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子どもの貧困率全国の３分の１

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匿名
17/03/23 08:23(更新日時)

子どもの貧困の実態を明らかにするため、愛知県が県内の小中学生と、その保護者を対象に行った調査結果がまとまり、一般的な世帯の半分以下の所得で暮らしている子どもの割合は５．９％で、全国推計の約３分の１だったことがわかりました。
愛知県は子どもの貧困の実態を把握するため、去年１２月に小学５年生と中学２年生の児童・生徒とその保護者、それに小学１年生の保護者の計３万３０００人あまりを対象に調査を行い、約７割から回答を得ました。
大村知事は、２１日の記者会見でこの調査結果を発表し、いわゆる「貧困率」を示す、一般的な世帯の半分以下の所得で暮らしている子どもの割合は５．９％で、５年前時点の全国の推計、１６．３％に比べて、約３分の１だったことを明らかにしました。
また、県内に限って所得の分布を調べた結果では、貧困率は９％だったということです。
一方、母子家庭など「ひとり親家庭」の子どもの貧困率は５２．９％に上り、ひとり親家庭の暮らし向きが苦しくなっている実態が改めて浮き彫りになりました。
大村知事は「県内の貧困率は全国的にはかなり低いことが確認できたが、結果をさらに詳しく分析し、教育や生活の支援、保護者の就労支援など、対策を検討していきたい」と述べました。