なぜ北海道だけ新幹線が出来なかったのか

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雑学王さん（ 20代）
2025/03/09 17:08(更新日時)

日本は北海道を除き本州、四国、九州に新幹線網がある。
1964年開通の東京〜大阪間を皮切りに、南は九州、北は東北の青森まで70年代から2000年代にかけて拡大していったのに、北海道だけが全く着工が進まず、ようやく2016年に函館（新北斗駅）が出来た。現在、札幌まで伸ばそうと工事中だが、工事は難航しており、当初の開通予定よりも大幅に伸びて2038年の開通予定となっている。
羊蹄トンネルの工事で巨大岩が発見され、掘り進める事が出来なくなった事が遅延の要因らしいが、そもそもなぜ北海道は新幹線の着工がこんなに遅くなったのか？

東京を軸とした場合、北海道の正反対に位置する九州の博多駅（福岡県）は昭和50年には開通して、そこから佐賀、長崎、そして熊本、鹿児島とどんどん拡張していったのに、なぜ北海道だけ新幹線開通が進まなかったのか？

一つの理由として考えられるのは人口密度だ。
九州は面積3.6万平方キロメートルに対して人口が1400万人（2025年時点）、北海道は面積7.8万平方キロメートルに対して人口510万人（2025年時点）。当然、九州のほうが利益見込みが大きいので、優先度としては北海道より九州のほうが格段に上という事になる。

それ以外には何があるのだろうか？と考えてみるも、寒冷地で雪の影響があるからか？（豪雪地域）とも思ったがが、それなら東北だって同じだろう。やはり面積に対して人口が少なすぎるという事で採算が取れないという理由が大きいのだろうか？

本州、四国、九州の人たちは当たり前のように新幹線の便利さを享受しているというのに、北海道民だけがそれを得られずにとても悔しい。
同じ日本国民なのに。新幹線の事に限らず北海道は何かにつけて不利で損な事が多い。