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No.228 19/09/24 19:53
メッテルニヒ=パレオロゴスAUT ( 40代 ♂ MLdWxe )
あ+あ-

≫227

さて一つ追加すると、近代ヨーロッパのいわゆるクラシック作曲家らの全てが、グレゴリオ聖歌やビザンティン聖歌を芸術音楽的にプリミティブだと見ていたわけでは無い!

まず西欧に多かったクラシック大作曲家に当然身近だったのは、ビザンティンよりもグレゴリオ聖歌であるが、例えばバッハはグレゴリオ聖歌またはそれに似たようなメロディーをテーマにして巨大な雰囲気溢れるフーガを作曲している。ミサ曲や平均律曲集の中にある。

またグレゴリオ聖歌のレクイエムの、特にディエス・イレ(怒りの日)は様々な作曲家が愛好し、有名な例ではベルリオーズが「幻想交響曲」に、リストが「死の舞踏」のテーマに、ラフマニノフが様々な作品、例えば「死の島」、「パガニーニ狂詩曲」等にハッキリと引用している。

これらはグレゴリオ聖歌の引用例だが、しかしグレゴリオ聖歌やビザンティン聖歌そのものに芸術の新鮮味を感じて、引用と言うよりそのまま引き出して作品化したケースもある。

例えばドビュッシー。彼の名作「沈めるカテドラル/沈める寺」は全曲がグレゴリオ聖歌の世界及びそれに5度の平行和声をつけた中世音楽そのもので(近代のクラシックの対位法や和声法では違反とされていたもの)、それを上手く斬新な不協和音の20世紀音楽の世界と結びつけている。

またサティ。彼はオカルト的結社である薔薇十字団の会員だったが、若い頃、パリにあるルーマニア人の正教会によく行き、ビザンティン的聖歌の世界を強く作品に打ち出した。特に「6つのグノシエンヌ」がそれである。

逆に言えばビザンティン聖歌を全く知らない人は、サティのグノシエンヌを聞きそこに現れる独特なオリエンタルなメロディーを元に、ビザンティン聖歌に近いイメージを掴むことが出来よう。

ドビュッシー、サティ以降の現代音楽となれば、更にグレゴリオ聖歌、ビザンティン聖歌を独特な形で作品に取り入れている作曲家も探せばかなり居るであろう?

私は残念ながら1930年以後の現代芸術音楽に詳しくないから、具体的には書けない。
カール・オルフの「カルミナブラーナ」は聖歌ではない中世の大衆(農民など)のメロディー世界を現代音楽と結びつけて成功し、現代音楽では異例のポピュラーな名曲となった。

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