( ^ω^)
【序章】
雪が溶け
桜が空をピンク色に染め
生き物達が目を覚まし
植物が芽生え始め
子供達が一歩大人に近づく季節
春
昼には道を埋め尽くす程の人々が騒ぎ
夜も眠らないかのように人々が騒ぐ
誰もが明るく歓喜に満ちていて
日本でも技術を先走る
最先端の街
現代都市 ミクル都
これは
今年、この街の
市立 ミクル高校に入学する一人の少年と
周りのみんなが繰り広げる
一つの物語である
小説「( ^ω^)ブーンはもう二度と走れないようです」始まり
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【1話】
――――内藤家――――
J('-`)し
「ホライゾン!起きなさい!今日は入学式の日でしょ!遅刻するわよ!」
一階から声が聞こえる
( -ω-)
「……うるさいお……」
二階の少年は目を覚まさない
J(#'-`)し
「起きないならパソコン没収するわよ」
少年は瞬時にベッドから飛び起きる
(;^ω^)
「ちょっ(汗 それだけは勘弁だお」
窓から眩しい朝日が差し込む
鳥が歌うように鳴き春が来たのを告げているようだ
少年は急いでパジャマを脱ぎ捨て真新しい制服に着替える
着替えを終えると昨日のうちに用意したカバンを持って一階に駆け降りる
J('-`)し
「起きるのが遅いわね」
母はテーブルで朝食をとっていた
(;^ω^)
「行ってくるお!」
少年は朝食に目もくれず適当に靴をはいて急いでドアを開ける
そのまま少年は飛び出して行った
J('-`)し
「もう…あの子ったら…何であんなに慌ただしいのかしら」
母は目玉焼きをかじりながらそう言った
>> 1
【2話】
少年は住宅街の歩道を走っていた
もう、周りに高校生はいない
起きるのが遅くて、登校初日に遅刻するかもしれないというピンチに立たされていた
高校はこの道を真っ直ぐ行った所にある
(;^ω^)
「ぉおおおお!陸上部の名にかけて間に合ってみせるお!」
少年の名は内藤ホライゾン
みんなからブーンと呼ばれている
勉強は得意ではないし、顔もイマイチでネットのミクルが好きというどこにでもいそうな少年だ
ただ、足が異常に早いということ以外は
ブーンが走っていると高校が見えてきた
しかし同時にチャイムも鳴り響く
(;^ω^)
「ぅぉお!そのチャイム待つお!」
ブーンは走りながら魔法を唱えた
(;゚ω゚)
「スロウガ!」
※人気RPGゲーム
「ファイナルファンタジー」シリーズでおなじみの魔法、相手の行動を遅らせる効果がある
もちろん、スロウ状態になるわけがない
ブーンはしっかり遅刻しました
>> 2
【3話】
ブーンは門番の先生に絞られた後、教室に向かった
(;^ω^)
「クソォ…間に合わなかったお」
桜が歓迎しているような道を通るとグラウンドと校舎が見えてきた
グラウンドは広く、校舎からはワイワイと騒ぎ声が聞こえる
あまり学力の高い学校ではなかったのだがブーンが見学しにきたときに優しい先輩達がいたのでこの高校を受験した
ブーンは中学の頃に陸上全国大会でいいところまでいったという経験があり、ミクル高校 陸上部のレベルの高さも気に入っていたのだ
校舎に入り二階の教室を目指す
ブーンは一年D組だった
教室のドアの前に立つ
ドアは少し開いている
ブーンは一呼吸いれる
(*^ω^)。oO(……よし、ここからバラ色の高校生活が始まるお!」
勢いよく扉を開ける
その時、頭にクッションが当たったような感覚がした
即座にブーンの頭は真っ白になる
(;^ω^)
「ゲホッ、ゲホッ!なんだお!?」
ブーンは咳き込む
床に黒板消しが転がっていた
「ダハハハハハハ!!!ダッセェ!」
教室の後ろから声がした
>> 3
【4話】
教室の後ろには足を机に乗せて行儀悪い格好で椅子に座っている不良達がいた
( ゚∀゚)
「見たか!?今の!昔のギャグ漫画並みだぜ!?」
不良グループのリーダーらしき男がそう言い、周りのクラスメートも笑い出した
( ;ω;)
「ぅ………お……」
ブーンは必死に涙を堪えている
( ゚∀゚)
「ダハハハハハ!仕舞には泣き出しやがるとh」
「やめて!」
不良の言葉を遮るように一人の見知らぬ少女が立ち上がり強めにに言った
(*゚ー゚)
「嫌がってるじゃない!そんなことして何が楽しいの!?」
いきなりの出来事にクラスは静まり返る
(;゚∀゚)
「お、お前には関係ないだろ?」
(*゚ー゚)
「関係あるわ!彼は私の大切な…」
(*^ω^)。oO(お?なにこれ?急にドラマみたいな展開!?ワクワクドキドキ)
(*゚ー゚)
「クラスメートだもの!他に理由なんてある!?」
( ω )
ブーンは正面にのめり込む程落ち込んだ
まぁ当たり前なのだが
(;゚∀゚)
「グッ……」
不良達は黙り込んだ
今度はクラスメートに向かって話す
(*゚ー゚)
「あなた達も笑ってないで!なんで助けてあげないの!?」
クラスメートは黙って下を向いた
>> 4
【5話】
彼女がブーンに近づく
そして優しく声をかける
(*゚ー゚)
「君、大丈夫?頭真っ白だよ?」
か細い手が丁寧にブーンの頭の粉を払う
白くて綺麗な肌
大きくて輝く瞳
プルンとした小さな唇
まさに美少女という言葉が当てはまる
ブーンは母親以外の女性と関わることは皆無だったので心から嬉しかった
まるで夢の中にいるようだった
彼女は粉を払い終えると口を開いた
(*゚ー゚)
「はい、これで大丈夫だよ」
(*^ω^)
「あ、ありがとうだお」
(*゚ー゚)
「さっきは災難だったね 私は名前は椎野(しいの)
さっき笑ってた奴は長岡よ あなたの名前は?」
(*^ω^)
「僕は内藤ホライゾンだお!ブーンってよんで欲しいお!」
(*゚ー゚)
「そう、ブーン君 よろしくね」
( ・∀・)
「おい!そこの二人 席につきなさい」
ドアを開けて先生が入ってきた
(*゚ー゚)
「あ、先生が来たから後でね」
(*^ω^)
「把握したお」
二人はそれぞれ決まっていた自分の席についた
(*^ω^)。oO(朝から最高だお)
(#゚∀゚)
「……フン!」
>> 6
【7話】
――――体育館――――
( ~ж~)
「~中略~で、あるから君達も色々な出会いと別れを繰り返して、一歩ずつ大人へと変わっていくのであって」
( -ω-) Zzz…
( ~ж~)
「君達が素晴らしい高校三年間を過ごせる事を、私は願っています」
パチパチパチ…
( ^ω^)
「やっと終わったお…」
いったい何人の人間が話を聞いていたのだろうか
しかし全員の拍手で校長がステージを後にする
『続きましてミクル市長からの~』
( -ω-) ハァ…
周りからいくつもの溜息が漏れた
市長の挨拶にPTA会長からの話、高校生活についての諸注意までを聞いて約二時間
やっとのことで新入生は解放された
( -ω-) グッタリ
「あのPTA会長!絶対にヅラだよな!!」
「つか、校長は歯がなくて何言ってるのか分かんねーし」
そんな文句を言いながら教室へ戻った
>> 7
【8話】
――――教室―――――
授業は無いのでもうすぐ帰れる
しかし、いろんな準備で終学活まで少し休憩時間になった
ブーンは自分の席でダウンしていた
(#-ω-)。oO(あの校長、話し長すぎるお)
そこに椎野が近づいてきた
(*゚ー゚)
「やほ ブーン君」
( ^ω^)
「あっ、椎野さん」
(*゚ー゚)
「別にしぃって呼んでくれていいよ」
(*^ω^)。oO(ウハ いきなり親密度タカス)
(*^ω^)
「じゃあ…しぃちゃん」
(*゚ー゚)
「アハハ なんでちゃんなのよ」
二人は他愛もない話しを続けた
(*゚ー゚)
「ねぇ、ブーン君は何部に入るの?」
(*^ω^)
「陸上部だお これでも中学の頃は有名なほうだったお」
(*゚ー゚)
「え!?偶然だね!私、陸上部のマネージャーやるの!」
(*^ω^)。oO(これからの高校生活、早くもバラ色の予感だお)
>> 8
【9話】
(*゚ー゚)
「じゃあ明日の仮入部も行くんだよね?私は行くんだけど…」
(*^ω^)
「もちろん行くお!しぃちゃんも一緒に行こうお!」
(*゚ー゚)
「うん いいよ」
(*^ω^)。oO(ウハ まるで夢のようだお!)
ζ^∀^)ζ
「しぃー!」
クラスの女子グループがしぃを呼ぶ
(*゚ー゚)ノシ
「あ、呼ばれてるから行くね また明日」
(*^ω^)ノシ
「また明日だお」
しぃは女子グループに混ざっていった
(*^ω^)
「はー…夢のような時間だったお」
そして、いきなり二人がブーンの顔を覗く
(´・ω・`)
「やあ 随分とモテモテだったね」
('A`)
「オマエ、彼女作らない同盟わかってんのか?」
(;^ω^) お!?
この二人は
前者がショボン
後者がドクオだ
三人とも小学校、中学校と同じで高校も同じ高校、同じクラスになった
ブーンの親友とも呼べる二人である
(;^ω^)
「いきなり何だお?」
(´・ω・`)
「僕たちの友情を裏切るのかい?」
(;^ω^)
「そ、そんな訳じゃないお!話をしてただけだお」
('A`)
「ブーンに先を越されるとは…ウツダシノウ」
- << 12 【10話】 このままではマズいと思ったブーンは話題を逸らす (;^ω^) 「そういや二人は何部に入るんだお?」 ('A`) (´・ω・`) 『話題を逸らすな』 (;;^ω^) 「いや……その…あの…」 仮入部のことは絶対に言えない 二人なら絶対に付いてくる もうダメだ…そう思ったその時、教室のドアが開いた ( ・∀・) 「すまんな 遅れたが終学活をはじめる」 二人は舌打ちをし、席に戻った ( ・∀・) 「今から時間割とプリントを配る 全員にまわったら一つ一つ説明するからよく聞いてろ」 前の席から順にプリントが配られていく 行事予定表やPTAのお知らせ、学校新聞などがある 一枚一枚、先生から簡単に説明され全てをカバンに入れた その後、明日の予定や仮入部の説明も済み、初日は午前中で終わった 日は空高くあがっていた 三人の家は近所なのでいつもみんなで下校する
>> 9
【9話】
(*゚ー゚)
「じゃあ明日の仮入部も行くんだよね?私は行くんだけど…」
(*^ω^)
「もちろん行くお!しぃちゃんも一緒に行こ…
【10話】
このままではマズいと思ったブーンは話題を逸らす
(;^ω^)
「そういや二人は何部に入るんだお?」
('A`) (´・ω・`)
『話題を逸らすな』
(;;^ω^)
「いや……その…あの…」
仮入部のことは絶対に言えない
二人なら絶対に付いてくる
もうダメだ…そう思ったその時、教室のドアが開いた
( ・∀・)
「すまんな 遅れたが終学活をはじめる」
二人は舌打ちをし、席に戻った
( ・∀・)
「今から時間割とプリントを配る 全員にまわったら一つ一つ説明するからよく聞いてろ」
前の席から順にプリントが配られていく
行事予定表やPTAのお知らせ、学校新聞などがある
一枚一枚、先生から簡単に説明され全てをカバンに入れた
その後、明日の予定や仮入部の説明も済み、初日は午前中で終わった
日は空高くあがっていた
三人の家は近所なのでいつもみんなで下校する
>> 12
【11話】
('A`)
「なぁ…それで何を話してたんだ?」
(;^ω^)。oO(しつこいお…ここは誤魔化すかお…)
( ^ω^)
「いや、普通にポケモン楽しい?とか話してたお」
(;'A`)
「え!?あの子ポケモンしてるの!?」
(;;゚ω゚)。oO(し、しまったぁ!そこは信じるなだお!)
(*'A`)
「俺、明日頑張ってポケモン交換しない?って頼むよ!」
(;^ω^)。oO(…純情なドクオに幸あれだお)
(´・ω・`)
「僕は対戦するよ!」
(;;゚ω゚)。oO(お前もか!)
結局二人は誤解したまま家についてしまった
二人の家はこの先にあるのでここで別れを交わす
(;^ω^)。oO(まぁ陸上部のことはバレなかったからいいかお)
( ^ω^)
「ただいまだお」
玄関のドアを開けるとエプロン姿の母が出迎えてくれた
昼食を作っていたのだろう
J('-`)し
「あら、おかえり 学校どうだった?」
黒板消しを落とされたのだがその部分は無駄な心配をかけさせないように伏せた
(*^ω^)
「今日は最高だったお! ショボンとドクオも同じクラスだお!」
J('-`)し
「よかったわね もうすぐご飯が出来るから着替えて待ってなさい」
ブーンは返事をすると二階に上がった
- << 16 ブーンの部屋は漫画やゲームで散らかっている 適当に制服を脱ぎ、普段着に着替えるとベッドに大の字で寝転ぶ そしてベッドの裏に隠してあるエロ本を手に取った 表紙には可愛い少女が顔を赤くs(この先は皆さんのご想像にお任せします しばくして一階からご飯が出来たとの声がする 一階に駆け降り昼食をいただく 母のオムライスは上手かった 昼食を食べ終えパソコンでミクルにアクセスする ( ^ω^) 「ミクルのみんなは面白いお」 いろんなネタスレや馴れ合いスレがある 中でも一番好きなのは小説スレだ
>> 13
【11話】
('A`)
「なぁ…それで何を話してたんだ?」
(;^ω^)。oO(しつこいお…ここは誤魔化すかお…)
( ^ω^)
「い…
ブーンの部屋は漫画やゲームで散らかっている
適当に制服を脱ぎ、普段着に着替えるとベッドに大の字で寝転ぶ
そしてベッドの裏に隠してあるエロ本を手に取った
表紙には可愛い少女が顔を赤くs(この先は皆さんのご想像にお任せします
しばくして一階からご飯が出来たとの声がする
一階に駆け降り昼食をいただく
母のオムライスは上手かった
昼食を食べ終えパソコンでミクルにアクセスする
( ^ω^)
「ミクルのみんなは面白いお」
いろんなネタスレや馴れ合いスレがある
中でも一番好きなのは小説スレだ
>> 16
【13話】
ブーンには気になってることがあった
( ^ω^)。oO(こんな時こそミクルのみんなに相談するお)
ブーンは思い切ってスレを立ててみた
http://mikle.jp/love/dispthread.cgi?th=18963
あとは返事を待つのみ
※12話はNo.16です
>> 17
【14話】
ブーンが立てたスレは見事に叩かれた
( ;ω;)
「相談したかっただけなのに…」
(#`ω´)
「いいお!自分の未来は自分で掴むお」
ブーンは優しく接してくれたしぃと結ばれたかった
ブーンはROMり始めた
気づけば夜を迎えていた
窓の外は暗くて昼の騒がしさは無くなっていた
J('-`)し
「ブーン、ご飯ですよ」
一階から声が聞こえる
ブーンは腹が減り始めたので素直に一階に降りた
テーブルに二人分のハンバーグがあった
( ^ω^)
「…父さん今日も帰ってないのかお?」
J('-`)し
「仕方ないでしょ あの人は仕事で忙しいんだから」
ブーンの父親は仕事で忙しく、月に2、3回しか帰らない
(#^ω^)
「息子の入学式にも帰らない父親なんて最低だお!」
ブーンは仕事ばかりの父親を嫌っていた
J('-`)し
「…お父さんも忙しいんだから我慢しなさい」
ブーンは仕方なく席に座った
今思えば、誕生日なども父親はいない日の方が多かった
( ´ω`)。oO(……僕は父さんに愛されてないのかお?)
その日のハンバーグは美味くなかった
>> 18
【15話】
ハンバーグを食べ終え、二階へ戻り再びミクルにアクセスする
いろんな悲しみを紛らわす為に
(*^ω^)
「GHOST LIFE面白いお」
ブーンはまたROMり始めた
どの位の時間がたっただろうか
パソコンを凝視するのも疲れて時計を見ると夜中の1時を過ぎていた
明日からの本格的な授業や仮入部のことなどを考えると夜更かしはよくない
ブーンは明日の準備をした後、風呂入って歯を磨いて糞して寝た
- << 22 【16話】 ブーンは夢をみた ブーンは見知らぬ土地にいた 遠くに城が見える その城に行くことにした ブーンは歩いていると奇妙な物を見つけた ?マークのブロックが宙に浮いているのである ( ^ω^) 「これは何だお?」 ブーンは疑問に思いつつもジャンプしてブロックを叩いてみた するとそのブロックからキノコが出てきた キノコを食べる ( ゚ω゚) 「ぅおーーー!」 ブーンは巨大化した ( ^ω^) 「なんか強くなった気がするお!この調子で進むお!」 暫く歩いていると目の前から身長30センチぐらいで短い足の生えた栗がブーンに向かって歩いて来た ブーンは栗の不気味な姿に恐怖を覚えた 栗との距離がどんどん縮まる (;^ω^) 「おーーー!こっち来るなお!」 ブーンの言葉を無視して栗は更に近づいてくる (;゚ω゚) 「おーー!誰か助けてくれお!」 ブーンはあまりの恐怖に腰を抜かしていた (;^ω^)。oO(もうダメだお) そう思ったその時、悪夢から目覚めた
>> 19
【15話】
ハンバーグを食べ終え、二階へ戻り再びミクルにアクセスする
いろんな悲しみを紛らわす為に
(*^ω^)
「GHOST LIFE…
【16話】
ブーンは夢をみた
ブーンは見知らぬ土地にいた
遠くに城が見える
その城に行くことにした
ブーンは歩いていると奇妙な物を見つけた
?マークのブロックが宙に浮いているのである
( ^ω^)
「これは何だお?」
ブーンは疑問に思いつつもジャンプしてブロックを叩いてみた
するとそのブロックからキノコが出てきた
キノコを食べる
( ゚ω゚)
「ぅおーーー!」
ブーンは巨大化した
( ^ω^)
「なんか強くなった気がするお!この調子で進むお!」
暫く歩いていると目の前から身長30センチぐらいで短い足の生えた栗がブーンに向かって歩いて来た
ブーンは栗の不気味な姿に恐怖を覚えた
栗との距離がどんどん縮まる
(;^ω^)
「おーーー!こっち来るなお!」
ブーンの言葉を無視して栗は更に近づいてくる
(;゚ω゚)
「おーー!誰か助けてくれお!」
ブーンはあまりの恐怖に腰を抜かしていた
(;^ω^)。oO(もうダメだお)
そう思ったその時、悪夢から目覚めた
>> 22
【17話】
(;-ω-)
「なんだ夢かお」
寝ぼけ眼で時計を見る
昨日より30分ほど早く起きたようだ
(;^ω^)。oO(怖い夢だったお)
朝食をとる為、一階に降りる
J('-`)し
「あら、今日は起きれたのね ご飯できてるから食べなさい」
テーブルには和風な朝食が置いてあった
席に座り朝食をとる
それにしても母は料理が上手い
ただ、美味しいとは思えなかった
( ´ω`) ………
父親の事を思い出した
やはり家族が一人でもいないのは寂しい
朝食を食べ終えブーンは二階へ上がる
一度ベッドにダイビングする
しばらく静止してから起き上がり、着替えを始める
着替え終えて時計を見るともう出ないといけない時間だった
カバンを持って一階に降り、玄関で靴を履く
( ´ω`)
「…行ってきますお…」
少し元気のない声でドアを開ける
J('-`)し
「行ってらっしゃい
学校頑張りなさいよ」
母の声を背に受け学校へ向かった
>> 23
【18話】
今日は時間があるから歩いて登校できる
('A`)
「お、ブーンじゃねーか」
(´・ω・`)
「やあ、おはよう」
通学途中、ドクオとショボンに会った
一緒に話ながら登校する事にした
( ^ω^)
「―――そういえば二人は部活に入るのかお?」
('A`)
「俺は部活なんてしねぇよ…メンドクセ」
(´・ω・`)
「僕は知り合いのおじさんの所でバイトをしようと思う」
( ^ω^)
「じゃあ二人とも帰宅部かお…」
ブーンは正直ほっとした
これでいろんなチャンスが回ってくるかもしれない
そうこう話してる間に学校についた
(*'A`)
「フヒヒヒヒヒ! 椎野さんにレックウザなんか見せたら驚くかな?友達コード教えてもらわなきゃ」
(;^ω^)。oO(ポケモンマニアきめぇ)
(´・ω・`)
「僕も頑張ろう」
教室につき、まずドアを見る
昨日のようにトラップは仕掛けられてないようだ
教室のドアを開けると不良の長岡が睨んできたがブーンは無視した
そして二人は椎野に特攻するのであった
【ブーン視点→ドクオ視点】
>> 24
【19話】
ドクオとショボンは椎野の座ってる机に近づく
やはり現実の女の子を目の前にすると胸が高まる
いつ弾けてもおかしくないぐらい心臓が振動する
鼻から荒い鼻息が漏れる
(;゚ー゚)
「ど……どうしたの?」
椎野は見知らぬ変な人が目の前で鼻息をフンフンしていて焦った
そしてドクオは意を決して口を開いた
(*'A`)
「お…俺ドクオっていいます!良ければポケモンの友達コードを教えて下さい!」
クラスのみんながドクオを見た
いきなりの出来事に椎野はキョトンとしている
(;^ω^)。oO(ドクオ…)
(´・ω・`)。oO(ドクオ…)
ショボンはいつの間にかブーンの隣にいた
誰もが呆れた次の瞬間
>> 26
【21話】
ドクオが二人の元に来る
(*'∀`)
「今日の8時に会う約束した!」
ドクオはとっても輝いてる
(; ω )
「…よかったなぁだお」
(*'∀`)
「これもブーンのおかげだよ!本当にありがとう!」
そういえばポケモンの事はブーンが教えました
そして嘘が誠になりました
( ;ω;) ………
ブーンの頬から一粒の塩水が流れました
すぐに貰羅先生が教室に入ってきた
( ・∀・)
「今から学活を始める 出席欠席の確認をするから呼ばれたら返事しろ」
( ・∀・)
「新垣結衣さん」
「はい」
「東国原英夫くん」
「はい」
「野比のび太くん」
「はい」
「朝青龍くん」
「ごっちゃんです」
こうして全員の名前が呼ばれた
( ・∀・)
「今日から授業初日だ!みんな気合い入れてしっかり授業受けろよ!」
そう言って貰羅先生は教室をあとにした
- << 29 【22話】 ━━━授業開始━━━ 1時間目 数学 (〇ω〇)ノ 「えー、ここは…」 ( ^ω^) 「ドクオ、最近なにしてるお?」 ('A`) 「最近は無双OROCHIやってるな」 2時間目 国語 ( ・∀・) 「そしてエロスは親友を救うため…」 ( ^ω^) 「遠呂智つよすぎだお」 ('A`) 「あぁ、同感だ」 3時間目 物理 (□∀□) 「えー、だから…」 ( -ω-) Zzz… 《同じような感じなので省略》 ━━━授業終了━━━ ( ^ω^) 「疲れたお、やっと授業が終わったお」 (´・ω・`) 「君はまともに授業を受けてなかったけどね」 《終学活省略》 ('A`) 「んじゃ俺は帰るわ」 (´・ω・`) 「僕はおじさんの所に行ってみるよ」 ( ^ω^) 「そうかお… また明日だお」 二人はブーンと別れを交わし帰っていった
>> 27
【21話】
ドクオが二人の元に来る
(*'∀`)
「今日の8時に会う約束した!」
ドクオはとっても輝いてる
(; ω )
「…よ…
【22話】
━━━授業開始━━━
1時間目 数学
(〇ω〇)ノ
「えー、ここは…」
( ^ω^)
「ドクオ、最近なにしてるお?」
('A`)
「最近は無双OROCHIやってるな」
2時間目 国語
( ・∀・)
「そしてエロスは親友を救うため…」
( ^ω^)
「遠呂智つよすぎだお」
('A`)
「あぁ、同感だ」
3時間目 物理
(□∀□)
「えー、だから…」
( -ω-) Zzz…
《同じような感じなので省略》
━━━授業終了━━━
( ^ω^)
「疲れたお、やっと授業が終わったお」
(´・ω・`)
「君はまともに授業を受けてなかったけどね」
《終学活省略》
('A`)
「んじゃ俺は帰るわ」
(´・ω・`)
「僕はおじさんの所に行ってみるよ」
( ^ω^)
「そうかお… また明日だお」
二人はブーンと別れを交わし帰っていった
>> 29
【23話】
( ^ω^) さて…
ブーンが荷物をまとめていると椎野が近づいてきた
(*゚ー゚)
「やっほー、ブーン君 ドクオ君と友達だったんだね」
(; ω )
「……そうだお」
(*゚ー゚) ?
「どうしたの? ブーン君 元気ないよ?」
椎野がブーンのうつむいた顔を下から上目遣いで覗き込む
椎野の顔が、目の前まで迫っていた
(//ω/)
「だ、大丈夫だお!何でもないお!」
ブーンは恥ずかしさを紛らわすために後ろを向いた
椎野は意外と無邪気だ
(*゚ー゚)
「変なブーン君 それじゃ仮入部に行こっか 先に外で待ってるよ」
椎野は教室を出た
( ゚∀゚) ………
二人の様子を長岡と不良達が見ていた
( ´ω`)
「さて…行くかお」
( ゚∀゚)
「おい、待て」
長岡がブーンを呼び止める
(;^ω^)
「なんだお…僕はこれから仮入部に行くんだお」
( ゚∀゚)
「そんなこと訊いてねぇ なんで俺の椎野と絡んでんだって訊いてんだよ」
(;゚ω゚)
「!? 俺の!?」
ブーンはビックリしました
( ゚∀゚)
「だから…分かんねーの?アイツは俺の彼女な訳 中学ん時からな」
(;;゚ω゚)
「彼女ォ!?」
ブーンはとてもビックリしました
>> 30
【24話】
( ゚∀゚)
「あぁ だから勝手に近づくなって事だ」
(; ω ) ………
ブーンはしばらく黙った、そして涙を堪えながら教室を出て行った
教室を出ると不良達の笑い声が聞こえた
悔しかった
( ⊃ω;) ………
ブーンは手で涙を拭い校舎から出た
(*゚ー゚)
「あ、ブーン君 どうしたの? 遅かったじゃない」
ブーンは恐る恐る訊いた
(; ω )
「しぃちゃん…長岡と付き合ってるって本当かお?」
椎野は一瞬驚いたが直ぐに笑い出した
(*゚ー゚)
「アハハ、そんなのアイツの出任せよ 中学の頃から勝手に彼女、彼女って言ってたけど…あんな奴と付き合ってる訳ないじゃない」
(*^ω^)
「そ、そうかお!ならいいんだお!早く仮入部に行くお!」
ブーンはスキップをしながら先に行ってしまった
(*゚ー゚)
「フフ ブーン君ったら」
椎野はブーンを追いかけて校舎の横にある部室へ向かった
- << 33 【25話】 二人は部室についた ブーンは部室のドアを開ける 中は六畳くらいの広さで人は10人程いた あまりキレイではない 入ってすぐの場所にいる女性に話しかけられた (δーδ) 「あなた達は何?仮入部しに来たの?」 (*^ω^) 「はいお!仮入部しに来ましたお!」 (*゚ー゚) 「私はマネージャー志望です」 女性が驚いた (*δーδ) 「まぁ!マネージャー志望だなんて!私は陸上部マネージャー、二年の栗利(くりり)よ これからいろいろ頼むわね!」 (*゚ー゚) 「はい!よろしくお願いします!」 (;^ω^)。oO(しぃちゃんだけえらい歓迎されてるお) (δーδ) 「それじゃあ、これにあなた達のクラス、番号、名前を記入して」 ブーンと椎野は簡単な手続きを済ませた (δーδ) 「これで二人とも今日は陸上部員よ!グラウンドにキャプテンと他の仮入部者がいるから行って来なさい!」 (*^ω^) (*゚ー゚) 「はいお!」「はい!」 二人はグラウンドに出ていった
>> 31
【24話】
( ゚∀゚)
「あぁ だから勝手に近づくなって事だ」
(; ω ) ………
ブーンはしばらく黙った、そして涙を堪えながら…
【25話】
二人は部室についた
ブーンは部室のドアを開ける
中は六畳くらいの広さで人は10人程いた
あまりキレイではない
入ってすぐの場所にいる女性に話しかけられた
(δーδ)
「あなた達は何?仮入部しに来たの?」
(*^ω^)
「はいお!仮入部しに来ましたお!」
(*゚ー゚)
「私はマネージャー志望です」
女性が驚いた
(*δーδ)
「まぁ!マネージャー志望だなんて!私は陸上部マネージャー、二年の栗利(くりり)よ これからいろいろ頼むわね!」
(*゚ー゚)
「はい!よろしくお願いします!」
(;^ω^)。oO(しぃちゃんだけえらい歓迎されてるお)
(δーδ)
「それじゃあ、これにあなた達のクラス、番号、名前を記入して」
ブーンと椎野は簡単な手続きを済ませた
(δーδ)
「これで二人とも今日は陸上部員よ!グラウンドにキャプテンと他の仮入部者がいるから行って来なさい!」
(*^ω^) (*゚ー゚)
「はいお!」「はい!」
二人はグラウンドに出ていった
>> 33
【26話】
グラウンドは他の部活も使っていたが、陸上部のスペースはかなり広い
ミクル高校陸上部のレベルの高さ故だろう
仮入部者は20人位いた
二人はその集まりに近づく
( ´∀`)
「よし、仮入部者諸君!今日はよくこの陸上部に来てくれた!俺は三年、陸上部キャプテンの模那(もな)だ 宜しく!」
周りから拍手がわいた
模那はガッチリした体格で背も高くまさに男らしい感じだ
( ´∀`)
「今日は、お前らの力を見るためにテストを行う」
周りはザワザワし始めた
( ´∀`)
「種目は自分の得意な種目でいいぞ!分かったか?」
仮入部者は返事をした
( ´∀`) ん?
「そこの女子はマネージャー志望か?」
(*゚ー゚)
「はい! マネージャー志望です!」
( ´∀`)
「そうか なら、もうすぐ栗利が来るからここで待っていてくれ」
椎野が返事をすると模那は軽く腰を捻って言った
( ´∀`)
「まずは、ウォーミングアップとしてグラウンド10周だ!」
( ω ) …
言い忘れていたがブーンは足は早いが体力がないチーター野郎だった
《着替え省略》
仮入部者は陸上部から借りたゼッケンを付けた
( ´∀`)
「それじゃあ行くぞ!」
>> 34
【27話】
キャプテンは走り出した
仮入部者は渋々ついて行く
(*゚ー゚)
「ブーン君がんばれ~!」
応援を受けたブーンは苦笑しながら走っていった
(;^ω^)
「まぁ、頑張るお…」
日は西に傾きブーン達に光を降り注ぐ
最近、雨が降ってないのでグラウンドは硬く乾いている
乾いた土を巻き上げながら走る
椎野が部員達を見ていると栗利が走ってきた
(δーδ)
「遅れてゴメンナサイ!それじゃあマネージャーの説明をするわね」
(*゚ー゚)
「はい!お願いします」
一方、ウォーミングアップは5周目に突入していた
キャプテンはペースが速くて、ついて行くことすら辛かった
(; ω ) ハッハッハ…
ブーンの体力は早くも限界に近かく、キャプテン達と差がついてしまった
(;゚ω゚)
「まだ…まだやれるお!」
ブーンは気合いを入れてペースを上げた
>> 35
【28話】
(δーδ)
「――もし怪我をした部員がでたら―」
栗利は椎野に説明を続ける
(;゚ω゚)
「あ……あと2周……」
ブーンは体力が尽きたが気合いだけで走っていた
視界が霞む
足がふらつく
体が震える
だが、こんなウォーミングアップで諦めていたらこれからの練習について行けないだろう
(;゚ω゚)
「あと……あと一周…」
ブーンは必死に食らいついていた
途中、地面に躓いた
(;゚ω゚) アッ!
体が前に傾く
もう駄目だと思ったその時、ブーンの頭に椎野の言葉がよぎった
(*゚ー゚)
『ブーン君がんばれ~』
(;゚ω゚) !!!
ブーンはコケる寸前で踏みとどまった
(;゚ω゚)
「…最後まで……走りきるお!」
( ´∀`)
「よし、ウォーミングアップはこれで終わりだ」
キャプテンは汗さえかいてない
そんなキャプテンと裏腹にブーンは…
(;^ω^)
「やったお―――!!」
まるで何かに優勝したように喜んでいた
(;゚ー゚)
「……ブーン君……」
>> 36
【29話】
疲れた体が気持ちいい
流れる汗が清々しい
さっきまでの辛さが嘘のようだ
今ならなんでも出来る気がする
(;^ω^)
「ウォオ――――!!」
もちろん、周りのみんなはひきました
(;´∀`)
「つ、次は息を整えるついでにストレッチするから、俺と同じ体操をしろよ」
みんなが返事をするとキャプテンは体操を始めた
《ストレッチ省略》
( ´∀`)
「よし、息も整ったな!最後にテストだ」
(δーδ)
「では、テストの説明をします」
説明が始まった
種目は100M走、ハードル、砲丸投げ、走り幅跳び、走り高跳びの5つだ
( ^ω^)
「僕は足の速さに自信があるから100M走にするお!」
( ´∀`)
「よし、種目ごとに準備を始めよう」
みんなはテストの為の準備に入った
(;゚ー゚)。oO(マネージャーも楽じゃないなぁ…)
準備をしていると部室から10人くらいの陸上部員が出てきた
さっきブーンと椎野が部室に行ったとき中にいた部員達のようだ
メイ ゚ー゚メイ
「おう、一年共ごくろーさん」
チャラチャラした男を筆頭に集まって来る
( ´∀`)
「いいタイミングで来たな、お前らも手伝え」
メイ ゚ー゚メイ
「ウィーッス」
>> 37
【30話】
その部員達も一緒に準備しはじめた
態度などからみると二年生だろうか
それも、あまり気にせず黙々と準備を続ける
しばらく準備をしているとチャラチャラした男が話かけてきた
メイ ゚ー゚メイ
「よう仮新入り ウォーミングアップはどうだった?」
(*^ω^)
「スゴくキツかったけどスッキリしましたお!」
メイ ゚ー゚メイ
「ハハッ 変わった奴だなお前」
男は少し笑った
メイ ゚ー゚メイ
「俺は智屋良(ちやら)だ お前は?」
(*^ω^)
「内藤ですお! ブーンって呼んでくださいお!」
メイ ゚ー゚メイ
「ブーンか…覚えとくわ」
ブーンと智屋良は話しながら準備を続けた
そして最後の準備が終わるとキャプテンが話し始めた
( ´∀`)
「これから全員でテストをする!呼ばれたら自分の得意な種目をしろ」
全員で返事をするとキャプテンはマネージャーから名簿を受け取り名前を呼び始めた
一年生から名前が呼ばれていく
(◇皿◇) ダリャア!
テストはどんどん行われていく
一年生で特に凄いと思う奴はいない
( ´∀`)
「次、一年D組の内藤!」
( ^ω^)
「はいお!」
ブーンの出番がきた
- << 40 【31話】 ブーンは100Mのスタートラインに立った ( ´∀`)。oO(足に自信があるのか…さて、体力が無い分をカバーできるかな?) (;^ω^) ……… さすがに緊張してくる だが、さっきのウォーミングアップのおかげで気持ちいい スタートの構えをとる とても集中できる まるで自分が全ての空間の中心にいるような感じがした パン! スタートの合図が鳴ったのと同時にブーンは走りだす 地面を蹴りながらグングン加速していく (;´∀`) 速い! 尚も加速する ( ゚ω゚) おおおおお! まだ加速する ( ゚ω゚) オオオオオ! 遂にトップスピードに達した 頑張れブーン! ラストスパートだ! ⊂二二二( ^ω^)二二⊃ ブーンはブーンしながら一気にゴールラインを駆け抜けた タイムを測定していた椎野の口から凄い数字が発表される (;゚ー゚) 「じ、11秒04!?」 (;´∀`) (;δーδ) !!!!! メイ;゚ー゚メイ その場にいた誰もが驚いた (;^ω^) 「や、やったお…」
>> 38
【30話】
その部員達も一緒に準備しはじめた
態度などからみると二年生だろうか
それも、あまり気にせず黙々と準備を続ける
しばらく…
【31話】
ブーンは100Mのスタートラインに立った
( ´∀`)。oO(足に自信があるのか…さて、体力が無い分をカバーできるかな?)
(;^ω^) ………
さすがに緊張してくる
だが、さっきのウォーミングアップのおかげで気持ちいい
スタートの構えをとる
とても集中できる
まるで自分が全ての空間の中心にいるような感じがした
パン!
スタートの合図が鳴ったのと同時にブーンは走りだす
地面を蹴りながらグングン加速していく
(;´∀`) 速い!
尚も加速する
( ゚ω゚) おおおおお!
まだ加速する
( ゚ω゚) オオオオオ!
遂にトップスピードに達した
頑張れブーン!
ラストスパートだ!
⊂二二二( ^ω^)二二⊃
ブーンはブーンしながら一気にゴールラインを駆け抜けた
タイムを測定していた椎野の口から凄い数字が発表される
(;゚ー゚)
「じ、11秒04!?」
(;´∀`) (;δーδ)
!!!!!
メイ;゚ー゚メイ
その場にいた誰もが驚いた
(;^ω^)
「や、やったお…」
>> 40
【32話】
メイ;゚ー゚メイ
「あれで一年生か?速すぎるだろ…」
陸上部に静寂が訪れる
(*^ω^)
「どうでしたかお?キャプテン!」
口をあんぐりとしているキャプテンに声をかける
(;´∀`)
「あ…、いや、凄いぞ!驚いた!」
(*^ω^)
「ありがとうございますだお!」
ブーンはゴール地点からみんなの元にきた
みんなの視線がブーンに集中する
(;´∀`)
「あ、じゃあテストに戻ろうか…」
テストが再開された
(;´∀`)。oO(アイツは必ず大物になる)
一年生は全員のテストが終わり二年生のテストが始まった
(`∧´) ドッセーイ!
やはり二年生は凄かった
しかし誰一人としてブーンの100M走の記録は抜けなかった
(*^ω^)。oO(お?これ、僕に勝てる人はいないのかお?)
ブーンが浮かれていると二年生最後の名前が呼ばれた
( ´∀`)
「次!二年D組、智屋良」
メイ ゚ー゚メイ
「ウィッス!」
智屋良は迷いもなく100M走のスタートラインに立つ
メイ ゚ー゚メイ
「先輩の威厳っつーのは守んねぇとな」
(;^ω^)。oO(…さっき話しかけてきた先輩だお……)
智屋良はスタートの姿勢をとる
メイ ゚ー゚メイ。oO(ちょっくら走ってくるか)
>> 42
【34話】
先輩達はよくやったという顔だが一年生は怪物二人を目の前にして言葉も出なかった
( ´∀`)
「智屋良はまぁまぁいい感じだな、次は俺達三年生のテストだ」
キャプテンは三年生の名前を呼び始めた
(∵) ホァタアア!
三年生は高校トップクラスの選手ばかりだ
凄い記録がドンドン出てくる
そしてキャプテン以外の三年生のテストが終わった
( ´∀`)
「よし、最後に俺だ」
なんと、キャプテンは100M走のスタートラインに立った
(;^ω^)。oO(明らかにパワー系なのに!?)
( ´∀`)
「なに、俺も久々に走りたいんだ」
(;^ω^)。oO(読心術かお!?)
模那はスタートの姿勢をとった
(;゚ー゚)。oO(なんか100M走ばっかりだなぁ)
パン!
乾いた音がグラウンドに響く
その音と同時に模那は走り出す
だが、その走りはとても走りに向いたような走りではなかった
大股で地面を踏み潰すような勢いで走る
あまり加速しない
(;^ω^)。oO(あちゃー、あれは駄目だお)
しかし、そんな走りでも少しずつ加速する
>> 43
【35話】
模那は徐々に加速してく
まだ加速する
(;゚ω゚)。oO(まだ速くなるのかお!?)
模那は既にブーン、智屋良の最高速を超えていた
最後の最後まで加速しきりゴールラインを越えた
(;゚ー゚)
「11秒26です!」
キャプテンは腰を叩きながら戻ってきた
( ´∀`)
「これが限界かな…?」
だがそれは、その体からは想像できないような記録で、これまた一年生は口をあんぐりしました
( ´∀`)
「これで全員のテストが終わったな、今日はこれで終わりだ」
他の一年生は肩を落とす
こんな陸上部に付いていけるか不安だった
しかし、ブーンは目を輝かせていた
(*^ω^)。oO(今日は楽しかったお!)
>> 45
【37話】
陸上部員は着替える為に部室に向かった
ブーンも部室に向かって歩いている途中、智屋良が話し掛けてきた
メイ ゚ー゚メイ
「おい!お前やるじゃねぇか、俺が入学した頃を軽く抜かしてるぜ」
(*^ω^)
「あ、ありがとうございますお!」
メイ ゚ー゚メイ
「怪我とかすんなよ? お前はその道の中心に立てるかもしれないからな」
智屋良は笑いながらブーンの背中を叩いた
(*^ω^)
「はい!頑張りますお!」
ブーンが言うと智屋良は手をプラプラしながら先に行ってしまった
(*^ω^) はぁ~……
今日は本当に楽しかった
中学では一番だったのにやはり上には上がいるというのが改めて再認識できた
何より走るのが楽しい
これからの生活が楽しくなりそうだ
――部室
ブーンはむさ苦しくて狭い部室で制服に着替え始めた
着替えていると今度は模那が話し掛けてきた
( ´∀`)
「内藤、お前はもちろん陸上部に入部するよな?」
(*^ω^)
「もちろんですお!」
ブーンは勢いよく返事した
( ´∀`)
「なら、お前には言っておこう、一年生に言うのはあまりよくないんだが…」
>> 46
【38話】
そこで少し考え込むと、また話し始めた
( ´∀`)
「実はな…一ヶ月後に特別な陸上大会があるんだ、お前なら出場も夢じゃないぞ」
ブーンはそれを聞くと顔がニンマリになった
(*^ω^)
「マジですかお!」
嬉しくて飛び跳ねた
(;´∀`)。oO(キメェ)
『大会』
なんともいい響きである
まだ見ぬ強者達と戦えると思うと胸が躍る
しかも自分の実力が知れるのだ
ブーンは大会が好きだった
(;´∀`)
「だから…まぁ頑張れよ」
(*^ω^)
「はいお!」
一ヶ月後が凄く楽しみになった
ブーンは着替え終わった
陸上部は着替えを終えるとそのまま流れ解散となる
周りのみんなは帰り始めた
( ^ω^)
「よし、僕も帰るお」
ブーンが部室から出ると椎野が待っていた
もちろん男子とは別の場所で着替えてある
(*゚ー゚)
「おーい、ブーン君~」
椎野がブーンに駆け寄ってきた
(*゚ー゚)
「一緒に帰らない?」
ブーンはあまりの嬉しさに、思考回路が停止した
>> 47
【39話】
(*^ω^)b
「もちろんOKだお!」
(*゚ー゚)
「じゃあ帰ろ?」
椎野は手招きしながら校門へ駆け出した
(*^ω^)。oO(夢の下校だお)
ブーンは椎野を追いかけた
もう日は暮れて辺りは暗くなっていた
二人は校門を出てゆっくり歩き始めた
すぐ隣の椎野と一緒に下校している
少し手を伸ばせば手をつなげそうだ
まさに夢のようなシチュエーションである
(*゚ー゚)
「ブーン君、足速いんだね 驚いちゃったよ」
椎野が話し掛けてきた
マズい、心臓が弾け飛びそうだ
(;^ω^)
「いや僕は別にはjぶなっ!」
(;゚ω゚)。oO(噛んだ!)
(*゚ー゚) ?
「どうしたの?大丈夫?」
ブーンが噛んだのに椎野は心配してくれる
なんと純粋なんだろう
(*^ω^)
「いや、なんでもないお 大丈夫だお」
(*゚ー゚)
「フフッ 変なブーン君」
椎野は天使のような笑顔で微笑んだ
(*´ω`)。oO(ヤバッ…可愛すぎるお…)
しかし二人は話題に詰まる
椎野は前を見て普通に歩いている
(;^ω^)。oO(なんでもいいから話題を出さないといけないお…)
ブーンは話題を探す
>> 48
【40話】
(;^ω^)。oO(そうだ、長岡について話すお)
( ^ω^)
「そういえば、しぃちゃんは長岡と何かあったのかお?」
( ゚ -゚) ………
椎野の顔から笑みが消えた
(;^ω^)。oO(…明らかに不機嫌だお……、ミステイクだお…)
ブーンがうなだれてると椎野がゆっくり喋りだした
( ゚ -゚)
「私とアイツは同じ中学だったの、それで中学の時……まぁいろいろあったんだ、そしたらアイツが勝手に付き合ってるとか…)
( ^ω^) ………
ブーンは黙って聞いていた
( ゚ -゚)
「…だから、アイツとはあまり関わらないほうがいいよ」
ブーンは無言で首を縦に振った
やがて、もうすぐ家につくという所まで来た
ここでブーンは一番の疑問を訊いた
(;^ω^)
「しぃちゃんは何で、僕と仲良くしてくれるんだお?」
椎野はキョトンとした
(;^ω^)
「長岡から助けてくれたのもしぃちゃんだし…、僕なんかいいとこ無いのに何で仲良くしてくれるんだお?」
椎野は驚いた後、意味深な言葉を口にした
(;゚ -゚)
「……覚えてないの?」
(;^ω^) ……お?
>> 49
【41話】
『覚えてないの?』
その言葉はブーンと椎野が高校で初めて会ったのを否定するような言葉だった
しかし、ブーンには高校以前に椎野と会ったような記憶は無かった
(;^ω^)
「いや…僕達は高校で初めて会ったお? 覚えてるとかの問題じゃ…」
そう言うと、椎野は残念そうな顔をした
( ゚ -゚)
「……そう……、覚えてないんだ…」
椎野は少し考えた後、また喋りだした
( ゚ー゚)
「まぁ別にいいよ、覚えてないなら覚えてないで」
椎野はそう言うと走り出した
(*゚ー゚)ノシ
「またねー!ブーン君!」
(;^ω^)
「し、しぃちゃん!」
椎野は手を振りながら走って帰ってしまった
ブーンからすれば謎が深まるばかりだ
(;^ω^)。oO(…どうしたらいいんだお…)
ブーンは一人、家に帰宅した
( ^ω^)
「ただいまだお」
J('-`)し
「お帰りなさい、仮入部はどうだった?」
椎野の件で元気なかったが無理して明るく見せた
(*^ω^)
「陸上部は本当に楽しかったお!先輩達からも―――」
ブーンは話を続ける
しかし、母はブーンの異変に気づいていた
J('-`)し
「…あなた隠し事してるわね、話してみなさい」
(;^ω^) !!
- << 51 【42話】 いつも通りに振る舞っていても母には見透かされてしまった (;^ω^) 「いや、別に何も隠してないお」 J('-`)し 「嘘つかないで、話してみなさい」 (;^ω^) 「……うぅ……」 結局、問い詰められてしまった (;^ω^)。oO(…とりあえず逃げるお) ブーンは二階へと上がっていった J(#'-`)し 「コラ!待ちなさい!」 (;^ω^) 「後で呼んでくれお!」 そしてブーンは二階の自分の部屋に入った J('-`)し 「…もう、男ってどうして一人で背負い込むのかしら」 母は独り言を呟くと、どこかへ電話した (;^ω^) 「フーッ、そっとしといてほしいお」 ブーンは制服を脱ぎ捨て普段着に着替えた そしてベッドに座って考え始める ( ^ω^)。oO(僕はしぃちゃんと会ったことがあるのかお?) いくら考えてもそんな記憶は無い ( ^ω^) 「……仕方ないお、過去よりこれからを考えるお」 今度は気まずい関係をどうするか考えた ( ^ω^) 「そうだお!こんな時はミクルのみんなに相談するお! 」 ブーンはスレを立てた http://mikle.jp/love/dispthread.cgi?th=19584 ( ^ω^)。oO(あとは返事を待つだけだお)
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