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🎭ある暗黒卿の気紛れな呟きⅡ🎵+⚡✒🐱

No.224 19/09/23 14:15
メッテルニヒ=パレオロゴスAUT ( 40代 ♂ MLdWxe )
あ+あ-

≫223

こうして中世後期になると、単に聖歌の旋律を5度で平行させるのではつまらないから、対旋律を主旋律と異なる動きにする試みが始まる。これが対位法の原点だ。

その後、2声を3声、4声にしたり、それぞれの声が歌になるような旋律を心掛けたり、時間をずらして主旋律をそのまま追いかけるカノンや、グレゴリオ聖歌のモチーフを使って3声、4声で次々に追いかけるフーガの元祖が生まれる。

この頃はすでにルネサンスであり、イタリアでもパレストリーナらが活躍した。

なおこうした多旋律の対位法的聖歌は、楽器の伴奏なしのアカペラで歌う事が出来、本来はそれが正統的な聖歌であった。
つまり基本的には互いに分裂し合った後の、東の正統派教会(オーソドックス/正教会)だけがアカペラ聖歌だったのでは無く、西のローマ・カトリックも同じく。ただ西では楽器も認められたに過ぎない。
(この辺は微妙で、東のオーソドックスが絶対に楽器禁止かと言うとそうでもなく、例えば韓国の正教会などは日本のそれと違いロシア式でなくギリシャ式聖歌ゆえに、アジア人にはメロディーが難し過ぎて上手く歌えない。そこでオルガンが導入されメロディーをなぞり、聖歌隊はそれに合わせて歌う。)

さて対位法は次第にイタリア、フランスよりも、北方のドイツ(特にオランダ)で発達し高度に完成されていく。

こうなるとカトリック関係なく、プロテスタントでも使われたり、宗教以外で作曲家が楽器だけによる対位法作品を作るようになる。
(スヴェーリンク、ブクステフーデからバッハ、ヘンデルまで)

また対位法以外に多旋律の「響き」に注目した和声学も発達し、いわゆるコラールも対位法ほど複雑でない和声法により作曲されていくようになる。

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