体験談

マタハラの現状

平成25年に労働局に寄せられたマタハラの相談件数は3371件。泣き寝入りしている妊婦を考慮するとその数は予測できません。 マタハラは、妊婦が職場で嫌がらせをされたり虐めに遭うという行為です。現状では4人に1人の妊婦がマタハラを経験しているそうです。 これには、男性社員の理解のなさが大きく関与しているようですが。今回は、職場でのマタハラの体験談を紹介したいと思います。

目次

ケース1

私は、製造業で働いています。現在は20代前半です。妊娠しており来月、結婚予定です。 実は入社当初から50代の女性2人に嫌がらせをされていましたが、私の妊娠が原因で嫌がらせがエスカレートしました。 挨拶しても無視され、陰口を言われ、できちゃった婚なので「みっともない」など。 悪阻が酷くなり仕事中にトイレに行ったり、休憩室で休んでいると、その女性達が上司に私が仕事をサボっていると報告。 私は、上司に呼び出されて怒られました。そして、「そんな状態ではみんなにも迷惑。本当に体調が悪いの?」と言われる始末。 産休、育休に関しても「取るつもりなら甘えるな」と言われました。 辞めたいのですが、生活を考えると辞めることができません。

ケース2

私の場合は、在宅ワークだったので人間関係のストレスはありませんでした。ただ、仕事がハードで体調を崩して通院をしたり、仕事の依頼の電話に怯えるようになり、妊娠してからはストレスが酷くなりました。主人に相談すると辞めるように言われて辞めたら体調も良くなりました。妊娠中のストレスは胎児の低体重にもつながるそうです。生活がかかっていると難しい部分もありますが、出産費用は出産一時金などで賄えますし、大切なことは無事に出産することですから。

まだまだ、日本経済も働きながら子育てする女性に理解があるとは言い難い社会現象があります。少子化と言われて久しいですが、マタハラがあるようでは、その問題も解決できるのはまだまだ先になりそうです。

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