父への愚痴

両親が離婚して、父が私と姉、妹の３人を引き取った。当時は父の方がお金があった。
母は朗らかで前向きな人だったけれど、泣きながら出て行った。今は同じ市内である男性とアパートに暮らしている。


もし母が１人で暮らしていたら、今すぐにでも逃げ出すのに…。

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私達は何も知らなかったのだが、以前の父は闇金融会社を経営しており、私達は裕福な暮らしをしていた。


しかし法律が厳しくなったので会社をたたんだ。

家を売り、父は母と離婚して住民票から名前を消した。借金から逃れるためだった。


だから私達の住民票は母と暮らしていることになっている。

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元々、母ではなく父が家事をよくしていたのだが、離婚後は当時高校生だった姉が父の手伝いで家事をするようになった。

その頃から私はしばしば父のことがウザいと思い始めた。


私達は両親に「感謝の心を持ちなさい」と教わってきた。
それなのに父は姉が手伝いをすると文句ばかり言うからだ。


しかも、短気なので怒鳴ったり物を投げつけたりする。

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父は姉が産まれる前までずっと不倫や浮気を繰り返していたようだ。


しかし姉が産まれて以降は子煩悩な父親になり、私達のことをとても可愛がってくれていた。


一応今もだけど。


けれども父は我が儘で我の強い人なので私達に自我が芽生え、個々の考えを持つようになると怒鳴ることが増えた。


自己中な理由で怒り始め、頭が悪いので意味の分からない文句をダラダラとこぼして最終的には「もういいよ💢あっち行け!」

と言うのだ。


本当に意味わからん。

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当初、姉は意味の分からないことで自分が叱られることに憤りを感じていたようだが時が経つにつれて聞き流すようになった。


それでも遊びもせずに学校から早く帰り、買い物をして料理をして…という自分の役割は果たしていた。


中学生だった私は部屋とお風呂の掃除と洗濯を担当し、小学生の妹は食器洗いや玄関掃除を担当していた。


姉妹で殆どの家事をこなしていたので結果的に父の我が儘を助長させてしまったようで、


姉が焼いた魚が少しでもヌルいと「お前はこんな物を父親に食わす気か!!💢」
と言って姉に魚を投げつけたり…と、段々とエスカレートしていった。

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ついには昭和以前の父親のように、「誰の金で食ってんだ」が口癖になった。


アパートで家が狭いので父が居間を使い姉妹は３人で６畳の部屋を使っていたのだが、父は「おーい!」と言っては姉や私を呼びつけ、「灰皿!」「お茶!」などとパシリにした。


すぐに駆けつけないと「トロイんだよ!!豚!」などと言われるので本当に頭にくる。

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姉は成績優秀だったのだが、家事に追われてどんどん成績は落ちた。私や妹が買い物に行くようにしたのだが、姉は大学進学を諦めた。


一応、第一志望の早稲田大学を受けたのだがお金が無いので１学部しか受けられなかった。


結果は不合格。


姉は言った。
「こういう運命だったんだよ😃だって私が大学に行ったらお金も家事も大変だもん。」と。

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