30歳の年齢差 とある2人の物語

まずは、前振り的なものから投稿します。



私は25歳。彼は55歳。
年齢だけだと まずは先入観や概念から
色々と捉える事や思う事もあるでしょう。


否定はしません。これはきっと
私と彼にしか分からない関係性なのかもしれない。

仕事上でのパートナーであり
親子のようであり
友達のようであり
恋人のようであり

どのカテゴリーにも属さない
不思議な位置づけの存在。

下心とか体の関係とかそういう次元の問題なんて
私たちには関係の無いもっと深い深い愛の形なんです。

これは お互いの人生の道中で
とても必要な出逢いだったんだなって
思わせてくれる。

ロマンとか運命とかそんなの一切信じていなかった現実的な私が
これ程までに運命を感じた出逢いでした。

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【新しい始まりの第一歩】






1年程前に遡る。


私は昨年の7月にこの街に引っ越してきた。



当然まだまだ暑くて暑くて、
折角お化粧をして、長い髪と瞼の上位の短い前髪をアイロンで整えてきたのに、
汗と風で ぐしゃぐしゃ。
ひどい有様ー。

人様には見せたくない姿だけど
黙々と引越し作業を進めていた。

夜になっても終わらず、
あの日は本当に疲れたなぁ。

ちゃんと、ここで暮していけるかな。
馴染んでいけるかな。
お仕事見つかるかな。

疲れているはずなのに不安な気持ちで
眠れなくて悶々としていた。

今では懐かしい夏の日のこと。


その後も市役所での手続きなどで
あっという間に1週間が経ち2週間が経ち、
あ、そういえば仕事探さないとー･･･

慎重に探して選ぶほど 見つからない。


うーん、やりたい事も特にないし、
ブランクあるけどもう一度やってみたかった職業の派遣でもやろうかな。


そう思って派遣会社へ登録して

担当の方からの紹介で派遣された今の職場で
こんなに素敵で素晴らしい出逢いがあるなんて･･･。こんな奇跡を感じたのはもっと先の7ヶ月後かの話だけどね。

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【新しい始まりの第二歩目】



派遣会社にネット上で登録してから
電話がきて、軽く学歴や経歴などを説明し、希望条件を伝え、正式に登録完了。

後日 派遣会社の担当者と顔合わせをして、書類提出をして解散。

また後日に希望条件に合った職場を探してくれて、いよいよ派遣先の管理者との三者面談が決定し、その日を迎えた。



7月下旬の暑さで顔に汗が滴り、
まだ空に薄青色の明るみが続く夕方の時間帯だった。

後に大切な存在となる上司との
初の顔合わせの日。大切で大事な出逢いの日。


第一印象は少し疲れていて、声が優しくて愛想のない人。

この時は緊張や不安がある中続くといいなー位の感覚。





今思うと

相当疲れていたんだね。
だって、当時の勤務表を拝見させてもらったけど、過酷な勤務状態だったもんね。


数ヶ月位はあなたの悲鳴に全然気が付かず自分の事で精一杯だった。
周りもどうかしていたよね。人間関係やら、仕事量やら、環境も環境だった。



それはまた置いといて。とりあえずここまで。

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【新しい職場】


いよいよ初出勤の日。

前もって派遣会社の担当者と確認をして、日程も時間も持ち物も間違えなし！

渡された仕事用のユニホームに、着替えて、身だしなみもOK！
最低限のマナーとして化粧も抑えたし、
髪も黒ゴムで結わえて清潔感クリア。

あとは、ちゃんと、挨拶できるかなぁ。
礼儀正しく、印象良く振る舞えるかなぁ。



よし！
気合いをいれて、スタッフルームへ入る。

朝礼前の少しピリついた空気の中
上司が紹介をしてくれて、挨拶をする。

緊張で一言しか挨拶できず、
少し沈黙があり、自分でも
え、終わり？状態（笑）

その後、上司がフォローに入ってくれた。
｢ブランクがある方ですが、よろしくお願いします｣
と。本当にあの時は救われました。

ありがとうございました。

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【新しい職場 つづき】



正直、初出勤日から半年位は
職場の人間関係や、仕事や環境に慣れるのに必死で断片的にしか覚えてないんだよね。


色々～と、あったんだけどね。
今では過ぎた事だし


ここまでは記す程でもないから省きます。

私と彼にとって大事なのは
今年の5月に入ってから。

大きく進展したのは6月中。


追追綴っていきます。

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>> 6 返信

レスありがとうございます。

もちろん、私は介護をしたいです。

いつか彼が介護が必要になった時でも
施設に入居する事になっても
この愛情は変わりません。
それぐらいに愛しています。

彼はそんな姿は見られたくないと言っていますがね(笑)
もしかしたら、彼のお子さんが介護を申し出るかもしれませんし、
その場合は私の役割ではないので、
会いに行き、出来ることをさせて頂きます。


まだまだ先の話だと思いますけどもね。

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ノンフィクションですか？
面白いです。(本当にあった主さんのお話なら面白がるのは失礼でしょうか？申し訳ないです。でも読んでてワクワクします…)

• << 13 レスありがとうございます。 ノンフィクションかフィクションかは ご想像にお任せしますが、 あえてカテゴリーを 小説ではなく日記の項目を選んで投稿をさせて頂いています。 わくわくして頂けるなんて、心から嬉しく感じます！ありがとうございます。 投稿は不定期になりますがこれからもどうぞよろしくお願いします。

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彼のお子さん？
不倫ですか？ばつの人ですか？

• << 14 レスありがとうございます。 個人情報になるかもしれませんが、 彼は今、家庭内別居中です。 以前から離婚の話は出ていたそうです。 お子さんは私と同じ年代で彼と奥さん同士の関係性も充分把握や理解をしているという話は伺っています。 不倫と言われればそうですし、良くあるありきたりな話ですよね。 でも本当に一線を越えた身体の関係はなくて、精神的な繋がりが何より強いです。

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【ブラックな派遣先の現場内情】


確か、2月までの事。

派遣会社の担当者から連絡がきた。
｢次回の契約更新どうしますか。｣との事。
私は悩んでいた。ようやく慣れてきた所だけれど

あまりにも他の派遣社員の方々の入れ替わりが激しく、契約継続をしておいて突然来なくなる人も居た。


万年人手不足の業界なので未経験者の派遣さんを受け入れる現場も多く、
想像と現場の大変さのギャップで辞める人も多いんだろうな。


OJTがついても、満足に指導が受けられない。指導側も時間や業務に追われているので、指導している余裕もなく｢見て覚えて下さいね｣状態で、必要な説明もなく、ついていけない派遣さんが次々辞めていく。


仕方ないと思いつつも、折角気の合う派遣社員の人が来ても
契約更新をせずに辞めてしまうケースから励まし合える人も居なくなり、
心が折れていた私も契約の更新をしたくなくて、派遣会社の担当者に正直にお伝えした。

｢次回の契約更新は控えさせて頂きます｣と。

申し訳ない気持ちもありながら、この頃は正直精神的に無理かもと思っていた。

定時で帰れる雰囲気でもなくサービス残業で残る事も多かった。
何よりも過酷な勤務をこなしている数少ない正社員の方々の姿を見るのが辛かった。


薄情なのは自覚していたけれど、次の現場では、
もっと働きやすい充実した現場であればいいなという気持ちが勝っていた。


そうして3月に差し掛かった。

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【彼の存在①】



3月に入り、上司と現場が一緒になった時の事。


（職業柄、管理者でも現場に入る事はありえないのだけど、現場の社員が少なすぎで回らないから
フォローに入らざるを得ないんだろうなと派遣された当時から悟っていた。
私と上司も現場で一緒になる事も少なくはなかった。）



現場で一緒に仕事をしている時に話し掛けてくれた。


｢聞きましたよ～、契約更新されないんですね。｣と。
派遣会社の担当者から連絡が入ったのだろう。

少し間が空いて、仕事上での相談も交えながら、上記の件も踏まえて会話をしていた。そんな中で私は驚いた。


もう少しで現場の仕事が片付き解散する時間が近付いた時にポロっと上司が一言呟いたから。

｢〇〇さんが辞めるなら僕も辞めようかな。｣と。

上司は今の会社にきて、2年半程。
彼は管理者としての仕事業務＋現場のフォローに入り、人手不足の為夜勤もこなしていた。
私は詳細は知らないけど、事務処理？やマネジメント作業？もある中、相当疲労も溜まっていた事だろうな。


そして、折角定着しつつあったので、現場の社員の為にも
微力な私にさえ辞められるのが嫌だから考え直して欲しくてそう言ったのかなと思っていた。


｢他の派遣社員の方は続けるみたいですし、私が居なくても大丈夫ですよ。きっと、現場も回ります。｣
とフォローすると彼は浮かない顔をしていた。

あれ、何か気に触る事を言ってしまったかなと思いつつお互いのお昼休憩や次の業務が待っているので、とりあえず解散した。

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【彼の存在②】



今思い返すと
上司は普段から何かと気にかけてくれていて
体調不良で休んでしまった時にも
退勤間際に雨が降っていた時も
元気がないことに気付いてくれた時も

優しく心配してくれて、お父さんのように温かい人だなと思っていた。
彼も私を娘のように感じて親近感が湧いていたのかなとその当時は思っていたので、それ以外は特に何も感じなかった。


今も改めて感じる事は

管理者の人だけれど、下の立場の人達にも威圧感のない低姿勢な接し方で、
物腰が柔らかくて、気さくで、
こんな下っ端の私にも仕事上での進め方や業務のこなし方など質問をして下さる謙虚な方だった。

積極的に周りに気遣い、その気遣い方も誰も気付かないような見えない部分で誰かの為に動いている。

見返りを求めず誰かの為を思って行動できるって素敵だなと私は彼から学んだ。
本当の優しさの意味も知る事ができたし、
彼の人柄や人を想うという事を知れた事が何より自分の中での大きな収穫だし、成長過程の大きな栄養素だと思った。

今でも活かすことができていると思う。
彼の為に、周りの為に、自分の為に。


私は彼の身に纏う雰囲気や空気感はとても心地よくて好きだった。


いわゆる、おじさん世代で年齢差もありで妻子持ち。

なのに、なぜ、こんなにも惹かれるのか･･･。


今では不思議に感じる事もない位解明できたので、全然お互いに自然体で普通になってしまった。

それも追追綴っていこうかなと思います。

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>> 8 ノンフィクションですか？ 面白いです。(本当にあった主さんのお話なら面白がるのは失礼でしょうか？申し訳ないです。でも読んでてワクワクします… レスありがとうございます。

ノンフィクションかフィクションかは
ご想像にお任せしますが、

あえてカテゴリーを
小説ではなく日記の項目を選んで投稿をさせて頂いています。

わくわくして頂けるなんて、心から嬉しく感じます！ありがとうございます。

投稿は不定期になりますがこれからもどうぞよろしくお願いします。

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>> 9 彼のお子さん？ 不倫ですか？ばつの人ですか？ レスありがとうございます。

個人情報になるかもしれませんが、

彼は今、家庭内別居中です。
以前から離婚の話は出ていたそうです。

お子さんは私と同じ年代で彼と奥さん同士の関係性も充分把握や理解をしているという話は伺っています。

不倫と言われればそうですし、良くあるありきたりな話ですよね。

でも本当に一線を越えた身体の関係はなくて、精神的な繋がりが何より強いです。

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