出会い系サイトでの出会い～続編

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ねじまき鳥（ 40代 ♂ E7Poye ）
2017/12/01 04:05(更新日時)

そわそわしながら、もしかしてあれかな？
あれはないよな？

そんなことを考えつつ、かくれんぼする子供のようにドキドキしていた。

意識は完全にフロントガラス面にとられていた。

突然窓をコンコンと叩かれ、ビクッとしてしまう。

なんだよ……警備のおばちゃんかよ……

なんか注意や小言でもあるのかなぁ、そう思いパワーウィンドウのボタンを押した。

警備のおばちゃんは、あの～○○君？ですかぁ……

えっ( ; ゜Д゜)？

まさか( ; ゜Д゜)？

もしかして○○さん？

しましまのセーターがスイカを想像させるような……

どちらかと言えばエロい体とは聞いてはいたが……

確かに胸は大きい、ヒップも大きい、なぜか極端に顔だけ小さい……

未知なる生き物に出くわした気分になった。

僕の狩人としての戦闘意欲は急激に下降していった。

でも、タイプじゃないからごめんなさいは酷いと思い、食事に誘った。

助手席にどうぞと、乗り込む彼女。

確実に車体が左へと傾く。

僕はとても残念な気持ちにはなったが、○○君素敵と言ってくれたのでまんざらでもなく車を走らせた。

さあ何を食べようか？

本来なら君が食べたいとか、歯が浮くような台詞を吐くのだけれど。

その時は食事を済ませたら一目散に帰りたかった。

お店選びは彼女に任せ、よく動く口を時おり眺めながら相づちをし、イメージって恐いなぁ……と感慨に更けながら僕はハンドルを握っていた。

彼女の選んだお店は混んでいた。
別の店にする？と聞いてくる彼女に待とうと告げた。

一刻でも早く、１秒でも短く、そう念じながら待った。

とにかく周囲の目が気になっていた。

親子に見えないこともない……
カップルとか夫婦には思わないで欲しい……

ようやく席に通される。

フロアの中心にある大人数掛けの席だった。

さあ皆さん見てくださいと言わんばかりのシチュエーションに僕はうんざりする。

なんの罰ゲームなんだよ……

彼女はそうは感じてないようで、食事中の会話も弾んだ。

一方的な会話が弾んだ。

それからさっさと食事を済ませ、戻らないといけない時間だからと足早に彼女の車を停めた駐車場に向かった。

駐車場に着いたはいいが、なかなか車を降りようとはしない。

無理に引きずり出すのは紳士としては御法度なので、その会話にもう少しだけ付き合った。

それでもなかなか帰ろうとしないので、彼女のゴツい手を握りまた今度ねと伝えた。

希望を見出だしたのか、彼女は助手席を降りた。

車体は待ってましたと平行に戻る。

そして彼女は運転席側に何かを待つように佇んでいた。

それからこの日記の冒頭のような罰ゲームが執り行われた。

１日に２回の罰ゲームってなんなんだよ！

そう思いながら帰路についた。

その後、彼女からメールが届いた。

窓越しのキスなんて初めて♪

それだけで濡れちゃった、とスーパーのトイレからメールをしてきた。

もうビチョビチョで凄いことになってる、って連絡が入ってきた。

彼女の最初のおしとやかなイメージがガタガタと崩れていった……

それからというものの、彼女の何かがエスカレートしていくことになった。

答えは次の日記で書く。

かも……

出会い系での出会い

第１章

～完～

17/12/01 04:05 追記
彼女の趣味、いや性癖と言ってもいい

それは自撮りだった。

最初は上半身を……

さらには下半身を……

そんなオナニー動画を送りつけてくるようになった。

○○君と言いながら卑猥な音をさせるのが生々しかった……